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■竹取物語2022(6)

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女房装束の砂山が、多数の文(ふみ)の乗った三方(さんぼう)を抱えて部屋に入ってきます。
 
★音楽:ラピスラズリ『プロポーズ・ラプソディ』
 
「皇女(ひめみこ)様、今日はこれだけ文が届きましたよ。お返事はどうなさいますか?」
と砂山(山鹿クロム)。
 
「男からの恋文に返事など書けるかい!?」
と石作皇女(弘田ルキア)。
 
「毎日大量の文が届けられていた、かぐや姫殿の気持ちが少し分かってきてような気がする」
などと呟いています。
 
「では私たちで主だった方にだけでもお返事を代筆しますね」
と言って、土本と砂山は、文をひとつずつ取り出しては、それにとても女らしい字で返信を書いています(*43).
 
「あれ〜。大納言・大伴御行(おおとものみゆき)殿からまで文が来てますよ」
と土本。
「あいつ、かぐや姫を諦めたのか?」
「別にそういう訳ではないでしょうが、女がいるとみたら文を書くのでは?」
「節操の無い奴だな」
 
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皇女は2人がせっせと返事の代筆をするのを見ています。
 
「しかしお前たち、よくそんなに女っぽい字が書けるな」
「習字の先生に指導されましたから」
「皇女(ひめみこ)様も女らしい字を書けるようにもっと練習しましょう」
 
「いやだー!こんな生活!」
 
(*43) 元々この2人の字は女の子らしい可愛い字である。小学4-5年生の頃から女子の友人たちと一緒に可愛い字の開発をしていた。ただ草書が書けなかったので、この春から特訓をした。もちろん女性的な草書を習った!
 

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語り手「石作皇子の留守宅に“美人”の妹が田舎から出て来て住んでいると聞いて、強引に侵入して“わが物”にしようとする不埒な男もいましたが、土本と砂山が撃退して“妹君”の貞操は守られました」
 
映像は不審な人物(システム部の風元)が侵入を試みて、木刀を持った土本と砂山に撃退されて退散するシーン。
 
「俺貞操を守れるかなあ。やられちゃったらどうしよう?何かこういうのもかぐや姫の気持ちが少し分かってきたぞ」
と石作皇女(いしづくりのひめみこ)。
 

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看板係(麻生ルミナ)が「3年後。新月(闇夜)の晩」と書かれたプラカードを掲げる。
 
語り手「石作皇子は3年ぶりに男装に戻り、同じく男装に戻った土本を伴い、闇に紛れて邸を出ます。以前から目を付けていた大和国十市郡の古寺に行きます。そして寺の賓頭盧(びんづる)像の前に置かれている古い鉢を暗闇に紛れてこっそり持ち帰りました」
 
★音楽:坂出モナ『八個目の鉢に蜂が来た』
 
映像は男装の石作皇子と土本が馬に乗って館を出るシーン。お寺の賓頭盧像の前に置かれた鉢を盗むシーンが映る。賓頭盧像は奈良県内のお寺のものを撮影させてもらいCG加工して映像に合成した。
 
「皇女(ひめみこ)様、そんな古い鉢を盗んでどうなさるのです?」
「もう“皇女(ひめみこ)”は、お仕舞いだ。今日からは“皇子(みこ)”に戻るぞ。この鉢をかぐや姫に天竺から持ち帰ったお釈迦様の鉢だと言って届けるのだ」
 
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「え〜?そんないい加減な」
「お釈迦様の鉢なんて誰も見たこと無い。バレる訳が無い」
「いいんですか〜?」
 

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語り手「石作皇子は、山寺から持ち帰った鉢を錦(にしき)(*44) の袋に入れ、造花の枝なども添え、男装の土本・砂山を伴い、かぐや姫の家に赴きました」
 
映像は皇子が鉢の入った袋と文を取次ぎの紫(広瀬みづほ)に渡す所を映す。紫がそれをかぐや姫の部屋まで持っていく。
 
(*44) 錦(にしき)とは、種々の色糸を用いて華麗な模様を織り出した絹織物。金糸を使用した金襴(きんらん)も錦の一種だが、この時代にはまだ無い。それでもきっとカラフルで素敵な模様だったのだろう。撮影には西陣産の錦の袋を使用した。
 

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灰色の服を着たかぐや姫(アクア)の映像が映ります。かぐや姫は石作皇子が仏の御石の鉢を持って来たと聞き驚きます。
 
「本当に取ってくるとは思わなかった。そこまで頑張った人となら、私結婚してもいいかも」
と姫は言います。皇子の歌も添えられています。
 
《海山の道に心を尽くし果てな石の鉢の涙流れき》
 
姫は錦の袋から鉢を取り出しました。
 
「真っ黒ですね」
と桃(川泉パフェ)が言います。
 
「お釈迦様の鉢なら自ずから光輝いていると聞いたのですが・・・」
とかぐや姫。
 
「洗ってみましょう」
と藤(花園裕紀)が言います。
 
それで、藤と紫の2人で鉢を丁寧に洗ってみました。
 
しかし何の変哲も無い、土師器(はじき)の鉢です。
 
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「全然光りませんね」
「これただの普通の古い鉢だと思います」(*45)
「偽物か!」
 

(*45) 撮影は素焼きの器に泥を塗ったりして汚した物を使用した。石作皇子が投げた時に欠けた!
 

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そこでかぐや姫は石作皇子に返歌を書いて鉢に入れて返しました。
 
《置く露の光をだにぞ宿さまし小倉山にて何求めけむ》
 
それを見た石作皇子は
「バレたか!なんでバレたんだぁ!」
と言います。
 
同行していた土本たちは
「バレないと思うほうが不思議です」
と呆れて言いました。
 
それで石作皇子は、鉢は門の所に放り投げて!かぐや姫に再度歌を書き、土本たちと同様呆れて見ていた取次ぎの紫に渡しました。
 
《白山にあへば光の失するかと鉢を捨てても頼まるるかな》
 
(“鉢を捨てる”と“恥を捨てる”の掛詞。嘘がバレても言い寄る厚かましさ!)
 
しかしかぐや姫は歌を見て呆れて紫に「返事は無し」と伝えるよう言いました。
 
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それで皇子は土本たちを連れてトボトボと帰りました。でも
 
「やった!かぐや姫の直筆のお返事がもらえた!」
などと言って、良い香りのする文に口づけなどしているので、土本たちは呆れて見ていました。
 
語り手「このようなことから面目が潰れることを“はぢを捨つ”と言うようになったのです」
 
(“はじき”(土師器)の“はち”(鉢)を捨てて“はぢ”(恥)も捨てた?)
 

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自宅に戻ると、父の岩戸皇子(スキ也)が来ていました。
 
「お前、なんで男みたいな格好をしているのだ?」
と訊きます。
 
「私は男ですから男の格好をしていますが」
「でもお前、女になったんだろ?」
「女になれるわけないじゃないですか!?」
 
「いや、俺はお前が女になったと聞いたから、元・男でも構わんと言ってきた、清原の中将殿に、代理で返歌を書かせておいたぞ」
 
「え〜〜〜〜!?」
「今夜婚礼をするから、早く女の服に戻りなさい」
 
「今夜なんですか〜〜?」
 
岩戸皇子は2人の従者にも
「お前たちも早く女の姿に戻りなさい」
と言いました。
 

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「はい。すぐ着替えます。皇女(ひめみこ)様も女の服に戻りましょう」
と2人は言います。
 
「ちょっと待ってください!私は男と結婚したくありません!」
と石作皇子(皇女?)。
 
(ルキアちゃん、レスビアンだもんね〜、と視聴者の理解する声!)
 
「何を言っているのだ。この世には男と女がある。女は男と結婚するものなのだよ。私はお前を自分の跡取りにと思っていたが、お前が女になったのなら仕方ない。女であれば良き夫に仕えるのがよいのだ。清原中将は本当に凄い男だぞ。あれはその内きっと右大臣か左大臣まで出世する。それを支えてやれ。女の子を産んでその子が帝と結婚すればお前はやがては帝の祖母、私は曾祖父になれる」
 
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「私が子供を産むんですか〜〜?」
 
「連れて行け」
「はい」
 
ということで、石作皇子は土本と砂山に連行されていきました。
 

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かぐや姫は、藤から、“石作皇女(いしづくりのひめみこ)”が今夜清原中将(きよはらのちゅうじょう)と結婚式を挙げると聞きました。
 
「おお、それはめでたい。“手配”しよう」
とかぐや姫は笑顔で言いました。
 

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看板係(麻生ルミナ)が「その日の夜」と書かれたプラカードを掲げる。
 
美しい女性礼服に身を包んだ石作皇女と、清原中将(坂出モナ!)が並んでいます。土本が三方(さんぼう)に乗せた3個の小餅を中将に捧げ、中将はそれを飲み込んで、婚儀は成立します。
 
★音楽:坂出モナ『ぼくお嫁さんになっちゃった』
 
「おめでとう」
という多数の声があがり、婚礼の宴は夜遅くまで続きました。
 
(宴席の出席者は§§ミュージック経理部の人たち)
 
「ぼくどうなるの〜?」
と呟いている石作皇女。
 

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そして宴の終わりかけ、砂山に付き添われて奥の部屋に入ります。
 
「ぼく、どうしたらいいのかな」
「皇女(ひめみこ)様、きっと何とかなりますよ」
 
と言って砂山は皇女の礼服を脱がせ、袿(うちき)だけの格好にしてから下がりました。
 
不安そうな姿で立て膝(*46)で座っている皇女。
 
(*46) 昔は立て膝で座るのが行儀の良い座り方。当時は現代の正座とかあぐらの座り方は行われていない。
 

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障子が開くのでビクッとしますが、居たのは銀色の衣を着けた女性(月城たみよ)です。
 
「どなたですか?」
 
皇女は、自分に何か支度をさせる中将配下の女性かと思いました。
 
「皇女(ひめみこ)様、こちらへ」
と銀色の服の女が言うので
「何か?」
と言って、皇女は立っていきました。
 
「皇女(ひめみこ)様、月がきれいですね」
 
皇女が空を見ると、きれいな満月が輝いています。皇女は、きれいな月だなあと思い、しばらく見詰めていました。
 
ふと気がつくと、銀色の服の女性は居ません。あれ〜?結局何だったんだろう?と思い、障子を閉めて部屋の中に戻りますが、その時自分の身体が変に思われました。
 
「あれ〜、なんでぼくおっぱいあるの〜〜?」
「あれ〜、なんでぼくちんちん無いの〜〜?」
 
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皇女が自分の身体の変化に戸惑っている間に清原中将(坂出モナ)が入ってきました。
 
「やあ待たせた。すまんすまん。左大臣がなかなか放してくれなくてね」
と言っています。
 
「怖がらなくていいよ。優しくしてあげるからね」
「はい」
 
それで中将は石作皇女に口付けをしました(*47).
 
そしてそのまま押し倒します。
 
「していいよね?」
「はい」
 
語り手「世間的には石作皇子は天竺に向かったまま消息を絶ったことになりました。一方石作皇女は清原中将に深く愛されました。皇女は10ヶ月後に、可愛い女の子を産みました。めでたし、めでたし」
 
映像は赤ちゃんを抱く、石作皇女の姿を映す。
 
「ぼく女の子になっちゃったけど、これで良かったのかも」
などと皇女(弘田ルキア)は言いながら、赤ちゃんにお乳をあげていた(*49).
 
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(*47) ふたりはもちろんリアルにキスしている。(弘田ルキアと坂出モナは夫婦。ちゃんと婚姻届けも出している。しかし実際には婦婦ではという説が根強い)
 

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視聴者の声
「今後は女役しかしないと言っていたルキアが男役をするなんて変だと思ったよ」
 
「でもルキアちゃん女の子になれて良かったね」
「リアルでも赤ちゃんできるかもね〜」
「それってルキアとモナのどちらが産むわけ?」
「もちろんルキアでしょ」
 
「ルキアってマジで性転換したんだっけ?」
「したはずだよ。でも女同士ではモナと婚姻届け出せないから法的な性別変更はしなかった」
「なるほどー」
 
「米田ダリヤが女湯で遭遇したってブログに書いてたから女の身体になってるのは間違い無い」
「米田ダリヤは女なのか?」
「一応女芸人に分類されているみたいだけど?」
 
「でもモナはちんちんあるわけ〜?」
「モナはアンドロイドだから(*48)、ちんちんくらい必要なら装備できそう」
「オプション部品として用意してるかもね」
 
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(*48) 数々の“伝説”から、坂出モナはアンドロイドと呼ばれている。
 
・部活の遠征で全員食中毒にやられた時、モナだけピンピンしていた。この時モナは量が多くて食べきれないと言ってる子から「私もらう」と言ってもらって他の人よりたくさん食べている。
 
・インフルエンザで学級閉鎖になった時、ひとりだけ元気だった。
 
・番組撮影でコロナのクラスターが発生してもモナは陰性だった。(この時無事だったのは、坂出モナと羽鳥セシルだけ)
 
・ドラマ撮影中に車の事故(撮影現場に勝手に入ってきた暴走車を避けようとして2m程の崖を転落)が起きて運転していた俳優さんは重傷を負ったのに、後部座席に乗っていたモナは怪我ひとつしていなかった。一緒に乗っていた佐藤小百合は一週間の怪我をしている。
 
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・消費期限が半月すぎたサンドイッチを食べても平気だった。サンドイッチは冷蔵庫にも入れず常温で保管(放置?)されていた。
 
・消費期限を3ヶ月過ぎた、長崎みやげのカステラを食べても平気だった。このカステラも常温で保管されていた。
 

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(*49) テレビ局の見解では、このシーンは“男性”俳優の弘田ルキアが、付け乳を付けて撮影したものであり、女性のバストは映していない!そもそも授乳は卑猥な行為ではない。
 
ルキアのファンは女子が多いが
 
「私の赤ちゃんにルキアちゃんが授乳してほしい」
という声が多かった。
「ルキアちゃんなら可愛い赤ちゃん産んでくれそう」
 
その子供の父親は?
 
 
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竹取物語2022(6)

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