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■夏の日の想い出・郷愁(16)

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12月1日(金)の午前1:51、あきら・小夜子の第四子が生まれた。今度も女の子で「えりか」と名付けられた。
 
ふたりの間の子供は、みなみ・ともか・ほたる・えりか、と4人連続女の子である。
 
クロスロードの仲間の多くが金曜日の内にお祝いに行ったようである。私たちは金曜日のお昼頃に行ってきたが、和実と淳、若葉と一緒になった。和実たちは希望美を連れてきており、若葉も冬葉(かずは)と若竹(なおたけ)を連れてきていた。私たちが来る少し前に千里と桃香が早月を連れてきていたらしい。
 
「きれいに入れ替わる形になったね」
と若葉は言っていた。
 
「女の子4人とか、お嫁さんに出すのに大変そう」
と和実が言う。
 
「別に性別の産み分けとかはしてないんでしょ?」
と若葉が確認する。
 
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「うん。自然に任せた。下の2人は人工授精だけど、採取した精液をそのまま投入したし」
と小夜子は言っている。
 
「これで4人だけど、まだ作るの?」
「とうとう、あきらが射精できなくなったのよ」
「あら」
「逝く感覚はあるらしいけど何も出てこない」
「なるほどー」
 
「だからこれ以上は作れないからここで打ち止め」
「冷凍精液とかは作ってなかったの?」
「うん。それも自然任せ」
「まあ4人も作ったらいいかもね」
 
「でもこれであきらの男性器は機能も無くなったし取っちゃっていいよと言っている」
などと小夜子は言う。
 
「用済みなのか・・・」
 
あきらはこの時席を外していた。
 
「付いてても意味無いし」
と小夜子は言うが
 
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「いや、意味無いことはないはず」
と淳が困ったような顔で言っていた。
 
「クロスロードの最初の集まりの時は、ちんちん取ってた人は冬ちゃんだけで、ちんちんは5本あったけど、あきらも取っちゃうと淳ちゃんの1本だけになっちゃうね」
などと小夜子は言っている。
 
「あれってやはり『本』(ほん)で数えるものなのか」
「本でなければ房(ふさ)かな」
「女の子のは1枚2枚?」
「うーん・・・どこを数えるか次第だ」
 
「それ本当にその時、5本あったのかは、かなり怪しい気がするんだけどね」
などと若葉は言っていた。
 
確かに千里とか和実はかなり怪しいよなと私も思った。
 

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12月3日(日)0:01、私たちの友人・博美が最初の赤ちゃんを産んだ。女の子で三紗(みさ)と名付けられた。
 
博美の夫は生まれたのがてっきり12月2日だと思い込んでいて、2日生れだから「二菜(にな)」というのを考えたらしい。ところが母子手帳に12月3日0:01と書き込まれていたので、
 
「え〜!?3日だったんですか!?」
 
と言って、慌てて三のつく名前を再度考えたということだった。
 
「最初『三夏』(みか)というのを考えたら『外の景色見てみて』と言われて季節が合わないことに気付いた」
 
などと博美の夫は言っていた。
 
北川二菜 5 3 2 11 総21◎朝日黎明 天8◎ 地13◎和合繁栄 人5○安定成長 外16◎仁心覆幸 
北川三紗 5 3 3 10 総21◎朝日黎明 天8◎ 地13◎和合繁栄 人6◎福禄強靱 外15○恭謙昇運 
 
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「私は秋生まれなのに冬子」
と私は言っておいた。
 
これは私は予定日が12月なので冬という文字の入る名前を考えていたので、少し早く飛び出してきたものの「本来は冬に生まれるはずだった」といって、そのまま付けられてしまったためである。
 

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12月4日(月)0:33。リダンダンシー・リダンジョッシー(リダン♂♀)のボーカル、鹿島信子(戸籍名・中村信子)が最初の子供を産んだ。予定日より5日早い出産だが、今夜は満月なのでそれに引かれて出てきたのかも知れない。満月や新月の日は出産が多いともよく言われる。生まれた子は女の子で「星月」と名付けられた。
 
「読めん」
とみんなから言われている。
 
「すみません。『あかり』と読みます」
と父親になった中村正隆が言うが
 
「頑張って読んでも『ほしみ』か『せづき』」
などとフェイが言っている。フェイの子供は歌那(かな)である。
 
「星水と書いて『ほしみ』というのも考えたんだけどね〜」
と産んだ信子本人は言っている。
 
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「ああ。その方がまだ読める」
「出生届出すまではまだ考え直せるぞ」
「うーん。。。」
 
「私も考え直せというのに1票」
と信子の妹の智花(ともか)まで言っている。
 

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「でも私、自分が母親になったというのが未だに信じられない」
と信子は言う。
 
「父親になりたかった?」
「なりたかった訳ではないなあ。自分が父親になるというのがあまり想像できなくて。小さい頃はむしろお嫁さんになれないかなあと思ったりはしてたけど」
「ああ、やはり女の子になりたかったのね」
「女の子もいいなあとは思ってたけど、本当に女の子になって子供も産むってのは想定外だった」
 
「まあ世の中、想定外のことは起きるもんだよ」
とヒロシは言っている。
 
「でもまさか子供を産めるとは思ってもいなかったフェイが赤ちゃん産んで、原理的に赤ちゃん産めるはずの無かった信子が産んで。次はヒロシが産む番だね」
と丸山アイが言うと
 
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「僕が赤ちゃん産むの〜〜!?」
とさすがにびっくりした様子のヒロシが言っていた。
 
ちなみにヒロシは女装している。どうも話を聞いていたらアイに唆されて女装で出てきたようだ。「嫁さんの男友だちが来てたら旦那の親族が仰天するよ」とか言われて女装にしたようである。
 
「ヒロシの場合は産む所が無い気がする」
と信子。
「僕も産む所は無かったけど産んだよ」
とフェイ。
 
「そうか。帝王切開という手はあるな」
 
「みんなでヒロシを妊娠させよう」
「ちょっと待ってぇ!」
 
政子は彼女たちのやりとりを興味津々な様子で見ていた。
 

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この日12月4日の夕方からは、これが放送としては最終回になるYS大賞の発表・授賞式が東京プリンスホテルで行われた。
 
今年の新人賞には、グループアイドルのカノープスと愛'sおよび演歌の端田風雲が選ばれた。話題賞にはこれまで《二人羽織》していたことを告白し、その懺悔ツアーを今年全国50都市で実施して回ったラララグーン、アニメの中に登場した中学生5人のユニット・アストラガラス(実際には声優さん5人で歌っている)が選ばれ、功労賞に長年演歌を歌ってきた橋本次郎さん、長年作曲家として活動してきている東堂千一夜先生が選ばれた。
 
東堂先生は
「俺はまだ現役だから、もう引退している馬佳祥か木ノ下大吉にやってくれと言ったが、ふたりとも、俺を差し置いて受賞できないというから、俺が今年は受けるけど、俺もあと少しで死ぬから、その次はあいつらにあげてくれ」
 
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などと言って笑い(?)を取っていた。
 
そして優秀賞には下記の11組が選ばれた。
 
青山広樹『大根の唄』
アクア『星の向こうに』
AYA『ゴールドラッシュ』
小野寺イルザ『ボード・クィーン』
ゴールデン・シックス『時には成功も必要さ』
品川ありさ『マイナス1%の望み』
スカイロード『Street Performance』
ステラジオ『男の子っていつも』
ハイライトセブンスターズ『プルンプルン・テック』
レインボウ・フルート・バンズ『虹色と地平の間』
ローズ+リリー『夜ノ始まり』
 
ローズ+リリーは先日のBH音楽賞では『雪虫』で受賞したのだが、こちらは『夜ノ始まり』での受賞になった。アクアも向こうでは『憧れのビキニ』であったが、こちらでは『星の向こうに』での受賞になった。マリが詩を書いて青葉が曲を付けた曲である。会場のテーブルには、アクア・和泉・青葉の3人が座っていた。
 
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一方品川ありさの席には、ありさ・川崎ゆりこ・千里の3人が座っていた。同じ事務所の歌手が2人ノミネートされているので、社長のコスモス自身はどちらの席にも座らなかったのかな、と私は思った。千里は昨年は小野寺イルザが大賞を受賞したにも関わらず、バスケの試合と日程が重なってしまったため出席できなかったが今年は平日なので出席できたようである。
 
その小野寺イルザの所には、事務所の社長とこの曲を主題歌とするドラマに主演した香日明日香が座っている。その明日香は本番前にAYAのゆみと笑顔で言葉を交わしていた。実は明日香はAYAの元メンバーである。デビュー直前に明日香ともうひとり葵という子が脱退したためAYAは一時はデビューできるか危ぶまれた。ゆみはふたりを恨んでいたと思うが、今のゆみとの様子を見ると和解したのだろう
 
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ゴールデンシックスは今日は花野子(KB)と梨乃(Gt)の他、長尾泰華(Vn), 長丸香奈絵(Dr)、美空(B)!が座っていた。美空も今年は私が多忙すぎてKARIONが稼働できていないため、ゴールデンシックスのツアーにも参加していた。しかし5人しか居ないなあと思っていたら、実際の演奏の時には千里が出ていってフルートを吹いていた。
 
でも・・・考えてみると受賞者の中に千里が関わっている歌手が多くないか!?
 
AYA・品川ありさが千里の曲で受賞している。今回はどちらも臨時提供ではあるが。しかしAYAは自身初のミリオン・ディスク、品川ありさも自身初のダブルプラチナ・ディスクとなった。
 
今年はYS大賞にノミネートされていないものの、千里が書いて山森水絵が歌った『リオの想い出』はけっこう巷で流れていたしBH音楽賞を受賞している。むろん自身がリオ五輪に行ってきた体験から書いた曲だろう。
 
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千里はゴールデンシックスのコア・メンバーで、ゴールデンシックスの曲は半数を千里が書いている。ただし今回は花野子の曲で受賞している。アクアにも関わっているが受賞曲はマリと青葉の曲だ。また現在は楽曲提供から外れている。小野寺イルザは昨年は千里の曲で大賞を取ったのだが、今年ノミネートされた曲は上野美由貴(=秋風メロディ)の作品である。
 
私は腕を組んで考え込んでしまった。
 
私が考えていたら、横にいた七星さんが言った。
 
「今年は蔵田グループの松原珠妃さんも、上島グループの吉竹零奈や南藤由梨奈とかも入ってないから、蔵田先生も上島先生も欠席ですね」
 
まさか・・・とうとう私たちより上が居なくなった!?そして蔵田−上島の戦いから、私や千里、ステラジオやラビット4の競争の時代になった!??
 
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とも思ったのだが、私はすぐに安心した。そして言った。
 
「でもそういう中で、青山広樹に曲を提供した立川示堂先生は凄いね」
 
「立川先生はあまり多くの歌手には楽曲を提供しませんから。細く長くですね。でも木ノ下大吉先生と競り合っていた頃からですから、この世界に長いですね」
と七星さんも言っていた。
 

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歌唱賞の歌った順序は
 
アクア→品川ありさ→ハイライトセブンスターズ→レインボウ・フルート・バンズ→ゴールデンシックス→ステラジオ→小野寺イルザ→スカイロード→ローズ+リリー→AYA→青山広樹
 
であった。“概ね”デビュー順であるが年齢を考慮して少し動かしてある。ゴールデンシックスは純粋デビュー順なら品川ありさの次だし、青山さんは本来はスカイロードとローズ+リリーの間である。この中で最もデビューが早いのはAYAの2008年4月である。
 
■受賞者の生年度(グループの場合リーダーの)とデビュー年月
 
AYA(1991) 2008.4
ローズ+リリー(1991)2008.9
青山広樹(1981) 2009.3
スカイロード(1986) 2010.3
小野寺イルザ(1993) 2010.11
ステラジオ(1990) 2011.6
レインボウ・フルート・バンズ(1994) 2013.1
ハイライトセブンスターズ(1995) 2013.12
ゴールデン・シックス(1990) 2014.8
品川ありさ(1999) 2014.11
アクア(2001) 2015.3
 
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そして今年のYS大賞は青山広樹さんが取った。
 
元々YS大賞は演歌系が強いのに、今年はノミネートされた演歌歌手が青山さんのみだったので、大方の人が青山さんでこの番組の有終の美を飾るんだろうなと思っていたようである。
 
しかし青山さんは10年間歌手をやってきて、こんなに大きな賞をもらったのは初めてで、泣きながら歌っていた。
 
青山さんが歌い終わり、カメラに向かって大きく頭を下げた所で番組は終了となった。
 
ノミネートされた歌手がみんな青山さんの所に行き
「おめでとうございます」
と声を掛けていた。
 
 
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■夏の日の想い出・郷愁(16)

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