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■娘たちの収縮(10)

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5月6日(日)、福岡市の体育館で開かれた第1回玄海カップというオープン・バスケット大会は出場組が男子は40チーム、女子は22チームという規模であった。男子は博多区の市民体育館をメイン会場に、女子は早良区百道(ももち)の体育館をメイン会場に行われる。スケジュールはこのようになっている。
 
_9:00 リーグ戦第1試合
10:00 リーグ戦第2試合
11:00 リーグ戦第3試合
(12:00-13:00休憩)
13:00 準々決勝
14:20 準決勝
(15:40-16:10休憩)
16:10 決勝・3位決定戦
17:40 表彰式(18:00終了)
 
午後からは交流戦も行われるので、どんなに弱いチームでも午前中の3試合+交流戦1試合はできるようになっている。4位以上になれば1日6試合である。なかなかハードだ。2日以上の日程にすると宿泊費が掛かるので、参加者の負担が大きくなって厳しくなるとして1日でやってしまうスケジュールにしたらしい。(しかし体力的に辛かったという意見が多く、来年からは2日間の開催を検討することになった)
 
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なお、リーグ戦・交流戦は6分クォーター、準々決勝と準決勝は8分クォーター、決勝と3位決定戦は10分クォーターとなっている。
 
女子は4チームずつ6組、男子は5チームずつ8組に分かれて午前中にリーグ戦をおこなう。女子のE組・F組は3チームずつしかないので第3試合はE組対F組の試合が入る。それで各組の最優秀チーム6つと、ワイルドカード2チームが決勝トーナメントに進出する。男子は5チームのリーグ戦だが、3試合しか行わないので、同じ組なのに対戦しないチームも出る。どっちにしろ3試合の成績で優劣を決めて男子の場合は各組の最優秀チームのみが決勝トーナメント進出である。
 

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女子の参加チームだが、福岡県内のチームが14チームの他、唐津、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、大分、広島のチーム、それに千葉から参加のローキューツという面々である。その長崎から来たというのが、全日本クラブ選手権の準決勝でも当たったカステラズなので、お互いびっくりする。代表者会議の席でカステラズのマネージャー出口さんと司紗は
 
「おたく、こんな大会に参加するの〜?」
とお互いに言ったが
 
「1.5軍ですよ〜」
「あ、同じくだ」
ということで納得する。
 
「でもわざわざ千葉から交通費掛けて?」
「いや、半分は九州旅行です」
「なるほどー!」
 
大会主催者は事前に提出してもらった「各チームの実績」を見て、カステラズとローキューツを、各グループで1位になった場合、準決勝でぶつかるように振り分けていた。できたら県外チーム同士の決勝戦は避けたいという所かなと司紗は思った。
 
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1日4〜6試合というのは、ホントにハードなので一応全員ベンチに入るものの、取り敢えず午前中の試合には、揚羽・ソフィア・桃子の3人は負けそうにならない限りは出ずに戦力温存することにする。
 
ローキューツはD組に割り当てられたが、他の3チームは、中学生チーム、高校生チーム、ママさんチームの3つである。高校生チームはある程度強そうなので、こういうスターターで行った。★がコート上のキャプテンである。
 
1.中 司紗・玉緒・茜・瀬奈・聡美★・(岬・雪枝)
2.高 蘭・葉子・真知・雪枝・元代★・(瀬奈・司紗)
3.マ 玉緒・茜・蘭・聡美★・岬・(葉子・真知)
 
できるだけ出場機会を均等にし、結果的に疲労が蓄積しないようにしている。
 
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さすがに高校生チーム(Q高校)にはこの戦力では苦戦したものの、とりあえず3勝。D組1位で決勝トーナメントに進出した。(Q高校もワイルドカードで決勝トーナメントに進出した)
 

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お昼(博多ラーメンを食べた)を取ってから、午後からは準々決勝・準決勝と進むことになる。
 
準々決勝で当たったのは、雅美が率いるママさんバスケットチーム“いとのくに”である。古代この付近にあった伊都国にちなんだ命名だ。
 
こちらは、司紗/ソフィア/蘭/元代/揚羽
 
という、雅美の家にお世話になった4人を入れたオーダーで出て行く。
 
でもちょっと強すぎた感じだった!
 
第2ピリオド以降は午前中に活躍したメンバーなども入れつつ、あまり極端に点差が開かない程度にゲームを進め、最終的には20点差の勝利にした。結果的に桃子を温存できたが、これが最後に効いてくる。
 
「胸を借りた感じだった」
と雅美。
「私、あまり胸には自信無いけど」
と司紗。
 
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それで全員ハグしたりして試合を終えた。
 

準決勝はやはりカステラズとになった。準々決勝を高校生チームに20点差で勝ってあがってきたが、むろん本気では無いだろう。
 
そういう訳でこの試合はお互い本気と本気がぶつかるゲームとなった。先発も
 
岬/ソフィア/葉子/揚羽/桃子
 
と公式戦でもあり得るオーダーで行く。
 
むろんこちらも向こうも本来の中核メンバーは入っておらず、朝司紗と向こうの出口さんが言ったように「1.5軍レベル」同士なのだが、だいたい似たようなレベル同士になったので、激しい戦いになる。
 
唐突に始まったハイレベルな試合に、集まっている出場者や一部応援の人たちからどよめきが起きていた。
 
試合は追いつ追われつの好ゲームとなり、最終的には87-85の場面からソフィアがスリーを決めてローキューツの逆転勝ちとなった。
 
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全力を尽くした戦いの後、お互いハグしあったりして健闘を称えた。
 

決勝戦は、福岡W大付属高校。インターハイ常連校のひとつだが、この会場から3km程度しか離れていない、バリバリの地元校である。今回ベンチ枠に入りきれなかった部員が大会運営のスタッフとしても頑張っていた。
 
フルオーダーで出てきていたらこちらの1.5軍では厳しかったろうが、向こうもやはり1.5軍という感じである。全国大会のベンチには微妙な子たちだが、それ故にこういう大会で実力をアピールできたら、公式戦のベンチも近づくので、向こうはかなり必死である。今度はこのようなオーダーで始めた。
 
雪枝/ソフィア/真知/揚羽/桃子
 
これもかなりのハイレベルな試合となった。
 
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しかし向こうには178cmの桃子に対抗できるようなセンターが居ない。そういう選手は最初から公式戦のベンチ確定でここには出てきてないのだろう。桃子は誠美がいるからこそ控えセンターだが、本来は充分な実力者である。
 
基本的に戦闘能力ではそんなに差は無い感じ(向こうがやや上)だったが、リバウンドを桃子が拾いまくり、最終的にはその差が出た。
 
前半は均衡して進み、38-36とこちらが2点ビハインドだったが、後半になると1日6戦というハードな日程で向こうに疲れが見え始め、1〜4戦に出ていない桃子は元気なので、少しずつ点差が開き始める。第3ピリオドを20-23として逆転。最終ピリオドは22-27と5点差を付けて、80-86と、6点差で勝利した。
 
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カステラズとの準決勝に続く緊迫したゲームで、会場全体から大きな歓声や拍手が起きていた。W大付属の監督からは「また機会があったらぜひやりましょう」と言われ、主催者からも「いいゲームを見せて頂きました。来年もよろしかったら来て下さい。これなら、他にも強いチームを呼べる」などと言われた。
 
“強すぎない”チームだったから、良かったかなとマネージャーの司紗は思った。司紗自身も第1〜第4試合で全力投球。決勝戦でも主力を休ませるのに少しコートインして、充分満足だった。
 

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表彰式で、賞状と楯、賞品の辛子明太子・地元銘菓セットをもらい、キャプテンの桃子が手を振ると、会場から声援までもらった。2位福岡W大付属、3位のカステラズも賞状をもらったが、2〜4位のチームにも辛子明太子と銘菓セットの賞品が出ていた。スポンサー間にランクを付けないように配慮してるのかなと思った。銘菓セットの中身は、通りもん・ひよこ・筑紫餅・花千鳥と、福岡のお土産として人気のお菓子である。
 
表彰式が終わると、すぐに地下鉄で博多駅に移動し、18:55の新幹線に乗り込んだが、博多駅で30分くらいの余裕があった感じである。夕食に関してはあらかじめ地元の仕出し業者にお弁当32人分(今回の遠征参加者は16人である)とお茶を2Lのペットボトルで24本(お茶だけで48kg!!)、ビール350cc缶2箱(48本で18kg *1)頼んでおいて博多駅で受け取ったのだが、足りない!という声があり、結局賞品でもらった銘菓セットも食べ尽くしていた!
 
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(*1)350cc缶の中身は95%の水と5%のアルコールと考えた場合、各々の重さは
351 x 0.95 = 333.45g
351 x 0.05 x 0.8 = 14.04g
合計で347.5gと考えられる(*2)。0.8はエタノールの比重である。
 
350cc缶の空きアルミ缶の重さを多数量ってみたら全て16gであったので、中身と合わせて363-4gになることが予想された。
 
念のため、ヱビスビール350cc缶を実際に買ってきてみてクッキング秤で量ってみると365gであった。この差は或いはビールに溶けている他の成分(ホップ)の重さかも知れない。
 
ビールの入っている段ボール箱のサイズはあちこちのカタログを見ると41x23x13くらいである。手近にそれに近い40x31x11の段ボール箱があったので、これの重さを量ってみると360gであった。それでビールの箱の重さも約360gと考えると、結局ビール1箱の重さは、365 x 24 + 360 = 9120g となる。
 
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(*2)アルコール50ccと水50ccを混ぜ合わせると100ccではなく、96-97cc程度にしかならないのを高校の理科の実験でやった記憶がある人もあるだろう。どのくらい減るのかはアルコールと水の比率により決まり、そのグラフが例えば下記に掲載されている。
 
https://en.wikipedia.org/wiki/Alcohol_by_volume
 
さて、今350x0.95=332.5 350x0.05x0.8=14 として、332.5gの水と14gのアルコールを混ぜる場合を考える。水H2Oの分子量は1x2+16=18, アルコールC2H6Oの分子量は 12 x 2 + 1 x 6 + 16 = 46 であるので
 
332.5g / 18 = 18.47 mol
14g / 46 = 0.3043 mol
 
となり、アルコールのモル比率は 0.3043 / (18.47 + 0.3043) = 0.01621 となる。その場合、グラフでみると縮小率は 0.05 ml/mol 程度でありこの場合縮小は0.9ml程度と考えられる。ということは混ぜて350ccにするには水は1cc程度、余分になければならないことになる。ここから上記の計算では350ではなく351を母数にしてみた。
 
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