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■女子中学生・十三から娘(15)

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雅海はその日、高速バスに乗って、札幌に出た。
 
留萌6:30-9:28札幌駅前BT
 
バスが留萌駅前を出てすぐ、雅海はトイレの中で、普通のトレーナーとジーンズという格好から、セーラー服上下に着替えてしまった。結構ドキドキしながら席に戻るが、隣は空席だし、通路をはさんで向こう側に座っていた40代の男性は一瞬あれ?という顔をしただけで、特に何も言わなかった。
 
札幌駅前のバスターミナルでバスを降りると、まずは昨年(2003年3月6日)できたばかりのJRタワーに行く。このタワーができるまでは大通公園のさっぽろテレビ塔(147.2m)が北海道で最も高い建築物だったのだが、このタワー(173m)の完成で、ここが最も高い建築物になった。
 
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(JR北海道は実は、札幌駅新幹線ホーム建設のために確保していた土地に、このタワーを建ててしまったので、JR北海道は新幹線を札幌まで引く気がないのか?と批判され、物凄い議論を巻き起こした)
 
雅海は展望台から町の景色を眺めながら、2年前、小学6年の修学旅行で、さっぽろテレビ塔に登った時のことを回想していた。そのさっぽろテレビ塔も少し向こうに見えている。
 
雨がちらついているようなので、地下鉄で移動しようかとも思ったのだが、お店を見ていたら、可愛い傘が売ってあったので、思わずその傘(1890円)を買ってしまった。
 
ちょっと高かったかなと思いながらも、それを差して小降りの雨の道を歩いて大通公園の方へ向かった。
 
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(札幌駅から大通・すすきのまでつながる地下街ができたのは。2011.3.12で、この時点ではまだ存在しない)
 
雅海がわざわざお金を掛けて札幌まで出て来たのは、旭川あたりだと知り合いに遭遇しそうな気がしたからである。
 

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しかし小雨降る中、セーラー服を着て、可愛い傘を差して歩いていると、なんかとても昂揚した気分になる。街のビルのガラス窓に映る自分の姿を見ると、胸がキュンッとするくらいである。
 
女の子の格好をしたら、こんなに可愛くなるって、道を誤ってしまいそう、などと思ったりする(←多分既に道を誤っている)。
 
東急を横目に見て、札幌時計台では携帯で写真を撮る。
 
でも雅海が携帯で時計台の写真を撮っていたら、25-26歳くらいの女性が
「君、記念写真撮ってあげるよ」
と言ってきた。
 
「わあ、ありがとうございます」
 
と言って携帯を渡す。
 
それで雅海は時計台をバックにセーラー服姿で笑顔で映った写真をゲットしたのであった。
 
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写真を撮ってくれた女性にお礼を言って、大通公園まで行き、2年前にも訪れたテレビ塔に入った。
 
グッズショップなど見ている内にトイレに行きたくなる。
 
雅海は何も考えずに、いつものの習慣で男子トイレに入ろうとした。
 
ところが中から出て来た50歳くらいの男性が驚いたような顔をして
「君、こっち違う!女子トイレは向こう!」
と言った。
 
「済みません!」
と言って飛び出して、ほとんど勢いで女子トイレに入ってしまった。
 

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きゃー、ぼく女子トイレに入っちゃった!
 
実は女子トイレ初体験である。
 
小便器が無く、個室のドアだけが並んでいるその風景に、雅海はまるで異世界にでも迷いこんだかのような錯覚を覚えた。
 
女子トイレにはいつも列ができているというのは知識として知っていたので、その列の最後尾に並ぶ。
 
ぼく女の子じゃないってバレたりしないかなあ。痴漢と間違えられて捕まったらどうしよう?お母ちゃんに連絡して引き取りに来てもらって、メチャクチャ叱られて『痴漢なんてする悪い子はちんちん切っちゃいます』とか言われたり・・・・
 
ん!?
 
ちんちん切られたら、それでもいい気がした。
 
堂々と女の子になれるもんね!
 
ちんちんって気持ちいいから、つい遊んでしまうけど、その一方で自分が女の子だったらよかったのに、という気持ちもずっと持っていた。だから、ちんちんが無くなって、女の子になっちゃう夢とか何度も見たことある。
 
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そして、小さい頃よく、叱られて「そんな悪い子はちんちん切っちゃいます」と言われてたことを思い出す。ひょっとしたら、自分の心の中にある。女の子になってもいいよなあという気持ちって、元をただすと、お母ちゃんからさんざん「ちんちん切る」と言われてたことなのかもしれない気もした。
 
ただ雅海の気持ちとしては「女の子になってもいい」程度であり、積極的に「女の子になりたい」訳ではない・・・つもり!
 

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でも雅海を見て変な顔をする女性もなく、列は少しずつ進んでいく。そしてとうとう列の先頭になり、個室が空いたのでそこに入ってロックする。
 
スカートをめくり、パンティを下げて、便座に座り、普通におしっこをする。雅海は自宅では必ず座ってしているので、便器に腰掛けて小だけをするのにはもう慣れっこである。し終わったらトイレットペーパーを少し切って、出た所を拭き、パンティをだいたいあげて、玉を体内に押し込み、ちんちんは後ろ向きに収納する。これでパンティをしっかりあげれば、玉も落ちてくることはない。
 
小学3-4年生の頃は、女の子パンティ穿いただけでちんちんが大きくなってしまい手を焼いていたのだが、たくさん女の子パンティ穿いている内に、これが普通の下着という感覚になり、パンティやスカート穿いただけでちんちんが大きくなることはなくなった(既に“ボーダーライン”を越えてしまったことに雅海は気がついていない)。なお雅海が女の子下着をつけていることを母や姉たちは黙認してくれているようだ。
 
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母と姉3人がいて女が多いので、家の中には女の下着が多数干されている。だから雅海が使用している女の子パンティは全く目立たない。できるだけ自分が洗濯物を取り入れるようにしている(弟は女物の服には触れたがらない。自分のだけ取る。父は洗濯物を取り入れたりしない)ので、その時、自分の部屋に引き取っておくが、母や姉の誰かが取り入れてくれた場合も、雅海の分は雅海の部屋に置いてくれている。
 

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スカートの乱れを直し、水を流して外に出た。そして手を洗い、女子トイレを出る。
 
これが雅海にとって初めての女子トイレ使用だったが、
 
「別に普通じゃん!」
 
と思った。それでこれ以降、雅海は女子トイレには“ごく小さな勇気”があれば緊張せずに入れるようになる。
 

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さっぽろテレビ塔でも展望台に上がって景色を楽しみ、その後、大通公園を歩く。フランクフルト屋さんが出ていたので、
「1本下さい」
と“女の子の声”で言って買う。
 
雅海が女の子の声を出せるのはクラスメイトなどには秘密である(と本人は思っているが、実はほぼ全員に知られている!)。
 
フランクフルトを食べながら散策する。やがて食べ終わったので、残った棒は持参しているゴミ袋用のレジ袋に入れてリュックの中に入れる。ゴミは持ち帰りましょう!である。
 
更に歩いていたら、25-26歳の女性が女子中高生に次々と声を掛けて集めているようである。何だろう?と思ったら、雅海も声を掛けられた。
 
「君、女子中生?」
「はい。中学生ですが」
と女声で答える。実はまだ“女子中学生”を名乗る勇気が無いので、単に“中学生”と答えた。でもセーラー服を着ていたら、普通に女子中学生に見える。
 
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「地元の子?」
「留萌ですが」
「ああ、わりと近くだっけ?」
「バスで1時間くらいかな」
「修学旅行とかじゃないよね?」
「違います。個人的に遊びに出てきただけです」
 
「助かった。良かったら、ちょっとバックダンサーやってくんない?」
「バックダンサー!?」
「13時から、Parking Serviceのライブがあるんだけど、バックで踊るPatrol Girlsが2人しか来てなくてさ。足りないから地元の女子中高生に手伝ってほしいのよ」
「パーキング・サービスですか!大好きですけど、私、ダンスまで覚えてません」
「いつも踊ってるメンバーを左右両端に立たせるから、横の人の真似して踊ればいいよ」
「だったら何とかなるかな」
 
それで雅海はアイドルグループのバックダンサーに徴用されてしまったのである。
 
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大通公園で女子中高生をスカウトしていた女性は、白浜藍子さんと名乗った(名刺をもらった)。電話番号教えてと言われたが、性格の良さそうな女性だし、まあいいだろうと思い、赤外線通信で番号とメールアドレスを渡した。
 
「ありがとう。まさみちゃんね」
「はい」
 
集められたのは8人の女子中高生だった。その場でチェキ(*11)で写真を撮られ、それを貼り付けたバックステージパスを渡されて首から掛けるように言われた。またバストサイズとウェストサイズを計られ「君は上下ともMでいいね」と言われた。普段 W66cm のスカートを穿いてるから、Mでいいだろうなと思う。でもブラジャーの中にパッド入れといて良かった!バストにメジャー当てられた時はギクッとした。
 
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バックステージパスに赤いタグを貼られた。どうも色タグで個人を識別するようだ。他の子は青とか緑とかのタグを貼られていた。
 
2台のワゴン車に分乗して会場の札幌きららホールに向かう。同乗した3人は全員中学生で、ひとりが千歳市、ひとりが小樽市、ひとりが夕張市だった。札幌の子がひとりも居ない!
 
会場の前には入場を待つ観客(ほとんどが男の子)がたくさん来ている。雅海たちは会場の裏口に車を付けてそこから中に入る。警備員さんがひとりひとり、バックステージパスの写真と見比べて通していた。
 
(*11) チェキは1998年12月に富士フイルムが発売したインスタント・カメラ、つまり撮影したその場で、写真がプリントされるカメラである。この市場は以前はポラロイドが独占していたが、ポラロイドはデジカメとの競争に敗れ2001年10月に経営破綻した。富士フイルムは中高生にターゲットを絞った営業で逆にこの時期から大いにチェキは売れ、デジカメ時代でも売れ続けた「写ルンです」とともに、一時期は富士フイルムの売上の大きな柱のひとつとなっていた。シリーズは2022年現在でもまだ販売されている。
 
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なお、しばしば誤解されるが、集団アイドルの“チェキッ娘”(1998.10-1999.11)とは偶然名前が似ただけであり、無関係である。
 

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楽屋のような所に入る。
 
各々のバックステージパスに貼られたタグを見ながらユニフォームを渡される。雅海に渡されたユニフォームにも赤いタグが縫い付けてある。
 
「これに着替えてね」
「はーい」
 
うっ・・・・・
 
つまり自分は、他の女子と一緒に着替える必要がある!
 
でもここで雅海は開き直った。
 
単に服を交換するだけなんだから変なことを考える必要はない。ここで後ろ向いて着替えたりしたら不自然だ。
 
それで雅海は堂々とセーラー服上下を脱ぎ、女性警察官風のユニフォーム、青いブラウス(肩章付)とネクタイにミニスカを身につけた。
 
ミニスカなんて穿くの初めて!
 
すっごい頼りないけど、開放感がハンパ無い!これ絶対ヤミツキになりそう!!
 
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でもミニスカの女性警察官はさすがに存在しないだろうなあ。
 
(雅海はミニスカポリスを知らない:深夜番組なので、見せてもらえない。また初期の本当にポリスしていた時代と違い、この時期は単なるお色気路線に走っていて中学生に見せられる番組ではなくなっていた)
 
オーバーニーのハイソックスを履き、ずれ落ちないように、1人1本ずつ渡されたソックタッチを塗っておく。ミニスカの裾と、ハイソックスの上端の間に隙間が発生する。自分が身長あるせいかな?と思ったが(雅海は身長164cm)、他の子もだいたいそういう隙間が大なり小なり発生しているようである。これいいのかなあと雅海は思ったが、雅海は「絶対領域」という言葉を知らない。
 
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警察官っぽい帽子をかぶればできあがりである。
 

数名の女性が入ってきて
「ステージ用のメイクをします」
と言われた。
 
お化粧なんてするのは初めて(ひとりで留守番している時に母の口紅をこっそり塗ってみたことがある程度)なので、嬉しくなったが、鏡に映してみると、すっごい派手なメイクで「きゃー」と思った。
 
「じゃ本番行きます」
と言われる。
 
嘘!?もうなの?練習とか無いの?まさかぶっつけ本番!??
 
実はリハーサルの時にパトロールガールズが2人しか居ないと発覚して(*12)斉藤社長の決断で、リハの間に白浜が大通公園で女子中高生をスカウトしていたのである。
 
これが実は、パトロールガールズをライブの現地で調達するというのの始まりで(次の公演地からは前日に集めるようになる:リハーサルにも出す)、“地方ガールズ”というシステムが確立していくきっかけとなったのである。雅海は実はその記念すべき、第1号地方ガールズである!
 
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(私設のファンサイトに写真が載ってしまう!が“雅海は”気付かなかった)
 
(*12) 欠席の連絡を受けた新人の事務員がちゃんと斉藤社長なり白浜に伝えていなかった。休んだ6人は、2日前にメンバーのひとりの誕生日パーティーで一緒に飲食していて仲良く全員季節外れのインフルエンザでダウンした。これ以降&&エージェンシーでは、パーキング・サービス及びパトロール・ガールズのメンバーに4人以上での飲食を禁止した。
 

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