【夢物語】仮想空間


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私はオンラインのゲームをしていた。自分の分身のキャラを選び、それを仮想空間の中で遊ばせるゲームである。中で出会った人とは色々な会話ができる。
 
最初にキャラを選ぶ所で、女の子のキャラを選びたかったけど、登録した時に使用料決済のクレジットカードの関係で男性として登録されてしまっていたので、仕方ないから男の子のキャラを選ぶ。そして数日遊んでいる時、街の中に性転換ショップというのがあるのに気付いた。
 
ドキドキしながら入ってみる。
『あなたは今男性ですね。女の子になりたいですか?』
「はい」を選ぶ。
『女の子になってしまうと、立っておしっこできませんよ。いいですか?』
「はい」を選ぶ。
『女の子はスカートを履かなければなりません。恥ずかしくないですか?』
「はい」を選ぶ。
『女の子になるには、おちんちんを取らなければ。いいですか?』
「はい」を選ぶ。
『では今から性転換手術を行います。一度手術をしたらもう二度と男の子 には戻れません。本当にいいですか?』
「はい」を選ぶ。
 
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次の瞬間、私のキャラは女の子に変身していた。
すごく嬉しい。
可愛いスカートが履かせられ、髪もロングになっていた。
それで店の外に出て歩いてみる。
男の子から声を掛けられ、女の子として会話をした。
とても楽しい。
 
ものすごく満足してログアウトする。現実でもこんな簡単に女の子になれたらいいのに。そう思ったとき、私は身体の調子がなんだか変なことに気が付いた。
 
(2001.8.21)
 
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