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■夏の日の想い出・日日是好日(20)

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木取道雄はコスモスと一緒に産婦人科を訪れた。
 
道雄の妊娠が判明したのである。
 
という訳ではなくて!
 
「では精液を採取して保存しましょう。これに出してください」
と言われて容器を渡される。それで道雄はコスモスと一緒に採精室に入った。
「私が出してあげるね」
と言ってコスモスがしてくれたので、道雄は短時間で興奮度があがりフィニッシュだけ自分でして射精に至った。
 
「私も卵子を採ってもらって、それでみっちゃんの精子と受精させて、それでみっちゃんの子宮に投入すれば赤ちゃんできるね」
などとコスモスは言っている。
 
やはり僕が産むの〜?
 
でもこの精液の採取は3月まで掛けて2週間おきに計4回した。またこの時期、夜中に女の子になっている夢?も毎週のように見た。
 
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精液採取の4〜5日前くらいから禁欲が必要だが、“しない”のはあまり苦しくは感じなかっった。男の子オナニーをしない代わり、禁欲中は必ず夜中に女の子になっている夢を見るので、女の子オナニーをすることで性欲は解消できていた。女の子オナニーは男の子オナニーの倍気持ちいい気がしたが射精はしないので採取された精液は濃いものであった。ただ採取の回を経るごとに精子の数が少なくなっていると言われた。
 
「でも若いだけあって元々が充分濃いですから大丈夫ですよ」
と先生は言っていた。
 

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1月11日(水).
 
今年の§§ミュージックの新人歌手第1弾で月城たみよ『網引きの子守歌』が発売された。
 
『網引き(あみひき)の子守歌』(古式帰蝶作詞・牟田愛良作曲)
『銀色の魚たち』(古式帰蝶作詞・牟田愛良作曲)
『十色(といろ)のドラジェ』(古式花音作詞・醍醐春海作曲)
 
『網(あみ)引きの子守歌』というタイトルだけ見ると新民謡か演歌かと思いたくなるが、ロックである。牟田愛良は月城たみよのために新たに分岐させた作曲・編曲システムで、GO!GO!7188的な“和風ロック”を生成する。これは1960年代のグループ・サウンズ、その少し後のフォーク・ロック、またニューミュージック初期の演歌色の強い傾向の曲などと似た傾向でもある。
 
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実際には旅情演歌のシステムである立山陽菜をベースにしてポップロックのシステムである北沢晶菜の要素を取り込んだもので、立山陽菜と北沢晶菜の子供のようなシステムである。
 

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発端は月城たみよのいちばん上のお兄さん・松崎貴美が松崎元紀(月城すずみ)に届いた性別修正許可の書類をわざわざ自分で持って東京まで来てくれた時のことである。
 
「大事な書類だから郵送してて紛失したらいけないし、公共交通機関は使えないし」と言って、自分のバイクで東京まで運んできてくれた(ツーリングのついでだったりして)のである。その東京まで走ってくる最中に思いついたと言って2つの詩を見せてくれた。
 
『網(あみ)引きの子守歌』『銀色の魚たち』はいづれも松崎一家の母の出身地甑島(こしきじま)の漁の様子を歌った歌である。たみよは「演歌じゃん!」と言ったのだが、それを見たコスモスがこれを和風ロックに編曲することを思いつき、矢島彰子さんと話しあって牟田愛良を作ることになった。
 
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牟田愛良の牟田は“藺牟田池”(いむた・いけ)、愛良は“姶良火山”(あいら・かざん)から来ている。
 
『十色(といろ)のドラジェ』は竹取物語で出て来た金のドラジェ・銀のドラジェに悪乗りして、たみよ自身が詩を書き、ひまわりがかなり添削した上で、醍醐春海(千里1?)が曲を付けたものである。1人は人間の作家にということで最も時間のある1番?が曲を書いた。
 
(1番ではなく7番の1だったりして)
 
そういう訳で古式帰蝶は一番上のお兄さんのペンネーム、古式花音はたみよ自身のペンネームである。“古式”は“甑島”から来ている。
 
古式帰蝶:松崎貴美(月城朝陽)“貴”→“帰”
古式初帆:松崎元紀(月城すずみ)“元”→“初”
古式行妃:松崎真和(月城としみ)“マナー”→“行儀”
古式花音:松崎典佳(月城たみよ)“佳”→“花”/のりか→かのり→かのん
 
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今回MVでは甑島で撮った漁業の様子を撮した多数の映像を使用している。本人のお祖父さんのツテで漁船に同乗させてもらって撮った映像もある。
 
また本人を金平糖とともに藺牟田飛行場まで飛ばせて甑島で撮影した映像も入っている。この映像には薩摩川内市に居る月城としみもも入っている。
 
『十色(といろ)のドラジェ』では歌詞では「赤いドラジェは熱い気持ちになって」などと歌っているが、MV上では赤いドラジェを食べた人は赤い服に、青いドラジェを食べた人は青い服に変わる。出演者は↓
 
赤:鏡家トマト
オレンジ:夏江フローラ
黄色:氷川チャイム
グリーン:筒木サリナ
水色:清水スピリ
青:紺青セイラ
すみれ色:水巻イビザ
白:山口ヨルカ
銀:川泉パフェ
金:夕波もえこ
 
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パフェの服が黒い紳士用スーツから銀色のドレスに、もえこの服が黒いワンピースから金色のアーマーに変わるのは深い意味は無い!他は同じ服で色だけ変化している。しかし体格の良いもえこのアーマー姿は物凄く格好いい。
 

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あけぼのテレビのネットライブでは1月12日に常滑舞音、13日にアクアが登場した。
 
舞音はCAT sistersと一緒に登場し、ひたすらコスプレをしてショーを盛り上げた。CAT sistersには“暇そうな”次のメンツも参加した。
 
夏江フローラ・筒木サリナ・水巻イビザ・山口ヨルカ
 
多数のお客さんが映ったモニターを前にコーラスを入れたり、次から次へとコスチュームを着替えるのは、なかなか興奮で、みんな刺激になったようである。
 
「ボディスーツ着けて下さいと言われた意味分かった。ブラジャーならうっかり一緒に脱いじゃう」
「初期の頃、舞音ちゃん自身がリハーサルの時、うっかりブラジャーまで外しちゃったのよ。それでホディスーツになった」
「リハーサルで良かったね!」
 
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アクアはまた例によって前半はお姫様のようなドレスで北里ナナの歌を歌い、後半は男性用スーツでアクア自身のヒット曲を歌った。そしてサービスステージ(リアルライブのアンコール相当)ではセーラー服で登場して2018年にリリースした『青い城の姫』と、昨年の話題曲『若草の少女』を歌って締めた。
 
例によって「後半は要らん」と言われていた。でもサービスステージは良かったという声が多かった。
 

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1月14-15日(土日).
 
大学入試共通テストが行われ,田中蘭はこれを受験した。
 

「赤ちゃん産むのに女性になるのならまずはスカートの練習ね」
とコスモスは言った。
 
「スカート穿くのに練習がいるの?」
と道雄は尋ねる。
 
「まあ穿いてみるといいね」
 
それで道雄はどきどきしながらスカートを穿いてみる。ズボンを脱ぎ、スカートに足を通して脇のホックを掛ける。この脇留めというのもズボンには無かった仕組みなのでドキドキする。このスカートは前身頃にファスナーが無い。
 
スカート穿くようになったら、ぼくもう服からちんちん出してトイレすることはないのかなあ・・・などと考えたりする。
 
「歩いてみて」
「うん」
 
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いきなり転ぶ。
 
「やはりね」
「なんか膝がスカートにぶつかった」
 

「これは膝丈のスカートで、膝まではスカートに拘束されている。だから膝から下だけを使って歩かないといけないのよ」
 
「なるほどー」
 
「腰でバランスを取って膝下だけで歩く。膝から上はあまり動かさない」
「男と女って同じように生活しているようで色々違うんだね」
「そそ。でも妊娠した時にスカートで転んだら大変だからね。練習しよう」
「うん」
 
それで道雄は家の中ではスカートを穿くことにして、スカートで歩く練習を毎日するようになったのである。なおスカートでは足が寒いからということでタイツを穿くようにした。
 
タイツには前開きとか無いので、トイレの時は毎回下げないといけない。女性って大変なんだなと思った。そもそもスカート穿いていると立っておしっこをした場合スカートを汚しそうな気がした。それで道雄はおしっこの時も座ってするようにした。座ってしているとなんか落ち着く。
 
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「座ってするのって結構休めていいかも」
 

1月18日(水).
 
『少年探偵団VI』初回エピソードのサウンドトラックCDが発売された。劇中ライブの3回目(たみよがフルートを吹いた版)が完全収録されている。他に北里ナナが“アクアのものまね”で歌った主題歌(ピアノ伴奏安原祥子)、少年探偵団の活動中の背景に流れていた挿入歌(アクア歌)、聖知がレプリカを作らせている映像の背景に流れていたセシルの『ゴールド・プラチナ』などが収録されている。
 

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1月18日(水).
 
美崎ジョナ3枚目のシングル『根室・納沙布岬』がリリースされた。
 
『根室・納沙布岬』(弐輪恋娘作詞・銀河アップル作曲)
『発車ベルが鳴るまでに』(白樺星如作詞・立山月菜作曲)
 
昨年1月に出した第1作が推定0.7万枚という悲惨な売上だったのを受けて体制を一新して7月に出した第2作が3.5万枚だったので同じ体制で出した第2弾である。
 
前回はジョナの出身地・松前(北海道南西部。函館より西)に取材した『松前・白神岬』だったので今度は北海道の東端に移り『根室・納沙布岬(のさっぷみさき)』を歌った。作詞の“弐輪恋娘”(バイク大好き娘)は海浜ひまわりのペンネーム。バイクのツーリングで現地を訪れた時のイメージで書いた詩。“銀河アップル”はジョナ自身のペンネームである。前回はキーボードを探り弾きしながら曲を書いたのだが、あれからかなりギターの練習をしたことから今回はギターを弾きながら書いたらしい。でも実は、ひまわりにかなり添削されている。
 
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音源制作の際もジョナ自身でギターを弾いている。エレクトーンでバックを演奏したのは花園裕紀である。
 

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MVは実際にジョナを納沙布岬に連れて行って撮影している(同行:ももくり+花園裕紀)。
 
郷愁飛行場まで 1.5時間
中標津空港まで 1.5時間
納沙布岬まで 2時間
撮影 4時間
帰路 5時間
 
朝8時に五反野の女子寮を出て帰着したのは夜中の22時である。撮影した時間帯は13:00-17:00(納沙布岬の2022/11/19日没は15:50)。出発したのは朝だが、夕方の撮影となった。しかし1番星の“宵の明星”の下で花園裕紀のキーボード伴奏・ももくりのコーラスで歌うジョナを撮せたのは美しい映像になった。往復の経路では4人とも熟睡していた。
 
「北海道行くよというから、美味しいカニとかも食べて温泉にのんびり浸かってとか想像してたのに」
「まあカニ弁当は食べたね」
「あれ美味しかったぁ」
「ぼくはこないだ、もえこちゃんと一緒に与那国島まで日帰り往復してきた」
「わぁそれも大変そう」
 
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「国内は日帰り圏だな」
「日本の郵便局がある場所で日帰りできないのは昭和基地くらいかも」
「一般人は行けないのでは」
 
「ローザ+リリンの日帰りグアム往復とか、醍醐春海先生のリオデジャネイロ 0泊往復なんてのもあるけど」
「ひゃー」
 

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2曲目は発車ベルが鳴るまでの僅かな時間に彼と視線で会話する物語である。遠距離恋愛を思わせる少しおとなっぽい歌詞。“白樺星如”は高崎ひろかのペンネームである。立山月菜は旅情フォークを生成する松本花子のサブシステム。
 
MVの撮影は東北の小さな駅でやっている。関東の駅でやってたら大混乱が起きかねない。出演しているのも信濃町ガールズ東北のメンバーと親きょうだいたちである。彼氏の顔は映っていないが実は川泉スピンである!
 
「男役OK。どんどんやるよ」
などとスピンは言っている。男役をする時は下着から男物を着けるらしい。
 
「アクアは女役の時は女物の下着を着けると言ってたし」
「アクアがそもそも男物の下着を持っているのかは疑問だ」
 
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1月21日(土).
 
2022年9月17日の台風14号のため一部区間が不通となっていたJR九州日南線で南郷駅−福島今町駅間の運転が再開された。
 
2022.9.19 青島−志布志で不通
2022.9.23 青島−南郷(40.3km)で再開
2023.1.11 南郷−福島今町(24.2km)で再開
2023.3.15 福島今町−志布志(11.7km)で運行再開。全線復旧。
 

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1月24日(火).
 
記録的大雪により各地で列車の立ち往生などが発生した。
 
 
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夏の日の想い出・日日是好日(20)

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