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■春二(17)

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真理奈(広瀬みづほ)は先に東京に帰ることになったので、部屋から荷物を取ってくる。母も姉(弥日古:広瀬のぞみ)も熟睡しているようだ。一応メモを残す。
 
米沢さん(コリン)が来て、真理奈は彼女の運転するVolvo XC40 の後部座席でぐっすり眠りながら小浜に?向かった。
 
「お姉さんとお母さんは別便で運ぶから」
ということだった。
 
真理奈が目を覚ました時、スマホを見ると6:06だった。車が停まるので、小浜のミューズ飛行場に着いたのかなと思った(*44).
 
「ん?」
 
周りを見たら、飛行場ではないようである。再度スマホで“日時”を確認するが10/4 6:06 である。午後ではなくAM 6:06 である。
 

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「着きましたよ」
と言われるので
「ありがとうございました」
と言って車を降りる。
 
「あれ〜?ここ龍宮城(*41)じゃん」
 
それで中に入っていくと、女性の警備員さん(*42)が
「お早うございます。広瀬さん」
と笑顔で迎えてくれた(*43)。それで真理奈は
「お早うございます。お疲れ様です」
と挨拶してから自分の部屋に帰った。
 
「うーん。まあいいか」
と思った。それでトイレに行くと、お股には変な物はなかった。おしっこも普段の位置から出た。。
 
「やはり変な夢でも見たんだろうな」
と思う。
 
しかしおしっこが凄い量出たのは疲れたせいかなと思った。舞音ちゃんと付き合うとほんとに凄い仕事することになる。舞音ちゃんあれが毎日というのはほんとに凄い
 
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トイレを出てから布団の上に寝転がったが、唐突に思い至った。
 
「あ、ちんちんある間に立ち小便と男の子オナニーしてみれば良かった!」
 

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(*41) 女子寮の正式名は "Palais de la mer" (パレ・ドラ・メール), 海の城ということで、龍宮城のことである。タイやヒラメが舞い踊る場所ということで海浜ひまわりの命名。
 
(*42) ここの警備は女性の警備員さんのみで構成している。ただし一部男の娘さんもいるらしい(警備員など志望する人には男らしい天然女性も多いのもあり誰が男の娘さんかは全く分からない。きっとこの人は間違い無く天然女性だろうと思うような女らしい人が男の娘!)。
 
コスモスは警備会社に「ホルモンの摂取または外科手術により、男性能力の無い人なら問題無い。ペニスの有無は問わない」と伝えている。
 
男子として国体柔道にも出たことのある性転換者もいるらしい。コスモスは「凄く頼もしくていいじゃないですか」と言った。でもそれが誰か分からない!「彼女は男子選手時代も試合前に毎回性別確認されてたらしいです」と警備会社の部長さんは言っていた。
 
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(*43) idカードを持った人が玄関を通過すると警備室のディスプレイには名前が表示される。名前が表示されない場合は部外者なので、警備員は警戒する。ケイや千里、青葉などもちゃんとidカードを持っている。
 
(*44) 千里はコリンに“2時間程度”走り回るよう命じている。典佳が姫路分室を出たのは3:55頃であった。(仮歌入れが終わったのが3:45)
 

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真理奈が部屋に戻ると、すぐに朝食が配送されてくる。(*45)
 
「そうか!学校行かなきゃいけないんだ」
と思う。昨夜の段階では今日まで休むつもりになっていたので、行かなければならないというのは、なかなかきつい。
 
朝食を食べてから歯を磨き、顔を洗って軽くシャワーを浴び、新しい下着を着ける。あれ〜?ブラジャーがきつい気がする。なんでかなあ。いったん外してから、フックを外側のほうで留め直した。いつもは内側で留めていたのである。しかし外側で留めてもきつい気がした。ブラウスを着るがボタンが留めにくい。これ明らかに胸が大きくなってる。
 
それから黒いタイツを履く。
 
その時気がついた。
 
傷が・・・無い!??
 
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嘘!?
 

真理奈は小学生の時に、乗っていたバスが事故に遭った。居眠り運転の大型ダンプがセンターラインを越えてバスに正面衝突したものだった、死者も出たし、真理奈自身大きな怪我をして1ヶ月くらい入院した。それまでやっていた水泳教室を辞めたし、1年近くエレクトーンの右ペダル(主として音量を調整する)が弾けなかった。体育も1年くらい見学していた。そして大きな傷跡が残り、それが事故に遭ったショック以上に、自身の心にも大きな傷跡として残った。
 
こんな傷があったら女優さんとかなれないよね、などと言っていた時「だけどアクアちゃんはお腹の手術跡を平気で曝してるよ」と弥日古から言われる。写真集を見せてもらったら、お腹に大きな傷があるのにビキニ姿になって可愛い写真を撮られている。
 
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すごーい!と思って自分もここの事務所ならと思い、信濃町ガールズの地方生に応募し合格した。足の傷のことはその時も申告したが「そんなもの気にすることない」と審査してくれた先生に言われ自信が持てた。そして昇格試験を受けて本部生になった。この時も「ガールズのユニフォームにはズボンもあるから」と言われた。
 
宮崎の学校でもこちらの学校でもスカートの代わりにズボンを穿いたり、あるいは夏でもタイツを履いてよい許可をもらっている。信濃町ガールズでも当初ズボンのユニフォームを着ていたが、副社長と話し合い、肌色の不透明タイツ(特注品!)+スカートにした。
 

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その傷跡が見当たらないのである。
 
なんで〜〜〜?
 
と思ったが
「これも夢かも知れない」
と思い、そのことは考えないことにして、制服の上下を身に付け、教科書をチェック。学校に出る準備をして地下駐車場に行った。(学校への送迎車は地下から出る)
 
すると車の乗り場で舞音ちゃんが手を振っている(真理奈と舞音は同じ学校)。
「おはようございます」
「おはようございます」
「そちらも帰ってきたんですか?」
「うん。仕事と重なってない限りは学校に出なさいと琴沢先生に言われた。空世ちゃん(悠木恵美)は多分昼まで寝てる」
「どうやってここに戻ってきたんですかね」
「まあ深く考えないほうがいいね」
「そうですね!」
 
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「ところでマリちゃん、そのブレザーきつくない?」
「なんか私のバストが急成長したみたいで」
「ああ、そういう時ってあるよね」
 

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(*45) 真理奈が戻って来たので警備員さんから制御室に連絡が行き、制御室から厨房に連絡が行って朝食が配送されたものと思われる。仕事で早出する子がいるので、朝御飯は特に前もって依頼してない限り5:30-6:00 頃に在室している子全員に配送される。2人部屋には2食配送される。制御室には、だいたい稲田姉妹が交替で詰めている。たまに海浜ひるがお・七石プリムなどがいる時もある。
 
稲田姉妹(*46) は交替で寝ていて、いつもどちらか片方は起きているようである。でもきつい時は多分ひるがおなどに下請けに出している。プリムは“おキツネ様”に使役されている!
 
(*46) 寮生の間では稲田姉妹は実は3人ではないか?という噂があり、稲田あかり・ひかりの妹“ゆかり”と勝手に名前が付けられている。あかりは右利き、ひかりは左利きだが、ゆかりはどちらも使えるのではと噂されている。
 
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一方朝5時、姫路分室で弥日古は目が覚めた。自分の身体を確認する。
 
嬉しい!あの見たくもない、おぞましいものは無くなってる。指でしっかりあそこの形を確認する。ちゃんと女の子に戻れた!おっぱいも戻ってる。トイレに行き、おしっこが女の子の位置から出るのを確認する。凄く嬉しい。いったん男の子に戻されて悲しかったからよけいに嬉しい。
 
トイレから戻った時、真理奈のメモが残されていることに気付く。ちょうど母も起きた。
 
「真理奈は先に出るって。忙しいのかも」
「大変だね!」
「陽気なフィドル、黄金の流星、お気に召すまま、と立て続けに出演したから結構引き合いがあるらしいよ。今ファンメールが毎月100通くらい来てるらしい」
「凄いね」
 
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飛行場に移動するのに表に出るが、弥日古と母、松崎典佳(月城たみよ)、それに「私寝てる間に置いてかれた」と言っている舞音の写真家・春山サクラと霊的ボディガードの仙北龍美さんの5人である。
 
「これだけ?」
「舞音ちゃん本人と専属マネージャーの悠木恵美、それに広瀬みづほちゃんは先に行きました」
と千里さん。
 
「私たちよく舞音ちゃんに置いてけぼりにされる」
と春山さん。
「多分30-40代の私たちにはハードすぎるという判断だと思う」
と仙北さん。
「うん。若い内でないとあの忙しさには耐えられない」
「それでも仕事の9割は断ってるらしいですよ」
「きゃー」
 
「舞音ちゃんのスケジュールって鬼畜ですよね」
「でもアクアほどではない」
「恐ろしい」
「多分みづほちゃんが付き人兼任で付いて行ったのでは」
と松崎典佳が言っている。
「私もよく舞音ちゃんの付き添いするんですけどほんとに凄いですね」
「ああ」
 
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このところ、月城たみよ・広瀬みづほ・麻生ルミナ・川泉スピンなどがよく舞音の付き添いに使われている。これは彼女たち固有の仕事がまだ少ないからである!彼女らとだいたい同列扱いのプリムやパフェは男の子(男の娘)なのでこういう用途には使いにくい。
 

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「どうする?のぞみちゃん、こんなに忙しい仕事でもやります?」
と典佳が訊く。
 
「高校出て、ファミレスのフロア係とかの仕事するより楽しそうだからやりたい」
と弥日古。
 
「ファミレスのフロア係30年はできないだろうね」(*47)
 
「まあいいんじゃないの?若い内しかできないことだし。27-28歳までやったらお嫁さんに行けば」
などと母は言っている。
 
やはりお嫁さんに行くのか。
 
「何なら一緒に東京に行って契約します?お母さんも来ていることだし」
と千里が訊く。
 
「ああ、それでもいい気がします」
 

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(*47) 筆者の祖母は博多中州で飲食店のウェイトレス(仲居?)を40歳頃から70歳頃まで30年ほど勤めた。(後半20年は西洋料理店)
 
そしてその前半5人ほどの男性と2年おきくらいに結婚し母が呆れていた。
 
(その前にも少なくとも2度結婚しており母は最初の夫の子供。でも最初の結婚前もかなり男と遊んでいたらしい:あんまり“翔んでた”からまじめそうな男と結婚させられた、と本人が言っていた。でもその最初の夫は母が生まれてすぐ亡くなった。2度目の夫は酷い暴力男ですぐ別れたと、いうか逮捕された)
 
ただし50歳頃に知り合った最後の夫とは30年間、夫が死ぬまで添い遂げた。彼と出会って自分は変わったと本人も言っていた。
 
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祖母はウェイトレス引退後も元気で100歳まで生きた。物凄いヘビースモーカーだったのに。しかもいつも凄い高カロリーの食事をしていたのに。
 
(祖母のことを考えると世の中の様々な“健康法”“長寿法”ってあてにならんと思う)
 
しかし全く若い人だった。
 

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そういうわけで、全員東京に行くことにした。
 
舞音のドライバーも兼任している仙北さんの運転するスカイラインに春山・松崎典佳・元恵・弥日古と乗って、小浜市のミューズ飛行場へ向かう。
 
「皆さん寝てて下さいね」
と仙北さんが言うので、実際、弥日古も典佳も熟睡していた。元恵は仙北さんに
「ひとりで大丈夫ですか?運転交替しましょうか?」
と言ったが
「私訓練受けてるから72時間くらい寝なくても平気ですから。悠木マネが私を置いていったのは私にドライバーしてくれという意味だと思います」
と言っていた。
 
「へー!凄い訓練ですね。自衛隊か何かのご出身ですか?」
「ああ。F15でも操縦できますよ」
「凄い!イーグル・ドライバーですか!」
 
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結局元恵も寝ていた。
 
それでミューズ飛行場に着くと30分ほど休み、ホンダジェットに搭乗する。舞音の使用機Orangeが残されているので、Orangeの機長・渡辺浩子さんと若い副操縦士の米田渚紗さんが操縦席に座り、弥日古・典佳が前向きの席(タレントが常に最優先される)、元恵と春山さんが後ろ向きの席、仙北さんが補助席に座って飛行機は7時半頃、離陸した(何か時間がおかしくない?今更だけど)
 
仙北さんが補助席なのは、彼女はホンダジェットも操縦できるので万一の場合は操縦するためだと言っていた。
 
飛行機は30分ほどの飛行で熊谷市の郷愁飛行場に着陸。ここで仙北・春山は熊谷で待機。弥日古・元恵・典佳がSCCのドライバーさんの車で東京に向かう。途中で信濃町ガールズ担当の鎌倉マネージャーから電話があり、信濃町の事務所に来てほしいという。それで東京に着いたら、最初に典佳を学校で降ろし、そのあと車は新宿信濃町の§§ミュージック本社に行った。これが10時半頃だった。
 
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本社ではコスモス社長が歓迎してくれる。信濃町ガールズを総括している佐々木春夏マネージャーから細かい説明があり、契約内容に同意。12:20頃(*48)、双方サインして、弥日古は信濃町ガールズになった。お部屋は妹の真理奈と同室でいいことにする。ただし弥日古は現在高校3年生なので実際に活動に参加するのは高校卒業後ということにした。ただ、どうしてもという仕事がある時はお願いする。また冬休みの期間は東京に出てくることにする。またあらためて家族を含めて感染対策をしっかり頼むと言われた。
 
どうかした事務所なら高校は退学させるところだが§§ミュージックは、高校までは“一応”学業優先にしてくれる。
 
「タレントに大事なのは社会生活の経験だと思うんですよね。それが無いと一般の人の感覚から懸け離れたタレントになってしまう。そういう芸能活動以外は何も知らない芸能馬鹿を作ってはいけないと思うんですよ。だから若い子たちには片想いでもいいから恋をしろと言ってます。10代で恋愛を経験してない子は異性を見る目が育ちませんよ。よく恋愛禁止されていた元アイドルが変な男に引っかかるのはそのせいですね」
 
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とコスモス社長は話していた。
 
「この人、若いのにしっかりしてる」
と母は思った。
 
弥日古たちは今日小浜から飛んできたので、夕方また宮崎に飛ぶというのは体力的に辛いだろうからということで明日宮崎に帰ることにした。学校を3日間休むことになるがやむをえない。今夜は真理奈の部屋(約6畳)に3人で泊まる。かくして都城(みやこのじょう)の藤家では今夜もカップ麺かレトルト食品の晩御飯になること確実である!
 
(*48) 12:48からボイドに入るのでその前にサインできるよう時間調整している。コスモスには、もしボイドに突入したら19:20に抜けるまでサインを待つよう連絡している。
 

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