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■女子中学生・冬の旅(9)

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(C) Eriko Kawaguchi 2023-01-09
 
北国では、冬の間、野球は事実上できなくなるので、恵まれた環境を持つ一部の学校以外は、実質ゲーム練習やノックなどができなくなる。それでだいたい11月頃から3月頃までは、ひたすらジョギングしたり、キャッチボールしたり、素振りしたり、金取れ・・・ではなく筋トレしたり、といった練習を続ける、
 
それで司は11月中旬からは、投手・捕手組の専用メニューで練習していた。
 
・ジョギング5km
・上り坂ダッシュ50本
・腹筋・腕立伏せなどの筋トレ
・投球練習。
 
11-12月に、このグループに参加していたのは2年生の前川・福川、1年生の山園・宇川・田中の5人に加えて、女子マネの生駒優だった。だいたいこういうペアでやっていた。
 
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前川−田中
山園−宇川
福川−生駒
 
(↑“女子”を分離したのでは?)
 

福川−生駒の所は司が投球するボールを優が受けたら、優が投球して司が受けるという方式である。
 
それで優は司の生きた球を受けていて、司をSY高校の女子野球部に勧誘したいと思ったのである。司も優がワインドアップから振り下ろして投げてくる球を受けていたが、彼女が凄い球を投げるのでほんとに驚いた。彼女は前川君や司より腕が太い!球の速度も120km/hくらいありそうだった。夏のT中との試合はもし彼女が投げていたら勝ってたかも!?
 
優はチェンジアップが分からないと言っていたので、司が教えてあげたが、すぐマスターした。彼女の急速の速球投手がチェンジアップを覚えると相手はそう簡単には打てなくなるだろう。
 
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彼女は坂道ダッシュも男子と一緒にこなしてて、50本やっても平気そうだった。50本ダッシュして疲れてない感じだったのは、山園君と優だけである。
 

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冬休みに入ると、基本的にS中は休み期間の部活は休止なのだが、司は優と2人で、国道沿いのジョギングと、市道での坂道ダッシュ、A町公民館の庭での投球練習を続けた。
 
山園君と宇川君もどこかで練習しているらしかった。前川君たちは「休みは休む」と言っていた。多分そちらが正しい。
 
しかし司は女子と2人だけで練習していても“何も感じ無い”!
 
司たちは練習中のトイレは公民館のものを借りるが、最初司が男子トイレに入ろうとしたら、公民館の人に注意される。
 
「あんた、そっちは男子トイレ」
 
優は司の手を掴んで
「司、何やってんのよ。女子トイレはこっち」
と言って、司を女子トイレに連れ込んだ。
 
「学校外では普段女子トイレ使ってるんでしょ?普段通りやればいいよ」
と彼女は言っていた。
 
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A町公民館のホールでは、剣道部1年の女子が4人で練習していた。やはり練習する場合偶数でないとやりにくいよね。でも剣道部って強いだけあって、練習熱心だなと司は思った。村山さんたちが居ないけど、また別の場所で練習してるのかな?
 
4人の白い道着が美しい。剣道の道着って紺じゃなかったんだっけ?と思い聞いてみたら、特に規定はないけど、女子は白を着る人が最近増えているらしい。
 
公民館の人の指導で、国道でのジョギングはそちらの4人と一緒に6人ですることになった。やはり女子が2人とかでジョギングしているのは不用心である。(←既に司は女子扱い)
 
女子トイレでは剣道部の4人ともしばしば顔を合わせたが、彼女たちは別に司を見ても変な顔はしなかった(←性別は疑いようが無ければ何も感じない)。
 
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(く、く、く、く、くえすちょん(だから古い!)。ここで練習していた剣道部1年女子4人って誰々なのでしょうか?)
 

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1月からは受験準備があるので優は離脱したが、代わりに女子ソフト部のエース、前河杏子と一緒に練習した。彼女も上り坂50本ダッシュを平気でこなした。
 
「前河さん、脚力あるねー」
と、へばり気味の司が言う。
 
「私、遅刻魔だから毎朝、学校の坂をダッシュしてるし」
などと彼女は言っていた。
 
トイレはこれまでの流れで女子トイレを使用したが、前河さんはそれを見て頷いていた。
 
投球練習は硬球を使用する。杏子は硬球をウィンドミルで投げてくるが球速もあり、重たい球だった。打たれてもあまり飛ばないだろうと思った。
 
「でも前河さん、凄いボール投げるね」
「千里ちゃんには、かなわないけどね」
「そういえば村山さん、小学校の時はソフトやってたね」
「剣道に取られちゃったけどね」
 
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誰も千里をバスケ部とは認識していない!
 
「でも、女の子同士なんだから、名前で呼び合おうよ、司ちゃん」
「えっと・・・」
「司ちゃんが性別誤魔化して男子野球部やってるのは、大概みんなにバレてるから」
 
うーん・・・。ぼくほぼ女子とみなされてたりして。4月からはちゃんとセーラー服で登校しなさいとか言われたらどうしよう?(←自分で妄想している)。
 
お母ちゃんに白いブラウス4枚買ってもらったし、一応リボン結ぶ練習はしたけど(←かなりその気になってきている)。
 
ちなみに司はブラウスは昨年だいぶプライベートに着たので、ブラウスのボタンを留めるのは普通にできる。
 

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2005年1月19日(水).
 
始業式が行われて、3学期がスタートする。学期始めの全体集会で、冬休み中の部活の大会成績が報告される。男子サッカー部の地区準優勝、女子バスケット部の準優勝、男子バレー部の優勝、男子剣道部の優勝、女子剣道部の準優勝、個人戦で公世の優勝、竹田君の4位、千里の優勝、玖美子の4位、と発表され、各々賞状やメダルを披露した。
 

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1月21日は実力テストが行われた。“勉強会グループ”の成績は下記であった。数字は(1年春→夏→冬→2年春→夏→今回)。
 
玖美子1-1-1-1-1-1 蓮菜2-3-2-3-2-2 田代3-2-3-2-3-3 美那22-14-12-10-9-8 穂花25-16-11-9-8-7 千里40-26-22-16-14-12 恵香43-32-28-22-18-16 沙苗65-41-36-32-31-30 留実子74-58-47-44-40-36 セナ78-81-68-69-60-64
 
セナ以外は全員前回より成績を上げている!
 
セナは勉強会に来ても漫画を読んだりおしゃべりしてるばかりから仕方ない。たまに顔を出す真由奈なども、ひたすらおしゃべりで全く勉強していない。
 
玖美子は圧倒的1位である。今回は5科目全て満点の500点だった。蓮菜と田代君は1回交代で2位と3位だったが、今回は蓮菜が連覇した。
 
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「雌雄が決したら、そろそろ雅文は性転換して女になってもらわなきゃ」
「それって蓮菜は男になるわけ?」
「そそ。あいつのちんんちんを切り取って私の身体に付ける」
「まあご自由に」
 
なお今回千里たちは、数学・理科を千里Y、国語・英語・社会をRが
受けている。英語はどちらが受けてもいいのだがRになったのは、やはり最近Yの出現率が低下してきているからである。時々Rが苦手な理科の授業を受けていたりもする。
 
この時期、A大神は、やがて千里Yも休眠して、千里は事実上Rだけになるのではと考えていた。
 
その予想は半分当たり半分外れることになる。
 
神様だって先のことは分からない。作者だって先のことは分からない!!
 
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1月22-23日(土日).
 
“千里Rは”12月12日以来、41日ぶりに旭川に出たが、公世が一緒に行きたいというので連れて行った。
 
「きみちゃん、いらっしゃーい。女の子になりたくなった。可愛い女の子に変えてあげるよ」
「いえ、それはいいので、村山さんと一緒に剣道の指導を受けたくて」
「了解了解」
 
それで初日は千里がきーちゃんにフルートとピアノの指導を受けている間、公世は数学と英語の勉強をしていた。14時頃からは公世はジョギングに出たが、コリンに自転車で伴走させた。“女子中学生”がひとりでジョギングするのは危険である。ジョギングの後は腹筋や腕立伏せなどもしていたようである。その後はシャワーを浴びて30分くらい仮眠してからまた勉強していた。
 
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夕食は、コリンが作る。夕食の後は千里と公世で道場のほうで少し手合わせした。まだまだ千里の相手ではないのだが、夏休みの頃からかなり成長してるなと千里は思った。本人が自信を付けてきているのが半分と、毎日5-10kmのジョギングを欠かさずしているのが半分利いているのだろう。今のままなら沙苗では練習パートナーにならなくなるのは時間の問題かもと千里は思った。
 
この夜は、No.2に千里とコリン、No.3の部屋に公世が寝た(No.1は、きーちゃん)。
 

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翌日は午前中千里は、きーちゃんからピアノのレッスンを受ける。一方、公世はまたジョギングに出たのでコリンに自転車で伴走させた。そのあとまた腹筋・腕立伏せなどしていたようである。なお落合さんは“彼女に”うさぎ飛び・スクワットなどは禁止している。“彼女”のような華奢な身体の子は、その手のトレーニングをすると腰や膝を痛める危険があるので無理をしない範囲の筋トレをしたほうがいいと言っている。
 
しかし、普通の男の子であれば、そういう身体を鍛えることをしていたら、男性ホルモンの働きが強まり男らしくなっていく気がするのだが、公世の場合は身体を鍛えて筋肉を付けるほど、むしろ女らしくなってきている気がするなと千里Rは不思議に思っていた。
 
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貴司などは以前サボっていた基礎トレをちゃんとするようになってからどんどん男らしくなってきている。そういえば私、最近貴司とデートしてないなと、ふと千里は思った。別に“私が”貴司を好きな訳ではないから、いいけどね。
 
(デートの約束をするBが休眠中だからだと思う。だいたいBが約束するのに都合で行けなくなりRが代理でデートするパターンが多かった)
 

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