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■夏の日の想い出・無茶言うなよ(17)

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2022年のゴールデンウィークの状況は下記である。
 
2930_1|_2_3_4_5|_6_7_8
OOO|月OOO|金OO
 
5/3-5が週の真ん中に入ってしまったため、あまりゴールデンっぽくないウィークとなった。
 
そのゴールデンっぽくないゴールデンウィーク期間中、東京の深川アリーナでは、ハイライトセブンスターズ、スリルボカン、CCD、金狼少年、赤いトマト、スパイス・ミッション、UFO, WindFly20、などのネットライブが、あけぼのテレビ、ホーライテレビなど AYSHHH 連合のネットを通して中継された。
 
あけぼのテレビのアカウントを持っている人は会場に設置されたモニターやスピーカーを通して声援を送ることができるので、物凄く盛り上がったライブとなった。
 
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一方、§§ミュージックでは、北陸の火牛アリーナを使って、ネットライブを行った。深川アリーナの中継が夕方以降の時間帯を使っているので、こちらは日中の時間帯を使ったが、こちらも充分盛り上がったライブとなった。
 
4/29祝 羽鳥セシル
4/30土 高崎三姉妹
5/01日 ラピスラズリ
5/02月 品川ありさ
5/03祝 薬王みなみwith信濃町ガールズ
5/04祝 川内峰花
5/05祝 常滑舞音
5/06金 姫路スピカ
5/07土 原町カペラ
5/08日 白鳥リズム
 

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多くのメンバーは熊谷から能登空港に運び、千里が青葉のドライバー、真珠・明恵・初海を徴用し津幡まで運んでもらった。信濃町ガールズたちは真珠や邦生が運転するバスだが、ガールズたちは邦生も女性ドライバーと思った!バス会社に頼まなかったのは、ゴールデンウィークなので、能登の道に不慣れなドライバーが担当すると、乗っている人たちがとても辛いからである。
 
バックで本部生たちと一緒に踊る地方信濃町ガールズは、各地からCRJ200 2機で能登空港に運んでいる。だいたい2日間踊ってもらって帰っている。1泊2日コースで火牛ホテルに泊めた。帰りはおまけで海王丸パークに寄り、全長600mの新湊大橋、S字形に架かる伏木万葉大橋、美しい斜張橋の比美乃江大橋と3つの橋を渡る橋尽くしのミニ観光をさせた。お土産は“ますの寿し”である。
 
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常滑舞音はスケジュールが厳しいので HAL Do228 (*59) を使用して“テスト飛行”の名目で調布飛行場から日帰りで氷見飛行場に運んでいる。ここは本来ヘリポートだが、滑走路が1kmほどあるので Do228 なら余裕で離着陸できる(*60).
 
「テスト飛行ってなんか凄いですね」
「うん。舞音ちゃんがこの飛行場に降りる最初のお客様」
「・・・テストパイロットさんとかの次ですか?」
「いや。昨日完成したばかり(*58) で舞音ちゃんが着陸する正真正銘最初の人」
「大丈夫ですよね?」
「着陸第1号だからうまく行かなかったらごめんね」
「きゃー」
 
(セレンやクロムは笑っているが、谷口翼が不安そうな顔をする)
 
(*58) 本当は4月30日に完成し5月1日(日・ひらく)に播磨工務店からムーランエアに引き渡された。試験離着陸は、してるんじゃないかなあ(不確か)。
 
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(*59) HAL Do228 は離陸距離792m 定員2+19である。舞音と一緒に水谷姉妹、招き猫バンド、サポートで入る大崎忍に、ライブの手伝いをする金平糖の4人も運んだ。もちろん悠木恵美と千里も一緒である。
 
ちなみにHAL は『2001年宇宙の旅』に出てきたおかしなコンビューターではなくインドの航空機メーカー Hindustan Aeronautics Limited である。Do228 はドイツのドルニエ(Dornier) が開発した短距離離着陸性能に優れた双発小型機だが、ドルニエが倒産した後、ライセンス生産していたHALが製造を引き継いでいる。
 
(*60) 実はホンダジェットも(昼間なら)ぎりぎり離着陸できるが、地元との“口約束”で緊急時以外はジェット機は離着陸させないことにしている。また、ILS が無いので、夜間のジェット機の着陸は難易度が高い。
 
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水森ビーナはファンは増えているものの持ち歌が少ないので姉の高崎ひろか・松梨詩恩とセットにした。
 
“謎のアイドル歌手”?川内峰花は過去に出したCDの曲を歌い、巧みなトークで盛り上げ、楽しい2時間を演出した。伴奏は桜野レイアwith ignis-ex が務めてくれた。
 
常滑舞音を休日にやるのは実は怖かったのだが、中学生を平日昼間のライブに出すわけには行かないということで敢えて実施した。昼間だからきっと夜ほどではないだろうというので、実は今回のライブシリーズは昼間にした。結果はビットレートは落としたもののなんとかギリギリ耐えきったので、則竹部長もホッとした。
 
UFO, スパイス・ミッションは平日に学校を休ませてライブしている!
 
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薬王みなみはデビューしたてであるがファンクラブ会員が急増中なのでライブを実施したら凄い接続数があり、新しい柱へと成長しつつあることを示した。伴奏は、楽曲制作でも関わっているホロウズが務めてくれた。
 
自身の持ち歌がまだ2曲しかないので、この日は、過去のアクア、北里ナナ!、川崎ゆりこ、桜野みちるなどのヒット曲をたくさん歌った、
 
信濃町ガールズの様々な子が過去に出したシングルの曲(CM曲やキャンペーンの曲など)も各々の本人が披露した。
 
AT3の『パスケースとオムレツ』『オムライス・ロック』
ツイストクリームの『いろいろイロハ』『エビエビABC』
 
なども紹介された。
 
AT3はこの曲を歌うために3人とも東京を離れて津幡に来ており、あけぼのテレビの留守番は、松島ふうか・鹿野カリナ・石条ぼたんで頑張った。
 
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また昨年秋に、薬王みなみ・夕波もえこの2人で歌ったCM曲も(そのふたりのデュエットで)歌ったが、反響が大きく、ぜひ音源化をという声が大きかった。
 
ラストは薬王みなみが来月リリースする予定の新曲を歌い、観客に爆笑が生じていたが、このあとCDの予約が殺到することとなる。予約特典は等身大ポスター(背景:沖縄の花園)とクリアファイルである。
 
発売後はCDが1200円で買えるのにメルカリでこのポスターやクリアファイルが1万円とかで売られる事態となり、§§ミュージックは急遽ファンクラブの通販でも買えますとして事態の沈静化に努めることになった。
 

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原町カペラは
「私がネットライブやっても1000人も接続してくれないのでは」
などと言っていたが、5万人も接続してくれて、ネットライブとしては充分な成功を収めた。伴奏は“ColdFly5 Special”が務めてくれた。
 
Gt.松元蘭 B.花咲鈴美 Dr.木原扇歌 KB.米本愛心
 
本来のColdFly5から都合の付かなかった栗原リア(映画制作中)と田倉友利恵(TVドラマ撮影中)が外れて松元蘭が加わっている。
 
「蘭ちゃん、ほんとにギター上手い。アイドルとか辞めてギタリストになりなよ」
「そうそう。歌は絶望的に下手だしさー」
「えーん」
 
松元蘭(高3)はこの時期、鈴美たちに言われたようにアイドルとしてはかなり微妙になってきつつあることから、引退して大学進学することも考え始めていた。
 
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映画『黄金の流星』の撮影・録音はゴールデンウィーク明けに終了し、制作チーム及びかなりの出演者が、続いて『お気に召すまま』の制作に突入した。
 
(但し先行してゴールデンウィーク中から何人か時間の取れる出演者や一部の代理出演者などで矢本かえでさんを中心に撮影リハーサルを進めていた)
 
これもセリフ先録りで、英語セリフの録音→演技の撮影→日本語・ドイツ語・フランス語のアフレコ、という手順で進む。
 
夕波もえこ・立山煌が楽屋係、広瀬みづほが説明板係として、制作期間中ずっと(学校が終わった後)越谷に詰めるので、あけぼのテレビでは、もえこの枠に“見習い中”という札を首から下げた鹿野カリナが入り、カリナが担当していた番組は石川ポルカが“臨時代理”の札を下げて担当した。
 
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「私いっそ歌手引退してあけぼのテレビ専属になろうかなあ」
「キャスターやるなら正確な標準語を話してもらわないと」
と則竹部長から言われる。
 

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「私の言葉、標準語からずれてます?」
「うん。君の言葉は関東・北西部方言系統」
「えー?私、方言で話していたのか!」
「アクアがきれいな標準語だね。あの子は小学生の時に訓練を受けている」
「あ、アクアの発音は聞きやすいです」
「姫路スピカちゃんもかなり標準語に近い。彼女の場合は訓練は受けてないみたいだけどね」
「スピカちゃん、テレビとかで話す時とふだん個人的に話す時とで雰囲気違います」
「言語を切り替えてるんだろうね」
 
「原町カペラは関西アクセントで話すのを自分のキャラにしてる。タレントとしてはそれでいけるがキャスターには使えない」
「ああ」
 
「太田芳絵ちゃんや鈴原さくらちゃんは東京方言」
「なるほどー」
 
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「最近の子では、鈴鹿あまめちゃん、夕波もえこちゃん、古屋あらたちゃん、それから新人の七石プリム(杉本ひかり)ちゃんとかがきれいな標準語を話してる」
 
「みんな地方出身者なのに!」
 
鈴鹿あまめ:三重県鈴鹿市、夕波もえこ:沖縄県与那国島、古屋あらた:石川県中能登町、七石プリム:兵庫県丹波市
 
「だから標準語を勉強したんだと思うよ」
「凄い」
 

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その七石プリム(杉本ひかり)も、きれいな標準語を話すことと、機転が利くことから、5月以降、かなりキャスターのピンチヒッターを務めている。
 
「あんた、女子寮に引っ越してこない?サテライト勤務のレギュラーキャスターにするよ」
「ぼく男の子ですー。女子寮とかには住めないです」
「いや君は女の子なのではという疑惑がある」
 
結局彼(本人の主張によると“彼女”ではない)は、女子寮の寮生たちに“解剖検査”されていない。飛鳥は早々に解剖され、男性器未発達でAカップの胸がある→きっと小学1-2年生頃から女性ホルモンを飲んでいた、と認定されたのに(←本当は赤いおくすり・青いおくすりのおかげ)。
 
解剖というのは男の子だから冗談になるのであって(いやセクハラだと思うぞ)、裸にしてみて万一女の子だったらシャレにならない。
 
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それで
「ひかりちゃん、ひょっとすると女の子かも」
と女子寮生たちから思われて、解剖検査は控えられているのである。
 

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同じ理由で長浜夢夜も解剖されてないが彼女の場合は
「ぼく女の子でーす。ちんちんありませーん」
と言っていた。ひかりの場合は
「ぼく男の子ですよぉ」
と主張するので位置付けがよく分からない。
 
でも女子寮生たちにさんざん抱きつかれて(服の上から)胸にも触られて
「間違い無く女の子の感触」
「だいたい体臭が女の子の香り」
と言われ
 
「君が女の子である確率は90%」
と認定されていた、
 
「女の子の香りがするというのは、卵巣・子宮があるか、あるいは女性ホルモンを飲んでいるかどちらかしか考えられない」
「少なくとも睾丸は無い」
 
「ぼく普通の男の子なのに」
「いや絶対に普通の男の子ではない」
「普通の男の子はセーラー服では通学しない」
 
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↑同じことを花園裕紀にも言ってあげたい。但し彼はペニスが存在しないのを女子寮生たちに“確認”されている。ただ本人が手術はしてないと主張するので、ひょっとしたら女性ホルモンの作用で自然消滅したのかもと想像されている。本人は女性ホルモンも飲んでないと言うが誰も信じてない。
 
本当に自然消滅してたりして!?
 

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女子寮生たちの次なる計画。
 
「ロンドちゃん、夏休みになったら、ひかりちゃんをこちらに泊めて、休み中だけでもキャスターしてもらいましょうよぉ」
 
「いいけど、あんたたち覗いたらだめだよ」
「男の子の部屋を覗いたりしませんよー」
 
(↑隠しカメラを仕掛ける気満々)
 

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その杉本ひかりは花ちゃんに尋ねた。
 
「ぼくみんなから“七石(なないし)プリム”とよばれたり“七色(なないろ)プリム”と呼ばれたりしてるんですけど、どちらが本当でしたっけ?」
 
「君名刺もらってないの?」
「もらってません」
「コスモス社長もオーバーフローしてるからなあ」
 
と言って花ちゃんは画数を確認する。
 
七石プリム 総13◎和合繁栄 天7◎開拓打破 地6◎福禄強靱 人7◎開拓打破 外6◎福禄強靱
七色プリム 総14△離散徒労 天8◎質実剛健 地6◎福禄強靱 人8◎質実剛健 外6◎福禄強靱
 
「七石プリムのほうが画数がいいわ。こちらにしなさい」
「はい、ありがとうございます」
「名刺は忘れられないように今すぐ作ってあげよう」
と言って、寮母執務室のプリンタですぐ作ってあげた。
 
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プリントしている間にホームページの信濃町ガールズの紹介の所も必要なら修正しようと思ったら“氷上プリム”になってた!むろん“七石プリム”に修正した。性別は女と記載されていたがチラッと本人を見てから、女のまま放置した。
 
やがて印刷終わったのを名刺ケースに入れて本人に渡す。
 
「ありがとうございます!なんか可愛い名刺ですね。お花が、ちりばめられてて小鳥が歌っているし」
「うん。信濃町ガールズの名刺は女の子らしい可愛いデザインにしてるんだよ」
「わあ、いいですね」
 
やはりこの子女の子になりたいんだろうな。女子制服で通学してると聞いたし、と花ちゃんは思った。でも最近は学校も柔軟な対応してくれるんだな。
 
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(↑そもそも女子として通学しているとは夢にも思わない)
 

「でもきっと作者も七石か七色か混乱してるな」
 
「プリムってどういう意味なんですかね?」
「プリズムの略だと聞いた気がする。七石というのもプリズムから発想したんだろうな」
「プリズムだったのか!」
 
「本名の“ひかり”からの発想だよ。そのあたり聞いてない?」
「いえ。『君の名前は“七石プリム”だか“七色プリム”にするね』と言われただけで。そのあと電話が掛かって来たので話はそれまでで。電話中に佐々木さんに私も呼ばれたから」
「電話が無かったら説明するつもりだったのかもね」
 

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夏の日の想い出・無茶言うなよ(17)

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