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■夏の日の想い出・いろはに金平糖(14)

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「でも人数増えたね」
「予算があるのかもね」
「いや、誰か都合がつかなくなった時に急遽代役を入れるより欠員にした方がいいという考え方なんだと思う」
「確かにこのメンツがずっと全員集まれるとは思えない」
「この日程は1年前からリザーブされてたけどね〜」
「当日風邪とか引いてたら参加できないしね」
「それを含めての予備だと思うよ」
 
「ところでこれ男何人、女何人だっけ?」
「全員女の子ということでいいと思うけど」
「異議なし!」
 

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2つの長方形コタツ(通常のものより大きめの120cm×90cm)2つに分かれて座り、お互いの距離が取れるようにしている。それでトランプをしたり、テレビを見ながらジュースを飲んだりする。このジュースは、各々フタのついたコップに入った飲料をストローで飲んでいる。ストローはマスクに開けた穴に通している。各々のコップに「みかんジュース」とか「コーラ」とか「野菜ジュース」とか「ポタージュスープ」などと書かれている。
 
その後、2人用の小さなテーブルに移り、オセロをした。今回は9人なので、強すぎるナナをスーパーシードして、残りの8人でノックアウト方式で決勝進出3名を決めた。
 
CMではごく一部しか映っていないが、後日全ての対戦が、あけぼのテレビBチャンネルで流された。
 
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プレステージ2回戦以降は物凄い戦いだった。プレイオフの舞音と水谷妹の戦いも全く予断を許さない戦いで、水谷妹が2枚差で勝利した。でも強すぎるナナにはかなわなず、ナナが優勝である。
 
「ナナちゃん、オセロのプロになれる」
「オセロにプロとかあるんだっけ?」
 

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ヘアドライヤを使う所(ビーナを含む数人)、洗濯機を使う所(水谷姉)、洗濯物を干す所(水谷妹)、取り込んでアイロンを掛ける所(カリナ)、ロボット掃除機を始動する所(さくら)、ふとん乾燥機を始動する所(葉月)、部屋の和風灯り“Akari Nipponia”を点けたり消したりする所(舞音)、お米を研いで炊飯器に掛ける所(もえこ)、材料を入れてホームベーカリーをスタートさせる所(アクア)。
 
その他、コーヒーメーカーや電子レンジも使ってみせているし、電気ケトルも使っている。ミラーレスカメラで写真を撮り合うシーン(撮影者:さくら・もえこ・カリナ)、オーディオセットでCDを聴くシーン(水谷姉妹:自分たちの出したCDを掛けている:これで売上が伸びた!)。
 
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トイレに着衣のまま、座ってみせているシーン(さくら)もあったが(*14), むろんここで排泄はしない。氷なので、全部丸見えである。実際のトイレは近くにある建設会社のトイレを借りている。
 
とにかく松芝電機さんの様々な電化製品を使ってみせている。これらの電気は屋根に乗っている太陽光パネルが生み出しているのだが、政治的配慮?により太陽光パネルとアクアは絶対に一緒に映さないよう気をつけている。
 
最後は今年も個別のテーブルにホットプレートを1人1個ずつ載せて焼肉をするシーンで終わっていた。焼肉は舞音・カリナ・水谷姉妹・夕波もえこといった女子陣が競うように食べていた。空の皿がどんどん積み上げられていくので、さくらが「負けた〜!」と言っていた。
 
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「さくらちゃん、しっかり食べないと、おっぱい大きくならないぞ」
「あと1皿食べようかな」
 

(*14) CM放映時、ネットでは
「さくらちゃんって立って、おしっこしたりはしないのかなあ」
という書き込みが多少あったが
「さくらちゃんが立ってするわけない」
「さくらはそもそも立ってできるような服を着ていない」
ということで、議論にもならなかった。
 
「何かのラジオ番組で、立ってしたことはないと言ってたよ」
「やはりそうだよねー」
 
「あの子、トイレはどっち使うの?」
「さくらちゃんが男子トイレ使うわけない」
「まあ入ろうとしても追い出されるよね」
 

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一行の内、舞音・水谷姉妹、ゆりこ(Honda-JetOrangeのメンバー)は夜になるのを待って、灯りの点灯・消灯をしている所の撮影をした。そして翌朝熊谷に戻った。
 
夜になるのを待つ間には、1本CMの撮影をしたのだが、これは後述する。(休ませてはもらえない)
 

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1月7日(金)はネットライブはお休みで、無料配信番組として、ネット成人式が行われた。
 
今年も各地域の成人式は、色々制限のある形での実施になったり、短時間の開催になり記念写真撮影を省略したりなどといった自治体もあったので、あけぼのテレビでは昨年同様、テレビ成人式を実施することにしたのである。
 
日程は各自治体の成人式にも出られたら出られるように、1月7日(金)になった。出席したのは2001年度(2001年4月2日〜2002年4月1日)生まれの下記のタレントである。
 
アクア
松梨詩恩
桜井真理子 (Flower Sunshine)
海浜ひるがお
佐藤ゆか (vent d'or)
米本愛心 (ColdFly5)
星原琥珀 (アクアの同級生)
雪丘八島 (三つ葉:優羽つながり)
トライン・バブルの3人
Turquoiseの3人(XANFUSの後輩)
宮村尚子 (Phalaenopsis)
 
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以上11組15名。
 
昨年は9組11名だったので、少し人数が増えた。全員思い思いの振袖を着てこの番組に出席した。ひるがおは振袖なんて持ってなかったし、成人式のこと自体忘れていた!が花咲ロンドが自分の振袖を貸してあげて出た。
 
有名人ばかりのところに自分が入ってもいいのかなあと不安な表情だったが、会場に、極めて無名な芸能人、ターコイスの3人が居たので安心したようである!(「あれ誰だっけ?」と鈴鹿あまめに尋ねていた!)
 
ターコイスは多分これまで1万枚以上売れたCDが無いし、テレビ番組などに呼ばれたこともほとんど無い。コロナのおかげでライブハウス巡りとかもできないので活動は停滞ぎみである。
 

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司会は花咲ロンドが務める。自らも振袖姿である。
 
花ちゃんのピアノ伴奏で品川ありさが国歌を斉唱した。2人とも振袖である。
 
(昨年は司会=花ちゃん、ピアノ=川崎ゆりこ、国歌=高崎ひろか)
 
成人式実行委員長の姫路スピカ(昨年の新成人。やはり振袖姿)が挨拶、コスモス社長(黒留袖)の式辞、そして今年も来賓として出席してくれた東堂千一夜大先生の祝辞があって、新成人代表としてアクアが“決意のことば”を述べた。
 
この後、全国の信濃町ガールズで、今年成人式の子(8名)が振袖姿で、1人5秒ずつ、フリップボードを持ち、何かひとこと言う、というシーンが流れた(日中に撮影した録画)。
 
アクアは、彼女の年収からはあり得ないほど安そうな東京友禅の青い振袖を着ていた。放送開始前に、最も遠慮が無い元同級生の松梨詩恩がアクアに
 
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「なんで龍、そんな安物の振袖着てるの?」
と訊くと
 
「これ亡くなったお母ちゃんの遺品なんだよ」
と言った。
 
「そういうことか!」
と、みんな納得していた。
 
「安物と言っても私の振袖より遙かに高そうだけど」
とトラインバブルの小梢が言うと、みんなここは笑っていいのかどうか悩んだ!
 
でも三つ葉の八島(やまと)は
 
「アクアちゃんがきっと超豪華な振袖着てくると思って安心して私これ着てきたのに〜」
と言っていた。彼女はたぶん1000万円クラスと思われる豪華な手描き友禅の振袖を着ていた。
 
なおアクアの振袖がお母さん(長野夕香)の遺品だというのは、花咲ロンドが番組内でも説明していた。説明しないと、視聴者も不審に思うだろう。
 
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もっとも小梢も指摘していたが“安物”とは言っても150-160万円くらいはしそうな品である。支香によると、ワンティスでデビューした後に買ったもので、パーティーや時にはデートで着ていたものらしい。そのこともロンドはコメントしていた。
 

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記念撮影は、昨年同様、写真家の桜井理佳さんが、15人並んでいるところを撮影してくれた(番組終了後に1人ずつのショットも撮ってくれた。ついでに「あんた写真集出さない?」と勧誘していた!)。桜井さんはアクアの振袖姿に満足そうだった。
 
その後、桜野レイアとignis-ex が登場して、スタンダードナンバーの
『Fly me to the moon』 (words and music by Bart Howard) を演奏した。
 
「月に連れてって。お星様に囲まれて、歌ってみたいの、素敵な春を」
「言い換えれば、私を抱きしめて。言い換えれば、私にキスして」
「私の心を、愛で満たしてね。そして歌って、夢中にさせて」
「言い換えれば、大事にしてね。言い換えれば、あなたが好き」
 
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その後は、出席者たちが、ignis-ex の伴奏(レイアはドラムスを打つ)で歌を歌った。歌った順序は下記(芸名50音順!)である。この歌だけでも充分に聴く価値があった。
 
アクア
海浜ひるがお(かいひん・ひるがお)
桜井真理子(さくらい・まりこ)
佐藤ゆか(さとう・ゆか)
雪丘八島(すすぎ・やまと)
ターコイス
トライン・バブル
星原琥珀(ほしはら・こはく)
松梨詩恩(まつり・しおん)
宮村尚子(みやむら・なおこ)
米本愛心(よねもと・あこ)
 
ユニットに所属している人は、そのユニットのメンバーが出て来て一緒に歌った。松梨詩恩は高崎ひろか・水森ビーナと一緒に三姉妹で歌った。最後に歌った愛心はColdFly5のメンバーと一緒に自分たちで伴奏しながら歌った。
 
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なお、海浜ひるがおは海浜ひまわり(訪問着を着ている)と一緒に歌ったが、結果的に、ひまわりの歌が数年ぶりにメディアに流れた。またあまりにも上手すぎるアクアの次は歌いにくいところだったが、海浜ひるがおたちが歌ってくれたおかげで、その後の子たちがとても歌いやすくなった!
 
司会の花咲ロンドが締めの言葉を述べて番組は終了した。
 

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視聴者の声。
 
「やはりアクアは振袖だったね」
「アクアは女の子だもん。振袖着るのが当然よね」
「だいたいアクアは和服を着る時はこれまでもいつも振袖だったし」
 
ということで、アクアが振袖を着たのは当然とみんな思った。
 
過去に何度かアクアは成人式で振袖を着ると思うか?というネット投票が行われたが、全投票者が「振袖を着るだろう」に投票しており「紋付き羽織袴だろう」という投票はゼロであった。
 

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実は番組では、アクアが“自分が振袖を着ていることに疑問を感じないよう”アクアが振袖を着ている問題については触れないようにしよう、とアクア以外の出演者には根回しをしておいた。でも、アクアが母の遺品の振袖を着てきたことで、その件については何も考慮する必要は無くなった。
 
番組の企画が決まった所で、ゆりこはアクアに
 
「振袖持って来てね」
と言い、アクアも
「はーい」
と返事していた。
 
「あまり豪華すぎない奴で」
「分かりましたぁ」
 
それでアクアはその青い振袖を持って来て、番組1時間前に自分でそれを着た(帯だけ結んでもらった)。出演者の中で自分で振袖を着られたのは、アクアと愛心の2人。他は美容師さんに着付けしてもらった。
 
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なお、詩恩と一緒に歌を歌うのに出て来た弟(妹?)の水森ビーナは付下げの和服を着たが、彼もそれが女物の和服であることを特に意識しないまま出演していた。
 

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成人式の特集番組は、FHテレビでも企画され、これは1月9日の早朝に録画されており、1月10日、成人の日に放映された。つまり録画したのは、あけぼのテレビの生放送があった翌日の早朝である。
 
あけぼのテレビは個人的なコネで参加者を集めたのだが、こちらはテレビ局が持っている芸能人のデータベースから、今年成人式を迎える芸能人をリストアップし、“有名順”に事務所に電話して出演OKを取れた男女各々10人が参加した。
 
この番組に、女子陣では、あけぼのテレビにも出た、アクア・松梨詩恩・星原琥珀・雪丘八島・宮村尚子も出ている、
 
アクアは当然、女子枠である!
 
アクアはこの番組には、アクア自身がCMをしている呉服屋さん制作の振袖を着て出席した。この呉服屋さんの製品の中でも最高クラスのもので、推定700万円くらいの品である。あけぼのテレビで着た普及品の東京友禅とは違いトップアイドルが着ていても不自然ではない品であった。
 
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「今日はわりと良いものを着てきている」
と八島(やまと)が言っていた。
 
「ヤマトちゃん、昨日のを着てくれば良かったのに」
「いや目立ち過ぎてたからランク落とした」
「気にすることないのに」
 

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アクアは個人的には、一応自治体から成人式の招待状は(住民票がある渋谷区と八王子市。実はNの分がさいたま市からも)来ていたものの、アクアが出席したら大騒動になりそうなので、どちらにも出席しないつもりだった。
 
M:戸籍=さいたま市(支香の旧宅)住民票=代々木
F:戸籍=八王子市(赤羽から移動)住民票=八王子
N:戸籍=川崎市(千里3の旧宅)住民票=さいたま市(千里宅)
 
ところが2ヶ月弱前の11月下旬、渋谷区の区長さんが自ら信濃町の事務所にやってきて、渋谷区の成人式でアクアに歌を歌ってもらえないかと打診したのである。
 
聞いてみると、先日の“村上遺書”の騒動の時、代々木のマンション前に報道陣が詰めかけたという報道が一部のマスコミで流れたことで、区長さんはアクアが代々木に住んでいることを知ったらしい。
 
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コスモスが出掛けていて、ゆりこが社長デスクのところに居たが
「あ、いいと思いますよ」
と、全く無責任に返事した!
 
「ただ、あまり予算が無いのですが」
「ああ、それは構いませんよ。本人も新成人なんだから、友情出捐ということで」
「ありがとうございます!」
 
後で、ゆりこからその話を聞いたアクアは
「え〜〜〜!?」
と不快そうに返事した。
 
「だいたいボクが成人式に行ったら、凄い騒動が起きますよ」
「だから当日アクアが式に出ることは秘密で、サプライズ出演ということで」
「うーん・・・」
「できるだけ豪華な振袖着て来てって」
「まあいいですよ」
 
ゆりこはアクアのスケジュールを調整して、1月10日は丸一日空けてくれた。
 
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それでアクアは当日、自前の加賀友禅の中ではいちばん高い振袖を着て、目立たないよう、事務所のBMW 225xe iPowerに乗り、和城理紗の運転で会場に入った。会場では裏口側の業者出入口のそばに駐めた。
 
「ほんとに来てくれたんだ!」
と実行委員長さん(23歳)が驚いていた。
 
「あのお、記念写真とか撮っていいですか?」
「いいですよ」
 
それで実行委員さんたちとだけ記念写真を撮った。サインも書いて渡した(あとで区の広報誌に掲載された)。
 

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夏の日の想い出・いろはに金平糖(14)

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