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■夏の日の想い出・ラブコール(13)

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(C) Eriko Kawaguchi 2021-09-03
 
ローズ+リリーのアルバム制作は、8月10日から『Multiply』(増殖という意味)の制作に入った。これは私がこの春に見た夢がベースになっている。
 
私は雑誌にコラムを書き、毎月20万円の報酬をもらっていたが、仕事が忙しくなり、コラムを書く時間が無くなってしまったので、申し訳無いけど、とお断りした。それからしばらくして、依頼者の会社に行くと、会議室に猫が20匹いる。
 
実はあなたに払っていた報酬でこの猫たちの御飯を買っていたのですが、コラムが無くなってしまい、この子たちを飼い続けることができなくなったので、バラバラに里子に出すことになったんですよ、と言われるので、それは悪いことをしてしまったと思う。そして子供たちが泣いている中、猫たちはとうとうあちこちに里子に行くことになる。子供たちが「○○ちゃんとはいつ会えるの?」と言うので、私は子供たちに嘘をつくことになるけど「7月に会えるよ」と言った。
 
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というところで目が覚めた。
 
なんか物凄く罪悪感を感じてしまったのだが、よく考えるとこの夢はおかしい。
 
コラムを書いて報酬をもらっていたのは私である。依頼主は20万円を私に払ってくれていたわけで、依頼主がもらっていたわけではない。それなのに、コラムが無くなったので餌代が出せなくなったといのは辻褄が合わない。
 
などということを政子に言ったら「その話もらった」と言って、詩を書いたのである。政子は最近不調でなかなか詩を書けないようなのだが、この日はスイスイと書いて私に渡してくれた。それに曲を付けたものである。
 
これは1匹の猫が49匹!に増える話である。
 
最初は雄猫1匹だったのが、奥さんを連れて来た。そしてその奥さんが子猫を6匹産んだ。その子猫たちがみんな各々、奥さんあるいは彼氏を連れてきて14匹になる。そしてこの7組のペアが各々子供を平均5匹産んで35匹増え、49匹になる。
 
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それでこの猫たちの餌代を稼ぐために私がビアノに向かって必死で曲を書いている、というところで終わる(落ちが無い!)。
 

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そういう訳でこの曲のPVは私とマリ自身で演じた。
 
マリが捨て猫を1匹拾ってきた所から始まり、奥さんを連れて来て2匹になり、奥さんが子猫を6匹産んで8匹になる。子猫が各々のパートナーを連れてきて6匹増えて14匹になり、7組のペアが各々子供を産んで35匹増えて49匹になる。
 
それで餌代を稼ぐために、私が5人に分裂して!各々の私がそれぞれピアノの前で必死に五線譜にボールペンを走らせているのである。
 
猫は最初の2匹(栗原リアの飼い猫サファイヤとフランツ:どちらも雑種の3歳:避妊手術済み)以外は、CGで描き込んでいて、実際の撮影はほぼ私とマリの2人だけで行なった。
 
発売後「これに近い話を聞いた」という反響が多数寄せられた曲である。
 
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ああ、恐い!
 
なお、5人のケイはもちろん合成だが
「やはりケイは5人いたんだ!」
というジョーク(だと思う)が多数、ネットに書き込まれた。
 

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楽曲の方は、アコスティック楽器をベースに、木管・弦楽器を入れているが、金管は入れていない。木管セクションで、録音をしていた時にたまたま通りかかった甲斐姉妹を捕まえて“猫笛”(ピッチが違う2個)を吹かせている。それで「ニャーオ」という音(声?)が多数入った、楽しい曲になった。
 
歌っているマリも随分楽しそうだった。
 

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8月14-15日には、仙台の織姫で、姫路スピカのネットライブ、甲斐姉妹と水谷姉妹のネットライブが行われ。バックダンスは九州・沖縄の信濃町ガールズが務めた(当然集められている東北地区の子たちと交替で踊る:交替しながらでないととても体力がもたない)。
 
更に16日には小浜市のミューズシアターでアクアのネットライブが行われた。このライブのバックダンサーは、今年のビデオガールコンテストに上位入賞したばかりの子たちを連れて行った(これに福井・鳥取・島根在住の地方ガールズを加えた:感染拡大地域からの移動を控えたので石川・富山や関西地区からは呼んでいない)。
 
リハーサルはアクアも葉月も多忙で間に合わないし、前回リハーサル役を務めた水物ビーナも多忙なので、背丈が近い薬王みなみがアクアの代役をして行なわれた。みなみは大役に興奮したものの「気持ちいいー」と言っていた。
 
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アクアは今回も5月のライブと同じように、前半はドレスで、後半は男性衣装で歌った。どうもコスモスとしては、しばらくこのスタイルを使うつもりのようである。ドレスを着たいというのはアクアFの希望らしい。
 
信濃町ガールズの新人たちは、本番でアクアの歌唱を間近で聴いて感動していた。アクアの実力を肌で感じ、各々自分が追いつき追い越すべき目標として認識したようである。
 
もっとも森田浩絵などのように
「アクアさん、すごーい。やはり私とかとは格が違う」
と、単に圧倒されてしまった子もいたようではあるが!
 
信濃町ガールズはラストまで全く疲れを見せない、アクアのスタミナにも驚いたようだが、これは2人で半分ずつ歌ったおかげというのは、さすがに明かせない。
 
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昨年あるできごとに関して書いた『All of You』("I love you All"から改題)を8月17日から制作開始した(これで6曲目)。
 
政子の子供大輝の父親は以前の彼氏・大林亮平で、彼が胎児認知していたので、大輝の戸籍の父親欄には、きちんと大林亮平の名前が記入されている。これは実は亮平の(現時点での)唯一の実子である。
 
大林亮平は昨年、原野妃登美と結婚し、妃登美は昨年9月2日に月花を産んでいる。しかし実は月花は亮平の子供では無い(法的には亮平の子供ということになっている。だから法的には月花と大輝は姉弟であるが本当は無関係)。
 
月花の本当の父は、作詩家の八雲春朗である。八雲春朗は2019年頃から“三つ叉”をしていて、高木佳南(東郷誠一の娘)、氷川真友子(ローズ+リリーの担当)、原野妃登美の3人と同時に付き合っていた。
 
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そして“誰かさん”のニードルワークのお陰で、3人を同時に妊娠させてしまった!
 
そしてその3人が全員2020.9.2に子供を産んだのである。
 
結局八雲春朗は高木佳南と結婚したので、彼女が産んだ宏文は普通に夫妻の子供として入籍された。
 
氷川真友子は春朗の弟(現在は妹だが戸籍上はまだ男性だった)・八雲礼江と結婚したので、真友子が産んだ稲美は、礼江の子供として入籍された。ただし、礼江はとっくの昔に性転換手術を受けており、精子など存在しなかった。2人の結婚は事実上のレスビアン婚である。礼江は真友子が春朗の子供を妊娠しているのを承知の上で、真友子に自分と結婚して欲しいと言った。
 
春朗と礼江は兄妹(元兄弟)で血液型も同じなので、生まれた子供の血液型や容姿などで、問題が生じる可能性が全く無いのである。
 
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そして大林亮平も、妃登美が他人の子を妊娠しているのを承知で彼女と結婚した。実は、大林亮平は過去に彼女と付き合っていた時期もあったものの、政子との結婚を考えて、妃登美とは別れていた。
 
ところが亮平と政子は決裂してしまい、結婚はキャンセルになった。すると、政子が亮平を妃登美に“トレード”してしまったのである!妃登美が結婚できない男の子供を妊娠していること、男からもらった手切れ金だけでちゃんと子供を産んで育てていけるか不安を持っていることを知り「亮平に面倒みてもらいなよ」と言って、妃登美が春朗からもらった手切れ金と交換に亮平を妃登美に売っちゃった!のである。
 
亮平は自分が“売り渡された”と知って仰天したものの、子供を妊娠していてその父親と結婚できない妃登美に同情した。それで彼女のお腹の中の子供の父親になってあげることにしたのである。
 
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だから、一連の親子関係は、建前としては↓なのだが
 

 
本当はこのようになっているのである。
 

 
私は、自分の種でない子供を産む女と敢えて結婚してあげる亮平の心意気に感動し、“君の全てを愛す”という曲を書いたのである。
 

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もっともこういう内容をストレートに歌詞に出すと、上記、秘密の親子関係を暴露してしまいかねないので、私は“坊主愛しければ袈裟まで愛しい”という雰囲気の歌詞にまとめあげた。
 
「フェチだ」
と随分ファンからは言われた歌である。
 
MVには、花咲ロンドと、桜木レイアに出演してもらっている。
 
むろんレイアが彼氏役で、ロンドが彼女役である!
 
ふたりが楽しく夕食を一緒にして、一緒に寝室に消えて行く。そして一夜開けて、彼氏はお仕事に出かける。その後で、ロンドはスマホを開いて彼氏の写真を見てうっとりしている。更に彼が脱いで行ったパジャマを抱きしめたり、彼の使っていたパソコンを撫でてみたり、彼が昨夜熱心に見ていた、常滑真音のビデオを自分も見て、やはりうっとりしている。
 
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それは舞音ちゃんを見ているのではなく、舞音ちゃんのビデオを通して、愛しい人の面影を見ているのである。
 
このフェチかげんが物凄い名演技だと言われた。こういう女を演じるのがまたロンドは似合っているのである。
 

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2021年8月18日(水).
 
舞音withスイスイが歌う『こどものうた』(22曲入りアルバム)が発売された。CDジャケットは、黒招き猫に扮した舞音と、白招き猫に扮した水谷姉妹である。
 
舞音は『タイカジキ、カニエビ、イカタコ、サケマグロ』のヒットで、子供たちに人気のお姉さんになったので(幼児番組にもよく呼ばれているし、幼児雑誌の表紙も飾っている)、その曲を含む、こども向けの歌を歌ったものである。
 
7月中旬から『招き猫2』と同時進行で作っていたもので、こちらが先に完成していたので発売もこちらが先になった。
 
『こどものうた』は信濃町アンサンブルの伴奏・水谷姉妹のコーラス・山本コリンの仮歌。『招き猫2』は招き猫バンドの伴奏・水森ビーナの仮歌(最終的にセレン&クロムのコーラスを入れた)で、舞音だけが両方のメインボーカルを取るという、かなり無茶苦茶なスケジュールの進行だった。
 
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「私4人分くらい仕事してる気がする」
と舞音は言っていたが、これをやりながら、熊谷のスタジオでCM撮影したり。東京にヘリで往復してテレビの歌番組とかにも出ていたので本当にそのくらい仕事をしていたと思う(舞音はスケジュールが混んでいるのと、感染予防の観点からもバラエティにはできるだけ出さないようにしている)。
 

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8月18日のお昼過ぎ、青葉から連絡があり、やはり現役を続けることにするということだった。何でも最後は水連会長の鈴木大地さんに説得されたらしい。私は鈴木大地さんが日本水連の会長をしていたことを知らなかったが、ともかく彼女の決断に賛成し、激励した。あらためてこちらは今後も青葉を含む“津幡組”を応援するということを伝えた。
 
青葉は19日にHonda-Jetで金沢に帰り、ローカル番組でメダルを披露したらしい。゜
 

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