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■夏の日の想い出・つながり(11)

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続いて近くにある鬼石坊主地獄に行く。
 
ここは灰色の熱泥で覆われた地獄で、そこから沸騰してできた気泡が上がってくる様子が見られる。その泥の気泡を坊主頭にたとえてこの名前がある。ここも温度は99度である。いかにも熱そうな感じだ。
 
その近くに山地獄がある。ここは地獄めぐりの組合から脱退しているので別料金になるが、ついでなので寄って行く。小さな岩山があり、その麓付近から多数の湯煙があがっている。その熱を使ってミニ動物園も運営されているので、見ていったが、早月が嬉しそうだった。政子も凄く喜んでいた!
 
更に少し歩いて、かまど地獄に行く。
 
ここはこれだけでひとつの地獄巡りテーマパーク!?となっており、色々な地獄が集まって、地獄の1丁目から6丁目まで揃っている。2丁目の所にお釜の上にあった鬼の像があるので政子は喜んで
「かまどやのお弁当食べたい」
などと言っていたが、早月は恐そうにしていた。
 
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(何となく政子は早月と同レベルという気がする)
 
1丁目:灰色の熱泥地獄、2丁目:岩の間から噴出、3丁目:コバルトブルーの池、4丁目:温泉になっている、5丁目:時期によって色が変わる(原因不明)、6丁目:赤い熱泥地獄
 

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鬼山地獄に行く。
 
ここは別名ワニ地獄といい、温泉の熱を利用して多数のワニを飼っている。政子はここのワニを見て「フック船長のPVをここで撮りたかったね」などと言っていた。早月はワニを見て恐そうにしていた。
 
この近くに金龍地獄というのがあるのだが、ここは現在閉鎖されており、再開の見込みは立っていないらしい。この付近の地獄の中で最も湧出量の多い地獄で、近隣の11の旅館に温泉を供給しているらしい。
 
閉鎖されているのは仕方ないので先に行く。
 
白池地獄を見る。
 
ここは青白い池である。書かれている説明によると、元々は透明なお湯が、池の中に落ちる時に冷やされて白い色になるのだという。
 
ここはこの温泉の熱を利用して熱帯魚などが飼われている。世界最大の淡水魚といわれるピラルクなどもいる。
 
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政子はそれを見て
「美味しそう」
と言っていた!
 

熱帯魚などを見ながら
「この後、どうする? 竜巻地獄・血の池の方にも行く?それとも旅館に帰る?」
 
と私が言うと
 
「血の池地獄はどうでもいいけど、竜巻地獄は見ておきたい気がする」
と政子が言うので、道路に出てタクシーを拾おうかなどと言っていた。
 
そこでバッタリと知った顔に遭遇する。
 
「アイちゃん!?いや違った。竜君か!」
「おはようございます、ケイさん、マリさん、桃香さん」
と高倉竜(丸山アイ)は挨拶した。
 
竜は男装していて、同年代の女性、そして6-7歳くらいの女の子を連れている。その女性も挨拶する。
 
「おはようございます、ケイさん、マリさん」
「おはようございます、城崎綾香さん」
と私とマリは挨拶した。
 
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「歌手さん?でも私のこと知ってる?」
と桃香が言う。竜(アイ)は確かに「桃香さん」と言った。
 
「ずっと昔、デートしましたよね?」
 
と竜は桃香に言う。彼は今男装しているので声も男声を使っている。この子はたぶん基本は女の子だと思うのだが、男装している時はふつうに男の子にしか見えないからまた凄い。
 
桃香はしばらく考えていたが
「あ! あの時の。えっと、早紀ちゃんだったっけ?」
「はい」
「男の子に性転換しちゃった?」
 
「ボクの性別のことは知ってる癖に」
と竜が言うと、城崎綾香が嫉妬するような目をしている。
 
「そっか。早紀ちゃんはどちらも行けるんだ」
と桃香が言った。
 
「うん。だから今は男の子だけど、女の子にもなれるよ」
などと竜は言っている。
 
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私は桃香と高倉竜のやりとりから、どうも竜(アイ?)は過去に桃香と性的な関係を持ったことがあるようだと感じた。
 

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「でもあれ、夢じゃなかったのか・・・」
などと桃香は言っている。
 
「あの時の子供が、この子だよ」
と言って、竜は連れている女の子の方に手を向ける。
 
「え!?」
と桃香。
 
「あの時ので私妊娠しちゃって、この子が生まれたんだよ。だから桃香さんはこの子の父親だよ」
 
「嘘!?」
 
「じゃ、この人と関係があったのは、ずっと昔?」
と城崎綾香が言う。
 
「もちろん。だから別れてから久しいよ」
「だったらいいや」
 
「その子、アイちゃんの子供なの?」
と政子が訊く。
 
「うん。父親は桃香さんで、私が産んだ」
と竜(アイ)。
 
「やはり、桃香って精子持ってるんだ?」
と政子は言いながら、何だか嬉しそうな顔をしている。
 
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「たぶん桃香さんはあちこちの女の子に子供を産ませてる」
「やはりそうか」
「ちょっと待ってー」
 
「アイちゃん、いつの間に子供産んでたの?」
と私は訊いた。
 
「まだ高校生だったから、こっそり産んだんだよね〜。実は性転換手術を受けると称して、しばらく学校休んで、その間に産んじゃった」
と竜(アイ)は言っている。
 
「アイちゃんの“性転換手術”の真相はそれか!?」
「私が性転換手術を受けると言ったら、みんな信用したよ」
「信用するだろうね〜」
「でも学校に出て行ったら、男から女になったのか?女から男になったのか?と訊かれた」
「それどっちの服装で出て行ったの?」
「初日は女子ブレザーにスカートだったけど、翌日は男子ブレザーにズボン穿いた」
「アイちゃんの実態が少し見えた」
 
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「だったら、この子、早月ちゃんと姉妹になるのかな?」
と政子が訊く。
 
「そうそう」
「君、名前は?」
と政子が訊くと、女の子は
 
「こうたろう」
と答えた。
 
「こうたろう?何だか男の子みたいな名前だね」
「ボク男の子だよ」
 
「嘘!?」
「だったらなんでスカート穿いてるの?」
 
「この子スカートが似合うから穿かせてる」
と竜(アイ)は言っている。
 
「いいんだっけ?」
と私は言ったが
「この子、女の子みたいに可愛いから問題無いと思う」
と政子は言った。
 
「ちなみに私は産んだのが高校生の時だったから、出生届はうちのお姉ちゃんが産んだことにして提出したんだよ。だから、戸籍上は私の姪なんだよね」
 
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「男の子なら甥では?」
「ああ、間違い間違い。ちなみに漢字は光の太郎ね」
 
わざと間違ったなと私は思った。
 

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「でも、本当にこの光太郎ちゃんって、私の子供なの?」
と桃香が訊く。
 
「そうだよ。何ならDNA鑑定してもいいよ。でも認知とかは求めないし、養育費も要らないから。私、子供が産みたかったから産んだだけだし」
 
「高校生なのに!?」
「いつふらふらと、性別設定手術とかしてしまうかも知れないから、少なくとも女としての機能を持っている間に産んでおきたかったんだよね」
などと竜(アイ)は言っている。
 
「今でも女の機能は持ってるじゃん」
と城崎綾香。
 
「うん。いまだに持っているのは奇跡的だと思う」
と竜(アイ)。
 

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「早紀ちゃん、その子のことについては、また後日話し合わせてもらえない?」
と桃香は困惑したような顔で言った。
 
しかし竜(アイ)は言った。
 
「あれ?私の冗談を信じた?」
 
「冗談〜〜〜〜!?」
 
「桃香さんが父親になれる訳ないじゃん」
と竜(アイ)は言っている。
 
「違うの〜〜〜!?」
「みんな信じちゃったの?」
 
「信じた!」
と城崎綾香も私も言った。
 
「いや桃香は実際にあちこちの女の子や男の娘や女の娘に赤ちゃん産ませている気がする。桃香には精子があるって、千里も言ってたもん」
と政子はまだ言っている。
 
女の娘って何だ!?
 

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「でもそちらの早月ちゃん?なんか顔の作りが光太郎ちゃんに似ている気がする」
と城崎綾香は言う。
 
「うん。詳しくは説明できないけど、実際にこの2人は本当の兄妹なんだよ」
と竜(アイ)は言う。
 
「その詳しい話が聞きたい」
「じゃ10年後に」
と竜(アイ)は言った。
 
「そうだ。ボクたち車で来てるから、もしまだ見ていなかったら血の池地獄と竜巻地獄を見に行きません?」
と竜(アイ)は言った。
 
「人数乗るかな?」
「エスティマだから乗ると思う」
「そんな大きな車持ってきてるんだ!?」
「お友達が貸してくれたから」
「へー!」
 

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それで駐車場の方に行くことにする。金龍地獄のそばを通った時
 
「ここが見られなかったのが残念ね」
と言うと竜(アイ)が
 
「見たいなら、オーナーさんに話そうか?」
と言う。
 
「知り合いなの?」
「うん。ちょっと待ってて」
と言うと竜(アイ)はどこかに電話していた。電話は女声で話している。その声でないと通じないのだろう。すると金龍地獄の玄関が開き
 
「どうぞ」
と中から出てきた老人が言った。
 
「あのぉ、入場料は?」
「閉鎖中ですから無料でいいですよ」
「すみません!」
と私たちは言ったが竜(アイ)が
「じゃ、これ山野さんの、たばこ代に」
と(女声で)言って老人にお札のようなものを握らせた。
 
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「ありがとうございます。早紀お嬢様」
と老人は嬉しそうな顔で言った。
 

竜(アイ)は案内不要と言ったので老人はそのまま奥に下がった。
 
私たちは通路を歩いて行くが、確かに閉鎖されて何年も経っているせいか少し荒れているようである。しかし通行するには支障は無い。
 
やがて中庭に出る。温泉の試飲コーナーなどがあるが
「パイプのサビとか出てるから飲まない方がいいよ」
と竜(アイ)は言っていた。
 
「アイちゃんは何度かここ来てるの?」
と政子が訊く。
 
「前回来たのは30年くらい前かな」
「アイちゃん何歳なの!?」
と政子が言うと
「竜男の言うことの80%は嘘かデマカセだから、気にしない方がいいよ」
と城崎綾香は言っている。
 
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竜(アイ)は可笑しそうに笑っていた。
 

やがてたくさんの湯煙が立っている池に来る。
 
「ここがこの地獄の本体だよ。1日に900KLも湧出している。だからここの温泉を使っている旅館がいくつもあるから、管理人さんが常駐している」
 
「それで人がいたのか」
 
「この湯煙の向こうに時々チラリと見える阿弥陀(あみだ)様を見るとご利益(りやく)があるとか」
「ほんと?」
「さあ」
 
「竜君のことばを信用しない方がいい」
 
「でも900KLって、どのくらいだっけ?」
 
「小学校のプールが25m x 12m x 1.2m で計算して・・・」
と竜(アイ)は言って政子を見る。
 
「360立方メートル」
と政子は即答する。
 
「さすが、さすが。歩くコンピューター」
と竜(アイ)。
 
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「待って、今のどうやって計算したの?」
と綾香が訊く。
 
「マリさんは、計算の天才なんだよ。もっとも今のはボクでも計算できる。12x12は144だから25を掛けるというのは100倍して4分の1すればいい。だから144を2で割って72、更に2で割って36。位取りさえ間違わなければ360と出る」
と竜(アイ)。
 
「私、その手の計算方法は苦手」
と政子。
「だろうね。マリさん、7の7乗は?」
と竜(アイ)。
「82万3543」
と政子は即答する。
 
綾香はスマホの電卓で計算していたが
「あってる。凄い!」
と声をあげる。
 
「計算するんじゃなくて、浮かぶんでしょ?」
「そうそう。このあたりに浮かぶ」
と政子は左上の方を指差しながら言っている。
 
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「2020年7月24日は何曜日?それと六曜は?」
「金曜日・先負」
と政子はやはり即答する。
 
「まあそれが合っているかどうかは、スマホのカレンダーで確認するといいよ」
と竜(アイ)は言っている。すると綾香は本当に確認しているようだ。
 
「合ってる!ホントに凄い」
 
「まあこれがマリさんだよ」
と竜(アイ)は言った。
 
「だから900KLというのは、小学校のプール3杯分弱だね」
「そんなに毎日湧き出しているのか!」
 

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■夏の日の想い出・つながり(11)

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