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■夏の日の想い出・戯謔(6)

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高崎ひろか・姫路スピカ・桜木ワルツ・西宮ネオン・今井葉月・花咲ロンド・原町カペラ・白鳥リズム・石川ポルカの9人は桜野みちるのラストライブの冒頭曲『ありがとう』でバックダンサーを務めた後、全員がみちるとハグ(ネオンだけは握手。でも葉月はハグ!)してからステージを降り、楽屋口に駐めていたバスに乗り込み私と一緒に東京駅に移動。新幹線で米原に向かった。
 
東京12:33(ひかり513)14:44米原14:56(しらさぎ9)15:24敦賀
 
(この新幹線に★★レコードの加藤次長も偶然乗り合わせていて、しらさぎでは席を交換してもらい、一緒に敦賀に向かった)
 
なお、みちるはライブ終了後、紅川会長・田所萬里愛および信濃町ガールズA班と一緒に新幹線で博多に移動し、福岡市内で1泊してから1月1日の§§グループ新年会(非公開)に出席する。博多で新年会をするのは、この日、博多ドームでアクアのライブがあるからである。桜野みちるはむろん出演しないが、信濃町ガールズA班は若狭に行ったB班と交替でアクアのバックダンサーやコーラスを務める。新年会で桜野みちるは、§§グループのみんなの前で本当のラスト歌唱をする予定である。
 
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なお、森原准太は博多にも同行せず、東京の自宅で、1日夕方、みちるが戻って来るのを待つ。
 
紅白に出るアクアと品川ありさは、各々の出番終了後、移動することになる。アクアは18歳未満なので早めに解放してもらえるが、品川ありさは紅白の最後まで付き合い、番組終了後に秋風コスモス・絹川和泉・高村友香と一緒に都内のホテルに泊まり、1月1日朝の飛行機で福岡に移動する。
 
アクアは自分の出番が終わったらすぐに山村勾美と一緒に移動し、福岡市内で1泊して体調を整える(という建前である!)。
 

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高崎ひろかたちと加藤次長に私は米原でしらさぎに乗り継ぎ、敦賀駅に着くと手配していたバスに全員乗り込む。小浜市の会場に到着したのは16時すぎである。
 
今日のカウントダウンはこのようなスケジュールになっている。
 
■入場&ウェルカム・パフォーマンス
10:00 出店関係者入場開始
13:00 観客入場開始
 
14:00 **小学校鼓笛隊演奏
14:30 ##中学校吹奏楽演奏
15:00 $$高校合唱部演奏
15:30 %%社中民謡演奏
16:00 &&太鼓演奏
 
地元のカウントダウン実行委員会!から、ぜひと言われたのでやってもらうことにしたが、演芸発表会になってしまった!しかしノリの良い風帆伯母は、民謡演奏会に飛び入り参加してイッチョライ節などを一緒に演奏。楽しそうにしていたらしい。
 
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■イブニング・パフォーマンス(司会高崎ひろか)
18:00-18:50 §§Junior Stars (Part1) 今井・原町・石川
19:00-19:30 アンサンブル・オバマ
19:40-20:30 §§Young Stars (Part2) 桜木・山下・西宮
20:35-20:55 白鳥リズム
20:55-21:15 花咲ロンド
21:15-21:35 姫路スピカ
21:40-22:00 Rose+Lily History Movie
 
§§ミュージックのタレントを中高生とそれより上の年齢に分け、中高生は18:50までの枠で、それ以上は20時台に掛かる枠で歌ってもらう。
 
■ミッドナイト・パフォーマンス(司会川崎ゆりこ)
22:00-23:00 第1部
23:00-23:15 ゲストコーナー(高崎ひろか)
23:15-23:59 第2部
23:59-_0:00 カウントダウン
_0:00-_0:20 ニューイヤー・ダッシュ
 
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16:00に到着した私たちは通用口から入り、私が持っているIDカードで地下入口を通り、スロープを降りてMuse-3施設の入口にバスを駐めてもらった。エレベータで1階控室まで昇り、既に集まっているメンバーと合流する。
 
今年のカウントダウンの出演者は下記27名+αである(αは後述)。
 
■ローズ+リリー(2)
マリ・ケイ
 
■スターキッズ&フレンズ(7)
近藤嶺児・近藤七星・鷹野繁樹・酒向芳知・月丘晃靖・宮本越雄・香月康宏
 
■若山一門鶴派(6)
風帆・恵麻・美耶・鹿鳴・千鳥・明奈
 
■知り合い(6)
鮎川ゆま・村山千里・近藤詩津紅・田中世梨奈・上野美津穂・谷口翼
 
■ヴァイオリン(アスカ推薦)(6)
前田恵里奈・生方芳雄・富永英美・荒井路代・大野恵美・桜沢玲美
 
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地元の人たちのパフォーマンスが16:30頃に終わり、しばし完全な休憩になる。BGMとしてインストゥルメンタル演奏のローズ+リリーの曲が流れる。これは事前に川原夢美にエレクトーンで弾いておいてもらったものである。
 
18時から『イブニング・パフォーマンス』が始まる。これは§§ミュージックの子たちによるパフォーマンスである。§§Junior Stars, §§Young Stars と称しているが、歌う曲目は1970年代以降の(3人以上の)グループによるヒット曲である。司会を高崎ひろかが務める。彼女ももう§§ミュージックの中核歌手である。
 
Part1は今井葉月・原町カペラ・石川ポルカの中高生3人による歌唱で、先頭と最後を除いては2002-2017年のヒット曲である(演奏は時代逆順)。信濃町ガールズB班がこの3人のバックでコーラス・ダンスを入れる。
 
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『恋のダイヤル6700』(1974.フィンガー5 *1)
『楔』(2017.Baby's breath)
『MOMENT RING』(2016.μ's)
『さよなら、アリス』(2015.Flower)
『夢の浮世に咲いてみな』(2015.ももいろクローバーZ)
『メギツネ』(2013.BABY METAL)
『ありがとう』(2010.いきものがかり)
『チョコレイト・ディスコ』(2007.Perfume)
『浮舟』(2002.GO!GO!7188)
『ダンダンドゥビズバー』(2014.Dream5)
 
(*1)Dream5が2010年にカバーしている。
 
今井葉月は今日はずっと女性用控室を使用していたし、歌唱でも女声しか使わなかった。高崎ひろかも「いまい・はづき」と紹介していた。彼に尋ねてみたのだが
「最近男声が出にくい感じで」
などと言う。私は彼が男の子に戻れるのか甚だ不安である。
 
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3人はこれで上がりで、宿舎に入ってもらう。
 
地元のオーケストラによる演奏を挟んで後半は桜木ワルツ・山下ルンバ・西宮ネオンの19歳以上の3人によるパフォーマンスだが、途中で20時をすぎるので5曲目の『プレゼント』が終わった所で信濃町ガールズは退場する。こちらは最後の曲を除けば1978-2001年のヒット曲である(演奏は時代逆順)。
 
『secret base 君がくれたもの』(2001.ZONE)
『夜空ノムコウ』(1998.SMAP)
『My Babe 君が眠るまで』(1995.シャ乱Q)
『ブルーライト・ヨコスカ』(1991.Mi-Ke)
『プレゼント』(1990.Jitterin'Jinn)
『世界でいちばん熱い夏』(1989.プリンセスプリンセス)
『Romanticが止まらない』(1985.C-C-B)
『銀河鉄道999』(1979.ゴダイゴ)
『Mr.サマータイム』(1978.サーカス)
『USA』(2018.DA PUMP)
 
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信濃町ガールズは出番が終わった所で、メイン歌唱した3人はこのパフォーマンスが終わった所で宿舎に入る。
 
ちなみに宿舎(実はMuse-3の施設内)のロビーではステージのパフォーマンスをプロジェクターとスピーカーで視聴することができる!中学生は23時で寝なさいと言っていたのだが、実際には0:20の終了まで見ていたメンバーもあったようである。
 

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『U.S.A.』で盛り上げた後は、緞帳が降りて、その緞帳の前で、単独歌手の歌唱が3人続く。(括弧内は年齢)
 
20:35 白鳥リズム(14)
20:55 花咲ロンド(19)
21:15 姫路スピカ(18)
 
リズムは中学生なので先頭に歌わせたが、ロンドとスピカはじゃんけん!で歌う順番を決めた。
 
この3人も各々自分の出番が終わったら宿舎に入る。
 
スピカの演奏が終わった後から緞帳の前に映写スクリーンが降りてきて、『Rose+Lily History Movie』と称したこの10年間の軌跡を映画にまとめたもの(編:詩津紅)が上映される。要するにトイレタイム・食事タイムだ。
 

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会場は樹脂製の屋根と二重の壁に守られて、外には音が漏れない。しかし、それではトイレや出店に並んでいる人が不安になるので、各出店・トイレには小型のスピーカーが付けられていて、小音量でステージの様子を聞くことが出来る。この音が住宅地までは漏れないのは確認済みである。敷地全体を囲む壁と、周囲の山林が音を吸収してくれるようである。
 
お天気だが、午後に地元の人たちがパフォーマンスをしてくれていた時期はまだ曇りだったのだが、夕方、§§ミュージックの子たちが演奏してくれている間に小雨がちらつき始め、地元オーケストラの演奏中にけっこう降ってきた。
 
みぞれ混じりの雨という感じである(夜更け過ぎに雪江と・・・もとい!雪へと変わった)。
 
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私は凄まじい費用を掛けて屋根を作って良かったと思った。
 
しかし屋根があるのは客席とステージの上だけである。トイレや出店に並ぶ人はまともに雨に曝されることになる。
 
ここで若葉が仕込んでいた秘密兵器!が活躍する。
 
客席を覆う屋根の端から、廂(ひさし)が飛び出し、出店・トイレの端までの空間をカバーしたのである。右側の後方のトイレは客席から離れているが、ここは別途トイレの建物と建物の間の通路をカバーする、仮の屋根が出現する。
 
固定の廂を出すのは、色々問題があったようで、飛び出し方式で設計したのである。これを作るために数千万円かかったはずだが、本当に雨が降ってきたおかげで、若葉の趣味で作り込まれた仕掛けが無駄にならなくて済んだ。
 
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この廂が出現した時は大きな歓声があがっていた。
 
こんなことができるのは、普通の1個単位の臨時トイレではなくユニットハウス型のものを使ったからでもある。ユニットハウス型のトイレは単価は高いが、その分、誘導員をあまり置かなくても自然に建物単位の列ができるのが良い。実際一昨年の松島では1000個のトイレ誘導に200人の誘導員が必要だったし、誘導員さんたちも大変だったのだが、今回は誘導員は40人ほどで済んでいるし、誘導員さんたちの主たるお仕事は列の維持と空室への誘導ではなく、共用トイレや多目的トイレの場所案内だった。昨年も参加した人が去年に比べて楽だったと言っていた。また使う側も、特に男性は個室への出入りが不要で素早く用を達せるのが良かったという声があった。結果的にトイレの回転率が良くなったようである。
 
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映画の上映が終わり、22:00の時報が鳴る。
 
映写スクリーンが巻き上がり、緞帳も上がる。大きな拍手と歓声があがるが、ざわめきも大きい。ステージの上にいるのは私だけで、隣には大きな黒い箱のようなものがある。ステージの灯りが落ちて、私だけにスポットライトが当たる。黒い箱の中にすっとマリの映像が浮かび上がると再度歓声があがった。
 
私と箱の中の“マリ”がお辞儀をする。私は椅子に座りギターを持って演奏を始めた。私とマリが歌い始める。
 
「(お)嬢さんの赤ちゃんが風邪引いた、(お)嬢さんの赤ちゃんが風邪引いた」
 
笑い声があがる。
 
「(お)嬢さんの赤ちゃんが風邪引いた、そこでヴェポラップを塗った」
 
手拍子ももらう。
 
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この曲のタイトルは『城さんの赤ちゃんが風邪引いた』なのだが、歌う時は『お嬢さんの』と歌うのである。
 
「嬢さんの赤ちゃんが鼻ぐずぐず(×3)、そこで吸引してあげた」
「嬢さんの赤ちゃんが咳をした(×3)、そこで加湿器を掛けた」
「嬢さんの赤ちゃんが熱出した(×3)、そこで冷えピタを貼った」
 
最後にオリジナル歌詞でも歌っておく。
 
「John Brown's baby had a cold upon her chest (x3), And they rubbed it with camphorated oil」
 
演奏を終えると大きな拍手がある。箱の中の“マリ”は笑顔で手を振っている。
 

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「みなさん、ローズ+リリーの年越しライブにお越し頂き、ありがとうございます。今年もあと残り2時間ほど。楽しく時を過ごしましょう。1時間ほど演奏して、ゲストタイムとなり、その後1時間ほどで演奏終了となります。0時またぎでカウントダウンをします。出店はゲストタイム終了後店仕舞いとなりますので、食糧を確保しておきたい人は、早めにおいでになることをお勧めします。トイレはいつでも行って下さい。ただ場内を移動する時はできるだけ他の人の観覧の邪魔にならないようお願いします。立ったまま立ち止まるのはやめて下さい」
 
「そういう訳で、カウントダウンライブ、歌うのは、私ケイと」
「マリ、あわせて」
「ローズ+リリーです!」
 
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ここで拍手がある。
 
「ちなみにマリは変な箱のようなものの中にいますが、これは立体映像です。ホログラフィですから、見る角度によって違った角度のマリが見えるはずです。トイレに立つ時などに確かめてみて下さい。第1列目ブロックと第2列目ブロックの間にある黄色い通路はホログラフィの見え方確認用ですから、後ろの席の方も来てみて下さいね。但し立ち止まるのは禁止です」
 
実際この通路はライブの最中、人が途切れなかった。

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夏の日の想い出・戯謔(6)

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