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■夏の日の想い出・いろはに金平糖(22)
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『マネがモネのマネをした』はマネがクロード・モネ (Claude Monet 1840-1926)の名作『ラ・ジャポネーズ』(日本女という意味)のコスプレをしたものである。
当時フランスで大流行していた日本趣味の作品で、この絵のモデルはモネ夫人のCamille-Leonie Doncieux (1847-1879). 実は彼女は黒髪の持ち主で、そのまま描けばけっこう日本人っぽくなったと思うのだが、わざわざブロンドのウィッグを付けさせて絵を描いている。モネの趣味がよく分からない。この作品は1876年の作品だが、10年前の1866年に描かれた緑衣の女 (La Femme en robe verte) では、カミーユ夫人は黒髪のまま描かれている。
この楽曲は松芝電機さんの“和風照明シリーズ”のCMに使用される。
モネの絵に描かれたような和服を着て扇子を広げた舞音の背景に、団扇(うちわ)とかだけではなく、雪洞(ぼんぼり)、提灯(ちょうちん)、行灯(あんどん)などをイメージした家庭用照明のシリーズ“Akari Nipponia”の照明器具が、多数並べられている(中身は全てLEDランプ)。
CMではこの服を着て舞音が日本舞踊を舞っているが、舞音は日本舞踊・藤中流の名取りである!舞音はそもそも日本舞踊の名取り披露をあけぼのテレビで流したことから注目された:ネットテレビでの披露になったのは、コロナ流行下でリアルの披露公演ができなかったからであるが、結果的に舞音には大きなチャンスとなった。
今回のCMの映像は実は1月6日に根室に行った時に、根室市内に用意していたセットで撮影したものである。水谷姉妹も赤い和服を着て一緒に映っている。3人は、お昼過ぎまでアクアたちと一緒に“氷の家”の撮影をし、午後から3人だけで市内のセットに行き、このCMの撮影をした。そして日が落ちたら、再度氷の家に行き、灯りを点けたり消したりするところを撮影した。
『マネがマメをマイたとさ』は節分(今年は2月3日)に合わせて舞音が豆まきをしている絵が使われている。これは黒猫運輸さんのCMのイメージソングとして使用されており、舞音は黒猫のコスプレをして豆まきをしている。水谷姉妹がトラのパンツを穿いた雷様のコスプレで一緒に豆を蒔いている。
(「女を捨ててる」と言われる)
『マネが猫にタクト振る』は、ホンダのスクーターのCMなのだが、舞音が黒猫のコスプレ(蝶ネクタイをしている:黒い毛が燕尾服代わり)で指揮台に立ち、猫のオーケストラを前にしてタクトを振っている映像が使用されている。
猫のオーケストラに扮してくれたのは、越谷市にあるEE大学の女子オーケストラの人たち。演奏しているのもこの曲で、実際舞音はこのオーケストラの演奏をバックに歌唱したものがCDにも収録された。この演奏は越谷市の“小鳩ホール(後述)”で収録された。
女子オーケストラというので、多分全員女子のオーケストラと思ったのだが、数人男の娘が混じっているらしい!念のため彼女たちを入れていいかと訊かれたが、快諾した。実際見ていて誰が男の娘なのかは分からなかった。最近の男の娘は本当にレベルが高い。
このCFには、舞音のスクーター走行シーンもあるが、これも根室で1月7日の日出を狙って撮影したものである。つまり舞音は1回の根室出張でCMを3本撮影したのである!
この曲を“2022年2月2日”(ニャーニャーニャーニャーニャー)に発売したかったのと、節分の歌もあったので、発売日程は2月2日の選択になった。
『いろはに学生服』は、昨年舞音が歌ったCM曲がきっかけで“女子用男子制服”“男子用女子制服”を販売して大いに話題になった、ペンギン学生服さんのCM曲である。
CMで12月から流れている15秒バージョンはこのようになっている(常滑舞音作詞)。
いろはに金平糖、金平糖は甘い、甘いはおはぎ、おはぎは黒い、黒いはペンギン学生服。
金平糖のコスプレをした水谷妹
おはぎのコスプレをした水谷姉
最後に“女子用学生服”を着た舞音
と登場している。最近水谷姉妹は常滑真音とセット扱いが多くなっている。
CDには30秒バージョン(常滑舞音作詞)、そして“元歌”(作詞者不明)も収録されている。
いろはに金平糖、金平糖はでこぼこ、でこぼこはかぼちゃ、かぼちゃはシンデレラ、シンデレラはガラス、ガラスは割れる、割れるは氷、氷はとける、とけるはテスト、テストは勉強、勉強にはチョコレート、チョコレートは黒い、黒いはペンギン学生服
金平糖のコスプレをした水谷妹
かぼちゃのコスプレをした水谷姉
シンデレラの衣裳を着けたクロム
氷を割るセレン
テストを受けてるライカ
チョコを食べながら勉強しているめぐみ
最後に“女子用学生服”を着た舞音
この30秒版のCM動画は、あけぼのテレビのペンギン学生服さん提供の番組で流れた。
元歌はこうである。
いろはに金平糖、金平糖は甘い、甘いはお砂糖、お砂糖は白い、白いはうさぎ、うさぎははねる、はねるはカエル、カエルは青い、青いはお化け、お化けは消える、消えるは電気、電気は光る、光るはおやじのはげ頭
金平糖のコスプレをした水谷妹
お砂糖を紅茶にどっさり入れている水谷姉
バニーガールの格好のクロム
カエルの格好のセレン
貞子のコスプレのさくら
灯りを点けたり消したりする煌
禿おやじのコスプレをした舞音!
『パステル・ライト』はノノ・パパイヤのCM曲である。パステルカラーの春っぽいカーディガンをメインに据えたCM。CFの中では、舞音がグリーン系のパステルカラーのカーディガンに赤いショートスカートを穿いて道を歩いていくと、すれ違う人が、みんなパステルカラーのカーディガンとショートスカートになってしまうというストーリーが展開している。
すれ違ってその服装になってしまう人:−
水谷妹(イエロー系)
水谷姉(ブルー系)
スパイスミッションのタイム(ピンク系)
WindFly20の川中光梨(ヴァイオレット系)
ビンゴアキ(オレンジ系)
羽田小牧!(水色系)
羽田小牧は、ショートパンツならいいですよと言って出て来たのだが、うまくおだててショートスカートを穿かせてしまった(物凄く似合ってる)。後から
「どうしてボク、スカートを穿くことに同意してしまったんだろう?」
と悩んでいた!
でも撮影現場ではみんなから「可愛い!」「似合ってる」「小牧ちゃんのお嫁さんになりたい」などとおだてられて、本人も嬉しそうな顔をしていた!
ちなみに小牧ちゃんの事務所の、サニー春吉社長は
「若い内しか女装なんてできないから、今の内にたくさん女装しておくといい」
などと言っているようである!
女装に抵抗がなくなるまであと3cm!?
2022年2月3日(木).
この日は節分であった。あけぼのテレビでは、節分特集を放送した。
最初に小部屋に居る水谷姉妹が映り、日程の確認をする。
「今年は節分は2月3日でいいの?」
「そうそう去年は2月2日だったね」
「なんで毎年変わるんだっけ?」
「本当は1年の長さは365.2422日なのに、今のカレンダーって365日の年と366日の年があって、本当の1年の長さとは違うから、毎年ずれていくんだそうです」
「つまりカレンダーが不正確なのね」
「それで2057年までは4年に1度、節分が2月2日になるそうです」
「へー!」
2/2節分になる年→2021 2025 2029 2033 2037 2041 2045 2049 2053 2057 2058
この後、“お掃除ルンバ隊”が、スタジオを徹底的に掃除している様子が映る。
「お掃除ルンバ隊は1時間掛けてスタジオを徹底的に掃除・消毒しました」というプラカードを持った石条ボタンが画面を左から右へと横断した。
そして昨年同様、豆まきが行われた。
あけぼのテレビ第12スタジオを使用する。
豆は全て個包装である。大豆のほか、五色豆、甘納豆、ひなあられ!?、雪の宿、一口チョコ、たけのこの里、アポロチョコ、おっとっと、かっぱえびせん、じゃがりこ、なども混じっている。
(筆者注.三幸製菓の工場爆発事故は2/11でこの放送よりも後)
今年豆を播いた人:アクア、常滑真音、東雲はるこ、町田朱美、白鳥リズム、水森ビーナ、姫路スピカ、高崎ひろか、品川ありさ、西宮ネオン、秋風コスモス、川崎ゆりこ
豆を拾った人:信濃町ミューズ・信濃町ガールズの23名。
昨年同様、1人最大10パックまでのルールで、豆拾い終了後、全員3秒以内で何かひとことしゃべった。
でも最終的にけっこう余ったのを自由に取らせたら、宮地ライカと地多めぐみが各々8個も取っていた。一方要領の悪い夢島きららは1個も取れず、鹿野カリナが2個分けてあげていた。
番組の後半は“こぶとりじいさん”を生で上演した。
ナレーション(松島ふうか)ある所に、右の頬にコブのあるおじいさんがいました。
それで右頬にこぶを付けてお爺さんの格好をした夕波もえこが出てくる。
ナレーション:お爺さんが山で木を切っていたら、向こうから何やら多数の声が聞こえてきます。何だろうと思って見ているとたくさんの鬼がやってくるので、おじいさんは慌てて岩陰に隠れました。
鬼たち(白鳥リズム・恋珠ルビー・花貝パール・太田芳絵・斎藤恵梨香・水谷姉妹・知多めぐみ・宮地ライカ・三陸セレン・山鹿クロム)がやってきて座り込み、酒盛りを始める(飲んでいるのは水)。
その内、鬼の大将(白鳥リズム)が
「おい、誰か歌え」
と言うので、太田芳絵が立ち上がり北里ナナの『金銀ハート』を歌う。
(この子、上手いじゃという視聴者の声多数)
「おお、美しい」
と大将はご機嫌である。
「もっと歌え」という声に、宮地ライカが『とことこ、まねまね、招き猫』を歌うと
「何だか面白い歌だ」
とますますご機嫌である。
「もっと歌え」という声に、山鹿クロムが『桃太郎』を歌うと、
「その歌は不愉快だ」
と大将は不機嫌になる。
「誰か楽しい歌を歌え」という声に、水谷妹が『赤鬼と青鬼のタンゴ』を歌う。
「面白い!面白い!」と大将はご機嫌である。
「誰かこの歌に合わせて踊れ」
と言うと、鬼たちの歌を聴いていて楽しくなってしまった、お爺さん(夕波もえこ)が出てきて、タンゴのステップで踊り出す。
鬼たちは突然の登場者に驚くものの、お爺さんのダンスが上手いのでたくさん拍手が送られる。
「爺さん、歌も歌え」というので、お爺さんはラピスラズリの『山の呼び声』を歌う。ヨーデルの入るノリの良い歌に鬼たちは大いに喜んでいる。
「宴会は5時間ほど続きました」というプラカードを持った石条ボタンが画面を左から右へと横断した。
やがて鬼たちの宴会も終わるが、鬼の大将は爺さんに
「お前は面白い奴だ。褒美をやるぞ」
と言って、鬼はお爺さんにたくさんの小判をあげた。
そして
「お前、明日も来い」
と言う。
「え〜〜?明日もですか?」
「そうだ。何かをカタに取ろう、そしたらお前も来ざるを得ないだろう。そうだ。お前の首を預かっておこうか」
「勘弁してください。首が無かったら私は家に帰れません」
「確かに首が無いと、目が見えなくて道に迷うかもしれんな。そうだ。耳を預かろうか」
「耳が無いと、熊や狼が通る音を聞けなくて襲われるかも知れません」
「ああ。それも困るなあ。そうだ。だったら、お前が頬に付けてるコブを預かるというのはどうだ」
「ええ〜?これはとても大事なものなので、取られたら困ります」
「そんなに大事なものなら預かろう」
と言って、鬼の大将は、爺さんの頬のコブを取ってしまいます。
「明日来たら返してやるから必ず来いよ」
「分かりました」
ナレーター:それでお爺さんは、内心はコブを取ってもらったことを喜びながら、そんな様子は一切出さず、山を降りたのです。
お爺さん(夕波もえこ)が村に戻ってくると、隣のお爺さん(秋風コスモス)が声を掛ける。隣の爺さんは左頬にコブがある。
「あれ、あんたコブはどうしたの?」
「いや、それがかくかくしかじかでさ」
「何と!それは素晴らしい。私もコブを取ってもらいたい。明日、私が代わりに行っていい?」
「いいけど、あんた歌とか踊りは大丈夫?」
「まかせとけって。私は世界でいちばん歌が上手いんだから」
(視聴者は爆笑している)
「そして翌日」というプラカードを持った石条ボタンが画面を左から右へと横断した。
鬼たちが宴会している所に隣の爺さん(秋風コスモス)がやってくる。
「先達(せんだち)殿、参りました」
と隣の爺さんは言う。
「おお。待ってたぞ。取り敢えず何か歌え」
と大将(白鳥リズム)。
すると隣の爺さんはアクアの『白い恋の物語』を歌うが、物凄い音痴である。
コスモスの生歌がメディアに乗ったのはきっと10年ぶりくらい。
鬼たちがみんな顔を見合わせる。白鳥リズムが怒ったように立ち上がり
「やめろ!この音痴!」
と言った。
ここは「すげー!社長に向かって音痴と言えるのはリズムくらいだ」と称賛する声が多数であった。
「だけど本当に音痴だから仕方ない」
「この役はコスモスにしかできなかった」
「音痴に歌姫の役はできないけど、音感のある人にも音痴の役はできない」
それで鬼の大将は
「もうお前は来なくていい。昨日預かったコブも返すからとっとと帰れ」
と言って昨日の爺さんから取ったコブを右の頬にくっつけてしまった。
ナレーター:こうして隣の爺さんはコブが左右2つになり、泣きたい気持ちで村に帰ったのでした。
隣の爺さんが帰ってきて、コブが2つあるので、昨日鬼の所に行ったお爺さん(夕波もえこ)が
「お隣さん、どうしたんです?」
と驚いて尋ねる。
「それが実はかくかくしかじかで」
「それは気の毒なことをした。でもコブはお医者様にも取れるんですよ、昨日私が鬼からもらった金貨で手術してもらいましょう」
「え〜?でもせっかく金貨もらったのに」
「いや、私があんな話をしなければ、あなたのコブが増えることはなかった」
と言って、お爺さんは隣のお爺さんをお医者さんの所につれていった。
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