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■女子中学生・十三から娘(17)

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(C) Eriko Kawaguchi 2022-07-15
 
5月3日、セナの一家は旭川のポスフールで水着を買った後、早めにお昼を食べ、おやつも買ってから、1時頃に出発した。連休なので道はやや混んでいたが、2時すぎには中富良野町に到着。まずは有名なファーム富田に寄った。
 
まだ雪が消えて(消して?)間もないので畑はまだまだである。それでも温室の花を結構楽しむことができた。畑で様々な花が楽しめるようになるのは5月下旬からである。
 
ここのレストランでおやつを食べて休憩する。
 
連休なので道もだが、ファームも人が多かった。
 
セナはそういえば去年の校外学習の時にここで学生服からセーラー服に強制お着替えさせられちゃったなあと思い出していた。
 
(セナは記憶が混乱している。セナがセーラー服を着せられたのはここに来る途中、道の駅・あさひかわ)
 
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ファーム富田で1時間ほど休んでから出発し、5分で今日宿泊する“ふらのラテール”(Furano La Terre)に到着した。“万華(ばんか)の湯”は、ここの付帯施設である(宿泊せずに日帰りの利用も可能)。
 
チェックインし、部屋に案内される。ベッド2個と6畳の和室があるスイートルームである。
 
「これどう寝るの?」
と慧瑠(さとる)が訊く。
「父ちゃんと慧瑠がベッドに寝て、女3人で畳の間に寝ればいいと思う」
と母。
「まあそれ以外の寝方は存在しないよね」
と亜蘭は言った。
 

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「お風呂行こう、お風呂行こう」
と姉は楽しそうである。
 
それでタオルとシャンプーセットを持ち、お風呂に行く。
 
エレベータを降りると、手前が男湯、向こう側は女湯になっているようである。
 
「じゃね」
と言って母と姉が向こうに行く。セナは一瞬立ち止まってしまったが
 
「セナ、あんたまさか男湯に入るつもりじゃないよね?」
と姉に言われ、セナは慌てて、姉たちの方に行った。
 
むろん父と弟は男湯の方に入った。
 
「ああ、ここは日替わりで男湯と女湯が入れ替わるんだ?」
「だったら朝になってから、また来ると反対側に入れるのね」
「性転換しなくても両方に入れるというのは便利ね」
「0時に中に入ってたらどうなるんだろう?」
「その時は強制性転換で」
 
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実際には、夜は23:30で終了、朝は5:00からのようである。
 

まだ時間が早いこともあり、脱衣場には誰も居なかった(セナが“万一”女湯になじまない状態だった時のためにあまり人が居ない内に来ることを母と姉は前もって話し合っていた)。
 
母と姉はさっさと服を脱いで裸になる。セナも開き直って服を脱いで裸になった。姉は一度セナの裸を見ているが、母もセナの裸を見て頷いていた。
 
それで浴室に移動する。
 
セナは髪を洗い、顔を洗って、ついでに首や胸も洗う。胸を洗う時に、まるで自分の肌を洗っているかのような感覚になる。元々このブレストフォームは、表面を押したりした感覚が内側の肌と接触する所まで伝わるようになっている。沙苗ちゃんの貼り付け方だとその伝わり方がソフトなのだが、千里ちゃんの貼り付け方は、もっとタイトに貼り付けられているようだ。触った感触がまるでブレストフォーム表面に感覚があるみたいにダイレクトに伝わるなと思った。
 
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お股を洗うが、いつもは“疑似割れ目ちゃん”の所を接着が弛まないようにそっと洗うのだが、この日は割れ目ちゃんを開くことができたので、開いて中まで優しく指で洗った。ちゃんと開けるように偽装するって凄いなあとセナは思う。割れ目の中を洗っていたら、1ヶ所触ると凄く感じる場所があったので、ここにちんちんの先が来てるのかと思う。でもその場所がかなり前の方のような気がして不思議に思った。おしっこはかなり後ろの方から出てる気がするのに。
 
その後、足や足の指も洗い、最後に身体全体にシャワーを掛けてから浴槽に行く。
 
母と姉がミルキーバスに入っていたので、セナもそこに入った。
 
「でもすっかり女の子になったね」
と言って母が身体に触る。
「あまり触らないで〜。偽装がバレる」
 
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「でも偽装に見えないよね」
「ほんとほんと。完全に性転換したみたいに見える」
と言って、姉はいきなりセナのおっぱいをくすぐった。
 
「きゃっ」
と言って姉から離れる。
 
「くすぐったいということはやはり本物のおっぱいだ」
「このブレストフォームは、表面の感覚が内側に伝わるんだよぉ」
「凄いハイテクじゃん」
「高そう」
 
「やはり高いのかな」
「数十万円するよね」
「ひぇー」
 
「そんな高いのもらってよかったのかな」
「沙苗ちゃんが12月まで使っていたものなんだよ。彼女はもう自前のバストが成長してきたから要らなくなったらしいんだよ」
「なるほどねー」
 
「おっぱいが成長したって、女性ホルモン飲んでるの?」
「飲んでるみたーい」
「あんたも飲まなくていいの?」
「飲み始めたらずっと飲み続けなきゃいけないって言われた」
 
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「睾丸取ったのなら、むしろ飲まなくてはいけない」
「そういうもん?」
「当然。ホルモンニュートラルはよくない。中性の状態は身体によくないから、男か女にならないといけない。あんたは男を辞めたんだんだから、ちゃんとした女になるしかない。おっばいも大きくして身体に丸みが出るようにして、女の子らしい仕草も身につけて」
 
「じゃ、ちょっとホルモンの入手方法、沙苗ちゃんに訊いてみようかな」
「それがいいよ。ホルモン剤の購入代金は出してあげるから」
「うん」
 
そしたら、ぼくのおっぱいも沙苗ちゃんみたいに本当に大きくなるのかなあと思うとセナはドキドキした。ぼく、どんどん本当の女の子に近づいて行ってるのかも。あ、また「ぼく」と言っちゃった。
 
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その後は、ごく普通の“女の子の会話”をしたが、これはいつも学校で友だちとガールズトークしているので全く問題無い。
 
「あんた普通に女の子の話題に付いてくるね」
「むしろ私、男の子の会話が苦手だった」
「やはりあんた、元々心は女の子だったのね」
「そうかもしれないと最近強く思うようになった」
 
「そのあたりをきちんと自分で認識しないうちに性転換しちゃうというのはあんたも大胆な」
「あはは」
 
しかしこの日のお風呂で、母と姉はセナが“女の子としてやっていける”ことを確信したようであった。
 
そういう訳で、セナは女湯デビューを無難に果たしたのであった。
 

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母・姉・セナがお風呂から戻ると、父と慧瑠はもう既に戻っていた。父はビール、慧瑠はコーラを飲んでいる。父はビールが2缶目のようだ。
 
「女は風呂が長い」
などと慧瑠は言っている。
 
「男が早すぎるだけだと思う」
と姉は言っていた。
 
夜は特にすることが無いので、女3人は「疲れたね」などと言って20時には寝てしまった。父は22時近くまでビールを飲みながら、テレビを見ていたようである。慧瑠は遅くまでゲームボーイをしていたようである。
 
セナは“女性と同室で寝る”のは(小さい頃を除いて)初めてであったが、ほんとに今日は疲れていたこともあり、特に何も考えずにすぐ眠ってしまった。
 

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翌朝は6時頃、母と姉に誘われて、お風呂に行き、昨日は男湯に設定されていた、もうひとつの風呂のほうに入った。そんなに汗は掻いてないので身体は軽く洗い、桧風呂に入っておしゃべりした。朝は結構入りに来ている人が居て入浴客の女性は15-16人いたが、セナは他の女性がいることには今更緊張したりはしなかった。
 
朝御飯を食べてから10時頃出発し、1時間ほど走ってトマムに到着。入場した。チェックイン時刻は15:00なので、フロントでチケット見せてプールの入場券を発行してもらう。それで屋内プール“ミナミナビーチ”に行った。
 
セナは正直、まだたくさん雪が残っているこの時期にプールなんて寒くないのか?と思ったのだが、プール内は室温30度ということで、暑いくらいだった。
 
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(北海道では6月に吹雪が起きたりする)
 
女子水着デビューとなったが、富良野では女湯デビューしているので、今更水着くらいは全く平気である。ただ、女湯は(当然)女性ばかりだったが、プールには男性もいるので、その違いくらいである。
 
セナの水着姿を見て、慧瑠が
「セナ姉ちゃん、胸でけー」
などと言うので、セナは微笑んだ。
 
ここは“ビーチ”の名前が付く通り、プールよりもビーチの感覚に近かった。わざわざ波まで発生させている。
 
姉も慧瑠も「スライダーは無いの〜?」などと言っていたが、セナはあれが苦手(実は恐い)ので、無くて良かったと思った。あればこちらの希望は無視して強制的に何度も滑らされそうである。
 
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慧瑠は鮫の形のボート?を借りてもらって、漕いで遊んでいた。姉はかなり泳いでいた。セナは泳ぎはあまり得意ではないのだが、姉から
「競争しようよ」
と言われて、結構泳いだ。父は慧瑠に誘われて一緒にボートに乗っていたが、童心に返ったように楽しんでいたようである。
 
母は「私は休んでるー」と言って、水浴び程度しただけで、ほとんど座っていた。
 

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ここでお昼も食べて4時くらいまで遊んでいた。そのあとプールを出て普通の服を着、ホテルの部屋に入った。
 
家族用の5人部屋でベッドが4つ並んでいるほか、ロフトにベッドがひとつある。「僕がそこに寝たい」と慧瑠が言うので、慧瑠がロフトベッドに寝て、父と女3人が下のベッドに寝ることにした。男の子は高い所が好きだよね、などと母・姉と話していた。
 
部屋で少し休んでから、トマム内を散策する。評判の“水の教会”も見てみたが
「分からん!」
と父は言っていた。
 
「亜蘭、あんたこういう所で結婚式挙げる?」
などと母は姉に訊いたが
「私は無宗教がいい」
と姉は答えていた。
 
スカイウォーク(ガラス張りの外が見える通路)を歩いてレストラン街に行く。ここでイタリアンを食べたのだが・・・・
 
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セナは結構満腹したものの、父は「腹減った」と言って、亜蘭・慧瑠と3人で、おそば屋さんに入っていた! 母とセナは、おやつを買って先に部屋に戻った。そして先に部屋に付いているバスで汗を流した。
 

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翌日は11時にチェックアウトし、父が疲れているようだったので、この日はほとんど母が運転して、留萌に帰還した。途中の道の駅で休憩して(5/5)15時頃に留萌に戻った。
 
「今日は何も作りたくないね」
などと言って、留萌市内でケンタッキーを買って帰り、それを晩御飯とした。
 
この日はみんな20時頃には寝てしまった。
 
セナも疲れていたので「おっぱいとタックを外してもらうの月曜にしておいて良かった」と思った。とてもP神社まで出掛けて行く気力は無かった。
 

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5月6-7日(木金)は、平日なので学校があるが、疲れたような顔をしている子が多かった。先生たちも疲れている気がした!
 
「いっそ毎年4月28日から5月10日くらいまで全て休みということにすればいいのに」
「社会機能が麻痺する気がする」
「郵便物が大量に滞留して連休明けに恐ろしいことになる」
「パートで働いている人はとっても辛い」
 
「どっちみち、お店とか遊園地とかに勤めている人は休めない」
「そういうお仕事も大変だよねー」
 
この2日間、女子剣道部も女子バスケット部も練習は休みにしていた。男子剣道部は練習をしていたが
「今日は女子になりたい」
と言っていた子が数人いた。
 
「性転換したい人は性別変更届け出してね」
「そんなのあるんだっけ?」
「女になれば、女子トイレに入れるし、女子更衣室に入れるし、女湯にも入れる」
「うーん。不純な動機で少し興味ある」
 
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「だけど女になれる奴と女になるのは無理な奴といるよなあ」
などと3年の境戸さんが言ってる。
 
「ああ、それはある」
と古河さんも同意する。
 
「“きみよちゃん”はそのままセーラー服着せたら女子中学生で通るけど、佐藤とかはたとえ性転換手術受けても女湯で悲鳴をあげられる」
 
「ぼく女装する趣味はありません」
「なんで俺が引き合いに出されるんですか」
と当人たち。
 
「でも“きみよ”ちゃんは男にしてしまうのがもったいない気がするよなあ」
「女の子になるつもりない?女の子になったら俺の嫁さんにしたい」
「遠慮します」
 
「でも工藤君もだけど、男にしちゃうのがもったいないような男の子っているよね〜」
「けっこういる」
「そういう子がやがて18-19歳で女に目覚めて女になりたいと思っても、その年齢ではもう男の身体がほぼできあがってしまっている」
「骨格とか声とか、どうにもならない部分ってありますよね」
「俺、思うんだけど、そういう子は12-13歳で取り敢えず去勢しとけばいいんじゃないかなあ」
などと境戸さんは過激なことを言う。
 
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「取り敢えず去勢しちゃうんですか?」
「そしたら女になりたいと思ったら、女性ホルモンの摂取で凄く女らしい身体になることができる」
 
工藤君はドキドキした顔をしている!?
 
「後で男になりたいと思ったらどうするんですか?」
と佐藤君が訊く。
 
「男性ホルモンを摂取すれば男らしい身体に変化するよ」
「子供作れない気がする」
「精子を冷凍保存とかしとけばいいんじゃない?」
「セックスできないですよー」
と工藤君がドキドキした顔で言っている。
「レスビアンのテクを覚えるとよいかも」
 
1年生の部員には“レスビアン”どころか“セックス”の意味も分からない風の子もいたが、潮尾君などは工藤君同様にドキドキした顔をしていた。
 
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