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■夏の日の想い出・いろはに金平糖(7)
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目次 8
時間索引 #
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舞音の後は、YOASOBI with ミドリーズの企画コーナー、白組のCCDを経て、紅組の白鳥リズムのパフォーマンスがあった。
リズムは雪をイメージさせる真っ白のセーラー服(ラインは銀)を着て、白いシルクハットに白いパンプスを履いて歌った。なお、白雪1200kmによる伴奏は事前に録音したものを流した。メンバーは深川のステージの後はリズムから個人的にお年玉をもらって帰宅している。
(なお、舞音は深川のステージの後で招き猫バンドのメンツにお年玉を渡して帰宅させ、紅白に一緒に出た6人にはステージのあとで御祝儀を渡した:ただし、ルビーとパールは「アイドル組合に寄付」と言ってアイドル組合の主宰者である水谷妹に祝儀袋をそのまま渡した。また木下・篠原は深川のステージの後も運営の手伝いのため深川に残った)
その後、20:25に羽鳥セシルのパフォーマンスがあったのを経て、20:43から北里ナナ(アクア)のステージがある。
ナナは若年層のファンが多いので21時前に配置されたようだ。
北里ナナはお姫様のような豪華なプリンセスドレス(井深愛美デザイン)を着て、髪にはプラチナのティアラ、腕にはプラチナのブレスレット(どちらもティファニー)を着け、可愛いメイクをして、女性アイドル歌手としか思えない格好で登場する。靴は7cmほどある銀色のハイヒールである。そしてやはり事前録音されたエレメントガードの伴奏をバックにとっても可愛く『氷の宮殿』を歌った。
ドレスはバストの上辺が見えるデザインで、アクアに豊かなバストがあるのが確認できる(写真集を見ていたら今更だが)。
この日の紅白でのパフォーマンスで、アクアが女の子だと確信した人が多分1000万人くらい居た。また男性ファンがかなり増えたものと思われる。
また夏に出た鏡迷宮の写真集がまた売れ行きを伸ばし、増刷することになった。
§§ミュージック系から出場する歌手の中で最後になったラピスラズリは21:16に登場した。事前録音された伴奏をバックに『人魚姫』の主題歌『真珠の涙』を歌った。ふたりはお揃いのパープルのマーメイド・ドレスを着てパフォーマンスをした。
ふたりはその後、21:37に登場したAYAの歌唱で、バックダンスとコーラスを務めてから解放された。これを HYA (ハイア? Haruko-Yumi-Akemi)と称した。
AYAは元々は Asuka Yumi Aoi の3人のユニットだったが他の2人がやめて、ゆみ1人になってからもう13年間やってきている。一時期フェイドアウトしかかっていたが、ワンティスの三宅行来先生のプロデュースで再生した。
紅白が放送されている間、あけぼのテレビの方は「見なくてもいいけど放送が無いのは寂しいから」流す(花咲ロンド談)第3部が放送されていた。司会は売れたらいいなシスターズの3人である(但し高校生の石川ポルカは22時であがる)。
この時間帯は無料放送である。あけぼのテレビのアカウントを持っていない人でも(アカウントはあっても課金してない人でも)ブラウザまたは専用アプリで自由に視聴できる。
■第3部(無料)
19:30-19:55 信濃町ミューズ
20:00-20:25 Flower Four
20:30-20:55 めろでぇず
21:00-21:25 ローザ+リリン
21:30-21:55 秋風コスモス
22:00-22:20 花咲ロンド
22:25-22:45 川内みねか
22:50-23:10 桜野レイア with ignis-ex
23:15-23:40 川崎ゆりこ
第3部のトイレタイムは、20:00までは信濃町ガールズ、22:00までは信濃町ミューズ、その後は信濃町エルフ?が務めた。ゆりこの後の5分間は司会の花咲ロンドと原町カペラのトークでつないだ。
ignis-ex は最近レイアが個人的にメンバーを集めて作ったバンドで、レイアはドラムスを打ちながら歌う(カーペンターズのカレンやC-C-Bの笠浩二と同じ)。
ダンサー割当表
Flower Four 信濃町ガールズ・高校B
花咲ロンド 信濃町ガールズ・シニアA
川内みねか Flower Sunshine
桜野レイア 信濃町ガールズ・シニアB
川崎ゆりこ 高崎ひろか・品川ありさ・佐藤ゆか・南田容子
Flower Fourのバックで踊った女子高生の内の数人が
「女の人と思ってたら男の声だったからびっくりした」
などと言っていた。この4人が集まったのは3月31日のさよならコンサート以来9ヶ月ぶりだったらしい。
4人は女子の格好ではあるが男子トイレを使っていたので、けっこうギョッとした利用者があったようである。
川内みねかのバックダンスを務めたFlowwer Sunshineは高校生メンバー2名を除く5人だけで出た。
“川内みねか”というのは、山下ルンバ演じる?アイドル歌手の名前で、専用のファンクラブも存在する。会員数が5万人も居て、山下ルンバのファンクラブ(3000人)より遙かに多い。
彼女は過去に様々な名義でCDを出していて、累計では50万枚を超えているが、ひとつひとつのCDを見ると話題になるほど売れたものは無かった。しかしこの9月に川内みねか名義で出したCDは9万枚、11月に出したCDは12万枚売れて、初CDから7年目にして初めてのゴールドディスクとなった。この日も回線接続数が50万回線を越えており、またファンが増えるかも知れない。
この日、信濃町ミューズとしてパフォーマンスをしたのは下記のメンツである。
19歳(1)三田雪代
高3(1)太田芳絵
高2(3)斎藤恵梨香、大仙イリヤ、夢島きらら
高1(5)今川容子、青木由衣子、直江ヒカル、山本コリン、左蔵真未
以上10名(三田雪代がリーダー)。
感染防止対策で、歌うのは1度には2人で、その間他のメンバーは歌は歌わずにダンスだけしている。歌う役は、
大仙イリヤ・山本コリン→太田芳絵・斎藤恵梨香→直江ヒカル・夢島きらら→青木由衣子・左蔵真未→三田雪代・今川容子
と1曲ごとに交替した。
全員信濃町ミューズのユニフォームだが、きららはキュロットタイプを穿いていた。他は全員スカートタイプである。
太田芳絵・斎藤恵梨香・大仙イリヤ・山本コリンは、午前中紅白のリハーサルに出ていて、午後深川に戻ってきてからこのパフォーマンスで「疲れたぁ」と言っていた。リハーサル役はそれ自体緊張するし、言われたことをきちんと本番で歌う人に伝えなければならない(漏れがあると本番歌手が叱られる)ので神経も使う。アバウトな性格の子(海浜ひまわりみたいな!)には務まらない。
全くご苦労様である。
Flower Fourから秋風コスモスまでが“お笑いタイム”であった。もっともコスモスのパフォーマンスには、コスモスのライブでおなじみのイリュージョニスト・シンデレラ日美子さんのパフォーマンスもあって視聴者の間で歓声が起きていた。
お手伝いで出ていた、夢島きららが男性用スーツから一瞬でお姫様ドレスに変わるシーンなどもあり
「あ、性転換しちゃった。あんた今後は女の子タレントということにするから、学校にも女子制服で通ってね」
などとコスモスは言っていた(*6).
(*6) 男子寮住人の“女子化度”について、↓は川崎ゆりこによる!現時点での推測である。
木下宏紀は社員寮に引っ越した。篠原倉光も3月に引越す予定。木下君が男子寮を出たので、男子寮の寮長は(高2の夢島きららは「がらじゃない」と言って辞退し、高1の水森ビーナは多忙すぎるので)中3の花園裕紀が引き継いだ。
夢島きららは自分の身体が男性化していくのが辛くて自殺も考えていた時に、地方ガールズからの昇格オーディションに合格した(2020.1)。それで東京に出て来て、お仕事をしたら結構なお金をもらったので、彼はそのお金で去勢手術を受けてしまった。それで彼は凄く気持ちが楽になり、死にたい気分からは解放されたものの、女の子として生きていく覚悟など全くできていなかったし、そもそも人前で女装したことも無かった。彼は去勢したことを誰にも(親にも)言っていなかったが、木下君が気付き、彼とよく話し合った。
「男の子に戻りたい?女の子になりたい?」
「女の子になりたい」
「だったら、女装に慣れよう」
と言って、女の子の服の買い方から少しずつ教えてあげた。お店に服や靴を買いに行くのに付き合ってあげたりもした。また女装しやすいように、顔のむだ毛と、足のむだ毛のレーザー脱毛なども勧めた。顔のむだ毛の脱毛は
「毎朝顔を剃るのが憂鬱だったから、凄く嬉しい」
と言っていた。
(今の時期はみんなマスクをしているから、レーザー脱毛後の“無残な”状態をマスクで隠すことができる:こういう時でなければ1週間学校を休む必要がある)
それで彼は取り敢えず部屋の中ではいつも女装しているようになった。男物の下着は思い切って全部捨ててしまったらしい。学校の女子制服も購入した。でも彼が部屋の外で女装した姿を見せるようになったのは2021年の春からで、クローゼットから“カムアウトする”(出てくる)のに1年掛かったのである。
「去勢したこと、親にバレたら叱られるかなあ」
「黙ってれば分からないって」
「そうですよね!」
それでも彼が女装でキュアルームなどに出てくるのはまだ週に2〜3回である。セレンやクロムは彼に無理はせずに、少しずつ女の子として行動するのに慣れていけばいいよと言っている。彼は信濃町ガールズとして先輩歌手たちのバックで踊ったりする時、2020年度はいつもショートパンツだったが、2021年春以降はキュロットを穿くようになった。木下君は男子寮を出る日、彼に
「1月からはスカートにしなよ」
と言っておいた。
男の娘率が高い男子寮の中で、たぶん完全な男の子は西宮ネオンと立山煌くらいである。
立山煌(きらめき)は
「ぼくは普通の男の子ですよ〜」
と言っている。セレンとクロムは
「ボクたちも普通の男の娘」
と言っている!
男子寮のフロントあるいはキュアルームには、クロム・セレン・夢夜がいつもセーラー服姿でたむろして、フロント係の篠田姉妹や、やはりセーラー服姿の門脇瀬那(寮母の“娘”=大崎忍の“妹”)とおしゃべりしている。
鈴原さくらもこれに加わることがある。彼は必ずしもセーラー服ではないが、セレンたちに乗せられて、結構セーラー服を着ていることもある。
鈴原さくらと花園裕紀は“女子用学生服”で通学している。胸に余裕があり、ウェストが細い。さくらはW57, 裕紀はW59のズボンを穿いている。どちらも前開きの無いタイプである。
さくらは
「前開きの無いズボンを穿いているだけで凄く心が安らぐ」
と言い、セレンたちも
「その気持ちよく分かる」
と言っている。
寮内で男声を使っているのは、西宮ネオン・篠原倉光・立山煌・夢島きららの4人である。もっとも煌の声はハイトーンで結構女性的である。きららは女声のボイトレに通っているが、女声の習得に苦労しているようだ。
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