広告:オトコの娘コミックアンソロジー- ~強制編~ (ミリオンコミックス75)
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■女子中学生・冬のOOOグラス(22)

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マナはセンター試験が2週間後なのにまだ旭川に戻る気配も無くりんごを食べながらテレビを見ていた姉に頼んだ。
 
「お姉ちゃん。R高校に出す願書に貼る写真を撮ってくんない?」
「いいけど、あんたその服で写る気?」
「フリースじゃだめかな?」
「ちゃんと制服着なさい」
「あっそうか」
と言って部屋に戻り詰め襟を着て来る。
 
「制服が間違ってる」
「え?何か変?」
「ちゃんとセーラー服着なさい」
「え〜〜!?」
 
「ああ、女の子はちゃんとセーラー服着なくちゃね」
などと母も言っている。
 
それでマナはちょっとドキドキしながらセーラー服に着換えて来た。でもこの服で写真撮ったら、ぼく女子として高校に入らなければならないのでは?
 
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と考えてから
 
女子高生になりたーい!と思った。
 

それで撮ろうとするが
 
「眉毛が変だ」
と言われて姉がカットしてくれる。
 
「髪が変だ」
と言われる。
「あ、だったらこれかぶればいい」
と言って母がウィッグをかぶせちゃった!
 
「おお、ロングヘアの女子中生だ」
 
父が呆れて見ている。
「なんかそうしてたら、女の子に見えるな」
「この子、高校は女子として通うことになったから」
「え?そうなの?」
 
ぼくほんとに女子高生になるの?いいのかな?
 
「スマイル、スマイル」
 
それでマナが笑顔を作ると、姉はそこを撮ってくれた。10枚くらい撮り、いちばん可愛いのをプリントして願書に貼る。
 

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「願書全然書いてないじゃん。すぐ書きなさい」
「うん」
と言ってマナが願書を書き出すが、ふりがなに“サトウ・マナブ”と書こうとしたら、“ナ”の字を書いたところで止めが入る。
「ふりがなは“マナ”でいい」
「えっーと」
「それと自分の性別を間違うなよ」
 
「まさか“こっち”に丸を付けるとか」
「セーラー服を着た少女が男の訳が無い」
と姉。
「この子、性転換手術受けちゃったのよ」
と母が父に言う。
 
「え?そんな手術受けたの?」
「女の子になったから、髪を伸ばし始めたんですよ。生理ももう来たって」
「そうだったのか。生理も来たならもう完全な女だな。でもそんな手術する前に、お父さんにもちゃんと言いなさい」
 
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あれ〜〜?叱らないの?
 
「性転換手術まで受けたのなら仕方無いな。確かにお前、小さい頃はいつもスカート穿いてたもんな」
などと父は言っている。
 
お父ちゃん、なんか理解がありすぎない?
 
でもぼくやはり女子高生になるの〜〜?
 

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2006年1月9日(月祝).
 
成人の日である。この日杉村真広は札幌市内の会場で成人式に参加した。
 
本人は、普段少しあらたまった席などで着ている“友禅風”振袖を着るつもりだったのだが「あんな安物を着るなんてとんでもない」と母から言われ、結局豪華加賀友禅の振袖を着ることになった。お金も出してくれたからいいけど。
 
昨年2月の婚約式の直後に注文し、10月に出来上がっていたもので、いつも会社の公告などを撮影している写真家さんに頼んで記念写真を撮ってもらっている。
 

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成人式のあとは、その“安物”の振袖に着替え、桂花にも別の振袖を着せて、振袖デートした。
「君たち新成人?」
などと訊かれて
「はいそーでーす」
などと答えていたが“桂助”は3年前に羽織・袴を着て成人式を済ませている。
 
「3年前は桂助君の成人式で今年は桂花ちゃんの成人式ってことでいいんじゃない?」
「うーん・・・・・」
「それとも“成女式”にする?」
 
ドキッ。
 

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ホテルのツインルームに入り、いつものようにベッドをくっつけて、まずは1回して、成人の日を祝う。そのあとイチャイチャしながら桂花は尋ねた。
 
「私いつ頃性転換手術受けたらいいのかなあ。まーちゃんが卒業してから結婚するとして結婚式が2008年夏くらいとして、それから赤ちゃん妊娠するとしたら、2007年夏くらいに手術すればいい?」
 
「別にあらためて性転換手術とかする必要無いと思うけど(既に終わってる気がするのは私の認識違いだろうか?)」
 
「だって赤ちゃん産まないといけないからその前に女になっておかないといけないよね」
「そんなことないと思うよ。今の身体のままでいいと思うよ(だって既にほぼ女じゃん)」
 
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「でも私ちんちんあるし」
「別にちんちんから赤ちゃん産むわけじゃないし、ヴァギナは既にあるんだから、ちんちんは付けとけばいいんじゃない?桂花、立っておしっこしないし、ちんちんなんてあってもなくてもいいじゃん」
 
桂花は・・・実は男性時代から立っておしっこをしたことが無い。座ってするように子供の頃から躾けられていた。「お前は女の子になるんだから、男の子みたいなことしてはいけません」と言われていた。だから小学校の頃からトイレは個室しか使っていない。幼稚園には女児の制服で通ったのでその頃は普通に女子トイレを使っていた。小学校では女子として就学することが認めてもらえなかったので仕方無く男子トイレの個室を使っていた。
 
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「それとも完全な女の子の身体になりたいんだっけ?フェラしてあげられなくなるけど」
 
確かにペニスが無くなっていちばん変わるのがフェラしてもらえなくなることかも?
 
「・・・・私、まさか、ちんちん付けたまま赤ちゃん産むの?」
「出産の邪魔にはならないはず」
「助産婦さんや看護婦さんに見られちゃうよぉ」
「助産師さんも看護師さんも産科医も守秘義務があるから誰にも言わないよ」
「それにしても恥ずかしいー」
 
「まあけいちゃんがちんちん取りたいのなら取っても私は別に構わないけど。純粋なレスビアンになるだけだし。なんなら今からちんちん取ってもらいに行く?」
「い、いまから?」
 
「やはり今日は成女式だね。大丈夫だよ。ちんちん切るくらい麻酔で寝ている間に終わっちゃうから。痛くないよ」
「ほんとに切るの〜?」
「切りたいんでしょ」
と言って真広はある人に電話をかけた。
 
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1月9日(月祝).
 
成人の日でこの日はお宮参りする新成人も多かった。しかしどうも司令室のほうが“とりこんでいる”ようなので、千里RはGに電話連絡した上で、自分でP神社に行き、1日ご奉仕した。
 
Q神社の方には千里Uが出て行っていた。
 

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1月12日(木).
 
この日は義浜ハイジの出産予定日の3ヶ月前で、この日からハイジは産休に入った。
 

1月14日(土).
 
バスケットの新人戦が行われたがS中女子は5人集まらず、参加できなかった!(剣道の新人戦、バレーの新人戦と重なり1年生全員アウト)。助っ人を1人は確保したものの、もう1人どうしても確保できなかった。
 

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1月14日(土).
 
剣道の新人戦が行われた。女子ではS中とR中で決勝になった。両者のオーダーは下記である。なお新人戦は“勝ち抜き”方式で行われる。
 
S中:ノラン/清水好花/月野聖乃/羽内如月/潮尾由紀
R中:伊島晴美/中村桃実/山倉綾耶/大島晴枝/田詩歌
 
結果はS中の副将・如月がR中の大将・詩歌を倒して優勝。初めて女子の部に出た由紀は座り大将だった。
 
個人戦では逆に詩歌が優勝。如月は準優勝だった。由紀はBEST4まで行ったが準決勝で詩歌に敗れた。3決でもM中の吉崎に破れ女子4位となった。
 
由紀の女子の部への出場については、誰も何も突っ込まなかった!
 
男子の団体は決勝に進出できずBest4に終わった。
 
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なお由紀の竹刀だが、彼女は女子剣道部への移籍を通告されるまでは男子の竹刀を使っていた。これは元々は実は公世の竹刀である。公世が全国大会の当日に竹刀を行方不明にしてしまい、由紀のを借りた。しかし公世はこの借りた竹刀を2本とも折ってしまった。それで後から出て来た自分の竹刀を代わりに由紀にあげたのである。
 
由紀はこの竹刀を吉原翔太君と、工藤大樹君(公世の弟)に1本ずつ譲って自分は(中学)女子用竹刀を(3年の)白石真由奈から譲ってもらった。真由奈はいつもおしゃべりばかりしていてあまり練習していないので竹刀もきれいなままであった!セナが使っていた竹刀はかなり傷んでいて「これは大会では検査NGになる」と沙苗に言われていた。
 
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公世が使っていた竹刀を譲られた吉原君は「工藤先輩が道大会で優勝した時の竹刀ですか。これで頑張ろう」と張り切っていた。大樹のほうは「姉貴(公世のこと)、潮尾先輩が使っていた竹刀か。僕まで女になってしまったらどうしよう?」と少し悩んでいたようである。
 

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1月15日(日).
 
剣道の級位・段位の審査が行われた。
 
如月が二段に合格して、留萌地区2年生で二段一番乗りとなった。潮尾由紀と大島晴枝が初段に合格した。また男子?では佐藤学(さとう・まな)が初段になった。佐藤は“白い”道着を着ていた。
 
田詩歌はは夏に初段になったばかりなので、まだ次の審査は受けられない。
 

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この日の段位審査では、マナは自分の部屋で白い道着に着替え、母の車で会場まで送ってもらい、審査を受けた。段位申請票には“さとう・まな”と振り仮名を付け、性別は忘れたふりしてどちらにも丸を付けなかった。
 
終わった後、母の車で帰宅した。
 
その日の夜、お風呂で「これ無くしたーい」と思いながら、男性器を洗い、溜息をつきながら湯船で身体を温め、女子用ショーツ・ブラジャーを着けてパジャマを着てから自室に戻る。そして少しお勉強をしてから(偉い!)布団に入る。
 
うとうととしていた時に、唐突に部屋の中に小学生くらいの女の子が現れる。
 
「わっ、君誰?」
などと声を出したが、あれ〜この子、村山さんに似てると思った。
 
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村山さんの妹??
 

「ぼくは“男の娘の味方”魔女っ子千里ちゃんだよ。ちなみにこれは夢だよ」
「ああ、夢なのか」
 
「ぼくは“男の娘”のために色々しているから、本当は女の子の服を着ても女の子に見えない人は対象外なんだけど」
 
それぼくのこと〜〜?
 
「でも千里がさ、マナちゃんが悩んでるみたいだから相談に乗ってやれと言うから仕方無く来た」
と女の子は言ってる。
 
「ポリシーに反するのは御免。もし良かったら相談に乗ってほしい」
と言って、マナは彼女に状況を説明した。
 
・自分は元々女の子になりたかった。でも男の子に生まれたんだから男として生きなければいけないと思ってた。
 
・小さい頃はよく女の子に間違えられていた。だから間違えられないように髪も丸刈りにすることにして、それをこの夏まで続けていた。
 
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・8月に性転換手術される夢を見て、そのあと本当に女の子の身体になってしまった。嬉しくてたまらなかった。髪も伸ばし始めた。
 
・12月初めにぼくが女の子だと知った菅原君に誘惑されセックスしちゃった。
 
・その菅原君が女の子の身体になっちゃった。
 
・その後ぼく自身、クリスマスにペニスが、お正月に睾丸が復活して男の子に戻ってしまった。ただしバストは女の子風のまま。喉仏も消えたまま。
 

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「もし君が何か不思議な力を持ってるのだったらお願いしたい。この際、もうぼくの身体はどっちでもいい。菅原君に振られたら振られた時。でも菅原君は男の子としてしか生きられないと思う。彼が男の子に戻れるようにしてあげてもらえないだろうか」
 
魔女っ子千里ちゃんはじっと話を聞いていたが、言った。
 
「自分のことより彼氏のことを心配するというのは気に入った。彼は何とかしてあげるよ」
「ほんと?ありがとう」
「でマナちゃん自身は特に何もしなくていいのね?」
「うん。ぼくは覚悟を決めた。受験が終わったら彼に打ち明ける。ぼく男の子に戻ってしまったから、もう彼の彼女でいられないって」
 
「今のままなら、マナちゃんが男の子、彼が女の子でちょうどいいんじゃない?」
「ぼくは男でも頑張って生きるけど、彼は女としては生きられないと思う」
「いいよ。とにかく彼は男の子に戻してあげる」
「お願い」
 
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その夜、菅原藤太は夢を見ていた。
 
夢の中にマナが出て来た。セーラー服を着ている。抱き付いてキスしてくれる。
 
「藤太くん、お別れを言いにきた」
「なんで?」
「私、男の子に戻っちゃった」
「え〜〜?そうなの?」
「だからもう藤太君の彼女ではいられないの」
「そうなのか・・・」
と思いつつ、今自分の方が女になってるから結婚可能では?とチラっと思った。
 
「だからさよなら。私からの最後のプレゼント」
「なあに?」
「私の身体に戻って来ちゃったおちんちん、藤太君にあげる」
「え?」
 
そういうと彼女は自分のセーラー服のスカートの中に手を入れ、おちんちんを取り出す。そして藤太のお股に、くっつけちゃった♪
 
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「これで藤太君、男の子に戻れるよ」
「ほんと?」
「じゃね」
 
と言ってマナは去って行く。
 
「あっちょっと待って」
と言おうした所で目が覚めた。
 

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おそるおそる、お股に手をやる。
 
チンコがある!金玉も。
 
嬉しい!!男に戻れた!
 
でもマナは・・・?
 

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1月15日(日).
 
小町の妊娠が判明した。
 
「小町ちゃんおめでとう!」
「3月にはママだね」
 
キツネの妊娠期間は約54日である。
 
「なんかまだ実感がわかないです」
 

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「まあそういう訳で、源次ちゃんは去勢させてもらうね」
「ちょっと待ってください!なんでそうなるんですか!?」
 
「だってねー」
「小町が妊娠・授乳中はお仕事できないから」
「それは困るもんねー」
「小町自身も来年以降の妊娠は体力的に厳しい」
「だからセックスしても妊娠しないように、源次君の睾丸は取らせてもらうしかない」
「睾丸取るなんていやです」
「いっそ性転換してメスになってもらう手もあるのだが」
「それもっと嫌です」
 
「まあ覚悟を決めて睾丸を取らせなさい」
 
その時、源次は思いついた。きっと一生でいちばん頭を働かせた瞬間である。
 
「セックスする時は必ず避難具を付けるというのではだめですか?」
「ほぉ!」
「付けてれば妊娠しませんよね」
「でも睾丸取れば生でできるよ」
「避妊具付けてするほうがいいです」
 
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「うーん。まあそれ守ってくれるなら、それでもいいか」
 
ということで源次は必ず避妊具を付けて小町とはセックスするということで去勢されるのは勘弁してもらえることになったのであった!
 

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