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■春金(1)

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(C)Eriko Kawaguchi 2020-12-18
 
「へー。“リセエンヌ・ド・オ”って、“黄金の女子高生”という意味なんですか!?」
と東雲はるこは感心したように佐藤ゆかに言った。
 
「私も知らなかったんだけど、花ちゃんがこの名前を付けてくれたんだよ」
とゆか。
 
「フランス語では、小学生、中学生、高校生、大学生、というのをこう呼ぶんだよ」
と言って、花ちゃんはホワイトボードに書いて説明した。
 
小学生 ecolier / ecoliere エコリエ・エコリエール
中学生 collegien / collegienne コレジアン・コレジエンヌ
高校生 lyceen / lyceenne リセアン・リセエンヌ
大学生 etudient / etudiente エテュディアン・エテュディアント
 
「学校そのものは、小学校 ecole (エコール), 中学校 college (コレジ), 高校 lycee (リセ), 大学 Universite (ユニヴェルシテ) と言う。正確には小学校は ecole primaire といって、幼稚園を ecole maternelle というんだけど、普通単に ecole というと小学校を指すことが多い」
と花ちゃんは解説する。
 
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「collegeとか、知らないと大学かと思いますね」
と佐藤ゆか。
 
「そうそう。英語圏とは名称がけっこう違うから注意が必要。etudient(e) というのも、英語の student に似ているけど、基本的に etudient(e) は大学生」
 
「そして“オ”が金なんですね」
 
「そうそう。フランス語には“オ”みたいな発音するものが or (金:きん), eau (水), O (おぉ!:感嘆詞), au (a le の短縮形:英語の at the), などあるから注意が必要。よくある誤解で『オ・シャンゼリゼ』という曲は"Aux Champs-Elysees" であって「シャンゼリゼ通りにて」という意味。感嘆詞の「オー!」ではないのよね」
 
「そうだったんですか!?」
と町田朱美が驚いている。彼女は音楽に関してはわりと博識なのだが、これはどうも誤解していたようである。
 
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「AuxというのはAuの複数形ですか?」
「そうそう」
 

「フランス語の銀とか銅は?」
 
「金が or (オー), 銀は argent (アルジャン), 銅は cuivre (キュイーブル), 黄銅は laiton (レトン), 青銅は bronze (ブロンズ), 水銀は vif-argent (ヴィファルジャン) 生きてる銀という言い方をする。それから argent というのは銀の意味でもあり、お金(かね)という意味にもなる」
 
「銀貨が一般的だったからですか?」
「だろうね。金(きん)は恐れ多い」
「なるほどー」
 
その時、朱美は気付いたように言った。
 
「あれ、リセエンヌ・ド・オが 黄金の女子高生として、ゆかさん、高校は卒業しちゃいましたよね」
 
「私もそれ言ったんだけど、メンバーの誰か1人でもリセエンヌである間はこの名前でいいって」
と佐藤ゆか。
 
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「うん。全員高校を卒業した時はまた何か考える」
と花ちゃんは言った。
 
「何かに進化すればいいんですかね?貴婦人に進化するとか?」
「レ・ダム・ド・オ Les dames d'or というのは私も考えてみたことある。でも語呂が悪い」
 
「レ・ファム・ド・オ Les femmes d'or(黄金の女)とか?」
「そちらが語呂がいいんだよな」
 
「いっそ全員性転換して、レ・ゾム・ド・オ Les hommes d'or とか?」
「やめろ。コスモス社長がショック死する」
 
「黄金の母たちとか?」
「いきなり!?」
 

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その日、入居したばかりの§§ミュージックの男子寮“橘ハイツ”で爽快に目を覚ました“仮名S”は、トイレに行った後、トマトジュースでも飲もうと冷蔵庫を開けた。しかしトマトジュースは無かった。
 
「あれ〜?あと1個くらい無かったっけ?」
 
と呟くと、自販機で買ってこようと、パジャマをTシャツとスカート!に着替え、鍵を持っていることを確認してドアの外に出た(いくら一般人の入れない寮内でも裸!?とか下着姿!とかパジャマでは出歩かないようにと言われている−女子寮ではしばしば裸で出歩く子がいる!)。そして1階まで降りて自販機でトマトジュース350ml缶を買った。自分の部屋に戻ろうとしたら、ちょうどロビーに入ってこようとする上田君と会った。彼もスカートを穿いていた。
 
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「おはようございます」
「おはようございます」
 
と挨拶を交わしてから自室に戻る。
 
ここは女の子になりたい男の子が多いから、スカートを穿いている所を見られるのは全然平気である。この寮、いいなぁ、などと“仮名S”は思った。でも今、上田君、バスト無かった??女性ホルモンとか飲んでるのかなあ。上田兄弟は性転換手術の予約済みとも聞いたし。その内、兄弟から姉妹になっちゃうのだろうか?ボクも性転換手術まではとても考えられないけど、ホルモンは興味無いこともない。でもちょっと怖いなあ・・・。でもおっぱいは欲しい気もする。
 
自分の部屋に入ろうとした時、ドアノブにMサイズのレジ袋が掛かっているのに気付く。何だろう?と思って見ると、中に肌色の物体と紙が入っている。紙を見たら“おっぱいが欲しい君へ”と書かれている。
 
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仮名Sはドキドキして、それを持って部屋の中に入った。
 

おっぱいが欲しい君へ。
 
簡単におっぱいが獲得できるヨ。このブレストフォームを胸に貼り付けてみよう。胸が全然無い子でもBカップのバストが手に入るヨ。添付の接着剤で簡単にくっつくからネ。くっつける前に胸はきれいに洗ってから、よく拭いておこうネ。あと、貼り付ける位置を間違わないように、女の子のヌード写真とかを参考に、姿見とかに映しながらするとイイヨ。位置がずれてるとブラジャーがうまく着けられないからネ。特に左右で貼り付ける高さが違ったら大変だヨ。
 

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仮名Sはその肌色の物体を取り出してみた。どうもシリコン製のようだ。柔らかい。彼もシリコンパッドは持っているが(実はお母ちゃんに買ってもらった)、それをずっと大きくしたものである。乳首もリアルな感じである。
 
仮名Sは、それを見ながら、自分に大きなバストがある状態を想像してドキドキした。
 
彼はこの袋の中に接着剤はあっても“剥がし液”が入っていないことに全く思い至らなかった。
 

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その姉妹は早朝、近所の農道をジョギングしていた。冬とかはもっと遅い時間にジョギングするのだが、今年の夏は暑いので、早朝に走ろうよと言って一緒に出て来たのである。
 
「早朝は気持ちいいね」
「うん。まだそんなに暑くないしね」
「車も通らないから交通事故の心配もなくて安心」
「空気も美味しいしね」
など言い合っていた。
 
厚手の靴下を穿いてジョギングシューズを履いていると、足は軽快にアスファルトの地面を蹴っていく。
 
「待って、この上り坂きつい」
と妹が言うが
 
「停まると辛いよ。一気に上った方がいいよ」
と姉は言って停まらずに、坂を駆け上がっていく。
 
農道(実は江戸時代の街道でもある)の唯一の欠点としてはアップダウンが大きいことである。海岸沿いの国道なら平坦な道を走れる。ただし歩道は狭いし、走りやすい車道は、車に気をつけなければならない。
 
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でもホントにこの坂きついよね〜、などと思いながらも、あと少しで坂の頂点だしと思い、姉は頑張って駆け上がっていく。
 
そして登り切った時、姉は前方を見てギョッとした。
 

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姉はスマイル、スマイルで右手を挙げて“先方”に挨拶する。
 
「あ、久しぶり〜。元気してた?今年は暑いね〜。じゃ又ね」
と言って、姉は後ずさりする。上り坂でこれをやるのはわりと怖いのだが、やむを得ない。
 
10mほど後ずさりして“向こう”が見えなくなった所に、やっと妹が追いついた。
 
「ありがとう。待ってくれたの?」
と言う妹に、姉は言った。
 
「戻るよ。でもゆっくり前を向いたまま後ずさり」
「え?なんで?」
「理由は後で言うから、今日のジョギングは、ここで折り返し」
 
それで姉は何も言わずに妹と一緒にゆっくりと後ずさりで坂を下りた。そのまま30mくらい坂を下りたところに集落の方に降りる道がある。
 
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「そこの脇道から国道の方に降りよう」
「ショートカットなんだ?」
 
そんなことを言いながら、姉妹は(普通に前向きになって)脇道を通り、小さな集落(家は数軒あるが人がいるかどうかは不明)を通り抜け、農道と並行して走っている海沿いの国道まで降りた。
 

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幸運にもそこにパトカーが通りかかる。
 
姉は道路に飛び出して手を振った。
 
パトカーは急ブレーキで停車した。
 
「君、危ないよ!」
と窓を開けて警官が注意した。
 
「助けて」
「どうしたの?」
 
「熊がいたんです」
「何?」
「どこ?」
「この上の農道に」
「すぐ連絡する」
と言って警官が無線で連絡してくれているようである。
 
妹が言った。
「熊がいたの?」
「うん」
 
すると妹は「キャー!」と悲鳴をあげた。
 
姉がここまで何も言わなかったのは、むろんこういう妹の性格を知っていて、熊を刺激したりしないようにである。走らずに歩いて逃げたのも、熊を含めて動物には、素早く動くものに反応する習性があるからである。背中を見せるのも厳禁である。
 
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そのあと警官や依頼された猟銃を持ったハンターの人もやってきて、捜索が行われたが、熊は見つからなかった。どこかに逃げたものと想像された。
 
「熊は成獣でした?幼獣でした?」
「とにかく大きかったです。道路の半分くらい占めてましたよ。この道路って道幅は何メートルですかね?」
 
「ここはセンターラインが引いてあるから5.5m以上、多分6mくらいですね」
「その半分くらい占めてたから3mになるかな」
「ほんとにそんなに大きかったですか?」
「ええ。その大きさに恐怖を感じましたから」
「でもツキノワグマは大きい個体でもせいぜい1.5mくらいですよ」
「そうなんですか?」
「過去に石川県内で捕獲された最大の個体で1.4mくらいですよ」
「そんなもんですかねぇ」
「人間って、恐怖を感じていると、敵が大きく見えるもんなんですよ。実際は1mくらいじゃなかったんですか?」
 
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「そう言われたら自信が無くなるけど・・・」
と姉も不安になって答えた。
 
「北海道のヒグマなら2m以上のもいるんですが、ヒグマは本州には居ないし」
「毛の色が黒でしたから、ヒグマではなくツキノワグマだと思います」
「なるほどね」
 
それで警官は「体長1m程度」と報告書に記述したが、もっと彼女の言うことを信じていたら、事件はもっと早く解決していたかも知れない。
 
翌日以降、姉妹は早朝のジョギングはやめて、暑くても日中に走るようにした。更に農道は避けて、町中を走り抜けるコースに変更した。
 

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8月下旬、§§ミュージックは、9月9日発売予定の、同事務所の歌手17名が歌う企画CD『§§祭り2020』に封入する投票券で投票する“§§ミュージック・アワード2020”について、数名のメンバーが投票辞退することを発表した。
 
辞退を発表したのは下記のメンバーである。
 
悠木恵美(信濃町ミューズ)
中村昭恵(信濃町ミューズ)
桜木ワルツ
山下ルンバ
秋風コスモス!
 
辞退の理由は、悠木は「がらじゃない」、中村は「女優志向なので」と述べた。中村は確かに、しばしばドラマの端役なども務めて、そちらで評価されつつある。また本人もあまり歌には自信が無いと言っている(一般的なアイドルの水準からすると随分上手い部類に入る)。
 
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秋風コスモスは「きっと私がトップだろうけど、私は審査委員なので」と言って「そのトップだろうけどという自信はどこから?」などとネットで突っ込まれていた。むろんジョークたろう(多分)。
 
山下ルンバは「忙しいので」と述べた。確かに彼女は歌やドラマなど以外の面で忙しいようである。彼女は収入面ではたぶんアクア・コスモスの次に多い。(川崎ゆりこやラピスラズリより多い)彼女は最近“シンガーソングライター”と紹介されることが多い。
 
そして「桜木ワルツ」のコメントには多くの人が驚いた。
「今年いっぱいで歌手を引退したいので」
ということだったのである。引退の理由が公表されなかったので憶測を呼んだが、翌日コスモスは「桜木ワルツちゃんは、今井葉月のマネージャーに専念したいと言うので認めました」とコメントした。
 
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ワルツはこれまでも、自身が歌手として2018年春からこれまでに8枚のシングル、2枚のアルバムを発表しているが、その傍ら、アクアおよび葉月のマネージャーも務めていた。要するにマネージャー業の方に専念し、しかも葉月専属になるということのようであった。
 
結果的に年末のカウントダウン・ネットライブは、桜木ワルツの歌手としてのラストステージになることになった。彼女は§§ミュージック発足後、最初の引退者となる。12月にラストシングル、1月か2月にラストアルバムが出ることになった。
 
もっとも巷では「本当は結婚するつもりでは?」と随分書かれていた。
 
「彼氏とかいたんだっけ?」
「年齢的には居ても不思議ではないけど」
「葉月ちゃんと結婚するつもりだったりして」
「まさか」
「女同士で?」
「でもワルツの葉月を見る目って尋常じゃ無かったし」
 
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などという噂も立っていたが、コスモスはそういう噂を放置していた。
 

そういう訳で、§§ミュージック・アワード2020は、ミューズ・ガールズの子たちを除けば、次の15組で実質争われることになった。
 
アクア、品川ありさ、高崎ひろか、西宮ネオン、姫路スピカ、白鳥リズム、花咲ロンド、石川ポルカ、桜野レイア、原町カペラ、ラピスラズリ、リセエンヌ・ド・オ、大崎志乃舞、今井葉月、川崎ゆりこ。
 
投票サイトでは、この15組及び信濃町ミューズ(悠木・中村を除く)、信濃町ガールズの(本部)メンバーの名前が選択できることになる。ただし上記の15組の名前は太字で表示され、選びやすいようになる。
 

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