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■神様のお陰・愛育て(8)

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その夜は豊中市の命(めい)のアパートに行って泊まることにした。一緒にお風呂に入り、お互いに相手の身体を洗ってあげる。その日はお股も相手のを洗うことにした。理彩が「洗う」と称してかなり指でしごくので、命(めい)のおちんちんは立ってしまう。
 
「ねぇ、舐めてあげようか? 洗い立てなら舐められる気がする」
「・・・お布団に行ってからの方がいいかな」
「いいよ」
 
ふたりは身体を拭き、お布団に入る。命(めい)が仰向けになり理彩は命(めい)のお股に顔を埋めてそれを口に含み、舐めてあげる。
 
「なんか気持ちいいよぉ」
「少し噛んだ方がいい?」
「痛い、痛い、ふつうに舐めて」
「うん」
 
「・・・ね、おちんちん小っちゃくなってきたけど」
「おちんちん小さい方が快感は大きいみたい」
「へー」
 
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「・・・逝ったかも」
「え? 射精してないのに」
「多分脳逝き」
「私、口の中で発射されて、それを飲み込むってパターンを想像してたのに」
「僕、それはできないかも。ごめーん」
「ううん。命(めい)が気持ち良くなれたならいいもん」
 
「じゃ、交替、理彩のも舐めてあげる」
「うん」
 
今度は理彩が仰向けになって命(めい)が理彩のを舐める。舐めながら指をヴァギナに入れ、Gスポットを刺激する。
「ひー、気持ちいい!」
理彩が興奮して腰を浮かせてしまうので、命(めい)は体勢を維持するのに筋力を使ったが、何とか理彩が逝くまで舌と指の刺激を続けることができた。理彩はしばらく放心状態で何も言葉が発せなかった。
 
「命(めい)〜。物凄く気持ち良かったよぉ。もし私が他の男の子と結婚しちゃっても、私とこんなの、して〜」
「それはできないよ。して欲しかったら僕と結婚してよ」
「けち〜」
 
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その晩は、このオーラルセックスの後、ふつうに正常位、バック、背面騎乗位、背面座位→対面座位、松葉→逆正常位、と5回やって寝た。途中の休憩をはさんで長時間続いたので、寝たのは朝4時頃であった。
 

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理彩は朝7時に起きて持参した着替えの服に着替えて、命(めい)の作ったご飯と味噌汁を飲んでからモノレールで医学部へと出かけて行った。
 
「お味噌汁のある朝ご飯なんて久しぶり!」などと言っていた。また
「着替えはお洗濯お願いね。そのスカート穿いていいし、私のパンティ頭からかぶっててもいいよ」などとも言っていた。
「パンツかぶるって、どういう趣味さ?」
 
次の週末。金曜日の晩、またまた理彩がデートの逐次報告をメールでしてくるので、命(めい)は耐えられない気分になりオナニーしようとしたのだが、どうしても立たない。悲しい気分になって涙を流していたら、まどかが女の子の身体に変えてくれた。
 
「ありがとう。男の子の身体ではもう死にたい気分だった」
「理彩にちゃんと言いなよ。浮気止めてって」
「うう。。。何か言いくるめられそうで」
「いっそ、理彩と別れて新しい恋人探す?」
「それは嫌」
「全く救いようが無いね。じゃ今月中は週末になる度に女の子に変えてあげるよ」
「それ助かるかも」
 
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その夜はローターで自分のクリちゃんを刺激したら、かなり気持ち良くなることができて、何とか眠りに就くことが出来た。このローターは女体化していた時に勢いで買ったものだが、男性体に戻っている間は、何のためにこんなものを買ったのか、自分で謎だった。
 
翌日午前中少しぼーっとしていたら、突然理彩から電話が掛かってくる。
「お昼一緒に食べようよ。梅田に出てこれる?」
「行く」
 
命(めい)は女体化したままなので、素直にお気に入りのブラとショーツを付け、ベージュのキャミソールの上にペパーミント色の春物セーター、マリンブルーの膝下スカートを穿いてお出かけした。髪は後ろでまとめてブルーの花柄のシュシュで留めた。
 
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「おお、可愛い。私が何も言わなくてもちゃんと女の子で出てくるというのは感心感心」
「男の子の僕は嫉妬に狂って死んじゃったから、今日は女の子の僕が出てきたの」
「ああ、死んじゃったか。可哀想に。キスしてあげるよ」
と言って理彩は柱の陰で命(めい)の唇にキスをし、ついでにお股を触った。
「ふーん。タックしてるね」
「うん」とは答えたが、実はタックではなく本物だ。
 
お好み焼きの店でお昼を食べながらしばしおしゃべりしていると、とても気分が良くなる。あぁ、ほんとに私って理彩のこと好きなんだなと思ってしまう。
 
その後「洋服買うのに付き合って」というので洋服屋さんに行く。
「何か。。。ここ、安いね」
「でしょ。安くて可愛いの置いてあるから、凄いよ」
「あ、これなんか可愛いなあ」
などと言って選んでいる。命(めい)が
「これも良くない?」
などと言うと「あ、それもいいね」
と言って、5-6点のブラウス、スカート、などを選んだ。
「さあ、そしたらこれ試着してみて」と理彩。
「へ?」
「試着室そこだよ」
「何で僕が試着するの?」
「だって命(めい)の服を選んでたんだもん」
「そうだったのか!」
 
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まあいいやと思い試着室に行ってひとつずつ試着しては理彩に見せる。
 
「命(めい)、張り切って大きな胸にしてるね。その胸だとこれきついなあ」
と言って、理彩はブラウスはサイズ違いのものと交換してきて再試着する。スカートは特に問題無かった。
 
結局ブラウス1枚、カットソー1枚、スカート2枚を選び、会計は840円だった。凄い安さである。今度からここに来ようかなと命(めい)は一瞬思ったものの、なんで僕が女の子の服を買わなきゃいけないの? と思い直した。
 
その後、スタバでお茶を飲む。
 
「今夜はどうするの?」
「ああ。また▽▽君のアパートに泊まるよ」
「へー」
「命(めい)も浮気してていいよ」
「ほんとにしちゃおうかな」
「命(めい)って、風俗行ったりはしないの?」
 
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「風俗? 何それ?」
「女の子がいて、気持ちいいことしてくれる店」
「気持ちいいこと?」
「たとえば、おちんちん握って刺激して射精させてくれたりとか」
「何それ? 見ず知らずの男の子のおちんちんを触れる訳?」
「それだけのお金もらえるなら」
「あぁ」
 
命(めい)はやっとその「風俗」なる店の趣旨を理解した。
 
「逆に女子学生でそういう店でバイトする子もいるよ。無茶苦茶効率がいいからね」
「そうかもね。でも理彩はそういう店でのバイトはしないで欲しい」
「うん。しないといけないほど切羽詰まったら命(めい)に相談するよ」
 
「そうしてね。でも僕自身は多分知らない女の子に握られて刺激されても全然気持ち良くないよ。だって、好きな女の子にされるからこそ幸せな気分になれるんだもん」
「やっぱり命(めい)って脳の出来が女の子だよね」
「うん。そうかもね」
 
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理彩は明日の朝10時に命(めい)のアパートに行くと言って、▽▽君との待合せ場所に行った(明日は春代たちと会う予定である)。
 
いつの間にかそばにまどかがいた。
「邪魔してあげようか?」
「別れさせて」と命(めい)は言った。
「いいよ。私そういうの大好きだから無償でやってあげる」
と、まどかはいつもの意地悪そうな目をして言った。
 

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命(めい)はその夜もローターのお世話になって、嫉妬でどうにかなりそうな頭を無理矢理快楽で満たして寝ることが出来た。眠りに就きながら、理彩が浮気を続ける限り、自分は女性体でいないと耐えられないかもという気がした。
 
翌日。命(めい)が朝ご飯を食べた後少し勉強していたら、約束の時間より1時間も早く理彩がやってきた。
「早いね」
「うん。昨夜▽▽とケンカしちゃってさ」
「あら」
「今夜もう1度話し合ってみる。命(めい)、今夜もごめん」
「うん。いいよ」
今夜一緒にいられないのは悲しいけど、向こうが壊れ掛かってるなら問題無い。
 
「それじゃ、顔を洗ってきてから、この服着て」
「もう着替えるの?」
「その後、フルメイクしてあげるから」
「ひゃー」
「あ、洗顔前に眉毛を切るね」
 
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命(めい)は元々眉毛は結構細くしているのだが、理彩はそのの眉毛を更に細く切り、少しカミソリで剃った。それから洗顔料を付けて洗面台で顔を洗う。
 
その上で、服を脱いで下着を替えるが、リアル女体を見られたくないので、理彩に背中を向けて着替えた。
 
が、理彩が後ろから抱きしめる。
 
「何、恥ずかしがってるのよ・・・って、この胸すごいリアル!」
「あ、ブレストフォーム付けてるんだよ」
「ああ! でも凄いね。まるで本物のバストみたい」
 
あはは。本物のバストなんだけどね。キャミソールを着け、スカートを穿いて、カットソーを着た。理彩とお揃いで持っているイヤリングを付ける。
 
「あ、そのイヤリング、私も付けようかな。自分のアパートに寄ってから出かけよう」
「うん」
 
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それから理彩は服を汚さないようにタオルを首に掛けると、化粧水、乳液、メイクアップベース、ファンデーションとそれぞれ少し時間を空けながら塗っていく。
「凄いたくさん重ね塗りするんだね」
「来月になったら、メイクアップベースとファンデーションの間に日焼け止め塗らないといけないよ。5月がいちばん紫外線の害が大きいんだよ」
「へー」
 
最初にアイメイクをするが、まず目を閉じさせて薄い色をまぶた全体に塗り、それから目を開けさせて線の出来るところから下に濃い色を乗せる。境界を指でのばして曖昧にする。更に両目の間と外側にハイライトを入れる。
 
それからアイライナーで目の縁にラインを入れていく。
「なんか怖いよ−」
と命(めい)が言うが構わず入れていく。
 
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「大丈夫だよ。眼球に突き刺したりはしないから」
「理彩のその手の言葉、過去の経緯からするとあまり信用出来ない」
 
アイラインの後はビューラーで睫毛をカールさせてからマスカラを塗る。
「まだ塗るの?」
「今日はバッチリおめめになるように100回くらい塗ってあげるよ」
「わあ」
 
その後、アイブロウを入れるが、線を1本1本入れていくので命(めい)が
「眉毛ってスーっと横に1本で引くのかと思ってた」
などと言う。
「それだといかにも描きましたって感じになるでしょ。こうやって眉毛の線に沿って1本ずつ入れていくとナチュラルに仕上がるのよ」
と理彩は説明した。
 
アイメイクが終わるとチークを入れる。理彩は2種類のフェイスカラーを使ってナチュラルな感じのほっぺを形成した。
 
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最後に口紅を塗る。リップブラシを使ってきれいに縁取りした上で、その中を埋めていく。口を開けさせて口角まできれいに塗る。
 
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