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■夏の日の想い出・少女の秘密(6)

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2016年10月、青葉(大宮万葉)が政子(岡崎天音)の書いた『夢中快調』という詩に曲を付けて送って来てくれた。
 
政子の詩は、部活動に夢中になっている中学生か高校生を描いた作品である。マリ自身、中学生の時の吹奏楽部の活動を思い起こしながら詩を書いたらしいが、青葉も中学・高校でのコーラス部での活動を思い出しながら曲を書いたようである。また青葉は先月まで水泳部でインカレなどにも出たりしていたので、その時のことなども想起しながらの制作になったようだ。
 
マリが吹奏楽部の活動をベースに詩を書いたと聞き、青葉はこの曲の冒頭にスッペの『軽騎兵序曲』のファンファーレを入れ、更に間奏にはヨハン・シュトラウス1世の『ラデツキー行進曲』のテーマも組み込んでいる。青葉には忙しそうだから、メロディーの手書き譜面レベルでもいいよと言っていたのだが、彼女はCubaseで完全なスコアを作ってくれていて、トランペット・トロンボーン、ホルン、チューバ、フルート、クラリネットまで指定されていた。
 
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この曲の収録にはこの管楽器セクションが必要なため、和泉や黒木さんなどに相談した結果、黒木さんの大学時代の友人の友人が海上自衛隊の音楽隊を退職したメンバーを中心に作っている横須賀マリーンブラスという小編成の吹奏楽団に参加しているのだが、どうだろう?という話が出てきた。偶然にも横浜市内で行われるイベントに出演予定があったので、私と和泉と黒木さんの3人で聴きに行った所、充分プロレベルの演奏だと判断する。そこで、そのツテのつながる人物を介して、譜面も見せて打診してみた所、やってもいいということであったので、お願いすることにした。
 
この曲はそれで向こうの編曲担当・栗山さんと、こちらの私・和泉・黒木、それに下川工房で吹奏楽や管弦楽のアレンジを得意とする岡島さんとの会談を経て、岡島さんが書いてくれたアレンジを再度このメンツで検討・調整してスコアをだいたい確定させた。
 
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その上でトラベリングベルズ(のギター・ベース・ドラムス・キーボード・グロッケン・ヴァイオリンの6人)と横須賀マリーンブラスとで、まず11月上旬の土曜日に合わせてみて、更に再調整した上で、翌週の土曜日に演奏を確定させた(メンバーは他に職業を持っているので週末しか稼働できない)。
 
この演奏にKARION4人の歌を乗せた。
 
そういう訳でこの曲はひじょうに厚みのあるサウンドの格好良い曲になった。
 
(この曲ではトランペットの児玉さんとサックスの黒木さんはお休みであるが黒木さんは全体のバランスを見てくれた。黒木さんはリーダーを継承して以降、わりとこういう仕事をしてくれている)
 

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『時のどこかで』の1月30日の放送では、先週の事件の後日談が語られる。乱入した武士たちは、後宮をあちこち探し回るものの、どこにも帝が居ない。そのうち、事件に気付いた護衛の武士たちが駆けつけてくる。そこでもはやこれまでと、3人の武士は切腹して果てた。結局、帝の身代わりを務めた掌侍(ないしのじょう)も無事であった。彼女は典侍(ないしのすけ)に昇進することになった。
 
乱入者に嘘を教え、帝に急を告げた女孺(めのわらわ)はその後誰も見ることがなかった。芳山少納言に照会しても、後宮に出した娘は居ないということであったので、結局あれは伏見のお稲荷様のお使いの狐が女孺の姿をとって帝を助けてくれたのではないかということになり、帝は伏見稲荷にたくさん寄進をした。そして自分の子の胤仁親王(後伏見天皇)に譲位した後は、伏見稲荷の南方にある伏見離宮(現在の桃山駅付近)に住み、ここから院政を行った。そして長く伏見宮にお住まいになったことから、お隠れになった後は伏見天皇と追号されたのであった、とナレーターによって語られた。
 
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この日の放送の後半は和夫の学園生活が描かれる。
 
今日も体育の時間なのだが、和夫が着替える時に何だかみんなの視線がある。和夫は視線を敢えてそらしていた。その日はバスケットだったのだが、ゴール近くでの乱戦で和夫がドリブルしてゴール近くに迫ってきた時、相手チームのゴール下に居た子が和夫を停めようとして「あっ」という顔をして結局逃げてしまった。それで楽々和夫はレイアップシュートを決める。
 
「なんであれ逃げるんだよ?」
と言われて
「だってさあ」
と言って和夫を見る。
 
「確かに・・・」
などと意味ありげにつぶやいた。
 

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ところでこのシーン。実は龍虎はミドルシュートは割とうまいのだが、レイアップは苦手であった。しかしミドルシュートでは衝突しそうになって相手が逃げるという展開にできないので、千里の所属するレッドインパルスのメンバーから半日がかりで指導を受けてレイアップシュートの練習をした。
 
元々運動神経はよいので、丁寧に教えられるとかなり上達して、最後は9割以上入るようになる。
 
(龍虎は筋力は無いが身体は柔らかいし運動のセンスも良い。それで実は小学校の時の体育の成績は、彼の良い所を見てくれる教師からは4をもらったものの、筋力の無さを見る教師からは1や2をもらっている)
 
「アクアちゃん、才能あるよ。アイドル引退したらうちに入らない?」
などと渡辺純子からおだてられて
 
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「あ、それもいいですね。なんか楽しくなってきちゃったし」
などとまんざらでもない様子。
 
すると黒木不二子が
 
「やっぱ、アクアちゃん、入るなら女子バスケットチームだよね?」
と突っ込み、
 
「あれ〜〜!?」
などと声をあげて悩んでいた。
 

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さてドラマの方は、体育が終わった後、このまま身体測定をしますと言われる。それで男子は理科室と言われて、和夫たちは理科室に移動する。
 
「じゃ男子は体操服脱いで、シャツも脱いでパンツだけになって」
と男性の体育教師が言う。
 
それでみんなぶつぶつ言いながら脱ぐ。ところが和夫は体操服の上下は脱いだものの、グレイのシャツを脱がずに「どうしよう?」みたいな顔をしている。そこに体育教師が来て
 
「どうした。芳山?シャツも脱ぐんだぞ」
と言ったが、そこに保健委員の子が助け船を出す。
 
「先生、芳山は少し体調が悪いらしいんですよ。シャツ着たまま測定してもらえませんか?」
 
「あ、そうなの?分かった。じゃ芳山はそのままでいいから、シャツの分0.3kg引いといて」
と先生。
 
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「分かりました。そうします」
と保健委員は答えて、和夫に向かってニコッと微笑んでVサインを出す。和夫は会釈で返した。
 

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今日の放送内容で、ネットでは
 
「もう和夫が性転換したのは確定だな」
という意見があふれていた。
 
「おっぱいも大きくなっちゃったから、男子の前ではシャツを脱げない」
「ブラジャーも着けてるのかね?」
「アクアはきっとふだんからブラジャー着けてる」
「アクア様はぷりりのA70を愛用しているよ」
「ぷりり使ってるんだ!?」
「いや、ぷりりが好きというのはラジオ番組でしゃべっていた」
 
「あとはいつセーラー服姿になるかだ」
 

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「でもアクア様のプライベートなセーラー服姿って写真が全然ネットに出回らないよね」
「一度記者会見までやるハメになった時だけだよね」
 
「目撃したという書き込みはよくあるから、結構アクアはプライベートでセーラー服を着ていると思う」
「たぶん監視チームがあって、どこかにアップされると速効で削除させているんだと思う」
「恐らく検索サイトとも話を付けて、検索されないようにしているのでは?」
 
「セーラー服姿でなくても、スカート姿とか女子水着姿の写真も出てこない」
「アクアって女子水着をプライベートで着るの?」
「スカートは普通に穿くと本人も言っていたが」
「アクアにとってはスカートは普通の服であって、スカート穿いても女装している意識は無いらしい」
「アクア様はスカート似合うからいいのよ」
 
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「しかし男子水着姿のアクアは想像ができない」
「やはり女子水着を着ていると思うなあ」
「アクア様のビキニ姿とか見たーい」
「写真集ではリゾートウェアみたいなの着てたね」
 

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ところで龍虎(アクア)本人は現在中学3年生なので、来春は高校に進学することになる。
 
彼は芸能活動しながら通える学校として、昔から芸能人が多い渋谷区のK学園、近年多数の芸能人高校生が在学している品川区のD高校、立山みるくなどが通った世田谷区のJ高校、スリファーズの3人などが通った北区のC学園、川崎ゆりこなどが通った多摩市のF学園という5つを候補にして、都内の高校に通った私にも、各々の高校の雰囲気はどうかと尋ねて来た。
 
私が知っている範囲でそれらの学校について話していたら、アクアは音楽教育に力を入れているC学園に興味を示していた。ミッションスクールなので英語と音楽に関して伝統的に良いスタッフが揃っている。都の合唱コンクールでは上位の常連校だし、ここ出身のオペラ歌手やピアニストもいる。
 
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ここは埼玉県内に住んでいる彼にとっては、自宅からの移動も楽だというのもある。むろんどこに進学するにしても、自宅からの通学は困難なので、マンションか何かを借りて独り暮らしすることになるだろう(彼の収入なら分譲のを1軒買ってもよい)。
 
しかししばらく話している内に、私はアクアが候補にあげていたC学園とF学園は女子高であることに気付いた。それを言うとアクアはC学園が好きになりかけていただけに残念がっていた。
 
規律の厳しいK学園は自分には合わないかなあ、などと言っていたので、たぶんD高校かJ高校にするのだろうなと私は思った。
 

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その龍虎から、1月下旬、電話があり、進学する高校が決まったということであった。
 
「北区のC学園になりました。合格通知も頂きました。マンションも赤羽駅の近くに確保しました」
とアクアが言うのでびっくりする。
 
「龍ちゃん、女子高生になるの!?」
 
「それが今年からC学園は高等部の芸術コースに限って男子も受け入れることになったらしいんですよ」
 
「そうだったんだ!」
 
「芸術コースって一般入試はやってなくて、推薦選考のみなんですよ」
「へー」
「定員もこれまで中学からの生徒10名と高校からの生徒5名で中等部・高等部あわせて75名しか居なかったんですが、今年から高等部の定員を5名増やした上でその増やした分の半分程度までは男子も受け入れることにしたらしくて」
「なるほど」
 
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「だから1学年に男子は最大3名ですね」
「なんか狭き門だね」
「そうなんですよ!話を聞いてびっくりしました」
 
「もしかして勧誘されたの?」
「いや、それが何というか」
 

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以下は龍虎の話である。
 
龍虎は最初はふつうに公立の高校に行くつもりでいたのだが、龍虎の今の仕事の忙しさを考えると、公立に行きながらというのは厳しいのではないか?私立で芸能活動に理解のある学校に行ったほうがいいのではと、数人の友人から助言され、12月に入ってから、慌てて情報を調べ始めた。
 
幸いにも両親がそもそも学校の先生なのである程度情報を集められたし、事務所の先輩などからも聞いたりして、結局都内の私立高校がいいだろうということになり、候補として渋谷区のK学園、品川区のD高校、世田谷区のJ高校、北区のC学園、多摩市のF学園、という5つの高校が浮上した。
 
それで何人かの人にそれぞれの学校の様子などを聞いたものの、ひとつひとつの学校については知っている人がいるものの、なかなか全部知っている人が少なく、その中で私から得た情報は大いに参考になったと言っていた。
 
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それで実は私の前にもC学園が龍虎には合うのではと言ってくれた人もあり、私との話でもいい雰囲気だったので、C学園を受けようかな・・・と思い始めたところで、C学園は女子高ということを知り、愕然とする。
 

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それで結局、D高校とJ高校に的を絞り、都の中心部でも学校説明会が開かれるというので聞きに行くことにした。これが
 
D高校の説明会が12月17日(土)13時から品川マリンプラザ、 
J高校の説明会が12日18日(日)15時から渋谷メロンホール、 
 
だったので、各々予約を入れておいた。お母さんが付いていこうか?と言ったものの、合唱部のクリスマスコンサートの準備で忙しそうだし、お父さんは今年中学3年生を受け持っていて進路指導で大変そうなので、その後の個別相談会の時だけ付いてきてと言い、ひとりで聞きに行くことにした。
 
それで“17日”に龍虎は東京に出てきて、13時に“渋谷メロンホール”に行ってしまったのである!
 
両方の会場の名前が似ていたこともあり、うっかり違う所に行ってしまったのである。実は龍虎も少しホールの名前の記憶が不確かだったのだが、実際にそこに行くと、学校説明会が行われているようである。「あ、ここでよかったみたい」と思い、電話で予約した時の予約番号と名前を言う。
 
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ところが
 
「あれ?その予約番号は田代さんではないですよ」
と言われる。
 
受付の人は「タシロ・リュウコ」という名前で検索してくれたものの、その名前は登録されていないという。しかし会場には余裕があるので、説明会にそのまま出て下さいと言われ、新たな予約番号を発行してもらって、龍虎は会場の席に座った。
 
なお、龍虎は、服装は制服かなぁとも思ったのだが、どちらも学校のホームページには「気軽な格好でおいでください」と書かれていたので、結局セーターと黒いコットンパンツで出てきている。実際会場を見ても、制服を着ているのは半数くらいでけっこう私服が多いようなので、安心した。ただ、この会場は女子が多いみたいだな、というのは感じた。
 
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■夏の日の想い出・少女の秘密(6)

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