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■女子中学生・ミニスカストーリー(6)

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「でも村山の気迫が以前よりグレードアップしてますよね?」
と鞠古君が言う。
 
「あ、思った思った」
と戸川君も言う。
 
「そうだね。毎日滝行してるからかな」
「お前、ホントに忍者修行してないか!?」
 
(Rがたくさん剣道の練習をしているからだと思う)
 
なおこの日貴司は千里にあれこれ話しかけたものの、千里はつれなかったので「何かまた怒らせることしたっけ?」と悩んでいた!
 
Vはむろん貴司のことを知っているが、親しくすると自分が貴司のことを好きになってしまいかねず、そうなると冷静な調整作業ができなくなるので、貴司を避けた。これがGなら貴司とキスくらいしても、たとえセックスしても?好きにならない自信があるがVはGほど強い心を持っていない−Vの心はYよりBに近いことにVは気付いていない。
 
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ところで夏休み中、村山家で晩御飯を作っていたのは、下記であった。(必ずしもその夜村山家で寝た千里とは一致しない!)
 
7.16 終業式,祭り準備 カノ子が作る
(Rは旭川→稚内へ)
7.17-18 YはP神社,B(V)はQ神社,Rは旭川 カノ子が作る
(Yは三重へ これで千里全員不在)
7.19-25 VがBの振りをして御飯を作る
(Rが稚内から戻る)
7/26 誰も作らなかったのでレトルト食品で夕食
7/27 V(B) Rは勉強合宿
7/28-8/1 R
8/2-11 コリン
(Rが旭川→栃木へ/Yは三重から戻る)
8/12-23 Y
 
7/16-18はRは不在だしY,V(B)は祭りで忙しく稼働できる千里が居なかったのでカノ子が作ってくれたが、その後はRが戻るまでVが作った。
 
7/26は、Bが勉強合宿中、Yは三重に行っていて不在、Rは校長先生のお祝いの食事会に出ていたので、誰も村山家に行くことができず、村山家はレトルトの食事になった。千里たちが高校進学で留萌を出た後の村山家が心配である。
 
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7/28-30,8/1はRが普通に御飯を作った。31日は熊肉パーティーの熊肉を持ち帰って、父・母・玲羅に渡している。
 
8/2-11は、練習自体は18時までに終了して早川ラボを出ているが、とても御飯を作る体力など残っていないので、千里のふりをしたコリンが御飯を作っている。コリンが千里の振りをしている間、千里Rは小春の家に寝せておき(結局武矢が使わなかったため“余ってる”布団をここに持って来た:なお小春自身は三重に行っていて不在)、食事ができた後、コリンがA大神様に頼んで、千里Rを寝たまま村山家の布団に転送している(実際にはA大神の指令で千里Gが移動した)。この期間は、清香や公世も帰宅すると、お風呂にも入らずそのまま眠ってしまっている。(公世は夜中に起き出して勉強してるから偉い)
 
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8/12は、Rが留萌を出るのとYが留萌に戻るのが同日になり、きれいに入れ替わった。「うまくできすぎてる!」とカノ子は言った。その後は23日までYが食事を作っているが、買物に行き千里が町中で目撃されると面倒なので、買物は小春がしている。おかげで千里はP神社からまっすぐ帰宅してご飯を作ることができた。
 

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旭川合宿中の公世は、丸一日練習して疲れて、お風呂に入った後、姉と同じ部屋の布団に入るとあっという間に眠りに落ちていく。最近よく眠れるよなあと思う。半分眠り掛けで手がお股のペニスに触った。そういえば最近、あまり“して”ない気がした。
 
いつ頃からしてないのだろうと考えてみると、先月の道大会前の旭川合宿以降、していない気がする。やはり連日激しい練習してるから、そんなことする前に眠ってしまうせいかな?と思った。
 
それに、練習場では、平気で裸で歩き回る子が1名居るし、そこいら辺に女の下着が干してあるし、転がっているし、乾いた洗濯物を取り入れるの手伝わされて、ブラジャーやパンティに日常的に触っているし、同室になっている姉も自分の前で平気で裸になって着替えてるし。
 
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なんか自分は女の裸や下着姿を見ても何も感じなくなりつつある気もした。
 
オナニーしようとしても、できなかったりして!?
結婚してもセックス(今一分かってない)できなかったりして。
 
まあいいや。結婚のことは10年後に考えるとして、オナニーとか、別に必ずしなければならないものでも無いしねー、などと思いながら、もう公世は夢の中に落ちて行った。
 
夢の中で公世はセーラー服を着て、誰か男の子と楽しそうに話していた。
 

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司はそろそろ夏休みも終わりなので、まだやってなかった夏休みの宿題を必死にやっていた。
 
「全然分からないよぉ!!!」
 
(でもやろうとするだけ偉い)
 
「オーストラリアの首都。あ、これは分かる。シドニーだ」
(正解はキャンベラ)
 
「アメリカの首都。もちろんニューヨーク」
(正解はワシントンD.C.)
 
「スイスの首都は・・・ジュネーブだよね?」
(正解はベルン)
 
「法隆寺を建てたのは・・・空海だっけ?」
 
(用明天皇が発願したが、途中で亡くなったので、その妻と子である推古天皇と厩戸皇子(通称:聖徳太子)が完成させた。実際には最初から聖徳太子が主導したのではと考える人も多い。空海=弘法大師が建てたのは東寺と高野山金剛峯寺)
 
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「隋の煬帝(ようだい)に『日出る処の天子、日没する処の天子に書を致す。つつがなきや?』という親書を持って行った男性外交官は?(1)小野妹子 (2)額田王 (3)吉備真備。うーん。妹子(いもこ)ちゃんって女の子だよね?真備(まび)って性別がよく分からないなあ、ちょっと女の子っぽい?音が可愛いし。額田王は“おう”というくらいだから男だよね?だったらこの人かな」
 
(正解は小野妹子。小野妹子は男性。昔は中臣鎌子などのように子は男性の名前に使用された。額田王(ぬかたのおおきみ)は女性。古代には皇族の尊称は男性と女性で特に区別されなかった。吉備真備(きびのまきび:男性)は遣唐使として、隋が滅んだ後の唐に派遣されている)。
 
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「大坂城を建てたのは・・・淀殿?」
 
(初代・大坂城は豊臣秀吉により建築されたが、大坂夏の陣で破壊された。その後、二代将軍・徳川秀忠が二代目大坂城を建築したが、度重なる火災と再建の末、明治維新で焼失した(現在遺構が残るのはこれ)。現在の大阪城は1931年(昭和6年)に大阪市の主導により多数の市民の寄付で再建されたものである)
 
(浅井茶々のことを“淀君”と呼ぶか“淀殿”と呼ぶかは世代判別テストに使える。淀君は坪内逍遥『桐一葉』由来の呼称だが、蔑称だとして作品発表当時から批判があり、近年彼女が再評価されてきたのもあって1990年代以降はほぼ使われなくなった)
 
という感じで、司はほとんどの問題に間違えながらも!とにかく解答していっていた。
 
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80ページくらい残っていた宿題が残り60ページくらいになり、トイレに行ってきた後「終わらない」と呟いて、部屋のカーペットの上に大の字になって横になる。ちゃんとやってなかった自分が悪いんだけどねー。
 
ぼく、夏休みの間何してたんだろう?と思うがどうも分からない。野球部の練習に行ったのは3日だけだし、パーキングサービスのライブに参加するのに札幌に行ったのも2日だけだし・・・記憶が無い!!!
 
ぼーっとして放電状態になっていた時、なにげなくお股の間に付いているものに触った。そういえば最近これ、トイレとお風呂以外では触ってないなあという気がした。いつ頃から触ってないんだっけ?と思って考えてみたら、6月頃から“してない”気がした。
 
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うーん・・・。オナニーなんて、無理してしなきゃいけないものでもないし、別にしなくてもいいよね?と思うと、司は起き上がり、残り60枚の宿題に取り組んだ。
 
「水を作るには?・・・えっと、塩酸と水酸化ナトリウム??」
(それでは食塩(食塩水)ができる。正解は「ワニとシャンプー」!ではなく「酸素と水素」)
 

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宿題に関して言うと、玖美子はもちろんしっかりやっている。沙苗やセナははなっからやる気が無い。千里の場合こういう事情だった。
 
Y:光辞に関する作業で精一杯て、とても宿題まで手が回らない
B:休眠中
R:丸一日剣道しかしてないので、宿題のことは何も考えてないし、しなきゃとも思ってない(沙苗に近い)
 
ということで、実際に宿題をやっているのはGとVである。国語・社会はGが、理科・数学はVがやって、英語は半分ずつやっている。読書感想文はVがエンデの『モモ』を読んで適当に感想を書いておいた。音楽はリコーダーあるいは何かの楽器をひとつ練習して曲を仕上げておくことということだった。しかし千里は誰ひとりとしてリコーダーが吹けない!(星子が呆れていた)ので、結局Gがヴァイオリン(*7)でメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(通称メンコン)を練習していた。
 
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「そんな難しい曲を練習しなくたって、ユモレスクでも弾けばいいのに」
「だってそれだといかにも10分で覚えましたって感じじゃん」
(実際千里なら何も練習しなくても一発で弾けると思う)
 
「そうだ。君もヴァイオリン練習しよう」
「え〜〜〜!?」
「2人で練習すれば速く覚えられる」
 
ということでVにもヴァイオリン(*7)が渡されて結局Vもメンコンを練習することになった。
 
「何か音が出ないんだけど」
「君、それ松ヤニ塗ってないでしょ?」
「松ヤニ塗らないと音が出ないんだ!?」
 
(*7) ヴァイオリンはA大神に頼んで調達してもらった鈴木のNo.520である。(概略でお金を渡して品番の選定は大神に委ねた)GはVとRにも同じ物を買って来てもらった。
 
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千里は小学3年生の段階で結構ヴァイオリンを弾いていたので、今更No.230とかから始める必要は無かった。200クラスでは千里の腕に楽器の能力が足りない。
 
なお、No.520は、1983-2020年の間に製造販売されている。
 

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絵に関しては、Gは《りくちゃん》を呼び出した。
 
「私を栃木県小山市まで連れてって」
「いいですよ」
と言って、六合はほんの1時間ほどで千里を小山市まで連れて行ってくれた。
 
「何か絵になる風景は無いかなあ」
「赤城山はどうです?」
「どの山?」
「右手の先に見えるあの山ですよ」
「あ。いいね。あそこを描くのにいい場所に降ろして」
 
それで千里はそこで2時間ほど掛けて赤城山の絵を描いたのであった。
 
「ありかとう。いい絵が描けたよ」
「このくらいお安い御用ですから、いつでも呼んで下さい」
 
この子はいい子だなあ、勾陳と違って!とGは思った。
 

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Gが社会、Vが理科をやっていた時のことである。
 
「あれ〜。ど忘れした。聖武天皇の、ひいおじいさんの名前なんだっけ?」
とGが突然言った。
 
「そんなの私が覚えてるわけない」
とV。
 
「ほら、あれだよ。額田王(ぬかたのおおきみ)を年下の兄貴と取り合った人。その争いが壬申の乱の原因という説まである」
「年下の兄???」
「思い出したぁ!天武天皇だぁ!兄貴は天智天皇」
 
「でも年下の兄って、腹違いの兄か何か?」
「父も母も同じだよ」
「それでなぜ年下の兄ができる?」
「歴史上の謎なんだよね〜(*8)」
「しかし女の取り合いで戦争しちゃうわけ?」
 
「まあ様々な恨み辛みの重なりだろうけどね。同母同父の兄弟だからこそいつも信じ合って一緒に闘ってきた。色々悪いことも一緒にやってきた。でもずっと一緒にやってきたからこそ、お互いへの不満も大きかった。女の取り合いはその恨みのひとつ。中臣鎌足が生きている間はなんとかお互い自制してたけど、彼が死ぬと、一触即発になってしまった。そして実際に勃発した。胸(むな)にグサリ壬申の乱672年」
 
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「その語呂合わせだけ覚えとこ」
 
「でも天武天皇の後、しばらくあまりしっかりした男の天皇が出てない。天武亡き後は、奧さんの持統天皇、その妹の元明天皇、その娘の元正天皇といった優秀な女帝が出たけど、男はパッとしない。聖武天皇なんて職務放棄して逃げ出しちゃうし、結果的には奧さんの光明皇后こと藤原光明子が強い権力を持つに至る。光明子は男にしたいような、しっかりした女性だったらしい」
 
「頼りない男だから、しっかりした女性と結婚させたんだろうね」
「それもあるだろうね。結果的に光明子は皇族以外から初めて皇后の地位まで登り詰めた女性になった(*9)」
「へー」
「興福寺の阿修羅像のモデルは光明子だという説は根強い(*10)」
「ほほぉ。なんか意志の強そうな顔をしているよ」
 
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(*8) 天武天皇の生年が諸説あるため、明確ではないが、“弟”の大海人(天武)の方が“兄”の中大兄(天智)より年上であったという説を取る人はわりと多い。
 
なお天武天皇と持統天皇の子が草壁皇子、その子が元正天皇と文武天皇、文武天皇の子が聖武天皇、ということで聖武天皇は天武天皇の曾孫になる。
 
(*9) 正確には仁徳天皇の皇后・磐之媛以来、約200年ぶりである。しかし仁徳天皇の時代に明確な皇后という制度があったのかは、かなり怪しい。
 
(*10) 他に光明子の娘である阿倍内親王:後の称徳天皇、という説もある。
 

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