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■夏の日の想い出・日日是好日(5)

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この日(12/24)、私(ケイ)はマリが何か話があるようだったので、多忙な時期で申し訳無かったが、信濃町の事務所を18時半くらいで退出させてもらい、マリの実家に向かった。私の代わりに雑用係を兼ねて鱒渕マネージャーに事務所には入ってもらった。§§ミュージックの旧社員なのでコスモスたちも結構使いやすかったようである。
 

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12月24日(土).
 
ΛΛテレビの昔話シリーズ第18弾『不思議の国のアリス』がビンゴアキ主演2時間半スペシャルで放送された。放送時間帯は18:30-21:00である。この時間は子供が最後まで見せてもらえる時間というのを意識している。アクアの『竹取物語』だけが21:30エンドだったが「まあ夏休みだし」というので特に許してもらえるかな、というのを期待していた。ああいう設定は年に何度もは使えない。
 
出演者もセットもCG/SFXも豪華である。(CG制作:まほろばグラフィックス)
 

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アリス(Alice) ビンゴアキ(2005)
アリスの姉(Alice's sister LC?) 山森水絵(2000)
白うさぎ(White Rabbit) 北野天子(2000)
 
ねずみ(Mouse) 花山波歌(1999)@三つ葉
ドードー鳥(Dodo) 月嶋優羽(2000)@三つ葉
子鷲(Eaglet) 雪丘八島(2001)@三つ葉
インコ(Lory) 沢部美穂(2000)@BoniatoAsado
アヒル(Duck) 寺島奏和(2000)@BoniatoAsado
羊(sheep) 弘沼希樹(2000)@BoniatoAsado
 
蜥蜴のビル(Bill the Lizard) 丸山アイ(1994)
青いイモ虫(Caterpillar) 北野裕子(1998)
 
魚の従卒(Fish footman) ホシ(1990)@ステラジオ
蛙の従卒(Frog Footman) ナミ(1990)@ステラジオ
公爵夫人(Duchess) 原野妃登美(1987)
料理人(Duchess's Cook) 城崎綾香(1995)(友情出演)
豚声の赤ちゃん(baby) 声:丸山アイ
 
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チェシャ猫(Cheshire Cat) 南国花野子(1990)
三月うさぎ(March Hare) 近藤うさぎ(1986)
帽子屋(Hatter) 矢嶋梨乃(1990)
ヤマネ(Dormouse) 魚みちる(1984)
 
スペードの2,5,7(庭師)音羽(1991)・光帆(1991) (XANFUS), 立山みるく(1992)
兵士(Soldier) スーザン高橋 メリー川本 ジェーン佐藤
コーラス隊(Chorus) miki kiji noir yuki (XANFUS)
ハートの女王(Queen of Hearts) マリ(1991)(ローズ+リリー)(友情出演)
ハートの王(King of Hearts) 大林亮平(1987)(友情出演)
ハートのジャック(Knave of Hearts) 木取道雄(1990)(友情出演)
首切り役人(Headsman) キャロル前田(2003)
 
海亀もどき(Mock Turtle) 諏訪ハルカ(1992)@Primavera
グリフォン(Gryphon) 夢路カエル(1994)@Primavera
 
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アリスの身体が大きくなったり小さくなったりするところはCGである。トランプのカードは灰色のレオタードを着て上半身の表裏にトランプの模様を描いている。
 
ハートの女王はマリは凄い適役と言われた。こういう頭のネジが飛んだ人の役はよく似合っている。
 
このドラマを撮影した後(10月中〜下旬)しばらくマリは「首をはねろ!」が口癖になっていたようである。
 
このドラマは∞∞プロとその系列の事務所のタレントが多数出ているのだが原野妃登美は∞∞プロの100%子会社@@エンタテーメントに所属している。その縁でマリも大林亮平も友情主演し、大林亮平からの芋蔓で木取道雄まで友情出演した。被告人役に木取道雄はよく似合っていた。この人はこのような“情けない”役がよく似合う。
 
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三つ葉・ボニアートアサドが全くの端役でカメオ出演するなどほんとに豪華な配役(ギャラの無駄遣い?)で、視聴者は大いに楽しんだようである。
 

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このドラマの最後の“次回予告”は「2時間半スペシャル・羽田小牧主演」とだけ表示それ、タイトルが表示されなかった!!
 
「一体何をやるんだぁ!?」
との声があがり
 
「羽田小牧主演・アラジンと魔法のランプ」
「羽田小牧主演・ジャックと豆の木」
「羽田小牧主演・レミゼラブル」
「羽田小牧主演・フランダースの犬」
「羽田小牧主演・坊ちゃん」
「羽田小牧主演・ウルトラマン」
「羽田小牧主演・仮面ライダー」
 
などネットは大喜利状態になる。そして誰かが
 
「羽田小牧主演・プリキュア」
と書いたら、その後は
 
「羽田小牧主演・マッチ売りの少女」
「羽田小牧主演・眠り姫」
「羽田小牧主演・ラプンツェル」
「羽田小牧主演・雪の女王」
「羽田小牧主演・白雪姫」
 
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と女の子主人公の物語が多数書き込まれるようになった!
 

2022年12月25日の一部の朝刊1面に
「百道良輔・大輔・急死」
という、ほぼタイトルだけの速報が掲載された(間に合わなかった版も多い)。朝のテレビのニュースはもう少し詳しく状況を報じていた。
 
・百道良輔・大輔は大輔のアルバム制作をしていたスタジオ内で意識の無い状態で倒れていた。
・発見者は良輔の内縁の妻で歌手のBである。
・バンドメンバーや音響技術者は居なかった。
・Bの119通報で救急搬送されたが病院で死亡が確認された。
・ふたりは薬物中毒と思われ、薬物の特定を急いでいる。
 

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この日の朝、ΛΛテレビの鳥山編成局長から私(ケイ)のスマホに電話が掛かって来た。
 
百道大輔とマリが交際していたことは広く知られており、赤ちゃんも生まれ、世間では結婚秒読みと思われていたこと。マリは言っては悪いが普段から言動が正常では無く、薬物をやっているのではと疑う人もあったこと。万一マリが摘発されることがあれば昨日放送した『不思議の国のアリス』が再放送できなくなること。それらのことを踏まえて率直な意見が聞きたいということだった。
 
私は答えた。
 
そもそもマリが百道大輔と交際していたというのが全くの誤解である。マリは一時期は百道大輔と交際していたが、昨年の夏に別れている。マリはそのあと別の男性と交際し始めており、子供はその人の子供である。芸能人ではなく一般の男性なので名前などは勘弁して欲しい。
 
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妊娠したのと大輔さんとの交際が終了したのとのタイミングが微妙だったので、大輔さんは勘違いしていたようで自分の子供と思い込み、マリの家に押しかけてきては抱いたりしていた。普通の人なら怒る所だがマリは“元々頭が壊れている”ので、容認していた。
 
そもそも子供の血液型はAB型であり、大輔さんはO型なので絶対に彼の子供ではない。マリは大輔さんとは昨年夏以降デートもしていない。強引にデートを迫るのでマリは一応約束していたようだが全てすっぽかしている。
 
ちなみにマリの言動が“逝っている”のでマリは毎年のように薬物検査を受けているが一度も陽性になったことはない。昨夜というより今朝早朝、刑事さんが来て事情を聞こうとしたものの、マリが交際を否定したので、そのまま帰られた。念のためマリ、ついでに私も薬物検査を受けたが陰性だった。
 
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そういう訳なので『不思議の国のアリス』の再放送やDVD発売には何も問題はないと思う。万が一そちらにご迷惑を掛けたら迷惑料として30億円支払う。
 

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鳥山さんは“マリは元々頭が壊れているので”というところで大いに納得したようである!それで(12/25)午前中に緊急に開かれたΛΛテレビの役員会にも私の見解を報告し、役員会では“様子を見る”という線で了承を得た。やはり万一のことがあったら私が30億円払うと言ったのも大きかったようである!
 
しかし役員会は翌日にはパニックになることになる!
 

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私がこの日の朝、鳥山さんとの電話を終えたら即コスモスから電話があった。それで私はコスモスにも同様のことを話した。コスモスは
 
「私もマリちゃんは大輔さんと付き合ってない気がしたのですが、血液型の問題があるなら間違い無いですね」
と言っていた。
「どうして思った?」
「だって百道大輔さんはマリちゃんの好みじゃ無いですよ」
「へー」
 
「マリちゃんが好きになる人って、基本的に挫折を経験していて、その分芯の強く物事に寛容な人です。大輔さんは優等生だったから“折れやすい”人なんです。それに割と自分のポリシーを持っていた。自分が何かをうまくできないのが許せないし妥協をしない人。芯の強く寛容な人には“無茶振り”できるけど“優等生”で哲学のある人にはそういうことができない。マリちゃんとしてはつまらなかったと思う」
 
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「なるほどねー」
 
確かに私にしても亮平にしてもマリからかなり無茶振りされてるなと思う。あと必ず女装させられる。私は大輔さんの女装を1度も見ていない。
 
大輔さんは“折れた”ことでクスリに手を出したのかもという気もした。彼は楽曲の締め切りを絶対に守ることでも有名だった。色々見えないところで無理を重ねていたのかも知れない。
 
「でもうちは使ってないですけど、大輔さんの楽曲を使用していた歌手さんはパニックですね」
 
「ほんとだね!」
 
それ結構多いぞと思う。彼は納期を守るのでスケジュールの厳しい人気タレントが結構使用していた。うちが彼を使っていなかったのは、薬物使用の疑いが濃厚だったからである。
 
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しかし事態はそんなものでは収まらなかったのである。
 

12月26日(月).
 
その日は放送業界・芸能界・スポーツ界などにとって“ブラックマンデー”とも言うべき日であった。テレビのニュース速報テロップは午前11時頃から始まり、その日の夕方まで途切れなく流れた。とうとう多くのテレビ局が通常の番組を中断して緊急特番を組んだ。
 
速報は全て芸能人やスポーツ選手などの逮捕を報せるものであった。どの局も逮捕された人の名前を短冊状の紙に書いてスタジオのパネルに貼り付けたりしていた。ここだけ見るとまるで選挙速報である。
 
この日麻薬所持・使用などで逮捕された芸能人・文化人・スポーツ選手などは300人ほどに及んだ。これは有名人でこれだけで、一般人も含めるとこの日1日で逮捕された人は800人ほどであった。
 
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そして各テレビ局は「番組が放送できない」という事態に遭遇する。逮捕された人が出演していた番組の録画をオンエアできない。急遽若手の芸人や10代のアイドルなどを呼んで代替の生番組をやらせる。しかし実力派の芸人・アイドルは限られるので、テレビ局間で争奪戦になった。急遽この日行われていた中高生スポーツの試合の中継または録画に飛んで行ったテレビ局も多かった。
 
ΛΛテレビを始め各テレビ局は緊急役員会議・緊急ブロデューサー会議を開き対策を検討する。しかし逮捕された人があまりにも多く、対処のしようが無かった。
 

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