[携帯Top] [文字サイズ]
■夏の日の想い出・赤い服(3)
[*
前p 0
目次 8
時間索引 #
次p]
2022年6月1日(水).
常滑舞音の14枚目のシングルが発売されたが、この件は翌週発売されたアルバムと一緒に解説する。
6月2日(木).
埼玉県北部と群馬県南部の一部地域で大きな雹(ひょう)が降った。雹は大きいものではテニスボール大もあり、建物や農業用ビニールハウスなどで結構な被害が出た。熊谷の郷愁村では、6月2-3日は予約客以外宿泊客の受け入れを停止して、建物被害の調査をした。
お客さんの車は全て地下駐車場に駐めているし、コテージのお客さんの車も屋根のある駐車スペースに駐めている(*10) ので被害はなかったが、ホテルの車でガラスの割れたものがあった。
白雪城も緊急点検をしたが大きな被害は無かった。春日部の全天候型スタジオでは普通なら台風が来ても内部は静かなのだが、屋根の防音シートでは防ぎきれない凄い音がして撮影が中断した。やんでから点検したが、屋根には大きな被害は出ていなかった。でも防音シートを貼り直す(実際には貼り重ねする)ことになった。これは翌週平日に行なったがこの作業で2000万円掛かった!
ムーランエアーでは雹の降った時間帯から2時間、郷愁飛行場の滑走路を閉鎖して点検したが、異常は無かった。ミューズ飛行場からこちらに向かっていた便は引き返して、点検終了後、再度フライトした。
(*10) 撮影の事後承諾を得るために『霊界探訪』の放送予定ビデオを若葉に見せたら「隣のコテージから侵入できるのはセキュリティ・ホールだった!」と言って、放送(6/17)前の5月中に緊急工事をして“侵入防止”のために駐車スペースとコテージへの進入路を壁と屋根で覆った。その屋根が今回役に立った。それで若葉は「雹でお客様の車に被害が出なかったのは千里のお陰」と言っていた。勝手に侵入したのは「あまりやらないでね」とやんわり注意で済ませた。
『霊界探訪』の放送でも「現在はコテージ間に壁が作られたので、この方法では隣のコテージには行けません」というテロップを入れた。
6月3日(金).
「お引っ越しするよ!」
と花ちゃんは宣言した。
一度にやると荷物運びの人手が足りないからということで、移動する人は毎週発表するのだそうだ。
この日発表になったのは下記である。
常滑舞音 C507→C509
薬王みなみ A506→C502
恋珠ルビー C302→C402
花貝パール C303→C403
舞音の弁
「9号室って姉妹専用じゃないの〜!?」
花ちゃんの答え
「君は荷物が多すぎるから」
多くの寮生の声
「Big4(*11)の1人として当然の待遇」
舞音の衣裳は実はA棟8階の空き部屋にも多数置かれている。
(*11) アクア、常滑舞音、北里ナナ!、ラピスラズリ
薬王みなみの弁
「A502の間違いでは?」
花ちゃんの答え
「横滑りさせる意味は無い」(←舞音は横滑りさせたじゃん)
「でもC5ってトップアーティストのフロアなのに」
「80万枚以上売ったのは、アクア、常滑舞音、北里ナナ、ラピスラズリしかいない。君はもう充分トップアーティスト」
多くの寮生の声
「あれだけ売れたら当然」
また男子寮で、花園裕紀が304から隣の305に移動になった。
「なんで隣に」
「寮長は少し良い部屋を使ってよい。405でもいいのだが」
「ぼく男の子ですー」
各フロアの5号室は少しだけ広い部屋になっている。1-4号室は1K (4H×8H) だが、5号室は1DK (5H×8H) である(*12)。居室の広さが1-4号室では6畳だが5号室は8畳でわりと広い感覚がある。なお3階は男の娘フロア、4階は女の子フロア。
セレン・クロムの声
「まあ来週の移動の予想が付くな」
(*12) Hは“半間”(0.9m)の略。H
2は平方半間で 2H
2=1畳、4H
2=1坪。
6月7日(火).
千里たち日本女子バスケットボール代表は、NTCで第二次合宿に入った。
2022年6月8日(水).
ラピスラズリの12枚目のシングルが発売された。これは実は11日に放送予定の『裸の王様』の主題歌である。『裸の王様』の主な出演者の中に歌が歌える人が居なかったため、代わってラピスラズリに主題歌を歌ってくれるよう要請があったものである。歌を歌った縁で2人はこのドラマに1シーンだけ出演している。ほぼカメオ出演で“友情出演”と表示された。実際ドラマ出演のギャラはもらってない!
『裸の王様』(良夜夢眠作詞・花木守絵作曲)
『静かなダンスホール』(花園光紀作詞作曲)
6月10日(金).
女子寮の移動第2弾が発表された。
花咲ロンド C404→C504
坂田由里 C307→C507
佐藤ゆか C205→C305
南田容子 C202→C302
山口暢香 C203→C303
高島瑞絵 C204→C304
多くの女子寮生の声
「今日の移動はだいたい予想が付いてた」
花咲ロンドの弁
「なんで私がトップアーティストのフロアに?」
花ちゃんの答え
「寮長はトップでよい」
多くの女子寮生の声
「お偉方は一番上の階でよいと思う」
坂田由里の声
「なんで私がトップフロアに?そんなに売れてる訳でもないのに」
花ちゃんの答え
「君は舞音ちゃんのスタッフでもあるから舞音の近くが良い」
多くの女子寮生の声
「わざわざ507を空けたのでこの移動は予想していた」
佐藤・南田・山口・高島の声
「私たち大して活動してないのに」
花ちゃんの答え
「君たちは忙しさではトップクラス」
多くの女子寮生の声
「3階が4つ並んで空いたのでこうなると思ってた」
また男子寮で、七石プリムが203から304に移動になった。
プリムの弁
「どうしてですか?3階って男の娘フロアじゃないんですか?」
花ちゃんの弁
「すっかり欺された。てっきり男の子かと思ったら既に女の子だった」
「ぼく男の子ですー。ちんちんもたまたまもあります」
「いいや絶対無い。君なら女子寮に移動してもいいけど」
「女子寮とか無理ですー」
セレン・クロムの声
「ようこそ、男の娘フロアへ」
6月11日(土)、健康バッド主演の2時間ドラマ『裸の王様』が放送された。
健康バッドは初主演!である。
実は揚浜フラフラにオファーがあったが、彼が『黄金の流星』の制作中で、健康バッドに代わった。いかにも馬鹿に見えるデンデン・クラウドでは?という声もあったが
「馬鹿の演技は本物の馬鹿にはできない」
という声(酷い言われようだ)で、少しは脳味噌がありそうな?健康バッドになった。
彼も『黄金の流星』に出ている(グリーンランド首相役)が登場シーンは少ないので、何とか掛け持ちすることができた。
裸になるシーンは、Tバックを着けて撮影する予定だったが
「めんどくさい。全裸になりますよ」
と言って、本当に全裸になって撮影された。
むろんテレビに流してはならない部分はワンコちゃん!で隠している。
しかしデンデンクラウドだと(股間形状が男でないので(*13))全裸になれなかったから健康バッドで良かったかも!?(そういう問題か?)
共演の木崎望夢が
「ぼくが衣装を試着するとかいう場面があったら男性器無いからモザイク不要でしたね」
と言ったが
「いや、あんたは女に準じるから上半身も裸を撮せない」
と健康バッドのヘルプで付いてきたニセクイーン東に言われていた。
「ぼく男なのに」
と木崎望夢は言っていたが。
彼はバストは無いから上半身裸は映してもいい気がする。
演技は健康バッドの熱演で、なかなか評価は高かった。
「上手い演技とはお世辞にも言えないけど、一所懸命演技しているのが好感できる」
「ちゃんと笑いを取ってるのが偉い」
「常識から逸脱したセリフを真顔で言えるのは素晴らしい」
と、褒められて?いた。
主題歌を歌ったラピスラズリは王様の給仕係として1シーンだけ出ている。
“まともな”デザイナー役として、揚浜フラフラ軍団?のお笑い芸人(米田ダリヤ、漕麻央奴(こぐまお・やっこ)、魔暗胡瓜(まあきゅうり)、ローカル竹田、ニセクイーン東などなど)がだいたい逝かれた格好で出ていた。
そして最後に登場する詐欺師を演じたのは、先日“羅切”したことでも話題になった、木崎望夢である(*14) 彼はダーバンの紳士用スーツを身に付け、 髪は七三に分け、物凄くまじめな雰囲気で詐欺師の役を演じた。
「やはり詐欺師っていかにも信頼できそうな顔してるんだろうな」
と視聴者の間では言われていた。
でも彼が詐欺で王様から巻き上げたお金を孤児院に寄付して、子供たちから慕われている場面も映して、彼がわけあって詐欺を働いていたことを想像させていた。本人は
「子供たちやミニオンたちと遊んでる怪盗グルーの雰囲気で演じました」
と言っていた。
(*13) デンデンクラウドが男のままだと絶対その内痴漢として捕まる(実際、痴漢と誤解されて警官に捕まりそうになった)と心配した、千里・マリナ・丸山アイの3人により、女とセックス不可能な身体に変えられてしまった。
彼は上半身はバストがなく普通の男の形だが、ペニスには尿道が付いておらずおしっこは女の位置から出る。尿道が付いてないから大きなクリトリスという気もする。睾丸・陰嚢は存在せず、代わりに陰裂がある。膣は無いが、性別検査されたら、女と判定されるかも?
ケンネルからは「病院に行ったらペニスみたいに見える棒を切ってヴァギナ造って完全な女にしてもらえるかも」とからかわれた。
クラウドもこの番組に出してもらったが、彼はあまりにも演技力が無いので王様の御者役でセリフは無しだった(ほぼエキストラ並み)。でもギャラを1万円もらって喜んでいた。
(*14) このドラマは木崎望夢がペニスを切除したことを明かした翌週に撮影された。事務所の社長は鳥山プロデューサーにおそるおそる
「彼を使ってもらえますか?」
とお伺いを立てたが、鳥山は
「私が欲しいのは演技力のある人であって、木崎君は私のイメージにピッタリなんです。性別は問いません」
と答えて予定通り起用した。実際直前に降板されると代役捜しが大変である。鳥山が言うように、この役は結構な演技力を要求するのである。王様役よりよほど難しい。そして実際の彼の演技は充分鳥山を満足させるものだった。
鳥山は
「この詐欺師役は男でも女でも台本上問題無いのでレディスを着てもいいですよ」
と彼に言ったが
「ぼくは男だから紳士服を着ますよ」
と言って自前のダーバンのスーツを着て演技した。
[*
前p 0
目次 8
時間索引 #
次p]
夏の日の想い出・赤い服(3)