広告:ここはグリーン・ウッド (第4巻) (白泉社文庫)
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■女子中学生・冬の旅(2)

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その後、一家は室蘭八幡宮に初詣に行くというので、千里と、きーちゃんもそれに付き合った。おみくじを引いたら、みんな吉とか中吉なのに、千里は大凶を引いて「ぎゃっ」と声を挙げた。
 
「お正月はおみくじから凶や大凶は抜いていると思うのに、抜き忘れかなあ」
と平太。
「そういう珍しい、おみくじを引く千里は運がいいね」
と珠良。
 
「これって運がいいの〜?」
と千里は困惑するように声を挙げた。
 
きーちゃんも笑っていたが、彼女は大吉であった。
 

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その日、家に戻ってから、昔の友人たちのことで、情報交換した。
 
「ヒメは名古屋に行った後、お父さんは自動車工場に勤めてたけど、その後、バス会社に転職したらしい。だから当面名古屋から移動予定無し」
「安定しているならよいことだ」
 
「リサのお父さんは釧路に行った後、更に根室に移動している」
「そうそう。私、去年釧路に行く機会があったから、リサんちに寄ろうかと思ったら根室に引っ越したと聞いて断念した」
 
「ルアナはその根室にいたのが、お父さんが漁船員辞めて鹿児島のIC工場に勤めている」
「北から南へ大移動だね」
 
「イサオのお父さんはフィリピンで日本料理店をしている。イサオは勉強頑張ってるらしいよ。日本の大学を受験したいとこないだ手紙に書いてきた」
「身元引受人とか必要なら協力したいね」
「そうそう。そういう話をこないだリサとも電話でした」
と珠良は言っていた。
 
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「でもどこを受けるんだろう?」
「イサオ、だいぶ日本語忘れてしまって、今頑張って勉強し直してるんだって。その教えてくれている先生が、お茶の水に留学してたらしいのよ」
「才媛じゃん」
「ぼくも先生の留学した大学に行こうかなと言ったら、あそこに入るためには君は性転換しなければならないと言われて、どうしよう?と悩んでるとか」
「ああ、別に性転換くらいしてもいいんじゃない?」
「リサともそう言ってた」
「イサオ改めイサコになってたりして」
 

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2人はこの日、珠良の家に泊めてもらい、翌日は、室蘭の名所、白鳥大橋(はくちょうおおはし)と、そのそばの記念館に連れて行ってもらった。お昼を平太さんが出してくれたが、きーちゃんが名物“帆立の玉焼き”を買って全員に配った。
 
その後、地球岬を見てから珠良たちとは別れる。
 
そして道央道を走って旭川に行き、夕方、祖母・天子のアパートで降ろしてもらった。
 
「そうそう。これ、今回の交通費と報酬ね」
「さんきゅ、さんきゅ。報酬はいいのに」
「まあ“十二天将”としてタダで使わせてもらう時もあるけど、これは個人契約のほうで」
「じゃもらっとくね」
「うん」
「あと、法務局のほうもよろしく」
「OKOK。処理しとく」
 
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それで千里Gは1月2日(日)の夕方、天子のアパートにやってきた。
 
まずは室蘭で買った「草太郎」を出して、天子・瑞江と一緒に食べる。おせちはVが12月28日に作ってくれているが、
 
「Vちゃん、私より料理が上手いな」
などと思いながら、味わった。黒豆にしわができてないのが凄いなどと思う。
 
「あれ?酢の物食べないの?」
「ごめんなさい。私、酢の物苦手で」
「でも作る時、味見しながら作ってたのに」
「あはは、そういうこともあるかもね」
 
そういえばVちゃん、らっきょうとか好きだよなあ、などとGは思った。
 

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千里Gはこの日、天子のアパートに泊まり、翌日(1/3)は天子・瑞江と3人で旭川Q神社に初詣に行く。
 
大勢の参拝客に少し疲れて来ていた旭川Q大神(留萌Q大神の姉)は、千里に気付き
「何て可愛い子がいるの!」
と千里に一目惚れしてしまった。
 
「あの子、中学生かなあ。どこに住んでるんだろ」
などと独りごとを言っていたら、眷属の鴎子が
 
「あの子、留萌Q神社の巫女ですよ。大神のお気に入りみたいです」
と教えてあげた。
 
「妹が目を付けたか!目を付けるだろうなあ。中学生?」
「確か4月から中学3年生ですよ」
「だったら来年中学卒業したら、旭川の高校に来てくれないかなあ」
などと旭川Q大神は呟いていた。
 
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千里Gは、旭川Q大神の“熱い視線”には気付いたが、気にしないことにした。
 
更にお客さんを先導して昇殿しようとしていた斎藤巫女長とも一瞬視線が合ったので会釈をしておいた。巫女長も会釈を返してくれた。巫女長が伊勢研修で会ったのは千里Bだが、Gはそれもちゃんと把握している。
 
神社を出て、ポスフール永山店で一緒にお正月の買物をした。それから駅前まで送ってもらい、高速バスで留萌に帰還した。
 

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W町の家に帰ると、Vが
「心細かったよぉ」
と泣きそうな顔をしていた!
 
なお正月3ヶ日はRがひたすら休眠していて、Yが朝から夕方までP神社でご奉仕していた。買物は年内に4日くらいまでの分が済ませてあるが、夕飯は千里に代わって小春が作っていた。コリンはRが寝ているので、自分も小春の家でたっぷり寝正月を決め込んでいた。一方、星子は千里Bに代わって、Q神社でご奉仕していた。
 
ということで、Vのすることはあまり無かった筈である。
 

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現在2005年正月で千里たちは中学2年生である。
 
間が空いたので、男の娘たちの状況を概観しておく。
 
原田沙苗 剣道部 男の娘→女の子
 
きょうだいは妹が1人(笑梨)。自分の性別について深刻に悩んでいた子。
 
中学入学の際に男子扱いされることに絶望して自殺を図るが千里に助けられる。結果的に女子制服での通学を認められた。1年生の間は白い道着を着て男子として大会に参加していたが、睾丸が無く女性ホルモン優位の状態が長期間継続していることから2004年から女子選手としての登録を認められる。
 
生理が来たことから性別修正して法的にも女性になった。P大神が埋め込んだ小さな女性器セット(本人のiPS細胞から作ったもの)を持つ一方で小登愛の左卵巣・子宮を移植されており、本当はこの小登愛由来の卵巣・子宮が生理を起こしている。本人の女性器セットは“お留守番”の報酬として、Q大神の手により、0歳女児状態から2004.12現在6歳女児の状態まで成長している。
 
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剣道部では2003年春の大会で男子として3位。2004年から女子の部に出て春大会BEST8, 夏大会BEST16. しかし夏大会では公世の練習パートナーとして全国大会に付き添ってきた。玖美子・公世・沙苗の実力は伯仲してる。
 

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高山世那 剣道部/合唱部ピニスト 男の娘→女の子
 
姉の亜蘭、弟の慧瑠が居て3人姉弟。自分の性別についてあまり悩んでない子。女の子に移行して以降は“セナ”とカタカナで書かれることが多い。
 
1年生の2学期までは男子制服で通学していたが、3学期からは女子たちに強引に女子制服を着せられ校内ではセーラー服を着ているようになる。2年生になった時、先生の勘違いにより、女子生徒として登録変更されてしまった。
 
2年生の春から女子剣道部に入る。でも1年女子にも簡単に負けるし、部活に出て来ても、ひたすらおしゃべりしている。
 
睾丸は2004年4月に、取っちゃったものの、ほぼ男子の身体のまま女子生徒・女子選手をしていた。但し小登愛の右卵巣を埋め込まれたため、その卵巣が出す女性ホルモンの影響で少しずつ女性化していた。更に千里の余計な親切で、法的な性別も女性に修正されてしまった。
 
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本人もいいのかなあと思っていたのだが、2004年12月にP大神の手で男性器を取り外し、死産だった妹の女性器を取り付けられて機能的にも完全な女性になった。つまり彼の場合は、学籍簿上の性別変更→法的な性別が女に修正→肉体的にも女に性転換、という順序で進んだ。
 
結果的に彼女の身体の中には卵巣が3つある。
 

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祐川雅海 Patrol Girls 男の娘(去勢済)
 
姉3人弟1人。家族は雅海の女性化を後押ししている。
 
以前から女装趣味はあったものの、1年生の時まではほぼ男子生活をしていた。2004年5月女装で札幌に遊びに行った時、大通公園でスカウトされて、パーキングサービスのバックダンサー、パトロール・ガールズに臨時雇用されてしまった(“伝説の北斗六星”)。
 
それ以来本人も女の子になりたい気持ちが強くなってきた。5月のマラソン大会は女子の部に参加。水泳の授業は女子水着で受け、女子たちに認められて更衣室やトイレも女子用を使う用になる。
 
にも関わらず、女子制服を着ずに2004年12月の段階ではまだ男子制服での通学を続けている。つまり男子制服のまま女子トイレ・女子更衣室を使用している。
 
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肉体的には去勢している以外は男子のままだが、8月のパーキングサービスのライブの時、女子水着になる必要が出て、1日限定で女の子に性転換した。その後遺症?で骨格がやや女子化し、男子用ズボンが穿けなくなった。
 

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福川司 野球部 男の子→男の娘
 
元々は女性指向などなかったはずが、微妙になりつつある。
男ばかり4人兄弟だったので、司の女性化は親や兄弟が歓迎している。
 
2004年4月に旭川に来ていて間違って女子トイレに入ってしまった。偶然それを見た千里は彼が痴漢と間違えられないよう声を掛けておしゃべりした。それで千里は彼が女の子になりたいのだろうと勝手に思い込み、古着ショップに連れて行きスカートを買わせた。
 
彼はそれでスカートにハマってしまった。6月、彼がまた旭川に出てスカートで歩いていたら、それに目を付けた天野貴子に拉致され、勝手に女の子に性転換されてしまった。「別に女の子になりたい訳ではない」と言って、男の娘!に戻してもらったものの、後遺症?が色々出る。
 
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8月には雅海に誘われてパトロールガールズに参加し、この時また1日限定の性転換をされたので、後遺症は益々大きくなった。男子用ズボンが穿けなくなり、野球部のユニフォームも実はズボンは女子ソフト部のものを穿いている。
 
貴子が女子制服をプレゼントしてくれたので着てみるが、それで登校する勇気は無い。外見の女子化が進み、同級生たちからは性転換したのだろうと思われ、野球でもほぼ“女子選手”扱いになっている。
 
女子にしか見えないので大会の時に性別検査を受けさせられ、男子という診断を得たものの、お医者さんを誤魔化したのだろうとみんな思っている。ただ良い後遺症として、小学生の時に痛めた肩が治り、またピッチャーができるようになった。
 
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少なくとも2004年12月31日までは!睾丸が存在した。
 

工藤公世 剣道部 一応男の子
 
姉と弟が居て、姉も剣道をしている。特に女性傾向は無いのだが、最近みんなが勝手に性転換したのではと思っている。
 
元々女顔て声もハイトーンだった。また男子にしては華奢な体格である。更に名前が本来は「こうせい」と読むのだが昔から「きみよ」と誤読され、性別を誤解されることもあった。最近はほぼ「きみよ」としか呼ばれない。
 
2004春の大会で自分の道着が洗濯されてしまい姉の白い道着を借りて出場したら、女子だと誤解され、対戦相手が手加減気味になったことからBEST8まで進出する快挙。夏の大会では会場で雨のため濡れている廊下で転び道着が汚れてしまったので千里の予備の白い道着を着て出場。また性別を誤解された感じで今度はBEST4まで行き、北海道大会に進出した。
 
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千里や玖美子に誘われ道大会前の合宿に参加したら落合さんの指導で開眼する。道大会では玖美子から「これ穿くとパワーが出るよ」と乗せられて女子用ショーツを穿いて出る。すると組合せの運が良かったのもあり、準優勝して全国大会に進出した。
 
全国大会では朝起きたら女の子になっていた。ショックの反作用で開き直りができてBEST8まで行き敢闘賞をもらう。大会終了後は男の子の身体に戻った。
 
この夏の大会と合宿で実力が急上昇し、男子剣道部に彼と対戦できる部員が居なくなったので秋以降はずっと女子剣道部に行き、玖美子や沙苗と対戦している。しかしみんなからは「女子になったので女子剣道部に移籍したようだ」と思われている。
 
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夏以降性別が不安定になり、しばしば女子の身体になっている。男子トイレでも個室を使うことが多くなり、男子たちから「ペニスを取ったのだろう」と思われている。本人としては女の子になるつもりがないのに、周囲から勝手に“配慮”され、最近ほぼ女子扱いになってきつつある。更衣室も男子更衣室が使えなくなり、保健室で着替えている。
 

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女子中学生・冬の旅(2)

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