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■夏の日の想い出・つながり(6)

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「そういえば鷹野さんって、恋人とかいないんですか?」
「いない、いない」
 
「スターキッズの鷹野さん、ローズクォーツの星居さん(タカ)、トラベリングベルズの黒木さん(SHIN)が似たようなポジションという気がする」
と千里が言う。
 
「タカは結婚したけど、鷹野さんと黒木さんは未婚だね」
と私。
 
「スターキッズは鷹野さん以外全員既婚、トラベリングベルズは黒木さんと海香さん以外既婚」
と和泉が言う。
 
「そうだ。鷹野さんと黒木さんで結婚したら?」
などと小風が言い出す。
 
「やめろー!俺は男と結婚する趣味は無い」
と鷹野さんは慌てるように言っていた。
 
「どちらかが性転換すれば男女の結婚になるよ」
「両方性転換してレスビアン婚とか」
「意味が分からん」
「黒木さんはわりと女装好きみたいだけど」
「黒木さんのスカート姿はあまり違和感無い」
「彼は乗せると女装するけど、自分では女物の服は持ってないらしいよ」
「じゃ今度スカートとかブラジャーとかプレゼントしてあげよう」
 
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「お前ら、男を女性化させて誰得なんだよ?」
「全世界男性女性化計画ということで」
「男性は全員18歳までに性転換すべしという法律を作ろう」
「レイプも痴漢も無くなっていいかも」
「きっと戦争も少なくなる」
 
「それ人類が滅亡すると思う」
 

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午後の公演が始まる。この日は予定通り13:00にゴールデンシックスの演奏を始めた。いつものように軽快でノリのよい曲が多い。美空も千里も黒井由妃も楽しそうに演奏していた。
 
なお、黒井由妃の子供の藤香(10ヶ月)は、鹿島信子が、フェイの子供・歌那、そして自分の子供と一緒に面倒を見てあげていた。
 
歌那は昨年3月3日に生まれたので、ちょうど1歳になったばかりである。元々“愛情”というものが理解できないフェイは、予想通り母親になったという自覚もほとんど無く、おっぱいをあげる以外はほとんど何もしていないという。それで実際の子供の世話はフェイの母が東京に出てきてしているらしい。Rainbow Flute Bandsのモニカやアリスもよく顔を出しているそうだ。モニカもアリスも自分が子供を産めないので、フェイの子供をまるで自分の子供のように可愛がっているらしい。モニカなど「かなちゃーん。私をママと思っていいからね〜」などと言って抱いて可愛がっているそうで、フェイに代わって乳幼児検診にも連れて行ったそうだ。
 
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(このあたりの話は丸山アイから聞いた)
 

「あそこに出ている由妃ちゃんって、女の子の由妃ちゃんだっけ?男の娘の由妃ちゃんだっけ?」
と私はつぶやくように言ったが、
 
「あれは女の子だよ」
と黒美が言った。
 
「へー!」
「今日はゴールデンシックスの方に女の子由妃が出て、XANFUSの方に男の娘由妃が出るらしい」
 
「分担するのは合理的かも」
 
「でもそれなら両方来てるのね?」
と音羽が言うが
 
「来てるはずだけど、絶対に2人同時には姿を見せないからね」
「あれは徹底しているもんなあ」
 

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やがてゴールデンシックスの演奏が終わり、Olive Lemonが出て行く。
 
ヒロシの女装に「きゃー」という声があがる。「ひろこちゃーん!」という声まで掛かっている。
 
ちなみに彼女たちの着換えだが、アイ・フェイ・聡子の3人は女子の控室、ヒロシはWooden Fourと同じ“男の娘控室”(と政子が書いて紙を貼っていた)で着換えたようである。
 
聡子は
「ヒロシさんも女子の控室を使うんでしょ?」
と言ったらしいが
 
「いやヒロシに聡子ちゃんの下着姿を見せるわけにはいかない」
とアイが言い、Wooden Fourの所に行かせたらしい。
 
ちなみにヒロシはふだんハイライト・セブンスターズでは、普通に他のメンバーと一緒に男性控室を使用している。
 
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丸山アイは、いつも女性控室である(高倉竜は決して公の場には出ない)。谷崎聡子も、いつも女性用控室である!
 
フェイはRainbow Flute Bandsの単独ライブの時は専用控室を使うものの、合同イベントの場合は、女性用控室を使うことが多いようだ。本人に性別意識が無いので本当はどちらでもいいのだが、フェイは女性下着を着けていることが多いし(彼女のタンスの中身は男物と女物が半々らしい)、バストはかなり大きい(現在授乳中なのでふだんより大きい)ので、男性用控室で着換えると、他の男性が目のやり場に困る。女性用控室に居る場合、ちんちんがあるという問題があるのだが、ポールに言われて人前に出るときは必ずタックして目立たないようにしているようである。
 
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「でもタックしてるとオナニーしにくいんだけど」
などと本人は言っている。
 
彼女によると、オナニーは男の方が気持ち良くて、セックスは女の方が気持ちいいらしい(体力使わず楽なだけではという気もする)。
 

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Olive Lemonは今回、東北応援ソングのようなものをたくさん演奏した。
 
『群青』に始まり、『I love you & I need you ふくしま』、『Rising Sun』、『明日があるさ』、『愛をこめて花束を』、『愛は勝つ』、AYAの『手をつなごう』、FireFly20の『君と一緒に』と歌った所で、14:46から1分間の黙祷を献げる。
 
『君と一緒に』が14:45に終わるように演奏やMCをしっかり調整したらしいが、そのあたりのコントロールはヒロシがやっていたらしい。フェイはとってもアバウトな性格だし、アイも聡子も、どちらかというと感覚人間である。
 
丸山アイなどにコントロールさせたら、
 
「14:48になっちゃったけど今から黙祷しようね」
とか、やりかねないし、聡子だと15時になってから
 
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「あ、黙祷するの忘れてた」
とか言い出しかねない。
 
(そのあたり、丸山アイは千里に似た面もある気がする。表情から考えていることが全く読めないのも似ている)
 
Olive Lemonは、黙祷の後、ローズ+リリーの『帰郷』を歌った上で最後に
 
「会場の皆さんも一緒に」
と言って『花は咲く』を歌って終了した。
 

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その後、出てきたWooden Four、もとい、Flower Fourには、笑い声が起きていた。真樹と亮平の女装はけっこう行けるのだが、残り2人の女装は笑うのでなければ悲鳴をあげて逃げたいレベルである。私は、わざと変にやってんじゃないのか?思いたくなった。
 
ちなみに4人のメイクは政子と小風がしてあげたようである。
 
4人は最近の女性アイドルの歌を歌っていたが、彼らは男声しか出ないので、男声でも歌えるように、概ねオクターブ下げたうえで、一部移調した伴奏音源を使って歌っていた。わざわざ移調した音源を作ったのは、けっこうな手間が掛かっていると思う。
 
「これCDにして発売して、印税を赤十字とかに寄付できないかなあ」
と演奏終了後に亮平は言っていたが、
 
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「それTKRの松前さんに言ってみない?Wooden Fourは色々縛りがあるだろうけど、Flower Fourは自由だろうから」
と私は言っておいた。
 
「そういうの、いいんだっけ?」
「違う名前であれば契約には抵触しないはず。でもやるならオリジナル楽曲がいいよ。歌唱印税は少ないから。出荷額の0.9%だもん」
 
「そっかー」
「“亮子ちゃん”たちが書いた曲なら、それなりに売れると思うよ」
「考えてみる」
 

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Flower Fourの後は、KARIONの出番である。私は和泉・小風・美空、およびトラベリングベルズと一緒に出て行き、演奏した。なお、KARIONの演奏にどうしても必要な追加演奏者だが、次の人にお願いした。
 
グロッケンシュピール:風花、ヴァイオリン:美耶(私の従姉)、ピアノ:青葉
 
泰華や千里にも弾けるが、それだと1日に3ステージになって負荷が大きすぎるので、ゴールデンシックスには出ていなかった美耶と青葉にお願いした。最後の曲『Crystal Tunes』は、風花と青葉だけで演奏することになる。
 
今回のステージで演奏した曲目は下記である。
『恋愛二十面相』『少女探偵隊』『秘密の洞窟』『盗人神様』『アメノウズメ』、『星の海』『海を渡りて君の元へ』『黄金の琵琶』『雪のフーガ』『雪うさぎたち』、『四つの鐘』『Crystal Tunes』
 
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『黄金の琵琶』の琵琶演奏は風帆伯母が入れてくれた。
 
KARIONのCDは2017年4月にリリースしたのが最後になっているので、私は3月いっぱいくらいで『郷愁』海外版の作業が終わったらそちらに取りかかるつもりであった。
 
しかしそれは上島先生の事件の影響でできなくなってしまうのである。
 

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KARIONが美しいハーモニーを聞かせた後は、XANFUSがパープルキャッツと一緒に出て行き、元気の良いダンスナンバーを演奏。会場は興奮のルツボと化す。この日の演奏には、神崎美恩(谷口日登美)と浜名麻梨奈(深見鏡子)もタンバリンとピアノで参加していた。
 

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18:00.
 
私とマリが、スターキッズおよび風花と一緒にステージに上がる。
 
XANFUSの興奮の余韻がまだ残っていて、会場はノリノリのムードである。
 
『青い豚の伝説』を演奏する。ノリの良い楽しい曲なので、観客はXANFUSの続きのような感じで興奮して凄い拍手と歓声である。
 
この曲は基本的にスターキッズの基本構成(電気楽器バージョン)で演奏するが、キーボードを風花が弾き、月丘さんは本来の担当楽器であるマリンバを弾く。今日は月丘さんは、ほぼマリンバ専任である。更に顔見せのため、香月さんと宮本さんにヴァイオリンを弾いてもらった。
 
マリンバの柔らかい音が豚君の奮闘を語っているかのようである。香月さんたちのヴァイオリンはどちらかというとフィドルという感じの弾き方で、場を盛り上げていく。
 
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この曲はマリが見た夢から生まれた曲だが、巷の評価はひじょうに高かったようである。今日の観客からもほんとに楽しそうな雰囲気が伝わってきた。
 

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この曲が終わった所で、私たちは
 
「こんばんは、ローズ+リリーです!」
と一緒に挨拶をし、震災があってから7年間のことを私は語った。
 
居ても立ってもいられない気持ちで、ヴァイオリンとフルートだけを持ち、東北に行って、街角で演奏をした日々。2年間その活動を続けた後、その東北ゲリラ・ライブの総決算として最後に福島の奏楽堂で2013年3月11日に突発ライブをしたのが、結果的にはこの毎年の復興支援イベントの出発点になっている。
 
私はそのことを語り、なかなか進まない復旧作業と復興にいらだちを覚えながらも、私とマリは今できることをしていきたい、と語った。
 
この問題については、政子は色々言いたいことがあったようだが、政治的な意見が入りそうなので、この場で話すのは勘弁して欲しいと言って、私が語れる範囲で思いを語った。
 
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その後で、今日の演奏者、まずはスターキッズの面々と、風花、そして私とマリを紹介した。
 

続いて和楽器奏者を多数入れて『ふるさと』を演奏する。
 
静かな曲なので、ここで立っていた観客もみんな椅子に座る。
 
この曲ではメインのキーボードは詩津紅に代わり、風花はフルートを吹く。更に青葉の篠笛、千里の龍笛と、横笛三重奏をする。更に従姉の聖見の箏、そのふたりの娘、月子の三味線、星子の太鼓が入る。月子・星子の姉妹が民謡以外でこのような場に登場するのは初めてである。民謡の演奏会とは勝手が違うし、こういう大観客を前にした演奏も初体験なのでかなり緊張していたが、演奏が始まると、けっこう笑顔が出ていた。その他、従姉の美耶の胡弓が入って、重厚な音になっている。
 
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ここ数年のローズ+リリーの演奏はこのような和洋混淆室内楽という感じの音作りが多いのである。
 
演奏が終わった所で、この曲で出てきた演奏者を1人1人紹介した。月子が中学2年生、星子が小学6年生と紹介すると
 
「月子ちゃん、好き−!」
とか
「星子ちゃん、可愛い!」
などという呼び声も掛かって、ふたりは照れていた。
 

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■夏の日の想い出・つながり(6)

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