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■夏の日の想い出・秘密の呪文(20)

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「どういう関係なんですか?」
と龍虎が訊くので、千里は図を描いてみせた。
 

 
「これは凄い」
と私は驚いたが、龍虎も驚いている。
 
「よくこんなに調べたね」
「これは“こうちゃん”が調べたものなんだけど、龍ちゃん聞いてなかった?」
「聞いたことありません。鶴秋大叔父さんとこに孫が10人いて、全員ボクのまたいとこたちというのは知っていましたが」
 
「龍ちゃんの曾祖父さん、亀吉さんのお兄さんが亀正さんで、そちらが本家筋になるみたいね。龍ちゃんの家系は傍系になる」
 
「なんかその一族の名前、すごくない?」
と私は言った。
 
「亀正さんは1912年大正元年に生まれたから、亀正。息子3人の内長男は、紀元2600年(西暦1940年)に生まれたから亀紀。うちの祖母ちゃんの紀子さんと同い年だな」
 
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「その年生まれの人には“紀”の字を使う人多い」
 
「1942年は日本がアメリカに連戦連勝していた時期だから亀勝。1945年は戦争が終わって平和な時代が来たから亀和」
 
「極端な兄弟だ」
 
「亀紀さんの3人の子供は私も分かる」
と私は言った。
 
「浩宮(ひろのみや:現在の今上)と同い年だから亀浩、礼宮(あやのみや:現在の皇嗣殿下)と同い年だから春礼で、清子(さやこ)内親王と同い年だから清美だ」
 
「そうそう。だから読み方も、かめひろ・はるあや・さやみなんだ」
「難読名前になってるな。長男を除いて」
 
「しかしテレビに出したいほどの記念日一族だ」
「ああ、唆せばきっと出る」
 
という千里の言い方から、もしかして誰か私の面識のある人なのかなとも思ったが、話は先に進む。
 
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「亀浩さんの子供は、この年マッキントッシュを買って感動したから、りんご」
「マックなのか!!」
 
「その下の男の子2人は“平成”を分割したね」
「そそ。1989,1990年は明仁天皇が践祚即位した年と即位の礼を実施した年」
 
「でも最後のはボクにも分かります。プリキュアの雪白ほのか、美墨なぎさ、九条ひかりですね」
「そういうこと」
 
「だけどこれ凄い。りんごさんは18歳でほのかさんを産んだんですか」
「できて慌てて結婚したらしいよ」
「あはは」
「龍ちゃんは結婚してから産みなよ」
「彼はそのつもりだと思います。結婚は公にできないけど、ちゃんと入籍しますよ」
 
「でも入籍した後でFちゃんが消えちゃった時はどうする?」
「Mに代役ざせますよ」
「ちんちん付いてるじゃん」
「眠り薬飲ませて、病院に連れ込んで、性転換手術しちゃいましょう。ボクも協力しますから、彩佳はボクにちんちんが無くても気にしないから構いませんよ」
 
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「やはり龍虎のちんちんは命運尽きてるな」
 

「まあそういう訳で、この、ほのかちゃんが、神田あきらだよ」
「凄いお話を聞きました」
 
「いやほんと凄かった」
 
「そういえば千里さんと青葉さんの親戚関係とかは?」
 
「私の父方の祖父が十四春というのだけど」
「昭和14年生まれ?」
「そそ。そのお姉さんでイタコになったモモさんという人がいて、その人の曾孫が青葉だよ。青葉から見たら母方の曾祖母さん」
 
「へー。やはりイタコとか、霊的な家系なんですね」
「青葉はね。私は霊感無いけど」
 
「いい加減そういう嘘はやめましょうよ」
と龍虎にまで言われている。
 
「千里、その元イタコというのが、青葉の事実上のお師匠さんだった人だっけ?」
「それは別の曾祖母さんなんだよ」
「色々いるんだ!」
 
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「青葉は霊的な血筋が濃すぎるんだよ。ああいう子は“あちらに取られる”危険があるから、私も気をつけているんだけどね」
「あちらって?」
「あまり深く考えない方がいい」
 
「イタコをしていた人は、青葉のお母さん・礼子さんのお父さんのお母さん。青葉の事実上の師匠“岩手のおしらさま”と言われた賀壽子さんは、礼子さんのお母さんのお母さん」
 
「血が濃いですね」
 
「ちなみに礼子さんのお父さんのお父さんはお寺さんの家系だよ」
「きゃー」
 
「青葉のお父さん・広宣さんのお父さんのお母さんはレコードというものが売られ始めた頃、実は歌手をしていた。佐藤千夜子の弟子みたいな人で、佐藤千夜子が中山晋平との不倫とかで騒がれてイタリアに逃げ出してしまった後、その代役をかなりさせられた人らしくて」
 
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「へー」
 
「この人が占いのできる人で、この新人は売れるかどうかというのをピタリと当てていたらしい」
 
「凄い。でも青葉が歌がうまいのはそのあたりの遺伝もあるのか」
 
「広宣さんのお母さんも歌手だった」
「音楽的な遺伝も凄いな」
「そしてその人のお母さんは神職さんの家系で自身も優秀な巫女だった」
 
「青葉が実に特殊な家系であることは分かった」
 
「ほんとに凄いパワーの持ち主だよね。私みたいに霊感の無い人間にはよく分からないけど」
 
「またそういう嘘言ってるし」
と私は言ったのだが
 
「でも本当に霊感のある人は皆さん、自分は大したことない、霊感とか無いとおっしゃいますよね」
と龍虎は言う。
 
「ああ、わりとそうかも」
 
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「自分は霊感が強いとか守護霊が強いとかおっしゃる方はたいてい大したことない」
 
「ああ、それは思ったことある。何でだろ?」
 
千里はひとこと言った。
「ダークサイドに落ちたくないからさ」
 
私はその言葉の意味を少し考えてみた。
 

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「私と桃香はね。その大正14年生まれの十四春さんの奥さん・天子さんの又従姉妹に当たる人で咲子さんという人がいて、その人の孫が桃香」
 
「またいとこ?」
「親族関係としてはまたいとこだけど、同じ家に住んでいて、ほとんど姉妹のようにして育ったらしいよ。今でも毎年1回会っているし」
「元気でいいですね」
 
現在、咲子は96歳、天子は88歳なので、咲子は自分が先に逝くことを覚悟しているが、どちらも高齢なのでどうなるかは分からない。
 
「青葉と桃香はね、青葉の父方の曾祖母さんに麻杜鹿(まどか)さんという人がいて、その人のお姉さんの安紗呼(あさこ)さんの曾孫が桃香」
 
「だんだん分からなくなってきました」
 
「私と青葉は、私の父方の親族と、青葉の母方の親族でつながっている。私と桃香は、私の父方の親族と、桃香の父方の親族でつながっている。青葉と桃香は、青葉の父方の親族と桃香の母方の親族でつながっている」
 
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「千里さんだけどちらも父方なんですね」
 
「私の父方の親族筋に霊能者の中村晃湖さんもいる。青葉にとっても親族になる」
 
「三つ葉の子とは?」
 
「花山波歌(かやま・しれん)は、咲子さんの曾孫。だから私にとっても桃香にとっても親戚」
 
「凄い」
 

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「私と冬の場合は、冬の従姉の純奈さんが、私の夫の従兄の暢彦君と結婚したから親戚になった」
 
「何か今までの話に比べるとシンプルな気がします」
 
「冬と政子ちゃんは、冬子のお母さんのお姉さんの息子・薙彦さんの奥さん・桜子さんが、政子ちゃんのお母さんのお姉さん・舞弓さんの娘さんに当たる」
 
「難しい」
「それともうひとつ、冬のお父さんのお姉さんの娘・秋恵さんが、政子ちゃんのお父さんの弟さんの息子と結婚している」
 
「よく分からないけど、ダブル親族というやつですか」
「わりとあるケースだよね」
 
「政子のその伯母さん・舞弓さん自身の旦那さんが、 楠本龍太というんだけど、その人の弟・楠本玄司さんの娘が楠本京華で、丸山アイのマネージャー。龍太さんの妹・久保虎世さんの息子が丸山アイだよ」
 
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「息子?娘じゃなくてですか?」
「まあアイちゃんは性別が無いから息子でも娘でもいいけどね」
 
私は呆れていた。
 
「千里、どうして私や政子の親族について、私でも何か見ないと説明できないようなものをそらで説明できる?」
 
そういう訳でこの日は複雑な親戚関係の話をしたので、龍虎の恋愛話の件はあまり詳しくは聞かなかった。相手がどんな人か龍虎Fは言わなかったが、芸能人かな〜?という気はした。
 
彼氏の件については時が来たら、ちゃんとコスモス社長にも言いますとFは言っていたので、それを待つことにする。
 

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さて、今年2021年は2月2日が節分で3日が立春だった。この日、あけぼのテレビでは“単に豆をまくだけ”の豆まきを放送した(30分番組)。
 
いちばん広い第12スタジオにちゃんとマスクに手袋をした、下記のメンバーが並び、コスモス社長の「鬼は外!福は内!ウィルスも外!」という掛け声で豆まきをした。
 
豆まきした人:アクア、品川ありさ、高崎ひろか、西宮ネオン、ラピスラズリ、白鳥リズム、姫路スピカ、川崎ゆりこ、秋風コスモス(以上10人)
 
みんな男女関係無く裃(かみしも)姿である。
 
スタジオは事前に“お掃除ルンバ隊”がきれいに掃除しており、豆は全て個包装されたものである。ちなみに、大豆・落花生・五色豆・一口チョコ・ゼリー・アポロチョコなどが混じっている。どこかのテレビ番組のようにワサビ入りチョコとか、どこかのプロダクションみたいに金貨が入っていたりはしない。なお大豆の豆は近くにある太田神社(京都の大田神社とは無関係で那須与一ゆかりの神社)で拝領してきたものである。
 
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掃除の様子、また蒔かれた豆を信濃町ガールズのメンバーが1度に10人ずつ数回に分けて拾う(ひとり10個まで)様子なども放送される。豆まきした人、拾った人に一言ずつ何か言わせた。ミューズのリーダー桜井真理子は「早くコロナが終息しますように」、ガールズのリーダー今川容子も「早く普通に生活できるようになりますように」と言った。若いメンツでは、甲斐絵代子(Ye-Yo)は「チョコばかり10個拾っちゃった」、常滑舞音は「ステーキ食べたい」などと受け狙い?の発言をしていた。
 

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ローズ+リリーの32枚目のシングル『マチカ・マチリカ(秘密の呪文)』は(2021年)2月3日(水)立春に発売された。当日はあけぼのテレビのスタジオから、私とマリ、八雲課長の3人が並んで発売記者会見をする。収録した3曲のショートバージョンをビデオ(スタジオ収録)で流してから、リモートでつながっている記者さんたちの質疑応答を受けた。
 

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2月5日(金)、アクア主演の映画『君はダイヤモンド』が劇場公開された。例によって三密回避のためアクアや監督の舞台挨拶は行わない。挨拶を収録したビデオをネット配信することで代えさせてもらった。また、これも三密回避のため、DVDも来月には発売されることになっている。
 

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木下宏紀と常滑舞音の名取り披露公演は、2月14日(日)あけぼのテレビでネット放送された。(無料放送だが★★チャンネルとЮЮネットで同時配信)
 
公演(番組)は次のように進行した。場所は大田区の蒲田演舞場(実はあけぼのTVからも近い!)で、中継機器を朝から持ち込んで設営している。
 
私(振袖!)の開会の辞。
 
藤中明凰(木下君の師匠)の挨拶
木下宏紀(藤中明紀:振袖!!)の名取り口上
木下宏紀の舞を披露(伴奏は明凰の弟子たちによる伴奏を事前録画)
 
風帆伯母(藤中明風)の挨拶。
常滑舞音(藤中明音:むろん振袖)の名取り口上。
常滑舞音の舞を披露(伴奏は明風の弟子たちによる伴奏を事前録画)
 
(幕間)私(若山冬鶴)が自身の三味線で「めでた」を歌う。
 
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今田七美花(藤中咲海:若山鶴海:当然振袖)の挨拶
今田七美花の舞を披露(伴奏は事前に本人!が演奏して録画したもの)
 
私の閉会の辞。
 
1時間番組で各々の舞は15分ほどである。CMは入れないつもりだったが、常滑舞音が出るというので、彼女がクッキーのCMに出演したブルボンさんがスポンサーになってくれて(実際常滑舞音が出演したバージョンのCMが流れた)制作費が結構回収できた。もっとも私は公演費用として個人であけぼのテレビに400万円払っているので、あけぼのTVとして元々赤は出ないようになっている(スポンサー料もらったからと言って少し返してくれた)。
 

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番組はどうしても年齢の高い視聴者が多かったが、木下君が出るというので、若い女の子たちが結構見てくれたようである。木下君の振袖姿、可愛い!と、とても好評だった。常滑舞音は、ついでに見てもらった感じもあったが、「この子可愛いね」と彼女についても好評だった。
 
舞自体については、最後に出て来た七美花がさすがに上手いので、番組として充分放送価値のあるものとなったようであった。むろん私は七美花には充分な謝礼を個人的に払っている。
 
視聴回線数としてはこの種の番組としては驚異的な10万回線ほどもあった。
 

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この公演の翌日・月曜日、あけぼのテレビに常滑市長さんから電話が掛かってきて、偶然コスモスがそちらにいたので電話を代わった。
 
「昨日の日本舞踊の中継を見たんですが、あの常滑何とかちゃんって、もしかして、常滑市の出身ですか?」
「ええ。そうなんですよ。それでそこから芸名を取ったんです」
「あの子、可愛いですね」
「ええ。可愛くて元気のある子です」
 
「うちの市で作っている常滑焼のキャンペーンガールとかしてもらえませんかね?」
「本人は東京で芸能活動していますので、それで差し支えない範囲でしたら。またギャラは一般人の方を採用するのに比べるとかなり高額になると思いますが」
 
「ああ、それは予算を取りますよ。常滑焼きのキャンペーンソングとか歌ってもらえたらと思って。あの子、歌は歌えますかね」
「2020年度に契約したタレントの中ではかなり上手い部類ですね」
 
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「でしたら一度詳しいお話ができませんか」
「いいですよ。では一度そちらにお伺いしましょう」
 

それでコスモスは多忙な中、常滑舞音を連れて実際に常滑市を訪問した。時間を節約したいので、東京ヘリポートからN航空のヘリコプターで郷愁飛行場に飛び、ホンダジェットでセントレアに飛ぶともう常滑市である。
 
「おお、A中学校のご出身ですか」
 
と笑顔の市長さん(むろんマスクをしている)とエア握手する。
 
少し話したところで市長さんが常滑舞音の歌を聴きたいというので、コスモス自身がポータブルキーボードで伴奏して、彼女にアクア(北里ナナ)の『少女の祈り』を歌わせたら、市長さんが「上手いですね」と感心していた(もし歌うことなった時のために前日に言って練習させておいた。愛知まで来る飛行機の中でも歌わせておいた)。
 
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それで話はわりと簡単にまとまってしまう。結局楽曲もこちらで用意して、それをキャンペーン曲として市側に提供することになった。楽曲ができた所(仮歌段階)で市側に確認してもらってから制作に進む。
 
「マミちゃん、もうCM曲2曲目だね」
とコスモスは帰りの飛行機の中で常滑舞音(本名杉浦舞美)に言う。
 
「はい。嬉しいです。頑張ります」
「今年度の新人で、録音をつぎはぎせずに歌唱を丸ごと使用して音源化できるのは、今の所、七尾ロマン・恋珠ルビーと、マミちゃんの3人だけだから」
 
と言いつつ、コスモスはこの子は既に恋珠ルビーを歌唱力では追い抜いたと感じていた。本当に「1年後には1番になる」かも知れない。この子は拾い物だったと思う。
 
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「へー、そういうものですか」
とマネは嬉しそうに言ったが、すぐ顔を引き締めて言った。
 
「褒めてくださってありがとうございます。でも天狗にならないように、もっともっと練習しますね」
 
「よしよし」
とコスモスは笑顔で言った。
 
 
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夏の日の想い出・秘密の呪文(20)

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