広告:オトコの娘コミックアンソロジー-~小悪魔編~ (ミリオンコミックス88)
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■女の子たちの卒業(10)

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千里が車の方に戻る。貴司もその後を追う。車の所まで来たので貴司はドアをキーのリモコンでアンロックした。千里が後部座席に乗り込もうとした。その時、貴司はもう自分を抑えられなくなった。
 
「千里」
と声を掛ける。
 
千里は返事をせずに貴司を見る。
 
その次の瞬間、貴司は千里の唇にキスをしてしまっていた。
 

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そのまま3分くらい時間が過ぎたのではないかという気がした。
 
貴司は突然「いけなかったかな?」と思って千里から離れ「ごめん」と言った。千里は無言で後部座席に乗り、シートベルトをした。貴司は慌てて運転席に乗り込み、エンジンを掛けてシートベルトをし、車を発進させた。
 
大阪方面に戻る。
 
キスをしてしまった後、千里は何も言わない。時々街灯の明かりでバックミラーに映る千里の顔は無表情で、じっとこちらを見ている。
 
やばー。怒らせたかな?
 
と貴司は少し後悔していた。
 
「千里ホテルは大阪市内?」
と訊いてみた。
 
「大阪市内に確保してたけど、この時間だもん。もうキャンセル扱いになってるよ」
「ごめーん」
「いいよ。ネットカフェにでも泊まるから」
 
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「どこかに一緒に泊まらない?」
と貴司は言った。
「私、貴司の愛人になるつもりは無いからね」
と千里は無表情で答える。
 
貴司はギクッとする。実は誰かふつうの女性と結婚した上で、千里とは愛人関係を維持できないだろうか、というのも昔から時々考えていたことである。
 

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やがて西宮名塩SAが見えてくる。貴司は中に入ると車を駐めた。
 
「千里。僕は今千里が欲しい」
と貴司は言った。もう自分がどうにも抑えられなくなっていたのである。
 
「恋人でもないのにセックスしたくない。私たち、友だち同士だったはず」
「その友情を壊しても千里が欲しい」
 
貴司はそう言って、車をロックした上で靴を脱いで後部座席に行く。千里にキスしてシートベルトを外し、座席に押し倒す。千里は抵抗しなかった。しかし積極的な行動もしなかった。
 
「彼女ともセックスしてるんだよね?」
「実はまだしてない」
「もう半年くらいになるよね?高校生じゃあるまいし半年も付き合ってセックスしないって普通じゃない気がする」
「何度か誘われたけど逃げた」
「なんで? 男の娘にしか立たない。普通の女の子には立たないなんて言わないでよね」
 
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ギクっとする。実は千里以外には立たないなんて。。。言えない。でも今貴司は既にもう自分のものがギンギンに立っていることに気づいた。この感覚は11月に千里と「会った」時以来だ。
 
芦耶にけっこう際どいことをされたこともあったが、貴司はそれでも全く立たなかったのである。
 
「実は千里のことが好きなんだよ」
「私は男の子だよ」
「それだけは絶対嘘だ」
 
貴司は千里の服を脱がせていて、千里がブラジャーを付けていて女物のパンティを穿いていることに気づき、何だかとてもホッとした。やはり千里は女の子だよね? はたしてブラジャーを外して露わになった胸はかなり大きい。貴司は思わずその乳首を舐めてしまった。
 
もっと舐めていたかったが、下の方がもう限界である。貴司は自分のバッグから避妊具を取り出して装着した。
 
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千里はその時貴司が使用している避妊具が、11月にマンションに行った時、貴司が夜中にコンビニで買って来たものであることを認識した。貴司、もしかしてほんっとにあの子とセックスしてなかったの?
 
「ごめん。今から千里をレイプする」
「そんなこと言ってからするなんてずるいよ」
 
貴司は千里の足を強引に広げた。千里はそんなに抵抗しなかった気がした。暗いのでよく分からないものの千里のお股を触って、取り敢えず棒状のものや袋状のものが存在しないのようなのでホッとする。やはり千里が男の子だなんて嘘だ。
 
「馬鹿ね」
と千里が言ったことばが女声だったような気がした。
 
「千里から訴えられたら罰として去勢されてもいい」
「私が訴えないと思ってたら考え違いだからね」
 
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あれ?今の声も女声だよね??
 
貴司はもう今にも逝ってしまいそうになっている自分のものを千里の中に入れた。何だかとてもスムーズに入った気がした。そして、あっという間に逝ってしまった。
 
逝けた。千里の中で間違い無く逝けた。
 
僕は幸せだ!
 
ほんとに罰として去勢されても後悔しない。
 
そんなことを思いながら、貴司は眠ってしまった。
 

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千里は眠ってしまった貴司の背中をなでながら考えていた。
 
ほんっとに馬鹿な奴!
 
取り敢えず重い!もう。せめて抜いてから眠って欲しいなあ。でも今夜は私が結構煽っちゃった気もするしなあ。許してやるか。しかしこいつ去勢されてもいいなんて、言ってたな。
 
その時、千里はとっても「悪いこと」を思いついた。
 
うふふふふ。貴司。私をレイプした罰として、女の子に改造しちゃうからね。もう女の子とセックスすることはできない身体になっちゃうよ。
 
あ、でも私もレスビアン覚えなくちゃ!!
 

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それで千里は取り敢えず貴司のおちんちんを自分のヴァギナから抜く。自分の身体を貴司の下から外し、避妊具を外した上でサービスで貴司のおちんちんは舐めてきれいにしてあげる。最後はウェットティッシュで拭いた。
 
「性転換の作業」のため車の中央のルームライトを点ける。
 
1月に慌てて自分のを処置した時に買った「タックセット」を使い、まずは貴司の身体の下にレジャーシートを敷き、貴司の陰毛をハサミで切った上でカミソリで全部剃ってしまう。
 
睾丸を体内に押し込む。ペニスを後方に曲げてテープで仮留めする。睾丸が無くなってビロビロの状態になっている陰嚢で、ペニスを左右から包んではテープで仮留めしていく。
 
全部終わった所で接着剤できれいに接着して「割れ目ちゃん」を完成させる。千里は思わずそこにキスした。
 
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しかしタックの処理をするのに陰毛だけ剃ったらお腹や足にたくさん毛があるのが変な気がした。それで接着が乾くのを待つ間にお腹の毛や足の毛まで全部剃ってしまった。
 
そんなことをしている内に20分くらい経ったので、そろそろ乾いたろうということで、仮留めのテープを外した。
 
うふふ。
 
貴司、女の子にしちゃったよ。お腹の毛も足の毛も無くてツルツル。可愛い女の子だよ。スカート穿けるよ。女の子パンティも穿けるよ。プレゼントしてあげようかな?
 
取り敢えず写真撮っちゃおうっと(私が撮っても写るかどうか分からないけど)。
 

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千里は下着だけ着けてこの作業をしていたのだが、作業が終わった後、もう男物は面倒なので、普通の女物の服を身につけた。取り敢えずコンドーム以外のゴミはビニール袋に入れてまとめる。汗掻いたなあと思い、ボディシートで身体を拭いた上で、美輪子からもらったサンフラワーを身体に数回プッシュした。あ、これ気持ちいいー。
 
そして千里はその時「更に悪いこと」を思いついた。
 
うふふふ。
 
助手席に行って、千里はまず自分がそこに座り、自分の背丈に合わせて座席の位置を調整した。千里は168cmの身長がある。女子バスケット選手としては中型なのだが、ふつうの女性の平均からするとかなりの身長である。
 
「彼女」が次にここに座ったら、絶対これに気づくはず。
 
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サンフラワーのボトルをプッシュする。
 
上の方から下の方まで、左右まんべんなく。合計で50回くらいプッシュした。あはは。結構ボトルの中身が減っちゃった!
 
そして最後の仕上げに、千里は座席のシートと背もたれの間に自分の長い髪の毛を1本はさんだ。
 
私って悪女〜♪
 

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作業に使った中央のルームライトを消して千里も前の座席に横になって少し仮眠した。そのあとトイレに行ってくる。トイレでも顔を洗ったが、あらためて化粧水入りのウェットティッシュで顔を拭いてから(自分が)お化粧することにする。
 
運転席のルームライトを点灯させバックミラーをメイク用の鏡として使って、ソフィーナの化粧水・乳液の上に、先日貴司からもらったエスティローダーのビギナーズセットを使い、アイカラー、マスカラ、チーク、ルージュを入れた。これは実は自動車学校の宿舎で毎日練習してて、同室の辛島さんにも色々教えてもらったのである。
 
「まあ、こんなものかな」
 
それで千里は貴司が起きるのを待ちながら携帯を見ていたのだが、貴司はなかなか目を覚まさない。よほど疲れてたのかね〜、などと思いながらスントの腕時計で日時を確認する。2009年3月29日(日)5:55AM.
 
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「この車、ちょっと運転し心地をみようかな?」
と千里は独り言を言ってアウディの運転席にきちんと座り直すとシートベルトをつけた。
 
しかしオートマかぁ。詰まんないな。もう貴司ったらMT車買えばいいのに。そんなことをぶつぶつ言いながらエンジンを掛け、ヘッドライトを点け、ウィンカーを出して発進する。
 
合流車線から右ウィンカーを出し後方確認して本線に入る。
 
貴司はかなり走ってから目を覚ました。
 
「あ、貴司目が覚めた? 私をレイプした罰として去勢しちゃったからね」
と千里は女声で言った。
 
「え!?」
と貴司が声をあげる。そして自分の股間を見て驚いている。
 
うふふ。あまりの驚きに今、私が女声を使ったことに気づかなかったね。
 
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貴司は、さすがに本当に去勢されるとは思ってもいなかったようで最初はショックを受けていたようであるが、やがてそれがフェイクであることに気づくと
 
「助かったぁ!」
などと言って情けない顔をしている。
 
なーんだ。やはり去勢されてもいいなんて嘘だよね。まあ男の子にはおちんちんは大事なものだろうからなあ。
 
「僕が入れたの千里のヴァギナだよね? スマタの入り方じゃないと思った」
「もし貴司が昨夜、私のヴァギナに入れたんならそれってレイプだから、私、告訴するからね」
と千里は本当に怒って言う。千里は今度は中性的な声を使っている。
 
「でも私は男の子だからヴァギナなんて存在しないから、レイプも成立してないけどね」
と千里は一転して明るい口調の男声で言った。
 
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「千里・・・・」
「だから昨夜は何も起きなかった。だから、私たち友だちのままだよ」
とまたまた千里は中性ボイスで言う。
 
貴司は少し考えてから
「分かった。それでいい」
と答えた。
 
「またゴールデンウィークとかに会おうよ」
と千里は《わざと》言った。
 
「うん。あ、ごめん。ゴールデンウィークはちょっと約束が」
と貴司。
 
「ああ、あの子とお泊まり旅行に行くんだったね?」
と千里は言いながら、その旅行を潰してやる気、満々である。
 
絶対私以外の女の子とセックスなんかさせないんだから。今までは私が高校生だったから仕方なかったけど、これからは絶対阻止。
 

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「うん。そうなんだ。ごめん」
と言いながら、貴司はほんとに芦耶とお泊まり旅行なんかしていいんだろうかと悩みつつあった。
 
「今度は彼女を紹介してよ。男友達に彼女を見せるのは問題ないでしょ?」
「男友だちって、千里、また男装してくんの?」
「私、男の子だから、男の子の服を着てくるよ」
と千里は唐突にまた男声で言う。
 
「千里が男の子じゃなくて正真正銘の女の子であることは確認済み」
「ふふふふふ。そう勝手に思う分には自由だよ」
と千里は女声で言った。
「あ、やはり千里、女の子の声が出るようになったんだね?」
と貴司が訊くが
「気のせいでは」
と千里は中性的な声で言う。
 
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