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■女子中学生・冬のOOOグラス(10)

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12月17日(土).
 
杉村真広と婚約者の杉村桂花はクリスマスデートをした。
 
クリスマスイブは1週間先なのだが、真広がバイトしているハンガーガー・ショップで真広はシニア・スタッフになっていることもあり
「24日はお願い」
と言われていたのでデートは1週間前倒しにしたのである。
 
父は「バイトなんかしなくても学資くらい出してやるのに」と言ったが、母は「社会勉強にいいんじゃない?」などと言っていた。
 
この日は札幌で女子大生(2年生)をしている真広が、桂花の赤い“ライラ”を運転して旭川市内、桂花の勤務先近くの駐車場で待っている。そこに男性用スーツを着た“桂助”がやってきて、車の中で真広にキスした上で可愛いワンピースに着替え、メイクもする。“桂助”から“桂花”に変身である。
 
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彼は下着はいつも女性下着であるが、それも全部交換した。着替える時ついでにフェラしてあげた。
 
「さあ、レストランに行こう」
と言って2人は車を“降りて”歩いて予約していたレストランに向かう。つまり桂花がいったん車に乗ったのは着替えるためである!
 
2人で一緒にクリスマス・ディナーを食べる。傍目には友人女性2人がディナーを楽しんでいるように見えるであろう。
 

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ディナーが終わると車(赤いミニカ・ライラ)に戻る。そして真広が運転して道央道に乗る。ちなみにこの車は桂花がこの夏に買った車であるが、普段は札幌の真広のアパート近くの駐車場に駐めている!実はデートの時は真広が旭川に来ることが多いので、その移動用である。
 
でも桂花好みの可愛い車である。真広なら最低でもフィットかウィッツあたりを買っている。桂花がミニカを買いたいと言った時、真広はそれならMTで4WDと要求した。冬の北海道で軽を運転するとしばしば走行不能になる。それで4WDを要求。MTはついでである。桂花はMTの運転は自動車学校以来してなかったが、真広にだいぶ鍛えられた。5-6回壁とか電柱にぶつけたのは愛嬌である。
 
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2人はおしゃべりしながら、戯れながら!(事故起こしても知らんぞ)道央道を南下していく。茶志内(ちゃしない)PAで運転交代。今度は桂花が運転する。もちろん助手席からあそこを悪戯する!
 
しかしまあ事故を起こすこともなく、室蘭ICで降りて、予約していた室蘭プリンスホテルにチェックインした。
 
「おやつ」
と言って、KFCのチキンを出す。
 
「これほんと美味しいよね」
「クリスマス専用チキンだと前もって予約してないとまず買えないけどね」
 

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そのあと口と手を拭いてからワインで乾杯した。そのままキスしていったん押し倒すが
 
「お風呂入ってからにしようよ」
ということで、“桂花”が先にバスルームを使う。
 
バスタオルを身体に巻いた桂花があがってきて
「どうぞ」
と言う。真広は汗を流してから身体を拭き、もう灯りを消してベッドに入っている桂花に
「好きだよ」
と言う。桂花が可愛く「私も真広ちゃん大好き」と言う。真広はベッドの中に入り、桂花を抱きしめて彼の豊かなバストを舐め始めた。
 
「だいぶ育ったね」
「はずかしー」
「会社でこれ隠しておくのも限界じゃない?」
「女子社員たちには既にバレてる気がする」
「いっそ女装勤務する?レディススーツ買ってあげるよ」
「さすがに叱られる気がする」
「そうかなあ。性同一性障害に対する理解も進んでいると思うけど」
「ぼく別にGIDのつもり無いけど」
「嘘嘘。元々女の子になりたかったくせに」
 
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女の子になりたかった、というより「女の子になってもらうから」と親からいつも言われていたよなあと思う。家の中ではスカート穿くよう言われていたし。
 

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一通り済ませてから、桂花は少し不安そうに真広に訊いた。
 
「私もし妊娠したら、男の戸籍のまま赤ちゃん産むことになるんだよね」
「大丈夫だよ。その時は“杉村真広”として赤ちゃん産めばいいから」
と真広は桂花のあそこを揉みながら言った。
 
桂花は少し考えた。
「それしか無いかもー」
「元気な男の子産んでね」
と言って。真広は桂花にキスした。
 
桂花は思っていた。
「私小さい頃、女になる手術受けて真広ちゃんのお嫁さんになれってお父ちゃんから言われてたけど、ほんとうに私、真広ちゃんの奧さんになっちゃった」
と。
「もし私が男の子を産んだら、真広ちゃんのお父さんの男系の孫になるよね?うちのお父ちゃんは悔しがるかも知れないけど。だって真広ちゃん忙しいから妊娠している暇とか無いだろうし。私が産まなきゃ」
 
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彼はかなり自分が産む気になっているが、まだ“産休”のことを考えていない。
 
ちなみに労働基準法にはこうある。
 
第六十五条 使用者は、六週間(多胎妊娠の場合にあつては、十四週間)以内に出産する予定の女性が休業を請求した場合においては、その者を就業させてはならない。
2.使用者は、産後八週間を経過しない女性を就業させてはならない。
 
つまり妊娠・出産した“男性”は労働法規では全く保護されていない!!
 

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12月18日(日).
 
この日義浜裕恵(34)は生まれて初めての生理を体験した。
 
「なんで私に生理とか起きるの〜!?」
「初潮おめでとう。今日はお赤飯作ってあげるね」
 

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12月19日(月).
 
菅原藤太は学校を休んでいた。マナはどうしたのかな?と思った。
 
12月20日(火).
 
菅原藤太は今日も学校を休んでいた。風邪でも引いたのかなぁとマナは心配した。
 

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12月21日(水).
 
鳥山さんはついに自宅の土地・建物を任意売却し、銀行からの借金をクリアした。留萌に住むところも無くなったので奧さんと2人留萌を離れて札幌に住む息子さんの所に移動した。
 
自宅売却額から借金返済額を引いた中から、武矢と岸本さんに40万ずつ返済した。払っていなかった給料の7-8月分に充当する。そして残り9-11月分の給料については、鳥山さんが60万円の借用書を書いて
 
「必ず払うから」
と言った。それで鳥山さんは札幌に移動した。退職金分については余裕ができたらという口約束に留め、借用証書までは作らなかった。
 

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漁労長の岸本さんは娘さんが札幌で女子大生、息子さんは同じく札幌で高校生をしているので夫婦も子供たちの近くに移動することになった。
 
年内に現在の住まいを退去して移動すると言っていた。
 

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武矢は鳥山さんからもらった40万円について津気子に申し訳無さそうに言った。
 
「実は知り合いとかではないんだけど弾児から借りていたお金があるんだけど、その返済に使ってもいい?」
と訊いた。
「すぐ返してあげて!」
 
弾児さんの方は返してもらうことはあてにしていなかったようだが、年末にお金が入ってすごく助かったと言っていた。
 
「他に人から借りているお金は?」
「無い。他の人からはもう借りてない」
と武矢は言っていたが、津気子は全然信用できん、と思った。
 
ちなみに武矢は今回もとてもとても微妙な言い方をしているのだが、津気子は気付かなかった。
 

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12月21日(水).
 
P神社の新しいメイン鳥居(海岸に一の鳥居があるのでここは二の鳥居)の落成式が行われた。主な氏子さんが集まり、巫女舞(広海・沙苗・セナ・小鳩)が奉納された。巫女舞の太鼓は千里V、笛は恵香が吹いた。
 
主な氏子さんが集まったが「新しい鳥居は幅が広くていいね」と言っていた。以前の鳥居は昭和初期に建てられたものである。ニシン漁が盛んだったので寄進者も多く、背の高い鳥居が作られたものの、当時は自動車というものがあまり無かったので必要性が感じられず、幅が狭かったのである。
 

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12月21日(水).
 
菅原藤太は今日も学校を休んでいた。マナは心配になり、昼休みに電話してみようと思った。同じクラスで菅原君と一緒に野球部だった福川(司)さんに電話番号を教えてくれないかと頼んだ。
 
「あ、私も心配だなと思ってた」
と答える福川さんのセーラー服がまぶしい。ぼくもセーラー服着たいよぉ。福川さんも5月までは詰め襟を着ていた。でも6月の衣替えでブラウスとズボンに変えて修学旅行からはスカートに変更。秋の衣替えからはセーラー服を着ている。
 
マナは教室を出て、少人数教室の前で教えてもらった携帯の番号に掛ける。福川さんだけが心配そうに付いてきている。マナは彼女にならこの声を聞かれてもいいかなと思った。
 
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7-8回呼び出し音がしてから「お掛けになった電話をお呼びしましたが、お出になりません」というアナウンスである。めげずにもう1回掛ける。6回くらい鳴ってからやっとオフフックされる。
 
「はい」
と弱々しい声。
 

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「藤太(とうた)君、風邪か何か?」
とマナが話した声を聞いて、福川さんが驚くような顔をしている。
 
「あ、マナちゃんか」
と菅原君は言ったが彼は言った。
「俺もうダメかも」
 
「どうしたの!?」
と驚いたように言う。物凄く体調が悪いのだろうか。
 
「俺もう死にたい」
などと菅原君は言っている。
 
「私今すぐそちらに行くから。私が行くまで絶対変なこと考えちゃダメだよ」
「うん・・・」
 
それでマナはいったん電話を切る。
 
「福川さん、彼の家知ってる?」
「知ってる。一緒に行こう」
「うん」
 

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2人はいったん教室に戻る。クラス委員の横田(尚子)さんを捉まえて司は言った。
 
「菅原君の様子が変だから見に行ってくる。私たち2人早引きするから先生に言っといて」
「分かった。司ちゃん、携帯番号の交換しよう」
「うん」
 
それで司と尚子は赤外線で電話番号とメールアドレスを交換した。
 
取り敢えず2人とも生徒玄関に行く。この時2人は学校の坂を駆け下りてS町バス停のところからタクシーを呼ぶつもりだった。
 
生徒玄関の前に村山さんが居る。彼女は車に乗ろうとしていた。
 
(本当は降りた所!)
 
「司ちゃん、佐藤君、どうしたの?」
「菅原君の様子がおかしいんだよ。急いで彼の自宅に行こうと思って」
「だったらこの車に乗りなよ。送るよ」
「ありがとう」
 
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ちなみにここに出て来たのは千里Vである(Gが来ると教室にいる千里を30mルールで消してしまう危険がある)。
 
それで星子が運転するライフに司とマナが乗った。そして助手席に乗った司が案内して菅原君の家まで行く。
 
「帰りは電話したら迎えに行ってもらうから。佐藤君、これ私の電話番号」
と言って千里は後部座席・隣に座る佐藤君に番号を渡した。
「ありがとう」
これは後で話がややこしくならないようにRの番号である。Rだったら後日佐藤君と話をしても何とかなる。
 

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やがて菅原君の家に到着する。2人が降りる。玄関でピンポンを鳴らすが反応が無い。玄関のドアは閉まっているようである。千里は車を降りると
 
「貸して」
と言って鍵穴のところでトントン、トントト・トトンと叩いた。
 
鍵が開いた。
 
「村山さんすごーい」
「この手の古い鍵はこれで開くことがあるんだよ」
などと言っている。
 
(実は運転席の星子を一時的に“玄関の向こう側”に転送し、開けさせた。星子はすぐ車に転送戻した)
 
「緊急事態だ。勝手にあがらせてもらおう」
と言って、結局3人で中に入る。
 
千里は菅原君の波動を頼りに彼の部屋まで行った。
 
部屋に鍵が掛かっている。
 
「マナです。開けて」
とマナが言うと、少しして菅原君が中から開けてくれた。
 
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が3人もいるので戸惑っている。千里と司は顔を見合わせて
「私たち、居間に居るから」
と言って部屋を離れた。
 

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マナは部屋の中に入るとドアを閉めてから菅原君を抱きしめてキスした。彼を抱きしめても熱などは感じない。多分風邪ではない。ただ、抱きしめた時、胸の所の圧迫感が大きい気がして、ぼくまたバスト大きくなったかな・・・などと思う。
 
マナにキスされて菅原君は少しだけ気力を回復したようである。
 
「藤太君、どうしたの?」
と心配そうに言う。
 
菅原君は少し考えていたがやがて言った。
「マナちゃん、悪いけど別れてほしい」
 
マナは私が男の子だったことがバレたのかなあと思った。それで壊れるのなら仕方無い。むしろ彼をこんなに悩ませて申し訳無いと思った。
 
「私も今ならまだ後戻りできると思う。でもできたら理由聞かせて。私何を言われても平気だから」
 
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実際は「お前男だったのか」と言われたらショックだろうなと思った。しかし彼の答えはあまりにも意外なものだった。
 
「俺ちんこが無くなってしまった」
「へ?」
「朝起きたら無くなってて、小便が立ってできなくて、仕方無いから座ってしたら、何だか凄い後ろの方から小便が出て」
 
「うーん」
 
「部屋に帰って良く見たら、チンコも金玉も無くなってて。何か縦の割れ目ができてて、それに胸まで膨らんでるし」
 
「うーん・・・」
 

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