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■女子中学生・冬の旅(15)

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千里は鎹さん一家を待合室に通し、ちょうど学校から帰ってきた小町にお茶を出すように言う。
 
「何名様ですか?」
「6名様」
「分かりました」
 
それで千里は宮司の部屋に行った。
 
小町は急いで着替えてからお茶とお菓子を用意して待合室に行く。お客さんは一家で両親と姉兄妹妹の4人きょうだいかなと思ったが、小町はその6人を見て、なんて大量に雑霊を憑けているんだと思った。千里さん、どうもこの雑霊を全部祓うつもりでいるみたいだけど、それ1時間くらい掛かるのでは?千里さん体力持つかなと心配した。
 
一方、千里は宮司に、鎹さんが先日千里がした笛のお祓いを受けたいと言っていると報告した。千里は続けて言う。
 
「それで例えば、宮司に祝詞を上げて頂いて、それとともに私が笛を吹くというのではどうでしょうか」
「うん。そうしようか。巫女舞もしよう」
「それいいですね。長時間笛が吹けるし」
 
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それで千里は待合室に戻り、鎹さんに説明すると、それでいいということになった。それで、鎹一家は、ふつうに昇殿して大祈祷(料金3万円)を受けることになった。
 
「玉串を捧げるのを、受験を控えている長男にさせていいですか」
「はい、いいですよ。よろしく」
 

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千里は神社深部!に行く。P大神は唐突に千里が来たのでびっくりしている。
 
「大神様、お願いがあります」
「何の用じゃ?」
 
「今から祈祷する一家に**明神の第13秘伝を使いたいのですが、この神社内で使ってもいいですか?」
 
「面白い名前を聴いた。千里なら特に許す。使ってみよ」
 
「はい。ありがとうございます。でもこれを使うと私、かなり消耗して、これからお客さんを拝殿にあげないといけないのに、そこまで余裕が無くなる気がするんです。それで私の影武者を立ててもらえないでしょうか。私の代わりに昇殿して笛を吹いてもらいたいんです。お客さんの先導は小町にやらせます」
 
「・・・・何とかする」
 
「ありがとうございます。お願いします」
 
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千里は拝殿に行き、榊を1本台の上に置いた。それから巫女控室に戻り、小町に
 
「今から祈祷するのに、私は身代わりに昇殿させるから、小町がお客さんを先導して」
と言った。
 
「はい。身代わりですか?」
「私と笛の調べが違うかも知れないけど、気付かないふりしてて」
 
「はい、分かりました」
 

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それで千里はお客さんを通した部屋の隣の部屋に入った。そして静かに座ると、あぐらを掻き左の足袋(たび)を脱ぐ。
 
右手の中指と左手の薬指で左足の中指を両側から押さえる。そして強い浄化の心を持った。
 
千里の身体の中に光の玉が生まれ、それは襖を通過して待合室の鎹一家を包み込んだ。
 
物凄く多数の悲鳴や断末魔が千里の耳には聞こえる。それとともに一家の各人に憑いている雑霊が消えて行った。
 
千里は足袋を履いたが・・・
 
消えちゃった!!
 

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小春は宮司さんからのインターホンで
「お客さんをあげて」
 
と言われたので待合室に行く。すると、お客さんの一家にさっき憑いていた雑霊がきれいに無くなっているので「うっそー」と思う。まさか千里さん、もう除霊しちゃったの?こんな短時間で??
 
とにかく
「ご昇殿下さい」
と言って、お客さんたちを連れて拝殿に向かう。拝殿下で大幣(おおぬさ)でお祓いをするが今更お祓いする必要も無い気がした。拝殿に昇る。一家が着席する。
 
“千里”が先導して宮司が上ってくる。小町は『この千里さんは既に身代わりなのだろうか?』と訝った。本人にしか見えないけど。波動も同じだし。
 

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祈祷が始まる。
 
“千里”が鈴祓いをする。でも既に一家はクリアなので、まあ運気を少し上げるくらいの効果はあるかな、と思った。
 
小町が太鼓を叩く。“千里”が龍笛を吹く。持っている龍笛は千里さんが普段使っているのと同じ物に見える(*26). 龍笛が始まった時、宮司が一瞬ビクッとしたような気がした。やはり本来の千里さんとは違うことに気付いたのかな。私には違いがわからないけどと思う。
 
神職の祝詞が始まる。
 
でも龍笛の調べが美しい。こんなのやはり千里さんにしか吹けない。恵香さんの龍笛はむしろフルートっぽいもん。などと思っていたのだが、ずっと聴いている内に普段の千里さんの音とは微妙に違う気がしてきた。それで小町もこれが“身代わり”であることを認識した。凄く似てるけど。
 
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やがて宮司の祝詞が終わる。太鼓と龍笛も停まる。
 
その後
「巫女舞を致します」
と千里が言い、龍笛を構える。小町はどうやら、私が舞うということのようだと思う(千里の伝え忘れ)。神職が太鼓の所に行くので、小町は千里の笛・神職の太鼓に合わせて巫女舞を奉納した。神職の祝詞が10分くらい、更に小町の舞が10分くらいなので、合計20分くらい、鎹一家は千里の笛の音を聴いたことになる。
 
一家はどうも千里の笛に聴き惚れている感じだ。素敵な笛だもんね〜。
 
やがて巫女舞が終わる。玉串奉奠(たまぐし・ほうてん)だが、通常代表して父親がすることが多いのだが、この日は長女さんが榊を持って、奉奠をした。
 
宮司が一般的なお話をして、祈祷は終了した。
 
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ご祈祷が終わったので“千里”が先導して神職が拝殿を出る。小町が先導して鎹一家も拝殿を出る。小町は御神酒・御札・御守り・撤饌(てっせん)などのセットを神社の白い紙袋に入れて渡すが、
 
「御札(おふだ)は土曜日にそちらの御自宅に神職が行くまでは貼らないでください」
と注意した。
「分かりました」
 
それで一家は
「凄くすっきりした気分」
「何か身体が軽い」
などと言いながら帰って行った。
 

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小町が控室に戻ると、やがて千里が入ってくるが
「お腹空いたぁ」
などと言っている。
 
この千里はどうも本物のようだと思う。
 
「小町、私お腹空いたから帰る。もう少ししたら恵香たちが来ると思うからよろしく」
 
「うん。分かった」
 
それで千里Yはセーラー服に着替えて帰っちゃった。千里と入れ替わりに恵香・蓮菜・セナがやってきたので小町もホッとした。
 
「あれ?千里は?」
「さっきまで居ましたけど、お腹空いたと言って帰っちゃいました」
「お腹空くよね。何かおやつ無い?」
「さっき祈祷のお客さんが手土産に持って来て下さった黄金屋の洋菓子が」
「食べよう!」
と言って、鎹さんが持って来てくれた洋菓子の箱を開け、みんなで食べた。花絵の分を取っておくともに、宮司の所にも2個とお茶を、蓮菜が持っていった。
 
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神社を後にした千里Yは自宅ではなく、小春の家に瞬間移動で帰った。お腹が空きすぎて、歩いて帰る体力が無かったのである。でもだから蓮菜たちと遭遇しなかった。
 
小春は千里の着けている時計が黄色なのを見て「Yがこちらに来るのは珍しい」と思ったが
 
「千里お帰り。今日は早かったね」
と言う。いつもならYは神社に8時か9時まで居る。
 
「お腹空いたから神社早引きしてきた。お肉食べたい」
 
実は何か食べたかったからここに来た。村山家に行っても食料が無い!
 
「豚肉と鶏肉しかないけど」
「豚肉500-600g食べたい」
「分かった」
 

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それで小春は200gの豚肉冷凍バックを3つ解凍し、あり合わせの野菜と一緒にホットプレートで焼いた。普段なら200gで、千里・小春・小糸の分まである。でもこの日の千里Yはもりもり食べて、本当に1人で豚肉600g食べちゃった。
 
小春も小糸も呆気にとられて見ていた。
 
凄い食欲!と小春は思ったが小春は数日後、今度はRの食欲に驚くことになる。
 
「疲れたから寝る」
と千里Yは言って、そのまま小春の部屋で眠っちゃった。
 
「お母さん、私お腹空いた」
と小糸が言うので、
 
「私たちは私たちで食べようね」
と言って、豚肉をもう1パック解凍して焼き、中華麺を2個投入して結果的に焼きそばにした。全部は食べきれないので半分くらいは皿に取ってラップを掛けておき(多分Rかコリンが食べる)、残りを小春と小糸で食べた。
 
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小糸がお稲荷さんも欲しいと言うので作ってあげたら、美味しそうに食べていた(小糸は稲荷寿しにハマり中)。
 

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少し時間を戻す。
 
“千里Bs”は、A大神様から起こされた(*25).
 
「まだ眠たいのに」
と文句を言いながら、A大神から渡された巫女衣装を着て、同じく大神から渡された龍笛を持ってP神社に出現した。
 
「ああ、ここに来たのは1年10ヶ月ぶりかなあ」
などと社務所入口にある日めくりを見て思う。
 
A大神から宮司さんを先導して昇殿し、P神社の神楽と巫女舞の笛を吹けと言われたなあと思い、まずは宮司さんの部屋に行く。
 
「宮司さん、お久しぶりです。ご無沙汰しておりました」
と挨拶すると
 
「ご無沙汰?久しぶり?」
と宮司は首をひねっている。
 
だってほんの5分ほど前に話したのに!
 
「昇殿してと言われたんですが」
「うん。行こう」
と言って、宮司はまずインターホンで巫女控室を呼ぶ。小町が返事したので
「お客様をあげて」
と伝えた。
 
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小町とお客さんが昇殿したという合図のランプが点くので、千里は宮司を先導して昇殿した。小町が太鼓の所に居る。小町とも久しぶりだなあと思ったが、仕事中なので余計なことは言わない(うん、それがいい)。
 

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「鈴祓いをして」とP大神から思念が来るのでお客さんの前で鈴を振る。
 
この人たち充分クリアだから、鈴祓いとかする必要も無さそうと思いながらも、千里は鈴を振った。父母と姉兄妹2人と見たが、母親は疲れている感じ、長女は思い詰めている感じだったので、特にその2人に鈴をよく聴かせるように振った。
 
その後、龍笛を吹く位置に就く。龍笛はA大神から渡されたTS No.200 織姫である。千里はこの“織姫”を吹くのも久しぶりだなあと思った(*26).
 
小町の太鼓が始まり、千里も約2年ぶりとなった、この神社の神楽の曲を吹く。神職さんが一瞬ビクッとしたのは何だろうと思った。
 

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約10分間の祝詞が終わった後、P大神から「小町に巫女舞をさせて」という思念がくるので
 
「巫女舞を奉納します」
と言って笛を構える。小町が立って神殿前に進み、宮司が代わりに太鼓の所に就く。
 
演奏が始まるので小町が舞う。これが10分ほど続いた。
 
そして玉串奉奠だが、これは父親ではなく長女さんがした。
 
宮司のお話があり、祈祷は終了する。
 
千里は宮司を先導して拝殿を降り、一緒に宮司室まで行く。そして
「お疲れ様でした」
と言って宮司室を出る。
 
廊下に立った時、向こうから蓮菜・恵香・セナが来るのを見る。
 
「あれ〜、セナがセーラー服を着てる。あの子、ずっとセーラー服なのかな。もう女の子になるつもり?まああの子ならいいよね。女の子になる素質はあったと思う」
 
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などと思って楽しくなる。
 
「でもみんな来るなら私は休んでていいよね。まだ眠たいし」
と言って、消えちゃった!!
 

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その後、お客さんを連れて拝殿を降りた小町が控室に戻ると、そこにYが出現して
 
「お腹空いたから帰るね」
と言って帰っちゃった。
 
ということで結果的に宮司さんも千里Bsも鎹一家がたくさん雑霊を憑けていた状態を見ていないのである!
 
(くっくっくっくっくえすちょん(しつこい!)玉串奉奠したのは誰なのでしょうか?)
 

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(*25) 千里から『身代わりを』と頼まれたP大神は、A大神との“ホットライン”で「休眠中の千里Bを寄越せませんか」と依頼した。それでA大神は、千里Bを起こすことにしたが、実際にはB(≒Bw)は起きずに、Bsが出現した。それで、この子でも多分いいだろうと思い、A大神はBsにP神社の巫女衣装と“織姫”を渡して、「P神社で昇殿して笛を吹いてきて」と言い、P神社に転送した。
 
Bsが来たので千里Yは30mルールにより消滅した。
 
宮司が千里の笛を聴いてビクッとしたのは、笛の音がいつもの千里とは違っていたことと、使用している笛が物凄い極上品であることを認識したからである。
 

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(*26) 千里たちは手塩竹笛工房の梁瀬龍五(1916-1996) (*27) が最晩年に製作した龍笛を使用している。
 
No.200 “織姫”
1995年7月に細川保志絵が手塩竹笛工房で400万円で購入した天然煤竹の名品龍笛。保志絵は千里(千里B)の龍笛の腕に惚れ込み、これを(事実上)プレゼントした(法的には預けているだけ)。しかしBが休眠してしまったので、現在千里Vが使用している。
 
千里Vは東京に行く時にNo.224(後述)のほうを持って行ったので、No.200はW町の家に置かれたままであった。A大神は自らのエイリアスをW町の家に示現させ、留守番をしているGに「織姫貸して」と言って借りていき、千里Bsに渡した。祈祷が終わったらBsは消えてしまったので、A大神はW町の家に再度現れてGに返した。
 
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No.210“かぐや”Rにリザーブ
No.214 天野貴子が1992-3年頃に札幌の楽器店で80万円で買った。
No.218 梁瀬龍五の遺言により保志絵に贈呈され保志絵が自分で使用している。
No.219 天子にリザーブされている。
No.220“白雪”Yにリザーブ
No.221 A大神が千里Vに渡したがVは224を使っているので221は星子に貸与中
No.222 A大神の指示で小春が千里Yに渡した。後に岸本メイの手で微調整が行われゼロナンバーの龍笛に匹敵する名品となったので“月姫”の名が与えられた。
 
No.224 保志絵がNo.200を買った時におまけでもらった。千里Bに渡したが、Bが休眠してしまったため、現在はVが使用している。
 
No.228 保志絵はNo.224を千里Bに渡すつもりで誤って千里Rに渡してしまった。
A大神の指示により224は小春が回収してBに渡し、Rには代わりにこの228を渡した。
 
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No.229 A大神がGに「あんたもこれで練習しなさい」と言って渡した。
 
つまり2005.2現在各千里たちが使用している龍笛は下記である。
 
Y:No.222
R:No.228
G:No.229
V:No.224
星子(Bの影武者)No.221
 

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(*27) A大神は梁瀬龍五の腕を評価し、彼の生活支援のため毎年1本彼の作品を購入していた。また彼の死後、作品の価値の分からない息子が「無価値な民芸品」と思って完成品・製作途中のもの・材料を全て廃棄しようとしたのを、廃棄を依頼された業者から丸ごと100万円で買い取り保管していた。
 
それでA大神の手元には数十本の手塩工房の龍笛が存在する。制作中であった10本は、弟子の岸本メイ(栃木県那須町)に依頼し、数年掛けて全て完成させた。
 
梁瀬龍五がひとりで全て完成させた最後の作品はNo.230“銀河”で、これを完成させた後、No.228を作り、No.229を製作している最中に龍五は亡くなった。229を完成させたのはメイである。228もメイの手で調整が掛かっている。
 
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女子中学生・冬の旅(15)

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