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■女子中学生・冬の旅(12)

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千里はコリンに言って、リュックと若干の着替えを買ってきてもらった。それでリュックにその買ってきてもらった着替えと、スポーツバッグに入っているだ未使用の下着なども移した上で、コリンには
「悪いけど、防具・竹刀とこのスポーツバッグ持ち帰って」
と頼んで電車代を渡した。
 
「分かりました。私も明日くらいにそちらに移動しなくてもいいですか?」
「必要になったら連絡するよ」
「分かりました。お気を付けて」
と言って、コリンは切符売場の方に行った。
 

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それで、きーちゃんと千里は、少し休んだ後で、駅弁(かにめし)・パン・飲み物を買ってから、改札を通り5番ホームに行く。少し待つと、寝台特急・北斗星2号(*13) が入線してきたので乗り込んだ。2人は8号車のA寝台2人用個室(ツインデラックク)に入室した。
 
部屋に入った所左手に洗面台があり、階段を昇って左右に座席/ベッドがある(*14). きーちゃんは、千里に進行方向向きの座席を勧めてくれたので、遠慮無くそちらに座らせてもらった。窓際のテーブルはわりと広い。部屋としては狭いけど、列車だし、まあいいかと千里は思った。
 
「最初カシオペアを取ろうとしたんだけど、満席だったのよ。北斗星は直前にキャンセルした人があって、この2人用個室を取れた」
「へー。でも個室って初めて乗った」
「飛行機なんかより贅沢な旅だよね、これ」
「そうかも」
「ヨーロッパの鉄道は個室が主流だけど、日本は開放型の座席が多くて最近まで個室は少なかったもんねー」
 
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そういうわけで、先日千里Yが下りの北斗星3号(東日本編成)に乗ったばかりだが、今度は千里Rが上りの北斗星2号(北海道編成)(*13) に乗ることになったのである。
 

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(*13) 北斗星の1-2号はJR北海道の所属、3-4号はJR東日本の所属であった。★が1-2号(北海道編成)と3-4号(東日本編成)で異なる所である。
 
1c 1.3=開放型B寝台(Bコンパートメント)
2-4c 1=B寝台2人用個室(デュエット) 3=開放型B寝台★
5c 1=B寝台1人用個室(ソロ) 3=開放型B寝台★
6c 1=B寝台1人用個室(ソロ)+半室ロビー 3=ロビーカー★
7c 1,3=食堂車「グランシャリオ」
8c 1,3=A寝台2人用個室(ツインDX)
9c 1,3=A寝台1人用個室(ロイヤル)+B寝台1人用個室(ソロ)
10c 1,3=A寝台1人用個室(ロイヤル)+B寝台2人用個室(デュエット)
11c 1,3=開放型B寝台
12c 1,3=荷物・電源車
 
(*14) 北斗星のツインDXの車両には2種類があり、大抵は上下2段ベッド型 オロネ25-500 に当たる。千里たちが乗ったのは1両だけ存在した豪華タイプの平行ベッド型 オロネ25-551 であった。
 
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この列車はこのように停車していく。
 
札幌17:12 南千歳17:46 苫小牧18:06 登別18:39 東室蘭18:56 伊達紋別19:17 洞爺19:29 長万部20:01 八雲20:25 森20:52 函館21:48 青森0:11 仙台4:56 福島6:02 郡山6:39 宇都宮8:11 大宮9:13 9:41上野
 
千里ときーちゃんは、食堂車は混むから夕食は駅弁で済ませようということにしていた。それで“かにめし”の駅弁を買ってから乗車したのだが、列車に乗る直前までファミレスでおやつ食べていたし、ということでお腹空いてから食べようということにした。
 
それで2人は、最近音楽界に活きのいいアイドルが居ないね、などという話や激動のプロ野球の話題、また食の話題や地域の話題などの蘊蓄、歴史上の裏話などで盛り上がった。
 
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長万部についたあたりで
「そろそろ入るかな」
と言って、駅弁を食べたが美味しかった。
 
「蟹もいいねー」
「普段はカニカマだけど」
などと言った。
 

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千里Gは、千里Rが持つ携帯のクローン携帯を使って、すーちゃんに電話した。
 
「あ、すーちゃん?私明日学校に行けることになったから、すーちゃん代理はしなくていいから」
「ほんと?助かる!普通の場所での短時間の代理なら何とかなるかも知れないけど、千里のことよく知ってる友だちがたくさん居る学校での代理なんて、絶対すぐバレると思ったよ」
「ごめんねー。でもその内頼むこともあるかも知れないから友だちの顔写真とか揃えて、その内一度説明しておくね」
「あはは、あまり自信無ーい」
 
それで、すーちゃんは明日学校に出て行かなくてよいことになった。実際にはRが居なければYが1日中学校に出ているはずだから、何も問題無い。それでGは、すーちゃんにキャンセルの電話を入れたのである。
 
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Yは丸一日稼働して辛いだろうけど!
 
きっと神社にも行かずに学校が終わったらすぐ消える。掃除とかサボるかも?
 

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先日下り北斗星に乗った千里Yは、青函トンネル通過が深夜なので、寝ていたのだが、上り北斗星に乗った今夜の千里Rは、函館を21:48 に出た後、ずっと起きてて、木古内(きこない)駅を通過した後、青函トンネルに入るのを見た。
 
「これが青函トンネルかぁ」
と言って、千里が感動しているようなので、きーちゃんも微笑んでいた。
 
列車はずっとトンネル内を通過して行く。
 
「これ通過するのに何分かかるの?」
「うーん。30分くらいかな」
「そんなに掛かるんだ!」
「54kmくらい長さがあるからね」
「長いね!」
 
ということで、千里(千里R)はトンネルの景色を見ながら、座ったまま眠ってしまった!
 
それで、きーちゃんは千里を横にして、布団を掛けてあげた。そして自分も自分のベッドに横になり、眠ってしまった。
 
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(1/31 Mon) 千里は朝6時すぎに目を覚ました。千里が起きると、きーちゃんも目を覚ます。トイレに行って来た後、きーちゃんが缶コーヒーのカフェオレを勧めてくれたので、それを飲んだらだいぶすっきりした。
 
昨夜は結局着替えずに寝てしまったので、起きてから下着から全部交換した。コリンが買ってくれた服はあまり高くないのに可愛い服で、あの子もいい趣味してるなあと千里は思った。
 
やがて6時半になるので、2人で一緒に食堂車に朝食を食べに行った。
 
「高ーい」
「まあ列車内だし」
「洋食と和食があるんだ?」
「千里にはたぶん洋食がお勧め」
ということで、千里は洋朝食、きーちゃんは和朝食を頼んだ。
 

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それで席に座っていたら、料理が運ばれてくる。
 
「なるほどー。洋朝食がおすすめと言った意味が分かった」
「でしょ?」
「私、和朝食だと食べきれなかった」
「まあおとな向けかもね」
 

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部屋に戻ってから、ぼーっとして景色を見ている内に9:41上野駅に着いた。
 
きーちゃんは旅行バッグ1個、千里はリュック1個という身軽な装備である。
 
「ここから目的地までは?」
「歩く」
「歩くんだ!」
「タクシーとか使ってしまうと会えなくなるから」
「難しいね」
 
それで2人で歩いたが、30分ほどで、目的地に到達した。
 
「ここ?」
「そう」
 
それは何の変哲も無い、普通の民家だった。築20-30年だろうか。
 
「仙人さんの住む場所というから、雀のお宿みたいなの想像してた」
「そんなのが町中に建ってたら目立つかもね」
「確かに」
 

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それで、きーちゃんがピンポンを鳴らすと、玄関の所に現れたのは、先日千里Yが助けてあげた、おじいさんだった。
 
「おお、村山さん、また会えたね」
とおじいさんは嬉しそうに言う。
 
「私を呼んだのは四島さんでしたか。先日はその後、大丈夫でしたか」
と千里は笑顔で言った。
 
それで2人は家の中に入った。
 
「こちらは私が契約している凄い子、村山千里です。遠駒恵雨さんがこの子に“駿馬”という名前を付けてくれました」
 
「ああ、恵雨ちゃんか。あの子とは女学校の同級生だった」
 
どうも全部女学校にしてしまうようだ。でも恵雨さんと同級では、明治天皇の時代に留萌に来たという話と矛盾するぞ、などと思いながら千里は微笑んでいた。
 
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きーちゃんが、その女学校出身のおじいちゃんを紹介する。
 
「こちらは四島画太郎(しじま・がたろう)さん。一般には子牙(しが)と呼ばれている。日本の四大霊能者のひとりだよ」
 
「へー!そんな凄い人だったんですか!」
 
「でも気をつけてね。この人のしゃべる話は99%がジョークだから」
「ああ、だいたい見当が付きます」
と千里も笑顔で答えた。
 

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1月31日(月)の朝、千里Rが目を覚ますと、小春の家である。
 
「あれ〜?私どうしたんだろう?きーちゃんと一緒に寝台列車に乗ってた気がしたのに」
と思っていたら
 
「千里、おはよう」
と声を掛けられる。
 
「コリン?」
「千里、どうしたの?ここで寝てたから私びっくりした。貴子さんの用事は終わったんだっけ?」
 
「私、貴子さんと一緒に寝台列車に乗って、青函トンネルに入った所までは覚えてるんだけど、ほんとに私どうしたんだろう?」
 
「うーん・・・千里はその手の話が多すぎて」
「確かに!」
「貴子さんに電話してみたら?」
「そうだね」
と言って、千里は、きーちゃんに電話を掛けてみたがつながらなかった。
 
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「まいっか。必要があったら何か連絡があるだろうし」
ということで、千里は気にしないことにした。
 
「千里、今日は昨日の大会の結果報告があるから朝礼に出ないといけないよ」
とコリンが言う。
 
「そっかー、私頑張る」
と千里Rは、コリンに作ってもらった御飯を食べながら言った。
 

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そいう訳で子牙に会ったのは、千里Vである。先日彼に遭遇したのは千里Yなので、千里Rが会っても話が通じない。それでGかVが代わりに行くことにした。
 
“行かない側”は多分数日間、司令室をひとりで見なければならない。とてもその自信が無いVは
「私が行ってくる」
と言って、睡眠中のRと入れ替わったのである。実際にはRをコリンの所に移動させてから、列車内にVが飛び込んだ。
 
しかし結果的にこの作業はVにしかできない作業だったのである。そしてVに残存していたとても小さなペニスはこの作業をするために、とうとう除去され、Vは完全な女の子になることになる。
 
 
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