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■夏の日の想い出・日日是好日(11)

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1月3日(火).
 
マリーンコートの北陸メンバーをエキュレイユ2を使って津幡町・火牛スポーツセンターへ送り届けた。吉田邦生・日高久美子・田中世梨奈の女性3人である。
 
え?3人とも女性だよね?
 

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2023年1月4日(水).
 
ロマン&ポルカの2ndシングル『今夜の君の可否は?』が発売された。
これは石川ポルカと七尾ロマンが出演している『褐色火薬亭』の主題歌である。
 
元々この番組は前ドラマの撮影でCOVID-19のクラスターが発生し、主要人物が大量に感染して打ち切られた後を受けて、感染対策を見直した上で無事だったり軽く済んだ出演者を再編して、急遽立ち上げられたドラマである。
 
企画されてから半月程度で放送を開始した急ごしらえのドラマだったので7月から始めて約半年、12月で終了する予定であった。最終回?では褐色火薬亭のオーナーが実はヒロインの祖父(故人)の親友で恋人(ヒロインの祖母)を取り合った仲だったことが明かされた。
 
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そしてオーナーが彼女に再度求愛し、彼女は即答はしなかったものの悪い顔はしなかったところで、今後の愛の復活に含みを持たせて終了という展開になっていた。
 
ところが!この番組の後番組として企画され、既に3回分の収録が終わっているドラマの主演俳優が、今回の事件で大麻をやっていたとして逮捕されてしまった。それで急遽、『褐色火薬亭』は取り敢えず3ヶ月延長されることになったのである。
 

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橋沢プロデューサーは12月29日(大量逮捕日の3日後)、コスモスに電話してきた。
 
「1月9日から放送予定の新番組が主演の***さんの逮捕で使えなくなってしまったんです。『褐色火薬亭』の取り敢えずの3ヶ月延長が決まりました」
「ああ」
「それで今これまで出演してくださっていた俳優さんたちに継続出演のお願いをしている所なんですが、石川ポルカちゃんと七尾ロマンちゃんお願いできませんでしょうか?」
「今までと同じ火曜日夕方からの収録でしたらいいですよ。初回収録についてはできるだけご協力します」
「ありがとうございます!助かります。よろしくお願いします」
「でもこの番組、覚醒剤で捕まった****さんも出てましたね」
「最初から居なかったことにします。過去の放送分からは編集で消します」
 
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大変だね〜。
 

「それで今の主題歌が“熱いの”“冷たいの”という言葉も使ってて、これが時節柄“熱いの”といえばコカイン、“冷たいの”といえば覚醒剤の隠語でもあるので、やばいのではということになりまして、できたら主題歌も新しいのにできないかと言ってるんですよ」
 
「ああそれは割とヤバいですね」
 
「今から新しい曲を発注してポルカちゃんとロマンちゃんに歌ってもらって1月9日の放送に間に合わせるとかできませんよね?」
 
プロデューサーは「そんなの無茶です」と言われると思っていたと思う。しかしこの手の事態は全く珍しくないのでコスモスは答えた。
 
「大丈夫ですよ。6日までにそのCDを発売することも可能だと思いますよ」
「ほんとですか?助かります。お願いします。多少割増金とかも払いますので」
「この手の緊急制作は時々ありますから割増金とかも要りませんよ」
「分かりました。お願いします!」
 
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それでその日の内に、海浜ひまわりが詩を書いてくれて夜中に松本花子に登録する。すると朝には曲が出来ていたので30日朝から2人と適当な伴奏者を呼んで練習してもらい、夜までには2曲とも録音。夜中にミックスダウン・マスタリングして、31日朝には愛知県常滑市のMHメディアプレスにプレスを依頼した。
 
国内の主要CD工場の中でここだけが年中無休・24時間営業なのである。それで依頼した12万枚は31日夕方にはできあがり、1月3日国内の多くのCDショップに荷物が到着したのである。
 
それでロマン&ポルカの新しい曲のタイトルは『今夜の君の可否は?』である。何か意味深なタイトルに見えるが“可否”とはカフェの古い表記のひとつで実はコーヒーのことである!普通に喫茶店を舞台にしたドラマの主題歌である。
 
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1月4日(水)には、白鳥リズムのCDも発売された。
 
『人間(じんかん)50年』(作詞者不明・ケイ補作詞・ケイ作曲)
『銀のエクスプレス・青のエクスプレス』(霧島鮎子作詞・桜島法子作曲)
『君の笑顔・僕の笑顔』(霧島鮎子作詞・花園光紀作曲)
 
『人間(じんかん)50年』というのは織田信長が桶狭間の戦いに出陣する前に舞ったという幸若舞(こうわかまい)の演目『敦盛』に出てくる言葉である。今回はその歌詞を現代的なメロディーに載せたもの。
 
『銀のエクスプレス・青のエクスプレス』はリズムがずっと出ている関東の鉄道会社のCM曲。コロナが始まって以来、§§ミュージックは旅行関連のCMを回避しているのだが、以前からやっている所は例外的に受けている。これはリズムが鉄道マニアであることからデビュー間もない頃よりずっとしているCMである。霧島鮎子(日野ソナタ)・桜島法子(夏風ロビン)はリズムのメインライター・ペア。
 
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今回の“銀のエクスプレス”・“青のエクスプレス”というのはこの鉄道会社が「そろそろコロナも終わるだろう」と見込んで1月中旬から導入予定のS特急・A特急の外装が銀色・ブルーであることから付けた愛称。この曲は車内でも流される予定。
 
『君の笑顔・僕の笑顔』はリズムが出演している電話会社のCM曲である。花園光紀というのは台湾の向日葵音楽工房 (SFMS:Sunflower Music Studio) の5人の作曲家の共同ペンネームである。(*14)
 

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(*14) 2018年春、上島問題が起きて国内の楽曲制作能力が大幅にダウンし楽曲が足りない!ということになった時、コスモス自身が(山村・鱒渕と一緒に)台湾に飛び、以前日本のJ-POP界で活躍していた楊健民(ヤン・チェンミン)氏と話しあった。そして彼の工房で年間72曲のJ-POPを制作して§§ミュージックに売ってくれる契約を結び楽曲不足問題を乗り切った。
 
そしてこの工房で製作された楽曲にその時は花園光紀及びケイ!のペンネームをクレジットしたのである。私が本調子を回復した2019年夏以降は、ケイ名義で出していた曲は新たに“佐藤和子”“渡辺定子”などの名義に切り替えている。
 
現在ここでJ-POPを書いてくださる作曲家さんは5組(メロディーライターとアレンジャーのペア)に増えており、年間制作数は120曲に増えている(1組が半月に1曲書いてくれている計算になる)。§§ミュージックはそれを全て1曲5000アメリカドル(2018年4月当時53万円・2022年12月現在66万円)で買い取っている。ただし3万枚以上売れた場合は買い取りではなく印税方式として6%を支払う(円建て)3万枚の6%印税は日本円で80-90万円になる。白鳥リズムの楽曲は絶対3万枚以上になるので、向こうも出来の良い作品を回してくれているようだ。
 
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SFMS作品は§§ミュージック内部で使うほか、友好プロダクションの♪♪ハウス、ΘΘプロなどでも使用されている(三つ葉のc/w曲などに使用されている)。またWindFly20もSFMS作品を結構歌っている。
 

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2023年1月4日(水).
 
この日はアクアのミニアルバム『6星座2』も発売された。前半のみの『6星座』が2020.05.13に出てから実に2年半ぶりに続きを出すことができた。
 
『気配りリブラ』大宮万葉作詞作曲
『我慢のスコーピオ』加藤珈琲作詞、醍醐春海作曲
『こだわらないサジテリアス』大宮万葉作詞作曲
『慎重すぎるよキャプリコーン』未来居住作詞、福沢聖子作曲
『マイウェイなアクエリアス』大宮万葉作詞作曲
『優しさパイシス』蜂矢仁美作詞、鹿賀カノン作曲
 
出演者は下記である。
 
天秤:広瀬みづほ (2006.09.29)
蠍:大崎忍 (2003.11.15)
射手:白鳥リズム (2004.12.03)
山羊:月城たみよ (2008.12.22)
水瓶:花畑バニラ (2009.02.04)
魚:川泉パフェ (2008.02.19)
 
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天秤座の広瀬みづほは、早幡そら(この子も天秤座)が失敗したのを笑った後で本人に電話して「あまり気にしないでね。みんな失敗するんだから」などとフォローを入れる様子などが出ていた。そのそら本人はテレビのお笑い番組をみて気分転換をしている所だった。わりと打たれ強いのも天秤座さん。
 
山羊座の月城たみよ、の場合実際に石橋を木槌で叩いて、それでも渡らず結局川を舟で渡っている様子が映っている。
 
「舟のほうが危なくないか?」
というのはお約束のツッコミである。
 

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2023年1月5日(木).
 
夜遅くコスモスはSCCのドライバーさんの車で北千住のマンションに一時帰宅した(信濃町の事務所の中に実質住むのは3月くらいから)。ここは五反野の女子寮から(道のりで)4.5kmほどの場所にある。牛田駅の近くである。
 
「お疲れ様ー」
と木取道雄が迎える。
「シチューか何か暖めるよ」
「ありがとう。お風呂入ってくる」
「うん」
 
それで道雄が冷凍しているシチューを湯煎で暖め、冷凍の御飯をチンする。
 
コスモスはお風呂から出てこない。
 
「ひろちゃんごめん」
と声を掛けてお風呂のドアを開けると、コスモスは湯船の中で眠っていた。
 
「ひろちゃん、起きて。風邪引いちゃう」
と言って道雄はコスモスの肩を揺する。
 
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「あ。ありがとう」
 
それでコスモスは湯船からあがり身体に熱いシャワーを掛けてからお風呂を出た。
 

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コスモスは裸の上にガウンだけ掛けて、お風呂から出て来た。そして食卓に座ると道雄が暖めてくれたシチューと御飯を食べる。コスモスはボーっとしている。道雄は暖かい紅茶を入れてあげた。コスモスはそれに砂糖とミルクをたっぷり入れて飲んだ。
 
そして言った。
 
「セックスしたい」
 
「OKOK」
と言って道雄はコスモスと一緒に寝室に行く、それで優しくしてあげた。コスモスは途中で眠ってしまったが,道雄は取り敢えずフィニッシュまでした。そしてキスしてから隣で目をつぶる。
 
30分ほどでコスモスは目を覚ました。
 
「みっちゃん」
「うん?」
「あたし赤ちゃん欲しい」
 
道雄はドキッとする。
 
「生でする?」
と尋ねる。
 
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実はコスモスが多忙で妊娠などしている暇が無いので、結婚した後もふたりはずっと避妊を続けている。
 
「ううん。そうじゃなくてね。私妊娠してる時間無いから、みっちゃん代わりに産んでくれないかなあ」
「あまり産める自信無いんだけど」
「何とかなるよ。とりあえず女の身体になってもらって」
「僕性転換するの〜?」
「取り敢えず簡単な手術を受けてもらって」
「あはは」
「ちんちん無くなっちゃうけど、別に無くてもいいよね」
「少し考えさせてください」
 

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夏の日の想い出・日日是好日(11)

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