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■春一(21)
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8月31日(水).
金沢で開かれていた第2回ビスクドール展が閉幕した。最終日前の27日(土)には、渡辺薫館長が、来訪した石川県知事を案内して色々説明するシーンもあった。
31日の内にお人形は全て梱包され、特にVIPドールたちは、真珠と明恵が交代で運転する千里のVolvo XC40 でS市に運ばれた。それ以外の人形は放送局が手配した運送屋さんの手で翌日運ばれた。そしてこの後、遙佳と歩夢で頑張ってレイアウトすることになる。
真珠が何人かに電話を掛けていた。
「半月ほど完全女装生活してボランティアしない?食事・宿泊所は提供するから」
2022年9月2日(金・友引・ひらく).
ムーランエアー4つ目の飛行場である氷見飛行場が正式オープンした。この飛行場は4月30日に完成し5月1日には播磨工務店からムーランエアーに引き渡されていたのだが、9月1日に正式の免許が交付され、日和の良い日を選んで、この日の11:07の月出と同時に正式オープンとなった。
正式オープンの前から農業用のヘリや警察・消防のヘリなどが駐機していた。この日は正式オープンを記念して、熊谷から Do228旅客機(定員19)が飛来した(若葉自身が乗ってきた)が、通常はヘリポートとして使用する。
でもこういう小型機までは離着陸できるというのは、地元商工会・農協・漁協関係者の興味を引いたようであった。
2022年9月2日(金・友引・ひらく/日出5:13入18:08 月出10:53入21:19 旧8/7)、越谷F神社で、青葉は彪志と結婚式を挙げた。
(10:53の月出は越谷での時刻。↑の11:07は氷見での時刻。東経が2.8度違うから2.8÷360度×86400秒=672秒程度はズレる。実際には緯度も違うので14分差になった)
結婚式は11時からで、青葉は白無垢に綿帽子、彪志は紋付き袴で臨んだ。結婚式に出席したのは下記である。
彪志系
鈴江宗司&文月(彪志の両親)
鈴江大介夫妻(宗司の弟と妻)
小比類巻弥生夫妻(文月の妹と夫)
仲村愛奈夫妻(弥生の娘(彪志の従妹)と夫)
青葉系
古賀太兵夫妻(青葉の父の両親)
高園朋子(青葉の義母)
高園桃香A(青葉の義姉:季里子の夫)
村山千里2A(青葉の義姉:貴司の妻)
佐竹慶子(青葉の大船渡祭壇管理者)
野中菊枝(青葉の姉弟子:実質的な師匠)
ケイ(友人代表)
夫婦なのは桃香Bと千里1なので、ここに出た桃香と千里は夫婦ではない!桃香Bと千里1はその後の祝賀会のほうに一緒に参加した。
ケイは音楽関係の友人代表とクロスロード代表を兼ねている。
結婚式は越谷F神社の辛島広幸宮司が祭主を務め、栄子巫女長と常勤巫女の佐力梨沙(千里の小さい頃からの親友)、半常勤巫女・深耶と久美の4人が補助を務める。
参列者が拝殿に並び、そこに深耶と久美に先導されて新郎新婦が入ってくる。そして祭主と巫女長・梨沙が入ってくる。
最初に深耶が大幣(おおぬさ)でお祓いをする。それから祭主の祝詞が始まるが、巫女長が太鼓、梨沙が龍笛、深耶が笙(しょう)、久美が篳篥(ひちりき)を吹いた。そして祝詞はとっても長かった!(大サービス)
三三九度は深耶が提子(ひさげ)を持ち、久美が銚子(ちょうし)を持ち、梨沙が杯を渡す役を務めて行われた。これは青葉が妊娠中なのでノンアルコール清酒を使用して行われた。三三九度の方式は正式なものなので、これもとても長い。
小杯:新郎が3回で飲む→新婦が3回で飲む→新郎が3回で飲む
中杯:新婦が3回で飲む→新郎が3回で飲む→新婦が3回で飲む
提子から銚子にお酒を注ぎ足す
大杯:新郎が3回で飲む→新婦が3回で飲む→新郎が3回で飲む
そのあと舞が奉納される。
巫女長の太鼓と梨沙の龍笛に合わせて、深耶と久美が舞を奉納した。
その後、青葉と彪志が結婚指輪を交換する。青葉は2019年にもらったエンゲージリング、彪志はお返しにもらったスピードマスターを付けており、青葉は2つの指輪を重ねて付ける形になった。
(婚約指輪をいったん右手薬指に移し、結婚指輪を着けてから、婚約指輪を重ね着けする)
その後、誓詞を読み上げ、玉串奉奠(たまぐしほうてん)をする。親族固めの盃が行われるが、これも三三九度に使ったのと同じノンアルコール清酒で行われた。
最後に祭主の話があるが、これもとても長かった!
かくして、この結婚式は普通なら30分程度のものが1時間掛けた!
結婚式の出席者はそのままマイクロバスで近くの小鳩シティに移動した。
小鳩シティには結婚式出席者全員分のお部屋が取られているので、そこに入る。その部屋からネットで祝賀会に出席する!取り敢えず結婚式に出た人にはお部屋に昼食が置き配方式でデリバーされた。
リアルでこの人数が会食するのは、会食人数制限オーバーである。
なお、今回“披露宴”ではなく“祝賀会”方式で行われている。“招待状”ではなく“案内状”で出している。
参加してくれる人は事前に会費を指定口座に振り込み、原則として前日までに冷凍のお食事と飲み物が届けられている。ただしムーランの配達地域では、生の料理を夕方頃配達した地域もある。
御祝儀は原則として受け取らない。
古賀太兵は定額貯金を解約して御祝儀を奮発しようとしたが「御祝儀は受け取らないので、フルムーン旅行にでも使って」と言われて、九州に戻った後、南九州の青島・鵜戸神宮とかにでも行こうかなあと言っていた。
受け取らないと言っているのに無理矢理押しつけて行った人たちがある。これは特につながりが強く、また充分な経済的余裕のある人からだけ頂いた。括弧内の単位は万円。
千里(3000)、越智純之介(3000)、マリ&ケイ(500)、アクア(300)、秋風コスモス(300)、山吹若葉(300)、丸山アイ(300)、子牙!?(300)、海藤天津子(300)、野中菊枝(300)、竹田宗聖(100)、高美原瞬法(100)、石崎柚布部長(10)、玉梨乙子&桜アキナ(10), 峰川イリヤ(10)、月山和実(10)、宮崎会長(10)、吉田邦生&伊勢真珠(5)、夏野明恵(5)、
越智純之介さんは青葉の小さい頃からのパトロンである。札幌で食品会社を経営している。竹田宗聖はテレビ大好きの霊能者。青葉の後見人のひとりである。石崎柚布は〒〒テレビの制作部長。宮崎さんは百万石スイミングクラブの会長。
子牙(しが)は実態が見えないが、虚空・羽衣と並ぶ、現在の日本の最強霊能者のひとりである。性別や年齢もさっぱり分からない。連絡が取れるのは多分、虚空(丸山アイ)と千里だけ。虚空が自分の祝儀と一緒に
「これ子牙さんから言付かった」
と言って持って来た。虚空は祝賀会にも参加したはずだが、どの人が虚空か参加者があまりに多すぎて分からなかった。参加者の中に瞬嶽師匠(2013年没)も居たような気もしたが、きっと気のせい。
祝賀会の発起人は下記14名である。
(以下名前は一部を除いて旧姓で書く)
ケイ、伊勢真珠、夏野明恵(*36)、高園桃香、村山千里、月山和実、山吹若葉、川内峰花(音楽関係)、峰川イリヤ(松本花子関係)、石井美由紀(高岡関係)、海藤天津子(霊関係)、桜池布恋(水泳関係)、佐竹真穂(大船渡関係)、小比類巻愛奈(鈴江家関係)
絶対引っかき回されるから入れなかった人!
マリ ケイが出てる
雨宮 ケイに話して
虚空 千里に言って
(*36) 明恵の本名は夏野明恵だが番組上沢口明恵を名乗っている。沢口は明恵の曾祖母(=慈眼芳子の姉)の旧姓。遠い将来(20年くらい先?)、明恵が番組を継承することになった場合の備えで、神谷内さんが名乗らせた。
祝賀会には結局何人参加してくれたのか、実は発起人にも正確な数字は分からなかった。取り敢えず、ネット接続数は185, 食事の配送数は273食だった。
しかし夫婦や姉妹などでひとつの接続を共用した人があるし、接続せずに食事だけ頂いて!あけぼのテレビの中継を見ていた人もある。
またごく一部、法的な規制で会費を払えないものの参加してくれた人もあった(*37)。また少食なのでといって会費は2人分払ったものの食事は1人前でいいと言った人たちもあった。だから参加者はたぶん300人を越えている。
(*38) 法的規制で参加費を払えないが参加してくれた人は、真珠が把握している範囲では下記。しかし他にもいたかも知れない。
文部科学大臣、富山県のN知事、石川県のH知事、高岡市のK市長、F小学校校長、富山県警の春脇警部
このほか、(樺太に居るらしい)羽衣が
「今、日本円やドルが入手出来ないので」
と言って、ルーブル紙幣で参加料を送って来たが、戦争が終わるまで両替できないかも!?と思った。
(多分若葉なら両替できると思う:人民元を経由する)
この祝賀会は、あけぼのテレビで2時間にわたり生放送(一部が定額で視聴可能な有料放送)された。だからあけぼのテレビを通してお祝いしてくれた人は数十万人に及ぶ。
あけぼのテレビはだいたい月に2〜3回、タレントの結婚式披露宴を生中継している。あけぼのテレビとしては、オリンピックのゴールドメダリストで、アクアのメインライターである青葉の結婚式は充分放送する価値があったし、接続数はかなりの数に及んだ。
今回の放送を完全無料ではなく一部定額有料にしたのは、全部無料放送すると回線がダウンするのが確実だからである。今回の“売上”は全て若いアスリートを支援する基金に寄付することを青葉は表明している。
なお、あけぼのテレビでの接続と、祝賀会会場からの直接接続の主な違いは、後者はこちらの音声が新郎新婦に届くし、チャット機能が使えることである。もっとも接続数が多いので、メッセージは高速スクロールになった!また直接接続している人は、直接接続している人の映像一覧を見ることができる。
この祝賀会の司会を務めたのは、あけぼのテレビの小林雪恵アナウンサー(アナウンサー室長)である。
「青葉ちゃんが結婚式あげる時は司会してあげるね」
と以前言っていた、森本メイにも声を掛けてみたのだが
「祝賀会を生放送して秒単位の狂いもなくピッタリ時間通りに進行させる自信無い」
と言って辞退したので、あけぼのテレビの祝賀会中継に慣れている小林アナに頼んだ。
テレビ放送は18:30にスタートするが、最初の15分間に結婚式のダイジェストが放送される。ここで、カメラ技師のリクエストに応じて、青葉が結婚指輪と婚約指輪を重ね着けしているところ、彪志が手首にスピードマスター、薬指に指輪を着けているところが映された。
結婚式ダイジェストの後、ケイが出て、青葉のプロフィールをあらためて紹介する。これは青葉の活動範囲が多数のジャンルに跨がっているため、説明できるのがケイ以外には考えられなかった。
●水泳選手で東京五輪・ブダペスト世界水泳のゴールドメダリスト・日本記録保持者
●作曲家“大宮万葉”でアクアのメインライター
●作曲家“桜蘭有好(おうらん・あるす)”で羽鳥セシルのメインライター
●槇原愛のメインライター“鈴蘭杏梨絵斗(すずらん・あんりえっと)”の一部
●創作集団“松本花子”の主宰者のひとり
●あけぼのテレビの大株主のひとり
●石川県の火牛スポーツセンターのオーナー
●〒〒テレビのアナウンサーで『ラピスラズリのミュージシャン・アルバム』担当。
●住職の資格を持ち“瞬葉”の名前を使うこともある
●心霊関係の膨大な資料を集め電子化を進めている(曾祖母から受け継いだ事業)
●“金沢ドイル”の名前で北陸ローカルの心霊番組を担当
ケイは細かい点を略してザクッと説明したのだが、それでも10分以上掛かった。
そしてケイの説明の後で青葉が「皆様へ」といメッセージを述べ、あらためて出産後必ず水泳に復帰し、パリオリンピックでメダルを目指すことを約束した。
これが終わったのが19:00ジャストである。生放送で生スピーチして時間ピタリで終えるのはさすが本職のアナウンサーである。
この30分間は無料で放送された。実は19:25までは無料である。
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春一(21)