広告:ToysMarket-レディース水着-ビキニ3点セット-SwimwearCollection2012-TC-12
[携帯Top] [文字サイズ]

■女子中学生・ミニスカストーリー(7)

[*前頁][0目次][#次頁]
1  2  3  4  5  6  7  8  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 
前頁次頁目次

↓ ↑ Bottom Top

雅海の家では、その日、ふだん旭川に出ている姉の竹夜がお盆で留萌に戻ってきていたので、一緒に羽幌町にあるお墓までお墓参りに行った。2台の車、スプリンターとシャレードに分乗し、父と母が各々を運転して移動した。
 
この時、雅海は母や姉たちに強制的に女の子の格好をさせられたが、その格好を見て竹夜が「おお、可愛い、可愛い。まさみは女の子になったほうがいいと思ってたよ」と言っていた。
 
「もう2学期からはセーラー服で学校行ったら?と言ってるんだけどね」
「賛成賛成」
「恥ずかしいよぉ」
「だってあんた学校では女子トイレ使ってるんでしょ?」
「だって男子トイレ使わせてくれないし」
「じゃ男子制服で女子トイレに入るの?」
「変だよね」
「それは女子制服を着るべきだ」
「ほら、お姉ちゃんも言ってるし」
 
↓ ↑ Bottom Top

お墓参りの後は、沿道のファミレスに入って食事をした。女の子の格好をしているし、普通に女子トイレを使用する、タックをしているので、そもそも個室でしかおしっこをすることができない。してから紙で拭いていて、ふと思う。
 
そういえば、ぼく、ずっとタックしてるから、おしっこもずっと女の子式だし、そもそもちんちんに触ってないなあ。オナニーもしたくならないけど、だいたいしようとしてもできないよね?
 
きっとしたくならないのは、睾丸を取ってもらったからなんだろうなあ。なんか昔は時々起きてたような“性的衝動”が起きることもないし。それと何か、人と争うことが少なくなったような気もする。みんなと仲良くしてしまう。闘争心ってやはり男性ホルミンなのかもしれない。
 
↓ ↑ Bottom Top

男を全員去勢したら戦争とか無くなったりして?(イギリスのサッチャー首相みたいに積極的に戦争した女もいるので怪しいと思う)
 

↓ ↑ Bottom Top

8月15日(日).
 
旭川での合宿3日目。
 
千里の竹刀が折れちゃった!
 
清香の強烈な面打ちを受け止めた所でバキッといってしまった。
 
「ごめん」
「いや。全然問題無い。いつかは折れるもの」
 
「毎日たくさん練習してるからなあ」
「でもこれ栃木に行ってから折れたんでなくて良かったよ」
「仕方ない。新しいの買いに行くか。きーちゃんちょっと送って」
と言っていたら、
 
「この際、私が全員に新しい竹刀をプレゼントしよう」
と越智さんが言うので歓声があがる。
 
「え?選手じゃない私たちもいいんですか?」
「もちろんもちろん。工藤さんのお姉さんもね」
「え?私までいいんですか?」
 
それで全員でセレナに乗って買いに行く。越智さんが運転して、次のように乗る。
 
↓ ↑ Bottom Top

助手席 沙苗
2列目 公世・弓枝・玖美子
3列目 千里・柔良・清香
 

剣道用具専門店の人は、越智さんを知っていて
「どうもどうも。越智さん、いつもお世話になっています」
と言っていた。
 
竹刀が折れたので買いに来たというと
「いっそ丈夫なカーボン製にしませんか?竹製の10倍もちますよ」
などとお店の人。
 
「でもお値段も10倍しますよね」
と玖美子。
 
「まあそうなんですけどね」
とお店の人も笑っていた。
 
「でも道大会ではカーボン製使ってる人居たね」
「たぶん全国行くともっと多いかも」
「かもねー」
 
「でも私はカーボン買っても竹製と同程度の期間で壊す自信がある」
「私はカーボンの、あの反動の無さが嫌いだ。本当に当たったか心配になる」
などという声(前者は千里、後者は清香)もあり、結局全員竹製である。
 
↓ ↑ Bottom Top

越智さんが見立ててくれて、わりとしっかりしたものを全員選ぶ。
 
全員女子中学生用の400g越え規格のものだが、公世が気がついて
「すみません。ぼくのは440g越えの男子の規格をクリアするものでお願いします」
と言うので、
「君、重いのが好み?」
などと言われていた。
 
「あれ?千里2本買うの?」
「うん。越智さんに買ってもらうの1本と自分で買うの1本。2本持って行けば万一途中で1本折れても大丈夫」
と千里。
 
「私は万一折れたら、柔良のを借りよう」
と清香は言っていた。
 
「それ、柔良ちゃんのも検査印をもらっておくの忘れないようにね」
と玖美子。
 
「うん。練習パートナーの分もちゃんと検査受けといた方がいいんだよ。私が出た昔の全国大会で、竹刀がパートナーのと入れ替わっているのに気付かなくて、検印の無い竹刀で試合に出てしまって失格になった選手がいたから」
と越智さんが言う。
 
↓ ↑ Bottom Top

「それはもったいない。せっかく全国まで行ったのに」
 

8月20日(金).
 
この日は龍虎の3歳の誕生日だった。
 
英世は仕事で帰宅できないようだったので、照絵はショートケーキを3個買ってきて、1個は英世のために冷蔵庫に入れ、あと2つを自分と龍虎の前に置いた。
 
「龍ちゃん、お誕生日おめでとう」
と言うと
「ありがと」
と龍虎は応えた。(きっと意味は分かっていない)
 
それでケーキを一緒に食べ、その後、鶏の唐揚げを運んで来ると、それも嬉しそうに食べていた。
 
ある意味、この頃から2006年の春頃までの2年間が照絵にとって最も幸せな時期だった。
 
なお音楽教室の方は正式に入会し、毎週1回レッスンを受けるようになったが、龍虎はピアノにもエレクトーンにも、ほんとに天才的な才能を示し
「もうすぐ3歳とは思えない腕だ」
と先生が驚いていた。
 
↓ ↑ Bottom Top

きっとお母さん(夕香さん)譲りの才能だろうなあと思う。夕香さんはキーボードも上手かった。ワンティスの曲の中には、実は夕香さんがキーボードを弾いている曲もある。
 
秋の発表会にも出ましょうと言われているが、龍虎に着せる衣装で照絵はやや悩んでいた。
 
ドレス?それともボーイズスーツ??
 

↓ ↑ Bottom Top

8月19日(木).
 
千里たちは第34回全国中学校剣道大会に参加するため。栃木県小山市に移動する。早朝軽く練習をしてから朝御飯を食べ、8時半頃、きーちゃんの家を出た。瑞江が運転するセレナに、千里・清香・公世・弓枝・沙苗・玖美子・柔良の7人が乗り、旭川空港に向かう。
 
空港で、S中の岩永先生、鶴野先生・広沢先生、R中の安藤先生と合流する。
 
ここにS中の校長と教頭、R中の校長と教頭、またS中・R中の剣道部員が合計30名ほどと両校の生徒会長まで来ていて“出発式”をしてくれた。(竹田君は結局まだ完治しておらず!三角巾で腕を吊っていた)
 
みんなに見送られてセキュリティを通り、出発ロビーに入った。ここから先まで行くのは下記10名である(弓枝はS中R中が共同でチャーターしたバスに同乗させてもらい留萌に戻った)。
 
↓ ↑ Bottom Top

S中:千里・公世・玖美子・沙苗/岩永・鶴野・広沢
R中:清香・柔良/安藤
 
玖美子は千里の練習パートナー、沙苗は公世の練習パートナー、柔良は清香の練習パートナーとして登録している。広沢先生は女子のコーチとして登録されており、10人ともちゃんとIDカードを発行してもらっている。
 
旭川空港10:30(JAL1102) 12:10羽田空港12:32(MonoRail) 12:54浜松町13:03-13:08東京14:44(なすの239) 15:27小山
 
公世の航空券が KIMIYO KUDOU 13(F) になっていたのは気にしない!(何度も書いているが公世は本当は“こうせい”と読む。また現時点では?まだ男子のはず)
 
東京駅の地下で13時半頃、一緒に昼食を取った。ピークをずらした形になり、スムースに食事をすることができた。それで一休みしてから新幹線に乗り、小山(おやま)に到着する。休憩時間も入れて5時間の旅であった。
 
↓ ↑ Bottom Top

それでホテルに入ったのだが・・・例によって(公世が)困惑する事態となっていた。
 
大会関係宿泊者は、審判・役員等以外では、先生と生徒から成り、先生たちはだいたいホテルのシングルまたはツインが取られている。先生と生徒が分離されているのは、先生たちだけに伝達したいことがあった時の便のためである。
 
それで、先生たちは4人ともAホテルに入った。鶴野・広沢がツインで、岩永・安藤は各々シングルである。
 
R中の生徒2人はBホテルが割り当てられており、そこのツインの部屋に入った。
 
S中の生徒4人はCホテルが割り当てられていた。フロントで学校名を呈示して鍵をもらった。
「え?1つだけですか?」
「はい。S中学4名様は、4名様用の和室になっております」
 
↓ ↑ Bottom Top

4人は顔を見合わせた。
「いいことにしようよ」
と玖美子が言い、他の3人も頷く。
 
それで4人で渡された鍵の部屋に行った。
 

↓ ↑ Bottom Top

「まあいいんじゃない?」
と千里。
「ぼくも開き直った」
と公世も言っている。
 
「こないだみたいに布団を並べれば問題無いよね」
と沙苗。
 
ということで4人は稚内の宿に泊まった時と同様の形に布団を敷いて寝ることにした。
┏━┓↑枕
┃千┃
┃里┃┏━┓┏━┓
┗━┛┃沙┃┃公┃
┏━┓┃苗┃┃世┃
┃玖┃┗━┛┗━┛
┃美┃
┗━┛

 
「女子の部にエントリーされてなかったら問題無いことにしよう」
と公世。
「女子の部にエントリーされてたりして」
と玖美子。
 
和室ではあるが、バス・トイレ付きである。お風呂は沙苗の提案で
 
玖美子→千里→沙苗→公世
 
の順に入ることにする。
 
「女子度数順だな」
などと玖美子は言っている。
 
↓ ↑ Bottom Top

「私が100%女、千里は120%女、沙苗は70%女、公世は20%女」
と玖美子は言っている。
 
「こないだも指摘したけど、不等号と数字が矛盾してる」
と沙苗。
「ぼくは100%男なんだけど」
と公世。
 

↓ ↑ Bottom Top

「でもこないだの部屋より広い気がする」
「バス・トイレが付いてるのもいいね」
「それもトイレとバスは別だから、誰かがお風呂に入っている時もトイレが使える」
「あれ一体化してるホテルは困るよね〜」
 
先日の稚内の宿では部屋にトイレはあったものの、風呂は無かったので、大浴場に行っている。千里・玖美子・沙苗は当然女湯に入っているが、公世がどちらに入ったのか千里たちは知らない!?
 
「部屋代高かったのでは」
「こないだのより安かったみたいよ」
「大会で大量に押さえてるからかもね」
 
こういう全国大会では主催者が地元の旅館ホテル業界と話し合い、一括で宿を押さえる。各学校の遠征費用負荷を抑えるとともに、連絡事項があった時に速やかに伝達できるようにするためである。
 
↓ ↑ Bottom Top

今回の大会の日程はこのようになっている。
 
19(木)女子団体戦練習
20(金)女子団体戦/男子団体戦練習
21(土)男子団体戦/男女個人戦練習
22(日)男女個人戦
 
それで女子団体戦の参加者だけは18日(水)に現地入りしている。他の多くの参加者は(千里たちも)19日に来て、個人戦まで見て、22日夕方か23日に帰る。練習会場は試合会場とは別の体育館が複数用意されている。
 

↓ ↑ Bottom Top

↓ ↑ Bottom Top

前頁次頁目次

[*前頁][0目次][#次頁]
1  2  3  4  5  6  7  8  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 
女子中学生・ミニスカストーリー(7)

広告:椿姫以前