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■夏の日の想い出・少女の秘密(14)

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「そういえばアクアちゃんって、ヒゲが伸びている所見たことないけど、やはりヒゲは抜いてるの?」
と音羽が何気なく訊いた。
 
「ヒゲですか? 処理したことがないので分かりません」
とアクアは答えた。
 
「ん?」
と言って数人が視線のやりとりをする。
 
「ねぇ、アクアちゃん、今もスカート穿いているけど、すね毛ないよね?」
と黒羽が言った。
 
アクアがスカートを穿いているのは、いつものことなので、誰もそのことを意識していなかった。
 
「すね毛って、どこの毛でしたっけ?」
「えっと、足に生えてくる毛をすね毛というのだが」
「足に毛が生えるんですか?」
 
「ん〜〜!?」
と何人かが声を出す。
 
「アクアちゃん、髪は美容室?」
「はい。月に1回くらい、近所の美容室で切ってもらっています」
 
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みんな「だよね〜」という顔をしている。
 
「今のおうちに住むようになった小学1年生の12月以降、いつもそこで切ってもらっているんですよ」
 
アクアの小さい頃の事情を知っている花野子・梨乃は頷いていたが、他のメンツはその時期に引っ越したのかな、くらいに思った雰囲気はあった。
 
「その時に顔を剃ってもらったりする?」
「はい。うぶ毛剃っておかないと、メイクするのに邪魔だもんね〜といって、デビュー以来剃ってもらってます」
 
「うぶ毛だけ?」
「ぼくのうぶ毛って、細いし薄いから、メイクするんじゃなかったら剃る必要も無いけどね〜とか言われますよ」
 
「うーん・・・・」
と言って、みんな顔を見合わせた。
 
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「だけど埼玉の中学から東京の高校に入ったら、友だち居なくて寂しかったりしない?」
と梨乃が訊くと
 
「松梨詩恩ちゃんが同期になるんです。向こうは普通科だけど」
「おお!」
「詩恩ちゃんとは割と仲良いんですよねー。ツイッターでもフォローしあっているし」
 
「そういえばアクアちゃんと詩恩ちゃんと、春野キエちゃんとスリーショットなんてのもあったね」
「キエちゃんとも仲が良いですよ。キエちゃんだけ1つ下の学年なんですよね〜」
 
「アクアちゃんが女の子タレントと仲良くしててもファンは全然騒がないね」
「確かに確かに」
 
「アクアちゃんが男の子タレントと仲良くしている写真はあまり出たことがない」
「そういえばそうかなぁ。ぼくあまり男の子タレントさんとは話さないし」
などとアクアは言うが、
 
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「なるほどねー」
という声があがっている。
 

「それと、ぼくがC学園に入ると聞いて、中学の友だちが2人、じゃ私も行くと言ってC学園を受けたんですよ。一般入試ですが」
「へー!」
「2人とも合格しました。しかも上位で合格したから校納金8割免除で」
「凄い」
「残りの2割は国の就学支援金でカバーされるから、実質無料なんですよ」
「いいね!」
「結果的には公立に行くのと変わらないし、C学園ってMARCHにはたくさん合格しているし早慶や国立にも結構入っているからレベルも結構あるしというので、親も通うの認めてくれたんです」
 
「修学旅行の積立金がちょっと高いくらい?」
「それもうちはOGからの寄付が割と大きいから、旅費の半額が同窓会から補助されるらしいんですよ。だからもしかしたらどうかした公立より安いかも。行き先は台湾・韓国・ベトナムの選択だし」
「そういう近場は結構安い気がする」
 
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「姉妹校を訪問するんですよ。そちらの宿舎に泊めてもらうから宿泊費と食費も安くて。実質交通費だけなんですよね」
「北海道旅行より安かったりして」
「実際、北海道ツアーよりソウル・ツアーの方が安いよね?」
 
「希望者はイタリア・バチカンへの研修旅行にも参加できますが」
「それはお金のある人だけでいいな」
 

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「でもその子たちも自宅からは通学できないよね?」
「寮に入ります。寮費は朝食・夕食付きで月1万円なんですよ」
「安い!」
「でもご飯の調理は自分たちで当番でするんです」
「おぉ!」
「そのあたりがやはりミッションだなあと思いましたけど」
 
「あれ?アクアちゃんはマンション暮らしになったら食事は?」
「自分で作りますよ〜。ぼくデビュー前はいつも夕食、自分で作っていたし。お父さんもお母さんも学校の先生で帰宅が遅くなるから、ぼくが3人分作っていたんですよ」
 
「えらーい!」
 
「小さい頃から料理は躾けられていたんですよね〜。料理くらいできないとお嫁さんに行けないよと言われて」
 
「・・・・・」
 
「どうかしました?」
 
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「いや、何でもない!」
 

ローズ+リリーの後半のステージはリズミカルな曲を演奏していく。
 
まずは近藤・鷹野・月丘・酒向、4人だけの伴奏で『巫女巫女ファイト』を演奏した後、七星さんにフルート、千里にヴァイオリン、風花に篠笛を吹いてもらって『やまとなでしこ恋する乙女』を演奏する。
 
千里がプロのライブでヴァイオリンを披露したのは恐らく初めてである。実は彼女は「移弦しなければ」結構上手いのである。この日の演奏で千里はG線のみで演奏している。千里のヴァイオリンはインディーズ時代のゴールデンシックスや、その前身のDRKのCDにも結構入っている。
 
今日使用したヴァイオリンはマリ所有のYAMAHA Artida YVN500S(ストラディバリウス・モデルの「スーちゃん」)である。マリは「千里、私よりうまいじゃん!」と言っていたが、マリより下手な人にはさすがに伴奏させられない。
 
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なおこの曲では、七星さんにヴァイオリンを弾いてもらって、風花がフルートを吹く手もあったのだが、千里が「スターキッズの正フルート奏者は七星さんなんだから、七星さんがフルートもサックスも吹かずに他の人がフルートを吹くというのはよくない」と言い、結果的に千里がヴァイオリンを引き受け、こういう担当になった。ちなみに風花はヴァイオリンは「かろうじてスケールが弾ける程度」である。
 
その後、今度は千里に龍笛を吹いてもらって『門出』を演奏する。本来は笙も欲しいのだが、今日は都合により無しである。なお、この曲は千里が書いた曲ではあるが、鴨乃清見の名前で書いているので、作曲者自身が演奏に参加していることは紹介しなかった。
 
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「6年前の2011年3月11日は日本人にとって忘れられない日になってしまいました」
と私は語り始めた。
 
「その日、大船渡で被災したひとりの女子中学生がいました。彼女は地震そのものによる崖崩れでお父さんを失い、その後の津波でお母さん、お姉さん、お祖父さんとお祖母さんを失いました」
 
会場がざわめく。悲鳴もあがっている。
 
「それだけの不幸にあったにも関わらず彼女はその後むしろ震災のボランティアになり、得意の気功によるヒーリングで各地の避難所を回っては被災者の人達の心のケアをしてあげていました。当時、私もクォーツの人たちと一緒に避難所の慰問に回っていたのですが、2011年6月19日、ある避難所で彼女と遭遇し、私は彼女が被災者の人達をヒーリングしているのを見ました。私はその様子を見て『聖少女』という曲を書いたのですが、あまりにも感動して書いたので、うっかり曲の中に彼女の気功の波動が紛れ込んでしまいました」
 
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「そこで私はこの曲のクレジットをマリ&ケイ&リーフとしました。彼女とはその後、多くの交流をするようになり、彼女が作曲能力も持っていることを実はマリが見い出しました。それで彼女が書いた曲は鈴鹿美里や槇原愛、スイートヴァニラズ、そして最近ではアクアにも提供されています。特に鈴鹿美里やアクアは作曲者本人と年齢が近いだけに等身大の歌になりやすいようです」
 
かなりのざわめきがある。
 
「それで震災にめげずに頑張っている彼女・大宮万葉さんを応援する意味で、彼女の最近の話題作の中から、アクアが歌った『エメラルドの太陽』をマリが歌いたいというので、歌ってもらうことにします」
 
と私が言うと、大きな拍手が起きた。
 
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それで私はフルートを持った。フルートを吹きながら歌うことはできないので、この曲はマリだけが歌うことになる。なお、七星さんはサックス、千里がまたヴァイオリンを持った。
 
前奏に続き、マリが歌い出すが、少し歌った所で会場がざわめく。歌詞が違うからであろう。マリは青葉が“無難に”修正した歌詞ではなく、自分が最初に書いたオリジナル歌詞で歌っているのである。
 
進行係をしてくれている吉村さんが舞台袖でびっくりしているようだ。オリジナル歌詞で歌うというのは松前さんには歌詞を見せた上で了承を取っているので話は通っているはずなのだが、吉村さんはこんな凄い歌詞とは思わなかったかも知れない。
 
曲が終わり、会場がかなりざわめいている中で私は宣言する。
 
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「それでは最後の曲です」
 
と言って私はステージに駆け上がってきた小風から渡されたお玉を振る。小風と美空は、私たちにお玉を渡すと自分たちもお玉を持って観客に向かって振っている。
 
「では行きます。『ピンザンティン』!」
 
観客の中にもお玉を振っている人がかなりある。
 
スターキッズの前奏に続いて一緒に歌い出す。小風と美空も私たちのそばにやってきて一緒に歌ってくれる。
 
「サラダを作ろう、ピンザンティン、素敵なサラダを」
「サラダを食べよう、ピンザンティン、美味しいサラダを」
 
大きな興奮の中で演奏終了し、私たちはいったん退場した。
 

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アンコールの拍手が沸き起こる。1分ほど待つ。その間にマリがコーラを1本飲み干す。私も水で喉を潤す。スターキッズとローズ+リリーだけで出て行く。
 
「アンコールありがとうございます。最後に歌った人の特権ですね」
と私は言った。
 
大きな拍手がある。
 
「それでは東北復興を祈って『花は咲く』。皆さんもよかったら一緒に歌ってください」
と私が言うと
 
「わぁ!!」
という声とともに大きな拍手があった。
 
スターキッズの伴奏が始まると、舞台袖から今日の出演者が歌唱者も伴奏者もみんな出てくる。出てこなかったのは、既に会場を離れていることになっているアクアだけである。アクアのそばには、やっと様々な雑務が片付いたと言ってローズ+リリーの出番が始まる少し前にやってきた川崎ゆりこが付いている。
 
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マイクを持った、音羽・光帆・小風・美空・和泉・花野子・梨乃が客席に降りていき、観客にマイクを向けて、会場全体でこの歌を歌唱した。
 

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演奏が終わり、大きな拍手が贈られると、私は言った。
 
「それではこのままもう1曲行かせていただきます。折角今日は08年組が中心になって企画したライブなので、08年組で歌った歌、マリ作詞・浜名麻梨奈作曲の『歌姫』」
 
拍手や歓声が鳴り響く中、客席に降りていたメンバーがステージに戻ってくる。そして肩を組んで歌った。
 
花野子−梨乃−美空−小風−和泉−私−マリ−光帆−音羽
 
その後ろに、スターキッズ以外の演奏者も並び、一緒に歌う。
 
ライブは感動の中、幕を閉じた。
 

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