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■夏の日の想い出・砂の城(4)
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この撮影は最初砂浜でやるつもりだったが、それでは像が撮影中もたない!ということで室内に設置することになったらしい。砂浜だと乾燥で砂が落ちる以外にも風雨で落ちたり、人がはいってきて壊したりしかねない。一週間掛けて作った像でも小学生の手にかかれば2〜3時間で消滅しそうである。仮面ライダーごっことかで、ライダーキックとか、くらいそうである。
この体育館内は気温が30℃程度に保たれているらしい。まだ3月だから煖房無しでは水着は辛い。
それで、その日の午前中は仏像などと並ぶ写真を多数撮った。
お昼を取って休憩していた時、徳部(九重)が来て
「おーい、龍、城ができたぞ。2〜3時間しかもたないからささっと写真撮ってくれ」
と言う。行ってみると別の体育館?のフロアに多数の砂の城が作られていた。
「子分20人動員して作らせた。1時間以内に崩れたら担当者はチンコ切る」
などと言っている。
それで午後一番に転送されてきた葉月と、ふたりともビキニ姿で多数の砂の城と一緒に写真を撮った。一時間以内に崩れた城はなく子分達がほっとしていた。しかしその後は九重や清川が龍虎や葉月をわざと城の上に倒したりしてかなり崩させた。
この日の内にかなりの城が崩れたものの、城は夜間に修復されていた。そして翌日はガルフストリームで運ばれてきた信濃町ガールズたち(主に高校生以上)と一緒に写真を撮った。ガールズたちはワンピース水着である。
アクアが砂の城のそばに立って『砂の城』(日本語版・フランス語版)を歌う所もビデオ撮影された。ガールズたちがコーラスを入れてくれた。
アクアたちは適宜交替しながら撮影されていた。『砂の城』の歌は、シレーヌが休憩中のほうのアクアに振り仮名付きの歌詞を渡し、発音指導もしてくれた。
「あんたたち水着を交換する度に入れ替わってるね」
と桜井さんは言った(鋭い!)。
「気のせいです」
でも桜井さんはFのほうが
「女の子っぽくていい」
と言っていた。
「男っぽいアクアなんて需要無いからさ、弟君に性転換手術受けさせて女の子に変えちゃいなよ」
「あはは。ちんちんなんて要らないですよね」
「そうそう。寝ている間にハサミでチョキンと切っちゃえばいいよ」
「ほんとに切っちゃおうかな」
二日目の午後からは第1体育館のほうで、囲碁の像の前で実際に碁を打つとか、釣りの像の前で実際に釣りをする所とかを撮影した。釣られる魚の役とか円盤投げの投げられる円盤の役とかはスイスイにやらせた。この子たちはこういうコミカルな役に慣れている。水着ではないワンピース姿の、バニショコ・ももくりも徴用した。ももくりなどはいつも何か面白いことしてやろうとしているので、こういうのに使いやすい。
2日目の夕方には、姫路市の小学生20名から成る“壊し隊”が入り、中学生ガールズたちと一緒に第2体育館の“砂の城”を破壊して撮影を終了した。この様子はビデオ撮影されていた(作る様子・修復する様子も撮影されている)こどもたちに人気のスイスイが握手をしてあげたら喜んでいた。
2日目最後にはガールズたちと一緒に砂の上でバーベキューをする様子も撮影した。ガールズたちが「お肉おいしーい!」と言ってもりもり食べていた。お肉は千里が経営する牧場の但馬牛、飲み物は姫路サイダーである。姫路サイダーは千里の経営ではないが、姫路の千里宅の御近所らしい。
(ということで今回の撮影に付き合ったのは浦和に住む“東の千里”ではなく姫路に住む“西の千里”であったようである)
なお撮影会場は終了後、樹脂で城や彫像を作った第1体育館は、砂を取り除いて普通の体育館として再整備する。第2体育館はいつでも砂遊びができる場所として遺すらしい。
今年3月中旬で中学を卒業したメンバーは下記14名である。
・薬王みなみ
・川泉パフェ
・鈴鹿あまめ
・夕波もえこ
・三陸セレン
・山鹿クロム
・水谷雪花
・甲斐絵代子
・酒田レモン
・早幡そら
・三国舜
・豊科リエナ
・直江アキラ
・石条ぼたん
全員高校に進学する。プロダクションによっては高校生のタレントと契約する場合、高校は辞めさせるところも多いが、§§ミュージックでは高校までは行かせてくれる。“タレント馬鹿”にならないためには高校くらいは出ておいたほうが良いというのがコスモスの考えである。恋愛も自由である。但し結婚するまでは避妊しろと言っている。
大学も行きたいと言えば行かせてくれるが、高校までと違い、学業優先にはしてもらえないので、相当強い意志が無ければタレントとの両立は困難である。§§ミュージックのタレントで芸能活動と大学生を両立し、卒業まで行ったのは花咲ロンドが唯一である。西宮ネオンは途中で挫折して大学を中退した。
ロンドは毎朝お父さんにモーニングコールで起こしてもらい、また個人的にドライバーを雇って寮から大学へ、大学から仕事場へと送ってもらい、何とか達成した。運転手さんに払っていた給料は当時の彼女の年収を超えている!大変な努力(お父さんの!)と経済負担でやり遂げたものであり、真似できる人は少ないだろう。現にネオンは途中で諦めている。
またロンドはほどほどの人気だから何とかなった。売れっ子だとファンやマスコミが殺到して就学不能になる。過去には2000年に早稲田大学に入学した広末涼子が騒がれすぎて、退学に追い込まれる事件などもあった。
§§ミュージックの歌手の中で専属バンドを持っているのは8人(*18)しか居ない。薬王みなみはその一人である。
アクア:エレメントガード/マリーンコート
高崎ひろか ナイスエンジェルズ
品川ありさ フィフティースリー
姫路スピカ 乙女地区
白鳥リズム 白雪1200km(リズムが個人で雇っている)
ラピスラズリ 愛の十字架
常滑真音 招き猫
薬王みなみ サファイアズ
今年のホワイトデーでも薬王みなみはプレゼントの数で、アクア・舞音に続いて3位だった(ちなみにリズムは“バレンタイン”のトップである:リズムさんの赤ちゃん産みたいというファンメールは多い)。
(*18) アクアは初期段階では「歌える俳優(女優?)」程度の位置づけだったので、専属バンドを組む予定も無く、初期の楽曲は個人的な関わりがあったゴールデンシックスが伴奏をしていた。しかしゴールデンシックスが思ったより売れて忙しくなってきたし、一方アクアの音楽活動も当初考えていたのより広まり、ゴールデンシックスに代わるバンドが必要になった。それでエレメントガードが結成された。
するとアクアとほぼ同時期デビューになった品川ありさ・高崎ひろかにも営業政策上、シングルにバックバンド名をクレジットした。
品川ありさ:フィフティスリー←東海道五十三次←品川
高崎ひろか:ナイスエンジェルス
しかし初期段階ではこれらのバンドはほぼ名前だけで実体が無く、音源制作やライブをする度にメンツは変わっていた。固定されるようになったのは後からである。
ラピスラズリは最初から専属バンドを作ろうと企画して編成した。
桜野みちるのバックバンド“チェリーズ”が、みちるの引退で仕事が無くなってしまったので、“乙女地区”と改名して姫路スピカに付けた。名前はスピカが乙女座のアルファ星だから。
白鳥リズは自分で“MCC”を雇って“白雪1200km”と改名した。だから当初はおとな5人が中学生に雇われていた(現在は§§ミュージックの社員待遇)。名前は“白鳥”と改名された国鉄の長距離列車“白雪”の走行距離から来ている。またMCC自体がローマ数字で1200を表す。(メンバーの名前に含まれている漢数字を掛け合わせると1200になる)
常滑真音のバックバンドは、舞音がオーディション下位から、エーヨの代役というワンチャンスをものにしてのブレイクだったことから、信濃町カールズ内で舞音ちゃんを応援しようという気運が高まり(逆に嫌がらせも受けたが)、自主的に結成された。
鈴鹿あまめと夕波もえこは、あけぼのTVの二大スターで、不慣れなキャスターが困っていると脇から出てきて助けてくれるので“ウルトラマン1号”“ウルトラマン2号”と呼ばれている。ふたりとも度胸があり機転が利いてしっかりしているので18-19歳くらいに思われたりするが、実はまだ中学生であった。特に多忙なあまめは高校には行かずに仕事に専念しようかとも思ったらしいが、コスモスが、仕事の負荷は減らすから高校くらいは出たほうがいい、と勧めた。大仙イリヤとかに頑張ってもらう。ほかに地上波テレビ局のアナウンサー経験者で依高恵・宮田義隆という人を雇っている。また白鳥リズム・ドリームトライン・ラピスラズリの番組をひとつずつ作ることで、あまめの負荷を減らした。更に最近うまくなってきた、古屋あらたを“ウルトラマン3号”に任命した。
水谷雪花と甲斐絵代子はそれぞれの姉が通学する葛飾区のE学園高校に進学した。この結果、同校には水谷姉妹と甲斐姉妹が揃い踏みした。
甲斐絵代子は既に性転換手術を終えている(*19)ので、“医学的に女性である”という医師の診断書を提出して女子として入学した。
セレン・クロム・パフェは制服の無い高校に進学するので、そこで女子標準服を着るつもりである。
早幡そらは元々東京に引っ越してきた時、間違われて女子としてこちらの中学に登録されてしまった。それをいいことに女子として中学に通っていたので、高校にもそのまま女子として進学する。
直江アキラは中学在学中に身体が女性化してしまったので、医師の診断にもとづき、戸籍上の性別も訂正した。
(実は兄のほうに性転換を勧めていて『不安なら試しに弟さんを妹さんに変えてあげるよ』と言って、サンプルとして勝手に性転換させられちゃった)
戸籍の訂正に合わせて学籍簿で女子になったので、高校にも女子として進学する。
本人は別に女の子になりたかったわけではないらしいが、いつも女の子の服を着ていたので、親も含めて周囲からは女の子になりたいのだろうと思われていた。千里は念のため彼に「どうしても男に戻りたかったら戻してあげるよ」と言ったが「堂々とスカート穿けるからこのままでいいです」と言うので、そのままにしている。
三国舜は男の子なので男子高校生になる。
(*19) 丸山アイの策略で、ほかの子の身代わりにされ、勝手に性転換手術を受けさせられた。本人は寝ていたので、朝起きたら激痛で何が起きたのかと思った。
それで仕事に行けなかったので、舞音が代役になり、舞音はそのチャンスをものにしてブレイクに至る。
3月24日、姫路スピカの従姉・竹中花絵が京都の大学を卒業し、東京に移動した。スピカは都内・葛飾区に100坪ほどの土地を1億5000万円で購入。醍醐春海に紹介してもらって八丁目建設という建築会社に地下1階・地上4階のマンションを建ててもらい、そこの最上階に入居した。
COVID-19もかなり落ち着いて来て多分近いうちに終息宣言が出るものと思われていた中での寮からの独立である。
最上階はスピカの戸と花絵の戸だけがある。地上4階にしたのは、ここが第二種低層住宅専用地域で、高さが12mまでに制限されているので、その制限内で建てたものである。道路や隣地との間に充分な間隔を取っているので斜線規制にも引っかからない。
ここに姫路スピカ・竹中花絵・南田容子の“Δ△”(ドリームトライン)、スピカの個人マネージャー四条鴨女、および、スピカの専属バンド“乙女地区”(オトメチック)のメンバーが入居することになった。食事係2名、雑用係1、買物係1、掃除係1、運転手2のほか、警備会社から派遣された警備員が24時間常駐し、高い壁に取り囲まれ、壁には有刺鉄線と警報装置も付いた要塞である!建設費が恐らく1億円程度、維持費は年間3000万は掛かるものと思われる。
地下にはスピカ用とバンド用の2つのスタジオがある。ここで音源製作も可能である。
今となっては、桜木ワルツがデビューして女子寮を出た時、1DKアパートを借りて住んだのとかが考えられない。今の時代、寮を出るにはこのくらいの金が掛かることを多くのガールズたちに再認識させた。
セキュリティ問題に加えてコロナ対策が必要(買物係と食事係を分けるなど)なので物凄くお金が掛かる。セキュリティでも昨年春にラピスラズリが寮を出た時、最初セコムの警報器だけ付けていたら、帰宅した時に玄関の前で数人のファンが待ち構えていて「お帰りなさい」と言ったなどという怖い事件もあった。だから警備員の常駐は必須である。先日神田あきらが石川県七尾市に建てた家でも警備員に常駐してもらっている。(田舎なのに)
結局、普通の家なら泥棒対策だけすればいいが、アイドルの家にはファン対策が必要だから大変なのである。
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