【夢物語】泥跳ね


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雨の日。道を歩いていて、車にひどく泥跳ねをかけられた。
呆然としていると、その車が止まった。40歳前後の女の人が出てくる。ごめーん。わぁ、これは着替えなくちゃ。うち近くだから乗っていって。
 
私はその人の車で大きな家に連れ込まれ、服を全部脱がされた。
すぐ洗濯するわ。乾燥機があるから1時間で乾くと思う。
それまで、そこにある服どれでもいいから、着ていて。
 
私は指示されたクローゼットの中を探してみた。
ふと気に入って取り出したのは、よく見るとスカートだった。
 
あら、それ、スカートだけどいいの?
あらあら、戻す必要ないわよ。
うん、履いてごらん。どうせこの部屋の中で1時間だけだし。
 
上はそうね。これ着てごらん。それとおそろいだから。
あら、似合ってるじゃない。あなた可愛い顔してるからスカート似合うわ。あ、ちょっと待って。お化粧してあげる。
 
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うん、とってもきれいだわ。まるで女の子みたい。
ねぇ、あなた女の子になりたいなんて思ったことないの?
女の子になったら、いつでもスカート履いてられるわよ。
 
(2002.3.19)
 
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