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■東風(18)

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今回の夏休みシリーズのライブは“回線ダウンが起きないように”料金を全体的に高めに設定していた。また念のため通常400万回線で配信しているのをネットワーク会社から今月いっぱい追加で100万回線借りている。また★★チャンネル(100万回線)とЮЮネット(ビデオ接続100万回線+ラジオ接続300万回線)にも同時配信する。つまり最大(30fps) 700万(+音声のみは300万)回線まで配信できる。
 
16日のアクアライブ(超強気の6000円)では、あけぼのテレビで540万回線まで来て、
「借りててよかったぁ」
と安堵の声があがった(公称500万回線でも遅い端末から接続する人があるので実際には550万回線くらいまではつながる)。
 
ЮЮネットはギリギリ持ちこたえたが、★★チャンネルはダウンしてフレイムレート落としを実施した。
 
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21日のラピスラズリ(強気の4000円)のライブは、350万回線で「やはり料金高めにしといて良かった」と言った。
 
他の子のライブは2000円設定なのである。
 
そして22日の常滑舞音のライブを迎えた。
 
舞音の視聴料は悩んだ末に3000円にしたのだが、コスモスたちはこの料金設定にしたことを後悔することになる。
 
回線はいきなり400万回線から始まる。この時点でいきなり★★チャンネルはダウンして最初から24fpsに落とす(本来は30fps)。
 
舞音が次々と衣装を替えて様々な歌を歌うので、回線接続数がどんどん増えていく。あっという間に500万回線を突破する。まだ前半である。則竹部長の決断で後半はフレイムレートを24fpsに落とすことにした。それで625万回線まで(実際にはたぶん690万回線くらいまで)行けるはずである。
 
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フレイムレート落としはアクアが『白鳥の湖』を踊った時に続いて2度目である。
 
ЮЮネットも後半に入る少し前、ダウンする前に24fpsに落とした。
 

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後半に入った所で★★チャンネルがダウンして復旧に5分近くかかる。20fpsまで落として再開したが、その間に★★チャンネルからあけぼのテレビに乗り換えた人たちがかなりあったようで、あけぼのテレビは突然600万回線を突破する。
 
その後、★★チャンネルが復旧するが、あけぼのテレビの接続数は減らない。ひょっとすると両方見ているのかも知れない(有料放送なので料金を払った以上はずっと点けてる人が多い可能性がある:ダウンに伴い移行した人たちには後日返金処理をした)。
 
そして“舞音がUFOの真似をした”あたりで、とうとうあけぼのテレビだけで700万回線を突破する。則竹は通信量のモニターをじっと見ている。
 
「部長、20fpsに落としますか?」
とたまりかねて部下が声をかけるが
「いや、後わずか余裕がある」
と言って、マウスを握りしめたまま、じっと通信量のモニターを見ていた。
 
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結局、接続回線数は720万回線に到達した。
 
★★チャンネルは20fpsで150万回線、ЮЮネットも20fpsでこちらは170万回線まで行っていたが、あけぼのテレビは24fpsのまま720万回線持ちこたえた。
 
もっとも運用している側としてはヒヤヒヤであった。
 
しかしこれで常滑真音のネットライブ集客力は、アクアに準じるレベルあることが判明した。
 
この16ヶ月ほどのネット放送局の運用で、ネットライブでは少なくともあけぼのテレビ分では料金と観客数がほぼ反比例することが分かっている。基本的に料金を半分にすると観客は倍になる。つまり売上金額は料金によらない!
 
例えば4000円で10万人接続してくれるなら2000円にすると20万人接続してくれる傾向がある。
 
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それで(§§ミュージックのタレントに関しては)基本的には回線がパンクしない程度にできるだけ多くの人に見てもらえる料金設定をしている。普通のアーティストなら回線パンクの心配は無いので2000円設定である。しかしアクアを2000円にすると1000万人を越えかねないので6000円という超強気の値段にした(でもハイライトセブンスターズなどは8800円設定)。ラピスも結構な値段にしないと危ない。
 
しかし舞音はファーストライブということもあり、これまでのデータが無いのでコスモスも悩んだのである。あまり高くしすぎて、見たい人が見る気をなくしてはいけないと思い、ラピスより安い3000円にしたのだが、甘かった。
 
アクアは6000円で540万人なので0.6×540=324億円
舞音は 3000円で720万人なので0.3×720=216億円
 
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“反比例仮説”に従えば、舞音を500万人に抑えるためには最低4400円くらいにする必要があったことになる。(216億÷500万=0.432万)
 
あけぼのテレビでは今回借りた100万回線をそのまま恒久的に借りられないかネットワーク会社と交渉し、結局12月までにはその回線数使えるようにしてもらえることになった(信号線の工事が必要だしサーバーの増設も必要なのですぐには増やせない)。
 

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舞音のライブはビデオやライブアルバムとしても発売して欲しいという声が大きく、ノイズなどを除去し、舞音が衣装を替えている間を一部カットした上で、“舞音のコスプレ全部見せます”というコスプレ衣装のダイジェストビデオ、リハーサルでのNG場面集のサービスビデオ付きで発売すると、ライブビデオのDVD/Blurayが70万枚、音だけのライブアルバムCDも20万枚売れて、コスモスが仰天することとなった。
 
ライブビデオDVD/BDの売り上げ枚数としては、昨年8月のアクア・ライブ『龍たちの伝説2020夏』のビデオ(85万枚/海外分も入れると108万枚)に次ぐ売上となった。
 
今回のライブは、常滑舞音がアクアとほぼ並ぶ§§ミュージックの柱に成長したことをコスモスやケイたちに認識させるできごととなったのである。
 
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ライブが終わった後、舞音はドラマに主演してくれと言われ、ゴールデンウィーク以来、4ヶ月ぶりに本格的なドラマ出演をすることになった。どうも先日の『風の街』は舞音に演技感覚を取り戻させるための“試運転”出演だったようである。
 
ドラマは人気漫画家・平野麗子さんの『Girl from West』という作品の実写化である。20代女性には人気のある作品らしいが、舞音は読んでいなかったので慌ててスピカから借りて読んだ(スピカのコミックス・コレクションも凄い)。
 
愛知県の田舎町から東京の美術大学に入った女子大生がピザ屋さんでバイトしながら、デートはするのにキスもしないという微妙な関係のボーイフレンドと付き合いつつ、未来のイラストレーターを夢見て作品を描いていくという物語である。
 
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舞音は読んでいて結構自身の立場に近いので、かなり涙を流しながら読んでいた。
 
どうも愛知県出身ということで、年齢は少し若いものの舞音ちゃんなら少し大人の演技もできるかもということで舞音を指名してのオファーがあったらしい。またピザの配達でスクーターに乗るシーンがあるが、舞音がスクーターに乗れるのもポイントだったようだ(でも町中の路上で運転するのは初体験になった)。
 
全4回の短期集中ドラマである。8月下旬に集中撮影して9月に放送するということであった。
 
主な出演
ノマ(主演)常滑真音
トリ(友人)紗倉奈美
ヤコ(友人)稲川奈那
レミ(性別微妙な友人)紙田涼
ミサ(バイト先の同僚)松元蘭
ユータ(BF) 西倉祐弘
コージ(ノマに片想い) 母倉大輔
シノブ(ヤコのBF) 鈴本信彦
佐藤教授 吉沢春樹
 
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「招きマネキン」のドラマで共演した鈴本信彦君が共演者に入っているのは心強かった。またキャリアの長い(“主人公の友人”という役が異様に多い)稲川奈那ちゃんは、今井葉月の高校時代のクラスメイトだったらしく、すぐ仲よくなったし、色々親切にしてくれた。紗倉奈美は演技はうまいもののボーっとしていることが多く、共演者やスタッフから名前を呼ばれても気付かず、肩を叩かれて「はい?」みたいな反応をすることが多かった。少し不思議タイプの子かなという気がした。
 
紙田涼くんは初回はずっと女装で演技した。本人はノーマル(本人談)らしいのだが、実は過去にもこういう“性別微妙”なキャラを数回演じたことがある。お化粧は自分でしたらしいがきれいだったし(舞音はメイクさんにしてもらった)、女言葉の使い方も様になっているし、スカートを普通に着こなしているし、声は男声でも女の子の話し方ができるので、話していると普通に女子の友人と話している感覚になってしまう。
 
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「カムアウトしてもいいよ。秘密にするから」
などと稲川奈那から言われていた。
「ボク、本当にノーマルなんだけど」
「まあずっとそう主張する人は多いよね」
「40歳くらいになってから『実は・・・』とか言い出すタイプかな」
 
彼は初回ノマやヤコたちと一緒に女子トイレに入るシーンがあったのを凄く恥ずかしがっていた。
 
「女子トイレなんて普段使ってないの?」
「使いませんよー。ボクが撮影でなくて女子トイレ入ったら痴漢で逮捕されますよ」
 
舞音は一瞬、稲川奈那と顔を見合わせてから言った。
「いや、涼君が女子トイレに居ても、誰も違和感を覚えない」
 

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松元蘭ちゃんはわりと有名なアイドルなので、この子をさしおいて自分が主役していいのかなあと思ったのだが、初日に1時間遅刻してきて
 
「代役立てたからもう出て来なくていい。帰れ」
と監督から酷く叱られ、必死に謝っていた。何とか許してもらって参加するもわりと演技がビミョーなので、うーん・・・と思った。この子歌もビミョーだし(楽器演奏と作曲に才能があることを数年後に知りびっくりする)。
 
なお、松元蘭が遅刻してきた間は、実は舞音に付き添いで来ていた、佐藤ゆかが代役を務めたのだが、結局佐藤ゆかは“チカ”という役名をもらいノマの友人のひとりとして、全回出演することになった。佐藤ゆかはキャリアが長いし、アクアやリズムのスタンドインもよくやってるだけあり、演技はうまい。ゆかは絵も上手いので、吹き替え無しでイラストを描いて、監督を感心させていた。
 
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舞音はこのドラマの主題歌も歌うことになった。東風!作詞・松本花子作曲の歌で『西風の香り』という曲である。舞音は『舞音がビーナスの真似をした』の“ビーナス誕生”の絵を思い出しながら歌った。歌詞の中に結構あの絵を下敷きにした言葉もあった。でも漫画の中に出てくる言葉も織り込んでいるので、アクアさん、この漫画読んだのかなあ、よく読む時間あるな、などと思った。(実はアクアFの愛読書。歌詞を書いたのもF)
 
このCDはドラマの放送に合わせて9月8日(水)に発売することになる。
 
この曲とカップリングしたのは2曲である。
 
ひとつは『風の街』の挿入歌で、やはり音楽教室のCMとして使用される『風のオルガン』という曲。こちらは名寄多恵先生の歌詞に松本花子先生が曲を付けたものである。この歌のPVには舞音自身は現地まで行っていないが、能登半島珠洲市の“ラポルトすず”にある、風で音が鳴る“音器”の鳴る様子を撮影してきて取り込んでいる。
 
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また舞音がストリートオルガンを演奏するシーンが入っているが、このオルガンの“中”に、信濃町ガールズの子が8人(合成でミニサイズ表示!)並び、舞音がキーボードを押すと、そのキーの下にいる子が手に持つその音程のブザーを鳴らすというパフォーマンスが入っている。ここで並んだ8人は下記。
 
C 夕波もえこ
D 成瀬久美
E 鈴鹿あまめ
F 森田浩絵
G 薬王みなみ
A 豊科リエナ
B 箱崎マイコ
C 美崎ジョナ
 
オルガンの中に小人(こびと)さんが入っている感じである。
 
“薬王みなみ”は四宮七菜にコスモスが付けた芸名である。彼女の出身地・美波町にある薬王寺から名前は取られている。
 
成瀬久美と森田浩絵はまだ芸名が付いていない。
 
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東風(18)

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