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■女子中学生・セーラー服と移転中(2)

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拭いてから“裸のまま”出て行く。
 
藤太は起きていた。
 
がマナの身体を見て驚く。
 
「マナちゃん!」
「なんでか分からないけど女の子に戻っちゃった」
「させて!」
「その前にトイレ行ってきたほうがいいと思うけど」
「うん」
 
それで彼はトイレに飛びこみ10秒で出て来た。
 
「していいよね?」
「この身体は藤太君のものだよ」
「おぉーー!」
「でもあれは付けてね」
「もちろんもちろん」
 

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さっきのよりお互いにずっと気持ちいいセックスをしたあとで少しおしゃべりする。
 
「でも私また男の子になっちゃったらどうしよう?」
「その時は今日最初にしたみたにすればいいよ」
「そうだね!」
「結局性別ってどうでもいいんだね。女同士でも男同士でも男女でもセックスできるんだし」
 
自分が男で藤太が女というパターンだけやってないとマナは思ったが、それ不可能だよねー。私のちんちん立たないし、などと思う。
 
「そだねー。でもお兄さんに悪かったね。私たちは助かったけど」
「ああ。気にしないで。兄貴は兄貴で彼氏とデートしてるから」
 
今“彼氏”と聞いた気がするけど、空耳かな。多分“彼女”の聞き間違いだよね?
 
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「でも藤太はどうして野球始めたの?」
「やはり松井秀喜選手にあこがれていたからだよ」
「ああ」
「物心付いた頃から凄い選手がいるなあと思ってたけど、確か2年生の時(1998)にホームラン王と打点王を取って、翌年は僅差で逃したけどその次の年(2000)はまたホームラン王・打点王を取って、松井選手というのは僕の中では最高の野球選手というイメージだったんだよ」
「確かにあの人凄いよね」
 
「僕たちが中学に入る年にメジャーに移籍したけど、絶対ゴジラはメジャーでも活躍すると確信してたね」
「実際凄い活躍してるみたい」
「うん。アメリカではイチローの方を高く評価する人もあるみたいだけど、イチローの打撃スタイルは僕の好みじゃない。結果的にヒットになるかどうかより、ガツンと大きく打つゴジラの方が好きだ」
「藤太もそういうスタイルだもんね」
「うん」
 
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「マナはなんで剣道始めたんだっけ?」
「私小さい頃から全然男の子らしくなかったからさあ」
「ああ」
「それで少しでも男の子らしくなるようにというので武道をやらされたんだよ。柔道がいいか剣道がいいかと言われたけど、柔道なら私男子と組まされるじゃん。でも男子と直接掴み合うなんて絶対嫌だったから、剣道を選んだんだよ」
「なるほどー」
「それに人を痛めつけることに罪悪感を感じていたから、柔道で相手を叩きのめすことには抵抗があった。剣道なら相手の防具を叩くだけだから罪悪感がまだ小さかったんだよ」
「女の子ならそう思うかもね」
 
「剣道部には私と同じタイプの子が何人かいるね。公世ちゃんの場合も似た経緯だったみたいだけど、彼女の場合はお姉ちゃんも剣道してたというのもあった。1つ下の由紀ちゃんが私と完璧に同じパターンだったみたい」
「なんか全員女の子になっちゃったような」
「他にも実態を隠してるけど実はって子は居ると思う」
「なるほどねー」
 
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バスの時間があるので、名残惜しかったが、アパートを出て旭川駅前18:20の高速バスで一緒に帰った。予約していたので並びの席に座る。他人の迷惑にならないように大きな声や音は立てないように気をつける。でもかなり過激!なことをしつつ留萌に戻った。藤太は我慢できなくなり、トイレで処理してきた。
 
「またしてあげるね」
「待って。出した直後に触られると痛い」
「そういうもんなの?」
 
「マナも男の子時代(オナニー)してたろ?」
「私女の子なのにそんなのするわけない」
「最初から女の子なんだっけ?」
「内緒」
 
藤太は修学旅行の時お風呂で、マナを見なかったかな?と思って考えたものの、よく分からなかった(2人は小学校は別)。ただ3年間も一緒のクラスだったのに、トイレの小便器を使っているマナを見たことない気がした。
 
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バスの中で合格発表の時刻が来たので携帯で合格発表サイトにアクセスしてみると、2人とも合格していた。藤太は授業料も免除、マナも7割免除である。2人とも入学金も免除になっていた。
 
「おめでとう」
と言って(バスの中なので)お互いの手にキスした。
 
でもバスを降りてから物陰で抱き合ってディープ・キスした。
 

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翌日には入学手続きのための書類が届いていたので、自分が書く部分を全部書く。もちろん氏名の所には“さとう・まな”と振り仮名し、性別には女に丸をした。
 
それで母に保護者のサインと書類の郵送をお願いした。
 
「楓の入学にお金が掛かるから、あんたは免除になって助かった。親孝行娘だよ」
 
“娘”と言われて嬉しかった。
 
書類はその日の内に投函した。
 

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その日(1/17)の夜、マナの夢の中に“魔女っ子千里ちゃん”が出て来た。
 
「千里ちゃんありがとう。彼も男の子に戻れたし、私まで女の子に戻してくれて」
「午前中の美容院で凄く可愛くなったから,こんなに可愛いなら女の子にしてあげてもいいかなと思った」
「ありがとう!」
 
「それに彼が男の子になってしまったマナちゃんでも抱いてくれたからね。彼の純情に感謝しなよ」
「そうだったのか。ほんとにありがとう」
 
「ところでこのマナちゃんの男性器どうする?捨てる?一応取っておく?」
と言って魔女っ子千里ちゃんはちんちんとタマタマを見せる。
 
マナは一瞬迷ったが言った。
「そんなの見たくないから捨てて」
「りょうか〜い。捨てちゃうね。もう男の子には戻れなくなるよ」
「うん。むしろ戻りたくない」
 
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1月19日(木).
 
始業式の朝、マナは「やはりこれ着ないといけないかなあ」と思い、せめてもの抵抗でブラジャー・キャミソールの上にブラウスまで着てから、学生服の上下を着て、居間に出て来た。すると母から言われる。
 
「あんたなぜそんな服着てるの」
「え、えーっと」
「あんた女の子になったんでしょ?だったらセーラー服着なきゃ」
「そう?」
 
父まで言う。
「お前が女になってしまったのは残念だけど、性転換手術まで受けたのならお父さんも認めざるを得ない。春からは女子高生になるんだし、中学も残りはちゃんと女子生徒として通いなさい」
 
うちの両親、理解ありすぎるよ〜(*3)。でも中学にセーラー服で出て行くとか恥ずかしー。
 
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(*3) 実際はかなり揉めた(後述)。
 

「そうだ・性別変更届け書いてやるから」
と言って母はパソコンでこんなのを書いてくれた。
 
性別変更届
平成18年1月19日
 
学年・組 3年3組
氏名 佐藤学
 
性別と名前が変わりましたので右届出ます。
 
旧性別:男
新性別:女
旧氏名:佐藤学
新氏名:佐藤マナ
 
保護者:佐藤宏明
 
それで父が署名捺印してくれる!
 
「これ出せばいいよ」
「ええっと」
 
なんかぼくの両親、どこまでマジでどこからジョークなのか分からないよぉ!
 
マナはその「性別変更届け」を一応受け取った。
 
「でもまだセーラー服で出て行くとか恥ずかしいよぉ」
とマナは言い、結局男子制服のまま家を出た。
 
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教室に「おはよう」と言って入って行き、いつもの席に座る。お母ちゃんやお父ちゃんにも言われたようにセーラー服着て出てきたかったけど、そんな服着て出てきたら、先生に叱られるだろうし、クラスメイトにも笑われそうなどと思った。ぼく、工藤(公世)さんや福川(司)さんみたいに女の子っぽくないし。
 
ところが(男子制服で)席に座ったマナを見て、クラスメイトたちはマナが思いもしなかった反応をした。
 
「マナちゃん、どうして男子制服とか着てきたの?」
「え!?」
とマナは思わず女声で反応した。
 
「あ、やはり声も女の子になってる」
「マナちゃん喉仏無いよねって、女子の間では秋頃から噂が立っていた」
 
「夏休みに札幌の大学病院で女の子になる手術受けたんでしょ?」
「だから髪伸ばし始めたんだよね」
「いや別に札幌の病院では受けてないけど」
「やはり。埼玉県の大学病院だよね」
 
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埼玉県!?いったいどこからそんな地名が?
 

「2学期の間は髪が伸びるのとおっぱいが大きくなるのを待ってたんだよね」
「髪型が凄く可愛くなってる」
「うん。この髪型だけで充分女子に見える」
「これだと男子制服着てても女子と思われるよね」
 
「マナちゃんのおっぱいはCカップまで育ったという説が」
「Cなんて無いよぉ!」
「ちょっと触らせて」
 
といって数名の女子に学生服の内側まで手を入れられて触られる。
 
「ちゃんとブラウス着てるね」
「この胸はBだと思う」
「ブラジャーもちゃんと着けてるのね」
「一応B85着けてる」
「負けたぁ」
「私より大きい」
 

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「それでマナちゃん、女の子になったから3学期はセーラー服で登校すると聞いてたのに」
「どうして男子制服なの?」
と結局そこに戻って来る。
 
「お母さんにも女の子になったんだからセーラー服着て行きなさいと言われたけど恥ずかしかったし、先生に叱られたり、みんなに笑われないかと不安で」
とマナは正直な所を言う。
 
「なるほどー。まだ少し怖かったのね」
 
「その気持ち凄く分かる。私も最初は怖かったもん」
と司が言う。
 
2組から出張してきていた竹田君が言う。
「佐藤さんは8月に性転換手術受けたんだよ。だからその後髪を伸ばし始めたんだよ」
 
「ああ、やはりそうだったんだ?」
「みんな笑ったりしないから、明日からはセーラー服着て来なよ」
「恥ずかしーよー」
「今日はセーラー服持って来てないの?」
「持って来てない」
「明日からは持って来なよ」
「持ってくるだけ持って来ようかな・・・」
 
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クラス委員の尚子と保健委員の智美が頷くようにしてからこちらに来て言った。
 
「先週の内に話し合ってたんだけど本人見て全く問題無いと判断できた。マナちゃんトイレは女子トイレ使っていいから」
 
「え!?だって男子制服着てるのに」
「男子制服着てても女子にしか見えないもん」
「そうかなあ」
「更衣室どうする?女子更衣室に来る?」
 
マナは“本能的に”危険を感じた!
 
「工藤さんみたいに保健室で着替えるとかはできないかな」
とマナが言うと
「それ大丈夫と思う。清原先生に言っておくよ」
と保健委員の智美ちゃんが言った。
「ありがとう!」
 
そういう訳で、この日からマナは男子制服を着ていても、ほぼ女子とみなされるようになったのである!!
 
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なおトイレは「女子トイレ使っていい」と言われたのに「恥ずかしー」と言って男子トイレの個室を使っていた。でも男子たちからも「無理せず女子トイレに行ったら?」と言われていた。
 

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翌日(1/20) マナは朝
「私これ持って行くー」
と母に言い、セーラー服をスポーツバッグに入れて学校に出掛けた。
 
「マナちゃんセーラー服持って来た?」
「持ってくるだけ持って来た」
「だったら着替えてこよう」
「え〜〜!?」
「卒業アルバムの写真撮り直したいのよ。それともマナちゃん詰め襟の写真がいい?」
「・・・それはセーラー服で写りたいかも」
 
「よし、着替えといで。ここで着替えてもいいけど」
「保健室で着替えてくる!」
 
それでセーラー服を着てきたが女子だけでなく男子からも
「可愛い!」
という声があがった。藤太がボーっとして見ている。あん、そんな顔してたら私たちの関係がバレちゃう!と思う(いやいや既にバレてますけど)。
 
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それで卒業アルバム委員に写真を撮ってもらった。
 
「マナちゃんはこのあと、このまま授業を受けよう」
「え〜〜!?」
 
でもマナは本当にそのままその日の授業を受けちゃった♪
 

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1時間目、英語の鶴野先生が気付く。
「あら?佐藤さん、今日はその服なのね」
 
鶴野先生は剣道部の女子顧問だが、マナがしばしば試合前に“性別確認”されていたことを思い出した。それでとうとう“転んだ”かと思った。
 
他の女子生徒たちが言う。
 
「She became a girl」
「She has undergone sex change surgery」
「At New Year Day, She wore a Furisode」
という声があがる(振袖姿は実は7-8人に見られている)。
 
「OK. Then I will call you "Ms Sato" from now on」
と先生は言った。
「Thank uou, Ma'am」
とマナも女声で答えた、
 
鶴野先生はその後、マナがどちらの制服を着ていても Ms Sato と呼んでくれた。
 
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3時間目に身体測定があった。
 
マナは私どうすればいいんだろう?と思ったが司ちゃんが声を掛けてくれた。
「マナちゃん、個別測定してもらおう」
「司ちゃんがそれやってたね!」
 
それで司が保健委員の智美に声を掛け、マナは女子の先頭で個別測定してもらった。司が測定役をしてくれたのでマナも
「司ちゃんには下着姿を見られてもいいかな」
と思って安心してキャミソールとパンティの格好になって測定された。
 

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女子中学生・セーラー服と移転中(2)

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