広告:兄が妹で妹が兄で。(3)-KCx-ARIA-車谷-晴子
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■夏の日の想い出・日日是好日(8)

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16時頃風花が来てくれた。それでステージ衣装に着替えてメイクをし、17時頃佐良さんに送ってもらい渋谷の新国立劇場に入る。放送局の人が私たちの顔を見てほっとしたように
「マリさん、色々大変でしたね。大丈夫ですか」
と声を掛けてくる。
「私は平気ですよ。通常運転中です」
 
いや、マリの通常運転はかなり危ない。
 
千里がいるので手を振る。
「千里は誰ので来てるんだっけ?」
 
「作曲賞、アクアの『竹取物語』、金賞・北里ナナの『若草の少女』どちらも鴨乃清見名義。『若草の少女』の歌詞を書いた川南も来ている。事務所からはコスモスちゃんが同伴する。更に山森水絵『おじいさんの手の歴史』これも鴨乃清見名義。これには紅川副社長が同伴する。私は両方掛け持ち」
 
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「あ、そうか。鈴木社長はハイライト・セブンスターに付いてるんだ」
「そうそう。それで紅川さんは宮古島から出て来た」
 
私は紅川さんにも挨拶した。
「今朝からコスモスちゃんにHonda-Jet を手配してもらって熊谷まで飛んできた。いやもう今日はパニックだね」
「これでもだいぶ落ち着いて来たんですけどね。27日あたりがピークでした」
 
紅川さんもマリの精神状態を心配していたが
「別に関係ないので平気です」
と言っていた。
 
なお常滑舞音の受賞作『舞音がセーラーさんの真似をした』は福沢聖子作曲なので峰川イリヤんが代理出席している。事務所の付き添いは川崎ゆりこである。福沢聖子は奥村春貴(現・H南高校教諭)がまとめた南海妃呂をベースにして峰川イリヤさんが舞音用に調整した。その後、舞音自身の好みで日々微調整されている。だから実は福沢聖子の主体は舞音自身である。この曲の作詞者は未来居住(舞音)なので、ほとんど舞音の自作自演である。
 
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『Rain』は楽しい曲なのでマリは笑顔で歌っていた。
 
歌の途中で姫路スピカと南田容子(赤い傘)、入瀬姉妹(黄色い傘)、神頼み(緑の傘)、水谷姉妹(青い傘)、古屋4姉妹(すみれ色の傘)が出て来てくれて、賑やかなステージになった。
 
水谷姉妹は常滑舞音の曲でもCAT sisters のメンバーとして“セーラーさんの服”を着て躍っていた。(セーラー服は宮地ライカ・知多めぐみ。2人は中学生)
 
最優秀歌唱賞には北里ナナ『若草の少女』が選ばれ、ナナ(アクア)は事前に聞いていなかったので(本当にこの場で決めたのだと思う)、驚いていた。でもステージに上がり、賞状を受け取る。それを高村マネージャーに預けて、金平糖と一緒にしっかり歌唱した。金平糖の3人もしっかりバックコーラスを務めた。アクアもさすがに最後は涙ぐんでいた。
 
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北里ナナの衣装は若草色のAラインドレスであった。作曲賞で『竹取物語』を歌った時は奈良時代の女性の衣装であった。あんな複雑な衣装を短時間で脱げるわけがないので、『竹取物語』を歌ったアクアと『若草の少女』を歌った北里ナナは別人である。恐らく『竹取物語』が弟で『若草の少女』が姉だろうというのが多くの人の見方であった。ちなみにどちらも女性衣装のような気がするが、たぶん本人も気付いていない。
 

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ところで最優秀歌唱賞・決定の時アクアのそばに居たのはコスモスではなく高村であった。それはこういうことが起きたためである。
 
コスモスがRC大賞の会場でステージパフォーマンスを見ていたら、高村友香マネージャーが「失礼します」と言って会場に入ってきてコスモスの耳に何かささやく。それでコスモスは高村から渡されたスマホを持って会場の外に出る。高村が代わりにアクアの隣に座る。
 
会場のホール外に出たコスモスは電話を取る。
 
「大変お待たせしました。伊藤です」
「お忙しい所まことに申し訳ありません。日本放送協会の沢田です。コスモスさん申し訳無い。紅白の出演者がどうしても足りないんです。紅組と白組1名ずつ推薦して頂けませんか。北里ナナちゃんが紅組ですけど、なんならそれにプラスして白組にアクアちゃんでもいいですよ」
 
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現在は12/30 21時半頃である。必死で調整作業をしていたものの、どうしても埋まらなかったのだろう。
 
「面白いですけど出たい人がたくさん居る紅白でそういうことをしては出たいのに出られなかった人に申し訳無いので、紅組は白鳥リズム、白組は立山煌で」
 
「分かりました。それでお願いします」
 
と向こうはホットしたように言った。
 
それでコスモスは女子寮に居る海浜ひまわりに白鳥リズムと立山煌を女子寮1階の寮母室に呼び出すように言い、自分は近くで待機しているはずの専任ドライバー・ 美坂美知代を呼び出して五反野に向かう。これが22時過ぎである。
 
そしてコスモスは寮母室に来ていた2人に告げた。
「あんたたち、明日の紅白に出てね」
「えっと誰のバックですか」
「バックではない。君たちが歌う」
 
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白鳥リズムは昨年も出ただけあって笑顔で「やりますやります」と言ったが、立山煌は驚いて「僕が歌うんですか〜?」と言っていた。
 

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12月31日(土).
 
この日は朝からあけぼのテレビでカウントダウンライブが行われた。会場は越谷の小鳩アリーナである。ここを使うのはステージが前後2つあり交互に使うことが出来るので演奏している間に次の出演者がスタンバイできるからである。視聴者のWebカメラとつながるモニター(実際にはプロジェクタのスクリーン)は回転椅子の上に乗っていてボタン1つで一斉に180度向きを変えることができる。
 
8:00 AT Group
8:15 New Face
8:30 信濃町ガールズ
 
最初AT6(鈴鹿あまめ・夕波もえこ・古屋あらた・松島ふうか・鹿野カリナ・山本コリン)が出てこの日の番組構成や有料番組の見方について説明する。そして今年信濃町ガールズに加わったメンバーを紹介する。ここでは学年順に紹介する。ただし姉妹やペアの人はセットで紹介する。19組26人である。名前を呼ばれたら前に出て10秒程度何か歌う!紹介役は山本コリンである。
 
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高校生(1組2人)
広瀬みづほ(高1)+広瀬のぞみ(高3)
 
中3(4組5人)
早幡そら
酒田レモン
三国舜 今年唯一の男子!
川泉パフェ(中3)+川泉スピン(高2)
 

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中2(10組15人)
花畑バニラ+米田ショコラ“ツイストクリーム”
西浜ももこ+南里くりこ“ももくり”
麻生ルミナ+紺青セイラ“神頼み”
入瀬ホルン(中2)+入瀬コルネ(高1)
夏江フローラ
月城たみよ(中2)+月城としみ(高1)
水巻イビザ
筒木サリナ
山口ヨルカ
清水スピリ
 
神頼み(ひまわりの命名)+入瀬姉妹で“くれは西”となる。
 
中1(4組4人)
七石プリム
春野わかな
鏡家トマト
氷川チャイム
 
鏡家トマトは各務原(かかみがはら)出身なので鏡らしい。トマトは回文名前。それに彼女のおじいさん・おばあさんがトマトを作っている。
 
氷川チャイムは伊奈町の小室氷川神社のすぐそばが実家であることから。チャイムは小学生の頃彼女がいつも学校にチャイムぎりぎりに飛び込んでたから。
 
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今年の昇格者で男の子は三国舜のみである。一応ほぼ女の子という男の娘は何人かいるようであるが、既に男の子に戻るのは不可能な状態にある子ばかりのようである。(*8)
 

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(*8)今年加入の男の娘たち
 
性転換済み
広瀬のぞみ(高3)
入瀬コルネ(高1)
月城としみ(高1)
氷川チャイム(中1)?(ひまわりは性転換させたと言っている)
 
未転換
川泉パフェ(中3) ホルモン服用により男性機能喪失済み。バストあり。
早幡そら(中3) 実はほぼ男の子。でもアセクシュアルだから問題無い。
七石プリム(中1) 実態不明。でも女子中生として普通に過ごしている。
 
早幡そら・七石プリムは、普通に女子更衣室で着替え、身体測定なども普通に女子と一緒に受けている。
 

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ニューフェイスの紹介が終わった後は彼女たちを含めて信濃町ガールズ総出演でパフォーマンスをする。そのあと、姉妹組など小ユニットの演奏がある。
 
9:00 ツイストクリーム
9:10 ももくり
9:20 まろみJunior(広瀬みづほ・春野わかな・酒田レモン)
9:30 川泉姉妹(川泉パフェ・川泉スピン)
9:40 月城姉妹(月城たみよ・月城としみ)
9:50 古屋姉妹(古屋あらた・あんころ・きんつば・おだんご)
10:00 広瀬姉妹(広瀬みづほ・広瀬のぞみ)
10:10 くれは西(入瀬ホルン・入瀬コルネ・麻生ルミナ・紺青セイラ)
10:30 甲斐姉妹
10:45 水谷姉妹
 

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以上が“前座”で無料放送であった。このあと有料放送時間帯に入る。演奏は30分または1時間である。今年デビューした人はさすがに1時間歌えるだけの持ち歌が無いので30分になっている。
 
11:00 立山煌
11:30 薬王みなみ
12:00 常滑舞音(1h)
13:00 ラピスラズリ(1h)
14:00 白鳥リズム(1h)
15:00 ルビー&パール(1h)
16:00 高崎三姉妹(1h)
17:00 品川ありさ(1h)
18:00 ロマン&ポルカ
18:30 美崎ジョナ
19:00 西宮ネオン
 

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この後19:20から紅白が始まるのでその間は無料放送である。紅白で§§ミュージックの歌手が歌うときもこちらの放送は停めない。
 
19:30 ローザ+リリン
 
(紅白)1940立山煌 1944 薬王みなみ 1956常滑舞音
 
20:00 花咲ロンド
(紅白)2015ラピスラズリ
 
20:30 原町カペラ
(紅白)2035白鳥リズム
 
21:00 桜野レイア(1h)
 
(紅白)2200北里ナナ
 
22:04 川内みねか(1h)
 
花ちゃんの演奏は北里ナナの歌唱が終わってから始まる。それまではトークで繋ぐ。そして23:00の姫路スピカからまた有料放送になる。(紅白は23:45まで)
 
23:00 姫路スピカ(1h)
0:00 アクア(1h)
1:00 end
 
姫路スピカがカウントダウンをして
「ハッピーニューイヤー」
の声と共にアクアの演奏が始まる。
 
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2023年が明ける。
 
民放各局とあけぼのテレビでは§§ミュージックのご挨拶CM・新年版が放送される。
 
秋風コスモスの指揮で川崎ゆりこがグランドピアノでドミソ−シレソ−ドミソの和音を弾き、A契約のタレント全員で
 
「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
のメッセージを言う。
 
人数は年末版から4人(山本コリン、広瀬みづほ 、月城たみよ 、川泉パフェ)増えていて、35組42人になっている。
 
ネオンと煌以外は、青地の振袖である。
 
(6列8人)大崎、高島、山口、南田、佐藤、花咲、山下、桜野
(5列8人)美崎、甲斐姉妹、西宮、原町、ポルカ&ロマン、広瀬
(4列8人)品川、高崎、ルビー&パール、水谷姉妹、中村、月城
(3列7人)松島、古屋、鈴鹿、夕波、鹿野、山本、川泉
(2列6人)坂田、姫路、白鳥、立煌、水森、今井
(1列5人)薬王、常滑、アクア、ラピス
 
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その後、35組のタレントが1組0.6秒ずつメッセージボードを持って笑顔で手を振ったり何かサインを出したりしていた。
 
年末はピアノがC.Bechstein A-192で黄色い指揮棒だったが、今年はピアノは Yamaha CF4(191cm) で水色の指揮棒であった。
 
2015 青 Kawai GX-7 229cm
2016 黒 Yamaha C7X 227cm
2017 赤 Kawai SK7 229cm
2018 銀 Yamaha S6B 212cm
2019 桜 Steinway A-188 (Parlour Grand)
2020 緑 Boesendorfer 170VC
2021 白 Kawai CR-40A 185cm
2022 黄 C.Bechstein A-192
2023 水 Yamaha CF4(191cm)
 
 
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夏の日の想い出・日日是好日(8)

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