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■女子中学生・夏祭り(24)

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「合宿に参加したBはQ神社に出現したBより強い性格っぽい」
「思った」
「だからこちらのBが、貴司君の浮気やレイプ犯に怒って出現したほうのBだよ」
「ああ」
 
GとVは注意深く見守っていたが、Q神社の方のBは毎日Q神社でご奉仕してから天野道場があった所のユニットハウスに帰り、夏休みの宿題に取り組んでいる。
 
一方のバスケ合宿に参加しているBは毎晩お寺で寝泊まりしている。(着替えはGが転送してあげた)
 
「合宿が終わったらこの子どこに帰るのかな」
「自宅には帰せない。話がややこしくなる。今週はお父ちゃんも家に居るし」
「何かもう既にかなりややこしくなってて私分からなくなって来た」
 
「この子は旧早川ラボに連れて行こう」
「ヒグマが出るのでは」
「ヒグマくらい倒せるでしょ」
「そだねー」
 
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特にこちらのBはQ神社に居る子よりパワフルみたいだからヒグマくらい倒せそうとVも思った。万一の時は助けに行けばいいし。
 

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千里BとYが合体?した状態は、どうもBw+Y1, Bs+Y2 の組み合わせ固定で出現しているようである。そして観察していると、Bw+Y1 は元々のB(blue)の性格が強く現れ、Bs+Y2 は元々のYの性格が強く現れているようである。
 
また2人は性別認識も異なるようでBw+Y1は自分が戸籍上男だと思い込んでいて男子16番の生徒手帳(元々Bが使っていたもの)を所持しており、一方のBs+Y2は自分は女だと思っていて、Rと同じ女子31番の生徒手帳を持っていた。これは元々Yが使っていたものである。
 
GとVはこの組み合わせに暫定的な名前を付けることにした。
 
Q神社に現れ、元天野道場のユニットハウスに住み自分を男と思っている弱い性格の Bw+Y1 を“スカイ”(略称S)、バスケの合宿に参加し、自分を女と思っている強い性格の Bs+Y2 を“タマゴ”(略称T)と呼ぶ。これらの名前は 青い空、黄色い玉子、という連想である。
 
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「強いTiger(虎)と弱いSparrow(すずめ)だったりして」
「その方が覚えやすかったりして」
「Tigerは青と黄の虎模様の腕時計だし」
「なるほど。Sの方はStarry 星模様だしね」
「ああ、StarのSだったりして(*49)」
 
(*49) 星模様は star pattern, starry, stellular などという。
 

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「でもだったら私たちも名前付けようよ」
とVが言うと
 
「じゃ私がGからGrace, VちゃんはVictoria」
とGは言う。
 
「とっからそんな名前が・・・・」
 
「RはRobin、ゴールド姉妹は金(きん)のことラテン語でaurum というから、そこからAurita, Aurora, Aurin で」
「姉妹?」
「金色の子は少なくとも3人居る。もっと居るかも」
「知らなかったぁ!!」
「同じ顔だから分かりにくいよね」
 

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それで8月14日(日)に合宿が終わった後の千里T(Tamago, Bs+Y2)を、コリンに(小春の)カローラで迎えに行かせ、旧・早川ラボ(元の天野道場の建物が建っている)の管理人住宅の方に連れていった。
 
「しばらくここに籠もってて」
「なんで?」
「宿題があるからだよ」
と言って、ドーンと“この”千里の前に宿題を積み上げる。
 
「こんな量できるわけない。夏休みあと1週間しかないのに」
「千里ならできる」
「そんなぁ」
 
ちなみにここにはQ神社の千里S(Sky, Bw+Y1)がまだ着手してない後半部分を持って来た。息抜きにバスケ練習するといいよと言って、道場の方にバスケの移動式ゴール(*50)を置いてあげたら、ほんとに時々練習しているようだった。
 
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(*50) 玄武に言ったら持って来た。粗大ゴミ捨て場から回収したものらしい。リングの錆を削り、錆止めの塗装をして、ネットは新しいものに交換した。支柱部分は簡単に錆を落として再塗装した。ボードも新しい板に交換した。玄武はこれらの作業を半日でやってくれた。
 

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「宿題を手分けして片付けるためにもっと増えたりして」
と千里V(Victoria?)は無責任に呟いた!
 
ちなみに小春は、旧天野道場の場所に建っているユニットハウスの千里S(Bw+Y1)にも呼び出されて雑用を頼まれ、一方で旧早川ラボの場所に建っている小さな小屋の千里T(Bs+Y2)にも呼び出されて色々用事を頼まれ、
 
「これどうなってんのよ〜!?」
と思った!!
 
自分でも分からなくなったので、旧早川ラボの所の千里(T)の用事は小糸にさせることにした。小糸は千里から
「へー。小春の子供なんだ。よろしくね」
と言われて、なぜ今更こんな挨拶をされるのか、訳の分からない思いだった。
 

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8月14日(日).
 
千里Rたち旭川合宿組の所に越智さんが来て指導してくれた。千里と清香については
「今更君たちに指導することは無い。とにかく思いっきり戦うこと。下のレベルの試合でも決して相手を甘く見ないことだな。君たちの最大の敵は油断だ」
 
と言った。
 
「確かに去年は強敵の油断に乗じて勝ち上がっていった面があります」
と千里は言った。
「今回は逆の立場だよね。剣道雑誌では私たち優勝候補に挙げられてたし」
と清香も言った。
「向こうは奇策を仕掛けたり、僅かな油断を突いてくるだろうね」
 
公世については
 
「凄く精度が上昇している。この調子で頑張るように」
と言っていた。彼にも改めて下位の戦いでも油断しないように言った。
 
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竹田・所沢については
 
「君たちもこの半月で凄く伸びた。この感じで頑張りなさい」
と言っていた。
 

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この日、珍しく稽古が終わった後で、貴子は越智さんを夕食に招いた。
 
「君たちよく食べるねー」
とみんなの食欲に驚いていた。
 
「中学生は食べ盛りですから」
「1日中稽古してたらやはりたくさん入ります」
 
食事が終わった後、ケーキとお茶が配られる。
 
「実はぼくは警察を退職したんだよ」
と越智さんは言った。
 
「越智さんって警察官だったんですか!?」
とみんな驚く。
 
「いや、江向を連れてきた時に言わなかったっけ?」
 
江向さんというのは、越智さんの後輩の剣士で段位は三段。坊主頭がインパクトがあるが現役の警察官ということだった。
 

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「江向さんが警察官というのは聞きましたが」
と公世は言う。
 
「越智さんは警視だったんだよ」
と貴子は言う。
 
「すごーい。お偉方だ」
「でもぼくは若い頃上司と派手にやりあって出世コースからは外されてたからね。警視正に昇進する見込みは無かったんだよ」
と本人は言っている。
 
「田舎の警察署の署長にならないかという話があってさ。どう考えても閑職だし。これを機会に退職することにした」
「あぁ」
 
「この後、何のお仕事なさるんですか?」
「まだ決めてない」
「まだ辞めてすぐですもんね」
 
「でもこのあと、君たちが三重に行くまで毎日指導しに来るから」
「わぁ!よろしくお願いします」
 

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旧早川ラボの管理人住宅。
 
千里T(Bs+Y2) が明け方勉強していると外で大きな音がした。
 
何だろうと思って出て見るとヒグマが外壁にぶつかって半矢の状態になっているようで手足をバタバタさせて苦しそうに暴れている、この壁には高圧電流が流れているので、それにやられたのだろう。
 
(バックパッカーとかの“人間”がやられないように、電圧壁の前に防護壁がある。防護壁を壊せるのはヒグマ・エゾシカくらい)
 
「ああ、苦しんでるのか。今楽にしてやるから」
と言って千里はヒグマの脳にエネルギー弾をぶつけてとどめを刺した。
 
するとそこに勾陳がやってきた。
「さすが千里だな」
と言う。
 
誰だ?こいつ、と“この”千里は思う。いやに馴れ馴れしい口をきく。
 
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「もらって食っていい?」
「ご自由に。私宿題があるから適当に処分して」
「サンキュー!」
 
誰か知らないけど、処理してくれるなら任せた!と思って千里は管理人室に戻り、宿題の続きをした。
 

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新早川ラボ(Y町に移転したほう)の裏手の空き地。
 
「楽しそうですね。私も混ぜてもらえませんか?」
と伊豆霧は言った。
 
「ああ、ええよ。その辺に転がってる木を使って」
と清川は答えた。彼は関西に長く居たので微妙に関西弁が混じる。
 
それで伊豆霧はミズナラの木を持って他のメンバーとチャンバラするが、彼が結構強いので
「あんた結構やるじゃん」
と言われる。
 
「この辺じゃあまり見ない顔だね」
「最近東京から引っ越してきたんです。伊豆霧と申します」
「この辺に住むの?」
「はい。主人が留萌に引っ越してきたので。みなさんよろしくお願いします」
「おお、よろしくよろしく」
 
「まあ俺たちも別に留萌にずっと居る訳では無いのだが」
「元から留萌に居るのは羅笛兄弟くらいだな」
 
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その時、勾陳が来て言った。
「おーい。ヒグマが一匹掛かったぞ。千里が倒した」
 
「おっ、さすが千里さん」
「よし今日は熊肉パーティーだな」
「伊豆霧さんも来ない?」
「はい、ぜひよろしく」
 
“ちさと”って、善美が今度協力することになった千里さんかな?ヒグマを倒すとはさすがだなと思いながら、伊豆霧は清川たちに付いて行った。
 

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8月17日(水).
 
P神社に、家を建て直すので解体祓いをしてほしいという依頼があった。宮司は、善美に(宮司の)カローラを運転してもらい、笛係として玲羅を連れ、依頼された家に向かった。
 
現地に着いて「うっ」と思う。解体祓い程度ならと思い油断していた。これは千里ちゃんを連れて来なければならなかった。
 
と思った次の瞬間。
 
その家に巣食っていた大量の悪霊・妖怪の中の親玉とおぼしきものが粉砕され、続いてその眷属と思わしきもの数体が蒸発して、更にその少し後には雑魚の類いが全て潰された。竜巻のようなものが起こり、風が四方から吹き込んで来て、あっという間にそこは綺麗な空間と化した。
 
え!?
 
と思う。
 
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依頼主さんも何か起きたのを感じたようでキョロキョロしている。
 

悪霊・妖怪が消滅した時、善美が何か印(いん)のようなものを結んでいだのを宮司は目の端で見た。
 
『七尾さんがやったのかな』
と思った。
 
それにしても顔色ひとつ変えずに瞬殺するとか、さすが霊能者の3代目を名乗るだけあるなと宮司は思った。
 
そして宮司は善美の太鼓・玲羅の笛に合わせて祝詞を奏上し、ここの解体祓いを執り行った。
 
その後、各部屋を回って塩を撒くが、これは玲羅に塩を撒かせて、善美は手を巫女服の袖の中に入れていた。きっとあの袖の中で印(いん)を結んでいるんだと思った(正解!)
 
最後に神棚に再度拝礼した上で、備えていたものを降ろし、御主人の息子さん(と宮司は思った!ちなみに御主人は神社の禰宜さんか何かと思った!)が神棚を取り外して御主人に渡し、全ての作業を終えた。
 
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本来、解体祓いというのは、家を守護している神様たちに、家を崩して建て直す前にいったん上にあがっていただくための儀式である。家を守護していたのに何の挨拶も無しにいきなり崩し始められたら神様は怒る。だから解体祓いは地鎮祭以上に重要と言われる。
 
しかしこの家の場合は、妖怪の巣窟になっていて、全く守護されていなかった。家守さんも、守護神もおられなかった。だからさっきの七尾さんの浄霊?で事は済んでいる。
 
あとは解体が終わった後、建築工事を始める前に地鎮祭または起工式をして、工事の安全を祈る。家が完成して落成式をした後で、また神棚を祭ればよい。
 
(地鎮祭は工事を始める“前”にする。起工式は工事を始める“時”にするものであるが、両者はだいたいまとめられて一度におこなう)
 
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なおここの地鎮祭もP神社に依頼があった。
 

実際には・・・
 
この家の妖怪退治をしたのは千里Vである。Vは善美を“端末”に使って処理した。善美が結んだ印(いん)は霊能力を仲介するためのものである。実は、千里たちが善美に頼んだのが、この“端末になる”ことだった。
 
リモート除霊!である。
 
それは、千里の力が必要であること程度は判るだけの霊的な能力を持ち、霊的な操作を仲介できる程度の“受信”能力のある“人間”にしかできない。しかも善美は自分の身は自分で守れる程度の霊能力もあるので、この役目にピッタリだったのである。
 
ただし各部屋のお祓いについては本当に善美がしている。彼女ならすぐマスターできるだろうと思い教えた。印(いん)を結んでいたのはその方がやりやすいから結んでいただけで、慣れたら“心の中で印(いん)を結ぶ”だけでできるようになるはずである。
 
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しかしこれで千里は安心して来春に留萌を離れられる環境作りをした。
 
千里GとVは、千里RとB?が来春旭川か札幌に出たら、深川か滝川あたりに司令室を移転させ、そこから留萌の善美をリモートで使うつもりでいる。(この計画は根本的に変更する羽目になる)
 
善美は神社からの報酬と、千里たちからの報酬の両方を受け取ることになる。しかも住む家の家賃はタダである!
 

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そして“3代目・子牙”の活動も静かに始まった。
 
要するに“3代目・子牙”というのは、善美と千里(主としてV≒後の6番)の共同ネームのようなものである。
 
その正体を知るのは、千里と、もうひとりは2代目子牙=五島照子の葬儀にも来ていた長い髪の少女=虚空のみである。ただし虚空は“3代目・子牙”の半分が実は千里であることまでは知らない。
 
虚空は彼女の“思考が読めなかった”ので、この人はいかにも凡人の振りをしているけど凄い人だと思ったのである。千里Vが彼女が3代目を継いだことに気付いたのもやはり善美の“思考が読めなかった”からである。
 
 
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女子中学生・夏祭り(24)

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