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■春花(14)

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9月29日(日).
 
千里1はこの日、足摺岬近くの金剛福寺にお参りしてから、次の札所・宿毛市(すくもし)の延光寺方面(正確にはその途中の月山方面)に向かう予定だった。しかし紗希さんが
 
「金剛福寺まで付き合っていい?」
というので、一緒に出ることにした。
 
朝6時出発である。紗希は運動能力が高いようで、千里が彼女の様子を伺いながらピッチを上げていくと、このお遍路で普通に歩いているペースまで上げても付いてきた。それで金剛福寺までの13.4kmの行程を2時間で歩ききり、8時頃到着した。金剛福寺には、満代(満彦)が車で来て、待機していた。
 
紗希は歩いている間トイレを我慢してたなどと言って、トイレに行ったのでそれを待つ。千里は歩いている内に汗で出てしまったので、今は大丈夫である。お参りしてからトイレには行くつもりである。
 
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紗希がスッキリした表情でトイレから出てきたので、満代まで入れて3人でお参りし、納経軸に墨書と御朱印を頂く。紗希も持参の御朱印帳にもらっていた。
 
「へー。京都の東寺で頂いた御朱印帳ですか」
「うん。神社の御朱印集めもしてるけど、お寺のはこの御朱印帳に頂いている。西大寺のももらったよ」
と言って見せてくれた。西大寺は奈良のでは無く、裸祭で有名な岡山の方の西大寺である。
 
満代が朝御飯を持ってきてくれていたので、車の中で一緒に朝御飯を食べた。
 
「何ならこのまま次の札所まで車で送って行こうか?」
「いや、今回は歩いて回ることにしているから」
「うん。じゃ頑張ってね。握手」
と紗希が言うので、笑顔で握手した。紗希のついでに満彦とも握手した。
 
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満代と紗希が車で帰っていったのを見送り、千里はトイレに行って屈伸運動をしてから出発する。
 
足摺岬から足摺半島西岸を北上し、国道321号に沿って歩き、足摺岬と並んで南側に突き出している叶崎の近くを経由するルートで大月町方面へ行く。そして大月町に入ってすぐの所にある休憩所を目印に国道321号と別れて、湾沿いの道に進む。大浦集落から山越えの道を歩き、月山神社に至る。このルートは実は空海さんでさえ見られなかったというので「見残し」というらしい。
 
この月山神社は明治の神仏分離で神社になってしまったものの、重要な番外札所である。金剛福寺を打ったお遍路は、次はこの月山を経由して次の延光寺に行くか、あるいは観自在寺を打った後、少し打ち戻って篠山(標高1065m 現在は廃寺)を越えて次の龍光寺に向かうかのどちらかをするのが、不文律とされていた。
 
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愛媛県愛南町一本松に札掛という所があるが、これは篠山に行けなかったお遍路が、ここに札を掛けて篠山を遙拝し去った名残らしい。篠山に置かれていた仏像は現在篠山中腹の歓喜光寺に移されており、明治期までは観自在寺を打った人がこの歓喜光寺を打ち戻るのが一般的だったらしい。なお観自在寺には篠山の遙拝所がある。
 
現在、足摺岬の金剛福寺から宿毛市の延光寺へは、多くのお遍路が最短ルートである市野瀬・三原経由の山越えの遍路道を行くのだが(市野瀬まで打ち戻ることになる)、千里がわざわざ遠回りして海岸沿いのルートを選択したのは、この古式の流儀に従うためである。
 

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さて、金剛福寺から既に40km歩いて来ているのだが、この付近には泊まれるようなところが無いので、10kmほど遍路道を歩いた所のホテルまで行った。月山にお参りしたのが15時頃で、ホテルに到着したのは17時半である。さすがに今日は疲れて最後の方はペースが落ちた。
 
この日のルート。高園家を出発してから
 
13.4km(2時間)歩いて38金剛福寺(08:00)
40.0km(5時間45分)歩いて月山神社(15:00)
10.0km(2時間)歩いてホテル(17:30)
 
9月29日の行程63.4km
 
このルートは足摺岬の近くに泊まれば50kmくらいで済むが、それでもかなりの健脚でないと辛い。千里は1日で歩いてしまっているが、実際には竜串海岸で1泊するのが良いようである。もっとも、現在、月山に寄るお遍路の多くは車の利用である。
 
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9月30日(月).
 
延光寺へ向かうのだが、昨夜泊まったホテルから更に22kmほどある。つまり金剛福寺から月山ルートで延光寺へ行くと、72kmほどあることになる。これに対して多くの歩き遍路が通る市野瀬・三原ルートは50kmくらいである。普通の人の足では2日掛かるか3日掛かるかという問題になる。
 
この日千里は延光寺まで行った後、とうとう県境を越えて愛媛(伊予)路へと入り、その最初の札所である観自在寺へと進んだ。ここで延光寺から宿毛の市街地へは18kmほど西へ進むことになる。
 
(昔の篠山越えをしていた人たちは延光寺から西方の観自在寺にお参りした後、千里の今回のルートとは逆に東へ12kmほど打ち戻ってから、1065mの篠山越えの道を歩いたことになる。どう考えてもこのルートは月山に寄るルートより厳しい。多分多数の行き倒れがあったであろう)
 
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この日は観自在寺でお参りし篠山を遙拝した後、観自在寺の宿坊に泊まった。
 
この日のルート
22.0km(3時間15分)歩いて39延光寺(9:15)
25.8km(4時間)歩いて40観自在寺(14:00)
 
9月30日の行程47.8km
 
増税前最後の夜は過ぎていった!
 

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ところで昨日、金剛福寺まで千里と一緒に歩いた紗希は、千里と別れて満代が運転する車で少し道を戻ったのだが、10分くらい行った所で脇道に車を入れて駐めてもらった。
 
「さっちゃん、大丈夫?」
と満代が心配そうに言う。
 
「うん。大丈夫だけど30分くらい待って」
「うん」
 
実際には紗希は5分くらい苦しそうにしていたが、やがて穏やかな表情になる。そして更に5分くらいしてから、そっと手をお股の所に当てた。
 
「やった!女の子に戻ったよ」
「おめでとう」
 
「私、やはり男として生きるのは無理だとこの一晩で分かったよ」
「ボクの方は取り敢えずこのまま女でもいいかなあと思っている」
「それでいいと思うよ。法的な性別も変更する?」
「さっちゃんと離婚したくないから、それは直さなくていい」
「同性婚ができないって不便だよね」
 
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「まあボクはさっちゃんが男でも愛していける自信あるけどね。でもさっちゃん、男の身体でも女子トイレ使ってたね」
「ごめーん。長年の習慣で」
 
「立ってした?」
「それはしてみた。気持ち良かった」
「ボクはもうできないなあ」
 
「最後にもう1回射精しちゃったよ。射精って凄く気持ちいい。でも女子トイレで射精するなんて、ほぼ変態だね。でも惜しいけど、やはり私は女の方がいい。咲子さんに言われたように、お遍路に付き合ったら女に戻れたし。みっちゃんも男に戻りたかったら、お遍路すればいいのかもね」
 
(紗希は性転換の原因が千里との握手であることに気付いていない)
 
「どうしても女でやっていけないと思ったらその時考えるよ。でも咲子さん、全てを見通している感じだった」
「私たちの間に子供ができない理由も知っていたし、私が昨夜男の子になっちゃったこともすぐ気が付いたし。でもみっちゃんは女の子になれて良かったのかな」
 
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「うん。ボクはこれでいい気がする。びっくりしたけど、凄く調子いい。昨夜の逆転セックスも気持ち良かったし。でもさっちゃんが女の子に戻ったから、ボクたち完全なレスピアンになっちゃったね」
「たくさん可愛がってあげるよ」
 
「お手柔らかに」
「でも完全に女子になっちゃったから、会社にもスカート穿いて行く?」
「恥ずかしいよぉ」
 
「今更だと思うけどなあ」
「さて、いったん咲子さんちに戻ろうか」
「うん。さすがに13km歩いたらクタクタ。千里さんペース速いんだもん。女の身体では無理だった。男の身体だから何とかなった。でもこのままでは運転できないから、もう一晩泊めてもらって、岡山に帰るのは明日かな」
 
それで満代は車をスタートさせた。
 
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(満代も千里と2回握手したのだが、現時点ではまだ女の身体のままである。理由についてはたぶん来年の夏くらいに書くことになるだろう)
 

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9月29日(日)、青葉は千里2に電話した。
 
「ちー姉、あの設計書見てたんだけど、50mプールは体育館の地下1階に作って、1階床が開いたら、体育館の観客席がそのままプールの観客席になるって、面白いこと考えたね」
 
「面白いでしょ?小浜のミューズ・アリーナの床が上下するのにヒントを得たんだよ」
「面白いのはいいんだけど、それだと50mプールが使えるのは、体育館ができた後になるよね?」
 
「うーん。。。そうなるかな?」
「私、水泳は3月で引退するつもりだし、ジャネさんは4月の日本選手権に向けて練習するのに使いたいから、できるだけ早く50mプールは使えるようにしたいんだけど」
 
「だったら50mプールは観客席無しの別棟にするかな」
 
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「それでいいよ。観客に見せるようなプールにしたら一般開放しないといけないでしょ?むしろ私とジャネさんだけが使うプールでいいんだよ。まあ竹下リルは呼ぼうよ、とジャネさんとは話したんだけどね」
 
「分かった。だったら50mプールは隣の別棟に移すよ。体育館の地階は何に使おうかなあ」
「トレーニング室とか、あるいはジムやダンススタジオとかでもいいんじゃない?」
 
「あ、そうだ。トイレを作り忘れていたから、たくさんトイレを作ろう。1万人入る体育館なら、トイレは便器数300くらいは最低必要だし」
 
「まさかトイレが無かったの?」
「最初140x140のサイズで作るつもりだったから、あったんだけど、若葉が半分くらいちょうだいと言うから、飲食店街とトイレをカットしたんだよね」
 
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「トイレ無しでは許可降りないと思うけど」
 

それで千里姉はその日の夜遅く、正確には9月30日の午前1時頃、新たな設計書を送って来た。昨日(28日)もらった設計書とまるで違うレイアウトになっていたのでびっくりした。
 
結局、体育館とアクアリゾートの建物を並べて建てる方向にしたようである。昨日の設計書では、体育館の下にプールだったのだが、それだとプールが完成した後で体育館の工事に取りかからなければならず、完成が遅くなってしまうということのようである。別棟にすれば両方を同時に着工できる。ここで体育館は播磨工務店、アクアリゾートはムーラン建設が担当すると千里姉は言っていた。
 
なんか勝手に話を進めているし!
 
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ちなみにトイレは体育館の1階・地階・2階に各々トイレユニットを6つずつ、合計18ユニット設置する設計になっていた。各ユニットは多目的トイレが4室、男子トイレに小便器28個・個室7個+オムツ交換台、女子トイレに個室39個とオムツ交換台がある。つまり便器数は男性用35個、女性用39個あり、全体では男性用630 女性用702 となる。13000人入場できる場合、基準ではトイレは男性用260 女性用390が必要で、この設置数は基準の倍くらいある。
 
「まあ同じ建物でも、2階を播磨工務店にさせて、1階と地階をムーラン建設にさせて並行作業させる手はあるんだけどね」」
 
「下の階ができてない内に、どうやって上を作るのさ?」
 
「1階と地下の工事をしている間に、別の場所で2階を組み立てておいて、1階まで完成したら2階を持って来て、ポンと置く」
 
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「そんなやり方、あり〜〜?」
 
だいたい“別の場所”ってどこよ?
 
「性転換手術と豊胸手術を同時にする場合、2人の医師が上半身の豊胸手術と下半身の性転換手術を並行して進めて、おっぱい無し・ちんちんありだった人が3時間ほどでおっぱいあり・ちんちん無しの身体になれるのと同じようなものだよ」
 
「それ患者の体力がもたない気がする」
 
「でも豊胸手術で左右の胸を2人の医師が並行して手術する病院はあるよ」
「そうなの?」
 
「美容院で頭の左右を別の美容師が処理する美容院もあるじゃん。美容院も病院も似たようなものだよ」
「おっぱいと髪の毛は違う気がする」
 

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