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■女子中学生・冬の旅(19)

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「ところでそのクリトリスってどこで関わるんですか?」
と、千里は質問した。
 
「例えば左手親指、右手人差指、右足中指で起動する術を記録する場合、僕が自分の左手薬指で君の左手親指、自分の右手薬指で君の右手人差指、自分の左足親指で君の右足中指に触り、右足親指で君のクリトリスに触り、術を注入したいんだよ」
 
「アクロバットですね」
「3つが絡む術だと結構大変な体勢になる場合もあると思う」
 
「私が誰かに伝授する場合もクリトリスを使うのでしょうか?」
「いや。その場合、その者が君の所に来て**の術が欲しいと祈れば、自然とその者にコピーされるはず」
 
「良かった」
 

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千里は質問した。
「ひとつ確認したいのですが、このコピーをした場合、私は普通に人間として生活できて、自分の意識を今と同じ状態で保てるのでしょうか」
 
千里は『最終兵器彼女』の“ちせ”の状態を想像していた。
 
ワンピースの“バーソロミューくま”も後に似たような状態になるが、この物語の2005年1月時点では、まだ“くま”は自分の意識を持っていた。
 
「むろんそれは全く問題無い。基本的に数学や社会の知識を覚えるのと同じ。ただし焼き付けるから忘れることは無い」
 
「だったら、クリトリスに触られるくらいはいいですよ」
と千里は答えた。
 

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「天徳さんもいい?」
「千里がいいのなら私は異論はありません。ちなみにその名前はあまり呼ばないでください。天野貴子ということで」
「あはは、めんご、めんご」
 
千里は質問した。
「でも指の組合せで発動するなら、うっかりその指と指を合わせたら発動してしまったりはしないのでしょうか」
 
「それは二重に安全だ。ひとつ、これらの術を起動するには、各々の術を使えるための前提条件がある。例えば**明王の秘伝を習得するためには、密教の**の法、修験道の###の技(わざ)、神道の$$$の術を全て既に身に付けておく必要がある。その各々の術にもそのまた前提条件がある。それらを満たす人は今多分国内では瞬嶽さんと虚空ちゃん以外には居ないと思う」
 
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「じゃ、私にはそもそも起動不能ですね」
 
「そうそう。それともうひとつ、こちらが重要だけど、実際の起動には指の組み合わせだけでなく、君自身が心の中で発動させようという明確な意志を持つ必要がある」
 

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「だったら安心ですね。コピーするのって、どのくらい時間掛かるんですか?」
「1つ10分として1時間に6個。休憩をはさみながら1日6時間して36個」
「そのくらいが精神力の限界でしょうね」
と、きーちゃんも言う。
 
「2715個の内セットの物をまとめて465種類。これを36個ずつやれば 465÷36=12.9で13日かな」
と子牙は言ったが
 
「3日に1度休日を入れて17日ですね」
と、きーちゃんは言った。
 
あはは・・・。
 
「そうだね。その休日の間に僕はドキュメントを書こうか」
と子牙は言っている。
 
「私、学校は?」
「ごめん。休んで」
「分かりました。ちょっと電話連絡していいですか」
「ここは電話はつながらない」
「え〜〜?」
 
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実際Vは携帯(Rの携帯のクローン携帯)をバッグから取りだしてみたが、圏外の表示である。この家の結界が電波を通さないのだろう
 
「だから今月中旬からこれまでも、私は子牙さんと手紙でやりとりした」
「あはは。お手紙書きます」
 

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コピー作業は、千里の強い希望でお風呂に入ってから始めることにする。
 
それでお風呂を借りることにしたが、薪で焚く外釜方式らしかった。それで入(はい)れるようになるまで1時間近く掛かる(薪は石炭より火力が弱い)ので、その間に千里は星子宛の手紙を書いた。自分宛には出来ないし!それで、子牙に投函してきてもらうことにする。子牙が行くのは、きーちゃんが投函しに行くと、たぶんこの家に戻れないからである。
 
また風呂を焚いている間に、練炭2個に火を点けて、コピー作業をする予定の部屋の火鉢にも入れた。1時間ほどで部屋が暖まるはずである。
 
きーちゃんは
「だったら私は2人が作業している間に食事とか洗濯とか練炭の補給とかしますよ」
と言っていた。
 
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「助かる。食材はたぶん地下収納庫にある分で足りると思う」
と子牙さんは言っていた。
 
台所の床にかなり広い地下収納庫があり、そこに多数の食材が置かれていた。冷蔵庫が無い!がそもそも暖房が火鉢などという家なので台所はかなり寒い。この家自体が冷蔵庫のようなものかと、きーちゃんは思った。練炭も納戸に大量に置かれていた。
 
お肉や魚については、子牙が時々外出して買ってきて補充すると言った、
 

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御飯は炊飯器は無いので鍋で炊くと言っていた。鍋で炊く方法は、きーちゃんも千里も知っていたので、
「君たちは偉い。最近は炊飯器が無いと炊けない人が多くて」
と言っていた。
 
「私は古い人だし」
と、きーちゃん。
「うちの家、貧乏だから炊飯器とか昔無かったし」
と千里。
 
「それぞれに凄い」
 
貧乏なのも凄いのか?
 
3人それそれの炊き方翌日以降、やってみた。
 
子牙のは、とっても古い“始めチョロチュロ中パッパ、ジュージュー吹いたら火を引いて、ひと握りのワラ燃やし、赤子泣いてもふた取るな”の方式。
 
きーちゃんのは水と米を“厚手鍋”に入れ、強火で沸騰させてから弱火にし、10分ほど炊いた後、15分ほど蒸らす方式。つまり子牙さんの“始めちょろちょろ”が無い。これは昔御飯を炊くのに使用された“釜+炭”の特性で必要だったものであり、現代の鍋+ガスならこの作業が不要なので、最初から強火で沸騰させてよい。
 
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千里は水だけ“薄手鍋”に入れて沸騰させた所に米を投入する“湯炊き”方式だった。つまり子牙やきーちゃんは最初から米を入れているのに対して、千里は沸騰してから米を入れる。薄手鍋で、きーちゃん方式で炊くとこげができやすい。薄手鍋だと湯炊きのほうが上手く行く。
 

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どれも美味しい御飯ができるが食感は結構異なる。
 
「天野さんのはふっくらして“お米が立ってる”感じ、村山さんのは、お寿司を作るのに合う炊き方だ。天野さんのも村山さんのも、おこげが出来てない」
 
と子牙は言っていた。
 
「お米の炊き方も色々あるんですねー」
 
「ぼくの炊き方は現代の鍋には合ってない気がする。天野さんの炊き方に変えようかな」
と言って、子牙は2度目からは、きーちゃん方式に変更した。
 
年齢の高い人は自分のやり方を変えたがらないが、100歳を超えていてそれまでのやり方を変更できるのは凄い、と千里もきーちゃんも思った。彼は常に学習し続けている。
 

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千里がお風呂に入り、子牙が手紙の投函ついでに買物に行って来て、炊きたてご飯でお刺身を食べてお茶を飲み、一息ついてから、作業を始める。クリトリスに触る必要上、パンティは脱ぐが、スカートはそのままでいいと言われた。
 
「寒いし」
「確かにこの部屋で下半身裸になったら風邪引きそうな気がします」
 
コピー作業は他の人の霊的影響を避けるため2人だけでしなければならないので、きーちゃんは隣の居間で待機する。襖で仕切られただけだから、声はお互いに聞こえる。
 

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それでいよいよ作業を始めようとしたのだが、子牙は最初に言った。
 
「君の周囲を飛び回っているアイコン、邪魔なんだけど取ってもいい?」
「あ、はい。これもう用事は済んでいるんですけど、自分では取り外せなかったので隠蔽だけしてました」
 
「きれいに隠蔽されてるよ。さすがだね。でも邪魔だから取るね」
「どうぞ」
 
それで子牙は千里の周囲で飛び回っていた、十二天将のアイコン(ミニ精霊セット)を全部捕獲してしまった(*34). その付近にあった茶色袋!(*35) に入れてこちらに渡してくれたので、千里はバッグにしまった。
 
(*34) 十二天将アイコンの処理
 
G:全部捕獲
R:ひとりずつ本体を呼び出しながら接続できた分のアイコンは捕獲。
Y:自力でシールド
V:天空アイコンの力で隠蔽していたが、子牙が取り外した。
B:A大神がシールドした。
W:A大神がシールドした。
星子:Gが“偽アイコン”を周回させていたが、Vが隠蔽した段階で取り外した。
 
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(*35) 薄い茶色の紙袋で筋がボーダー状に入ったもの。“筋入り茶袋”というのが、どうも正式?名称のようである。開け口の付近に小さな穴が空いていてそこに紐を通して店頭にぶら下げておく。
 
1970年代頃まで、駄菓子屋さんとか、たこ焼き屋さん・鯛焼き屋さんなどで買うと、この手の袋を1枚取って、それに入れてくれていた。
 
この家は全てがレトロである。
 

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それであらためて作業しようとしたら、子牙は驚いたような顔をして、今度は声には出さず、“脳間直信”で千里に言った。
 
『どうしてペニスがあるの?君まさか男の子?』
『私は女です。でも私が2年前に死にかけた時、私の眷属の子が私と合体することで命を助けてくれたんです。その子がペニス(*36)を持っていたので、そのペニスが残存しているんです。私、クリトリスもちゃんとありますよ』
 
それで子牙は千里の身体を霊視していた。
 

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『確かにクリトリスもある。亀頭だけでなく本体もちゃんとある本物のクリトリスだ。卵巣・子宮もあるし、性染色体もXXだから、間違い無く君は女性だね。でも作業するのにこのペニス邪魔なんだけど、取っちゃってもいい?それとも君を助けてくれた眷属さんの記念に残しておきたい?』
 
『ペニスは取っていいです。彼女の本体は私の体内で休眠してますから』
『確かに眠っているようだね』
『希に起きる場合もあります。でも私の命は彼女の命と二重化されているので死ににくいんですよ』
『なるほどー。それは術をコピーさせてもらう人としては最適だ』
と子牙は言った。
 
『じゃ取ってもいい?』
『取れるのでしたらお願いします。痛いですか?』
『少しだけ痛い』
『我慢します』
 
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それで子牙は、千里Vの身体に残存していたペニス(*36)を取り外した。少し痛いと言われたが、注射針を刺される程度の痛みだった。ペニスを取り外した結果、その下に隠れていたクリトリスが姿を現す。
 
それでそのクリトリスを使用して、子牙はコピー作業を始めた。
 

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(*36) このペニスは元々千里の身体に付いていたものだが、下記のような経緯を辿っている。
 
●3歳の時、“火取り”に行くのに、女の子でなければならないので、P大神の手により、一時的に?女の子の身体に変えられた。でも作業が終わった後は男の子に戻された。但しこの時P大神は“面倒くさがって”女の子の身体の上にかぶせて元々の陰茎と睾丸・陰嚢を取り付けた。卵巣と子宮も取り外さずに単に休眠させた、この時点から数年間、千里は事実上の“ふたなり”状態にあった。
 
●小4の時、母が癌治療を受けることになったが、そのままだと卵巣が放射線の影響で傷む。それでこれを千里の体内に退避させた。千里の睾丸は、この時に卵巣と作用が衝突しないように父の体内に移動させ、父の睾丸はP神社の宮司の体内に移動され、宮司の睾丸は廃棄された!(睾丸のドミノ移植)
 
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男の娘の最弱の睾丸を移植された武矢は乱暴な性格が消えて(以前よりは)マイルドになり、高齢により体力が衰えていた宮司は元気すぎる武矢の睾丸を移植されて体力と精神力を回復させた。
 
この時、千里のペニスは母の卵巣の女性ホルモンの作用で萎縮しないように小春が取り外して自分の身体に取り付けた。
 
千里はペニスと睾丸を取った結果。その下に隠れていた女性器が姿を現し、これから小学校を卒業するまで千里は完全な女の子だった。ここでMRIなどを撮った場合に、母の卵巣はシールドされているので見えないが、3歳の時にできた卵巣・子宮は休眠しているだけで画像には見えるので、千里の身体はMRIで見ると完全な女の子に見えた。それで法的な性別も女性に修正された。
 
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●中学入学直前、千里は死にそうになっている所を小春が禁断の法を使って千里と合体することにより、命を“複線化”して助けられた。その結果、小春の体内で培養中だった千里の女性器(iPS細胞から作った物)も自動的に千里の体内に入ったが、小春が取り付けていたペニスもおまけで千里の身体にくっついてしまった。
 
このペニスは2年半にわたって♀である小春の身体に付いていたので、その女性ホルモンの作用でかなり萎縮していた。(キツネの卵巣なので津気子の卵巣よりはずっと影響が小さい)
 
なお卵巣は母の体内に返し、津気子は生理が再開して驚くことになる。
 

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一方千里Wの身体に付いていたペニスは、元々は留萌Q大神が千里のクローンを作ったらなぜか男の子になっていて、そのクローンのペニスである。
 
そちらのペニスは2012年7月に性転換手術を受けて人工クリトリスに改造されたが、人工なので本来のクリトリスとしての能力が無く(子牙が言うように本体が無い)、2011年7月に瞬嶽によって除去されて消滅した。時系列がおかしいのは、いつものこと。
 
瞬嶽はWの人工クリトリスの下に隠れていた千里Yの天然クリトリスを使用してコピー作業を行った。これは子牙が使用した千里Vのクリトリスとツインの関係になる。
 
千里Y/千里Vのクリトリスは、3歳の時にP大神が千里を女の子に変えた時に生まれたクリトリスである。
 
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女子中学生・冬の旅(19)

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