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■夏の日の想い出・星遮りし恋人(11)
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目次 8
時間索引 #
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上田信希(信貴:直江ヒカル)が女子寮に移動したので、男子寮の住人は9人となった。
2015 1999:22歳(高1) RG2015特別賞 穂高充乃“西宮ネオン”婚約者が実質同居している
2016 2002:19歳(中2) 2016-10.木下宏紀 “羽柴みのり”(Muse最古参)
2019 2003:高3(高1) 篠原倉光 2019春応募参加 “春日ライト”
2020 2004:高2(高1) 弘原如月 2017RGC大阪予選上位 G関西入団 2020春本部昇格“夢島きらら”
2019 2007:中2(小6) 上田雅水 直江アキラ 2017練習生 2019春ガールズ昇格
2020 2006:中3(中2) 末次一葉 2020春応募加入 “花園裕紀”
2020 2007:中2(中1) 2020-3.須舞恵夢 2020VG3位 “山鹿クロム”
2020 2007:中2(中1) 2020-4.菱田ユカリ 2020VG4位 “三陸セレン”
2021 2008:中1(中1) 松元徳世“長浜夢夜”2019G九州加入 2021春昇格
松元徳世は私も(千里も)てっきり女の子と思っていたのだが、入団手続きをしている最中に
「ボク男の子なんですけど、女子寮に入ってもいいんですか?」
と連絡してきたので、彼女の性別が判明した!
だって、君、審査の時、女子水着を着てたじゃん!おっぱいもわりと無かった??ウォーキングテストの時にはスカート穿いてたし!!
それで彼の入寮先は女子寮ではなく男子寮に変更した。
また、§§ミュージックのタレントで、寮に入らず別の所に住んでいるのは下記である。
2016 2003:高3(中1) 2016-3.門脇真悠 “大崎志乃舞 ”北区の賃貸マンション(通学している高校に近い)
2014 2001:20歳(中1) 2014-1.田代龍虎“アクア”初代ロックギャルコンテスト優勝 代々木のマンション(自己所有)
2015 2002:19歳(中1) 天月聖子“今井葉月”橘ハイツ243号室
2016 1998:23歳(高3) ↑同居 2016-8.吉田和紗“桜木ワルツ”2018debut 2020,12引退
2006 1991:30歳(中3) 伊藤宏美“秋風コスモス”2006秋練習生 中学卒業式直前CD発売 足立区のマンション(自己所有)
2007 1992:29歳(中3) 蓮田エルミ“川崎ゆりこ”FG2007-2位 2009debut 江戸川区の賃貸マンション
なお、事務所にほぼ常駐している日野ソナタは“§§プロ”のタレントである。
葉月の本名は2018年春(高校入学時)以降§§ミュージックのホームページでは“聖子”表記になっている。それで本名表記が西湖から聖子に変わった時点で性転換したのだろうと多くの人が思っている(実態は花ちゃんが勝手に書き換えたのを、本人が全く気付いていないだけ)。葉月は、橘ハイツ(5階以下は男子寮)のオーナー代行として最上階に住んでいるので、家賃は払っていない。
橘ハイツで、男子寮生以外の住人は葉月以外では下記。
・管理人一家:大崎志乃舞の両親と弟(妹?) 1Fの管理人室に住んでいる。弟(妹?)は実際には女子制服で通学しているし、去勢済みらしい。小6の時から女性ホルモンを飲んでいたので既にAカップの胸があるという。
・フロント係:篠田ユキ・篠田ツキ 橘ハイツの離れ“ヴィラ”(職員住宅という名目で同じ筆の中に建てられている)に住んでいる:千里によると呪術上どうしても必要な建物らしい。この離れは建坪が僅か7坪という小さいもの(2DK)だが、とても上品な造りである。
まるでヨーロッパの貴族の大邸宅の一部を切り離して持ってきたかのような感じ。2階窓の手摺りは美しいロートアイアンだし、玄関のドアもまるで美術品である。この離れだけで建設費が1億したかも知れない。千里の遊び心なのだろう。
・鶴野明日香 青葉の親友で6Fの住人(6Fは葉月の戸と鶴野さんの戸の2つのみ)。彼女は青葉の友人なので、格安家賃で入居しているらしい。彼女は全国的な工作機メーカーの東京本社に勤めている。金沢支店で採用されたが研修の時に社長に気に入られてしまい、社長秘書になって東京勤務になったと言っていた。
青葉の“赤いアクア”を使っているが、青葉から借りっぱなしの状態らしい。社長の運転手を務めているので毎日夜間に都内を運転してまわって、都内の道を覚えているという。青葉の友人にも努力家が多いようだ。
「ふと思ったけど、2017,2018年は男の娘のオーティション合格者がいなかったんですね」
と川崎ゆりこが言った。
「そうだっけ?」
「2014年はアクア、2015年は西宮ネオン、2016年は大崎志乃舞と木下宏紀、2019年は町田朱美、2020年は山鹿クロムと三陸セレン。でも2017-2018年はひとりも男の娘が残っていない」
「ほほぉ」
と言いながら、ゆりこまで性別を変更したのが朱美の方だと思ってると思った。
「そしてこの2年はオーディション自体レベルが低かったんですよ」
「うーん・・・」
「やはり男の娘が上位に進出した方が、女子のレベルも高くなるのかも」
「よく分からない説だ」
青葉とラピス・ラズリが様々な作曲家に取材する『作曲家アルバム』だが、1月上旬に取材した後は、2月のジャパン・オープン(2/4-7)の後に、3日間の取材をした。以下は、取材日/放送予定日
2.09/4.18 ソウ∽(水下荘児)
2.10/5.10 堂崎隼人 前川優作 松崎連鹿
2.11/5.24 堂本正登
2月10日の3人は昔ロングノーズというバンドを組んでいたメンツであるが、現在は各々作曲家として活動している。堂崎隼人さんは現在、★★レコードの社外取締役でもある。
この3人は「まとめて取材してほしい」という申し入れがあったので、まとめて取材させてもらったが、女癖が極めて悪く“5m以内に寄ると妊娠する”という噂のある松崎連鹿(印税収入が全て支払っている養育費で消えるという噂もある)に、若いラピスラズリをあまり近寄らせたくなかったので、こちらも助かった。おそらく、最も常識人である堂崎さんがそれを配慮してセット取材にしてくれたのかも知れない。前川さんは女癖は悪くないが、時間にルーズな人で、遅刻の常習犯である。
取材は堂崎さんの家の居間で行い、松崎・前川・堂崎の順に座り、テーブルをはさんで、こちらは、松崎さんの前に男性カメラマン!、前川さんの前に私と青葉、堂崎さんの前にラピスラズリを座らせた。感染拡大防止でアクリル板があるから、妊娠率も低いかも!?でも男性カメラマンさん、妊娠しちゃったらごめんね!??
インタビューも、あまり松崎さんにしゃべらせないようして、堂崎さんと前川さんでほとんど進行した!
3日目に取材した堂本正登さんはモンシングというバンドに居た人である(正確にはモンシングVer 2)。高岡さんの事故死によるワンティスの衝撃的な活動停止の後で、★★レコードを支えたバンドである。
初期のモンシングのリーダー兼メインボーカルで全ての楽曲を作っていた弥無が2007年8月に突然脱退した後、加藤部長が見つけてきた人である(甲府市のライブハウスで歌っていた)。モンシングは彼の加入前と加入後では路線も異なる。概ねVer.2の方がファンが多いし評価も高い。セールスも大きい。
堂本さんはほんとに穏やかな性格で紳士的なので、ラピスの2人も明るく取材していた。
3月の震災イベントの後、青葉は私たちと一緒に東京に移動し、ラピスと一緒に作曲家アルバムの取材をした(田中さんはひとりでHonda-Jetで能登に戻った)。
3.09/6.07 青島リンナ
3.10/6.21 萌枝茜音
3.11/7.05 鮎川ゆま
3.12/7.19 田船美玲
今回は女性(?)作曲家ばかり4人であったが、私はやや気が重かった。
リンナは元々精神的に不安定な人で(夏絵ちゃんを母親のリンナではなく、父親の百道大輔が引き取ったのもその辺りが絡んでいると思う)、特に現在は妊娠中(5月出産予定)なので、どうだろうと思ったのだが、この日は比較的安定していてホッとした。
その妊娠のことについても、ラピスは楽しくリンナと会話していた。
リンナは東雲はるこには
「あんた身体が細すぎるから、少し太らないと赤ちゃん産む時きついぞ」
と言う(東雲はるこは35kg)一方、町田朱美には
「あんた、あまり子供産みそうにない顔してるなあ」
などと言っていた。
「ああ、私も子供産む気ないです」
と朱美は軽く答えていた。
朱美の彼氏は現在病気治療のために女性ホルモンを投与されており、一時的に生殖能力を失っている。治療が終わった後、生殖能力が回復するかどうかは分からないということらしい(朱美は彼氏の見舞いに行くと自分の下着を置いて来ているらしいが)。朱美もその件に付いては
「回復しなくてもちゃんと結婚してあげるからと言っています」
と言っていた。
今回の番組での朱美の発言については、多くの視聴者が、朱美ちゃんは元男の子だから、赤ちゃんは産めないのだろうと思ったようであった。
東雲はるここそ、本来は子供を産む能力は無かったが、千里の“暴走”の犠牲?となり、妊娠能力を持つ身体になっている。でも本当に35kgの体重では妊娠は辛いと思うので、結婚する頃までにはもう少し体重を増やした方がいい気がする。
萌枝茜音さんは、多くのアイドルに楽曲を提供しているが、最近では、ホワイト▽キャッツおよびその選抜ユニットであるキャッツ・ファイブに多くの楽曲を提供している。
私と青葉は、ラピスの2人がその場で“ギョッとしないように”彼女のことについて充分説明してから訪問した。
それで萌枝茜音さんが高身長で“バリトンボイス”で話していても、ラピスの2人は顔色も変えずに普通に会話してこの日の取材をした。
萌枝茜音さんの曲にはとても可愛い曲が多く、楽曲知識の豊富な町田朱美は、この曲が好きですとか、あの曲が好きですと言って、萌枝さんから多数の会話を引き出していた。萌枝さんもとても気持ち良く話していたようである。
ラピスは彼女が書き、キャッツファイブが歌った『サマー・ドリーム』を歌ったが、萌枝茜音は「君たち、生で歌ってもこんなにうまいんだね」と感心していた。
「萌依先生は、戸籍上の性別は直しておられるんですか?」
と取材が終わって萌依さんの御自宅を出た後で朱美が私に尋ねた。
「修正済みだよ。以前性別が女と記載されたマイナンバーカードを公開していたし」
「へー」
「昔は杏堂真一(あんどうしんいち)の名前でトライアル&エラーというバンドにいたんだけど」
「トライアル&エラーにおられたんですか!」
その話を出すと萌依朱音の性別問題に触れることになってしまうので、この件は私たちはわざと事前にラピスには教えなかったのである。取材中でもトライアル&エラー時代の話は一切出さなかった。トライアル&エラーでの活動は杏堂真一のものであり、現在の萌依朱音さんとは別である。
「再結成には参加しなかったね」
「他のメンバーと仲が悪かったとか?」
「オリジナルメンバーではないから遠慮したんだよ」
「ああ、そういうことですか」
「トライアル&エラーの四島さんとは仲がいいよ。再結集には参加しなかったけど、実は変名で楽曲提供してるしね」
「そうだったんですか!」
「性別変更に伴って、名前も真一(しんいち)から真子(まこ)に変更している」
「読み方が変わると、かなり変わった気がしますね」
「そういう変化になる人わりといるね。彼女は“真一”と印刷された生徒手帳の“一”の字の上に了”と書き加えて“真子”の状態にしたものを持ち歩いていたらしいよ。中高生時代」
「ああ、気持ち分かる〜」
と東雲はるこが言っていた。
「岬は定期券は性別女で発行されたもの使ってたね」
と朱美が指摘する。
「えへへ。今では法的な性別も女になったから、堂々と女と記載された生徒手帳を使えて、凄く嬉しい」
「良かったね」
青葉は
「姉(千里)が以前会った人で男性時代の名前が Genta(げんた)でそこから t を外して女性名 Gena (ジーナ)を名乗っている人があったらしいです」
とメモに書きながら説明した。
「それは画期的な変化だ!」
と私もラピスたちも驚いた。
「t (tessticles:睾丸)が無くなったから Genta → Gena らしいですよ」
「ほほぉ」
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夏の日の想い出・星遮りし恋人(11)