広告:オトコの娘コミックアンソロジー-~小悪魔編~ (ミリオンコミックス88)
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■女子高校生・春は桜(11)

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神戸E高校。
 
 
7月上旬、3年生女子は全員視聴覚室に入って下さい、という指示があった
「さくらちゃんも行こう」
「私も?」
「さくらちゃんにはきっと必要なこと」
 
みんな何なのか分かっているようだったが、さくらはさっぱり見当がつかなかった。
 
何だろうと思ったら性教育のビデオが上映された。気の緩みやすい夏休みを前に引き締めておこうということのようであった。しかし男女がセックスしているシーンがアニメで流れた時はみんな息を止めて見ていたようだった。
 
「彼氏からセックスしたいと言われても、こちらが高校生なら断っても向こうは悪く思いません。勇気を出して断りましよう」
と保健室の白井先生は言う。
「もしどうしてもセックスする場合はコンドームを使うことが絶対条件です」
「膣外射精とか危ないですし、コーラで洗浄とか全く無意味です」
「するなら着けろ。着けないならするなです」
「コンドームは男の子が買うのがマナーですが、彼氏の居る人は念のため自分でも用意しておきましよう。ドラッグストアとかコンビニでおやつなんかに紛れて買うといいです」
 
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実践的な話だなと思った。
 
「どうしても買う勇気の無い人は保健室に来たらあげますから、気軽に声掛けてね」
 
そのあとコンドームの付け方も習う。
「ここにペニスのある人が居たら出て来てもらって実地に付け方をお見せできるのですが」
と白井先生。
 
さくらは自分が呼ばれないかドキドキしていたが幸い呼ばれなかった。
 
「ここには付いてる人はいないみたいだからビデオで見てくたさい」
と白井先生は言って、アニメで付け方解説のビデオが流された。
 

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その日の夕方、さくらが自分の部屋で宿題をしていたら姉が入ってきた
 
「これあげるから、生理用品入れにでも入れておきなさい」
「こ、これはもしかして・・・」
「コンドームね。。男の子とセックスする時は必ず付けさせなきゃだめだよ」
「うん」
「あんたボーイフレンドいるんじゃないの?高校生で妊娠とかしたら大変だから」
「うん」
 
さくらは松下君に押し倒された時のことを思い出した。あの時は彼が自分でやめたけど、やめてなかったら、セックスしてたのではと思う。でもぼく男の子とセックスできるんだっけ??どうもよく分からない。
 

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などと思っていたらその夜の夢に貴子さんがでてきた。
「男の子とセックスできるようにしてあげようか」
「妊娠とかしたら大変そうだから、いいです」
「そうだね。高校生が妊娠するとほんと大変だよ。でもセックスできるようになりたかったらいつでも私を呼んでね」
「はい」
 
さくらはふと思って尋ねた。
 
「ちなみに私女の子とはセックスできるんですか」
 
すると貴子さんは大笑いしていた。それでさくらはきっと女の子とはできないのだろうと思った。
 
「さくらちゃん、誰か具体的な女の子に自分の子供を産んで欲しい?」
「そんなこと考えた事ないです」
「だったらセックスの必要性は無いね」
 
そういうものなのかなあ。だったら(松下)茂君はぼくに彼の子供を産んでほしいのだろうか??
 
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なんか男の子の気持ちがよく分からない気がした。
 

その晩、さくらは変な夢を見た。
 
最初に見たシーンは裸の女の子が多数寝ていて、慎(さくら)はその上でペニスを大きくして射精させた。液が女の子たちに掛かる。(魚の受精みたい)こんなことして彼女たちを妊娠させない?と不安を感じた。場面は変わって、さくらが裸で寝ていたら(松下)茂君が出て来て、自分の上に乗り、キスしてバストを揉まれた。
「さくらちゃん。好きだ。セックスさせて」
「するなら付けて」
 
と言ったが、断るべきだったかなと少し後悔した。
 
「もちろん」
と言って、彼は自分のバッグからコンドームの箱を取り出し、1個取りだして開封するとペニスの先端にかぶせ、くるくると押しながらきれいに装着した。面白ーいと思う。視聴覚室で見たビデオでは今一よく分からなかったが、実際にしている所を見るとよく分かる。
 
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彼はその上でさくらのクリトリスに指を当て優しく回転運動を掛けた。気持ちいい!さくらは実は女の子オナニーをしたことがなかったので、これは未体験の快感だった。しばらくそうされていたが“濡れて”きたのを感じる。
「入れていい?」
と彼は再度確認する。
「いいよ」
と答えたが、やはりやめると言うべきだったかもと後悔した。しかし茂は「いいよ」と言われたので、本当に入れて来た。入れられながら、あれ〜ぼく男の子とセックスする機能があるんだっけ?と疑問を感じた。最初だけちょっと痛かったけど、その後はむしろ気持ちいい気がした。最初の痛みは処女膜が破れたせいだろうと思った。つまり、ぼく茂君に処女をささげたのか。まぁいいよね。
 
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彼はさくらにキスしたまま出し入れしていたが、大変そう!と思った。ぼくは横になっているだけなのに、男の子は凄い運動してる。きつくないのかな、などと考えた。やがて彼のペースが変わり、彼はペニスの出し入れをやめてさくらの身体の上に自分の身体を預けた。
 
重い!
 
あ、もしかして射精したので行為をやめたのかなと思った。つまりセックスはこれで終わりなのだろう。こちらとしてはもっとされていたい気分なのに。射精してしまったら、もう続けられないだろうな。自分も男の子だった頃、オナニーで射精したらそこで終わりだったもんなどと思う。さくらは優しく彼の背中を撫でてあげた。
 
でもこれ彼が射精したのなら、コンドーム着けてもらってなかったら、ぼく妊娠してたかもという気がした。危ね〜。
 
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でも夢?はまだここで終わりではなかった。
 
次のシーンでは彼が裸でベッドに腰掛けていて、ペニスが大きくなっている状態で、さくらは跪いて彼のペニスを舐めていた。彼は凄く気持ち良さそうにしていた。さくらは舐めながら「なんでちんちんとか舐めるの〜?」と思っていた。後でネットで検索して、フェラティオというものであることを知る。男の子にとってはセックス以上に気持ちいいものらしい。そんなに気持ちいいのかな、でも自分にはもう体験できないしなどと思った。あれ?ぼくもうちんちん無くなったんだっけ?よく分からない気がした。でもどっちみち女の子とこんなことするとは思えない。
 
(男の子に舐めてもらってもいいんだよ。でも男の子はさくらちゃんにちんちん付いてるの見たら引くかもね。もっともさくらちゃんに実際ちんちんがあるのかどうかは筆者もよく分からない)
 
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(西の)千里はこの春から、牡蛎・鰊・鰤・桜鱒などいろいろな養殖に関わったのだが、もうひとつ関わることになる。
 
その日双葉は言った。
 
「千里ちゃんの伯母さんだかがオーナーしてる会社で青沼君のお父さんの会社とか、横山さんのお父さんが勤めている会社とか助けてあげたんでしょ?うちの兄貴のところも助けてくれない?」
「双葉ちゃん、お兄さんもいたんだ?」
 
双葉の姉・芽依は現在3年生で剣道部女子の副部長である。部長の横山さんと実力はほぼイーブンだ。春の大会やインターハイ予選でもどちらが代表になってもおかしくなかった。しかしお兄さんもいるとは知らなかった。
 
「兄貴は剣道はしないんだけどね」
「へー」
 
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「よくスカート穿いてるし下着はいつも女の子下着だからその内性転換して三姉妹になる可能性もある」
「それもいいんじゃない?」
「父ちゃんも兄貴を男らしくするのは諦めてるみたい。でもその姉貴になるかも知れない兄貴が岡山で鮪(まぐろ)の養殖に挑戦してるのよ」
「鮪かぁ!」
「近大マグロの研究グループに居た人を招いて商業ベースの生産に挑戦中なのよね」
 
近大のクロマグロ養殖は1970年から挑戦開始して32年もの研究の末、2002年に完全養殖に成功している。
 
「それはうまく行くといいね」
「だから資金的に援助してもらえないかなあ」
「聞いてみるよ。お兄さん、またはその会社の連絡先教えて」
「うん」
 
実は岡山新鮮産業が救済した鰤養殖の会社・白川漁業の鰤を以前買ってくれていた海産物流通会社・“ぎょっ魚貝かい”が今年初めに倒産したことから実は白川漁業以外にも販路を失って苦しんでいた養殖業者・漁業者が多数あった。それらの会社の中で岡山新鮮産業に、うちの魚を買ってくれないか、あるいは会社自体を買ってくれないかと接触してきたところが多数あり、下記のような所を系列会社化している。
・倉敷龍宮城(マダイ・ヒラメの養殖)
・永石漁業(カンパチの養殖)
・金石海産(うなぎの養殖)
・平田水産(たこ漁)
 
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そして山藤さんの部下たちの調査の結果、双葉のお兄さんが“女性事務員”として務めている会社・“陸綱”(会社は岡山だが養殖場は長崎県)は充分利益を出せる見込みがあるという判断になり、50%の株式を買って系列会社にすることになった。
 
“綱”はマグロの英語 tuna に掛けている。“陸”が付くのは陸上の施設で養殖するからである。
 
一般に養殖は海面養殖と陸上養殖に分けられる。陸上養殖は魚の生育環境を天候などに左右されず完全に制御できるメリットがあるが、設備の作成・管理に金が掛かる問題も抱えている。そこに資金を投入するのである。岡山新鮮産業に支援してもらった結果、この会社は2年後にはインドマグロ(南マグロ)の初出荷、5年後にはクロマグロ(本マグロ)の初出荷に成功する。
 
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“お兄さん”はスカートを穿きお化粧もして勤務している。お化粧した写真が社員証にはプリントされ、社員証も名刺も名前が“宏妃”(ひろき)という女性名になっている:戸籍名は読みは同じだが“大樹”。同僚女性は「ひろちゃん」と呼ぶ。“宏妃”の名前はかなり長期間使っているので永年使用で改名可能と思われる:運転免許証・パスポートの写真も女性モード。ただしパスポートは性別Mと記載されている:性転換はまだしてないが念のため冷凍精液を作った上で睾丸は除去している。睾丸除去は本当は父親との約束違反なのだが、彼女が女性と結婚する可能性は低い。また除去した時はとっくの昔に機能停止していた。彼女は喉仏は除去していて女声使いであり、プールでは女子更衣室を使い、温泉では普通に女湯に入るらしい←更衣室はまだいいとして女湯は違法っぽい気がする。彼女が男湯に入ろうとしても追い出さるだろうだが。実際。本人は「女湯に入って」とスタッフさんに言われたから入ったと言っている。また同伴してくれた女性の友人は「なんだ。もう性転換手術は終わってたのね」と言ったらしい。
 
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(2023年現在は法的にも女性になり“宏妃”が戸籍名である。また男性と結婚しており、実はこの結婚により父親とも和解した。出産はしてないが、女の子を2人養子にしていて長崎県佐世保市の自宅で子育てしている。2人の内1人は実は双葉の実子なので彼女の両親にとっても実の孫である。彼女は2023年現在、長崎営業所(佐世保)の副所長になっている。陸綱は岡山新鮮産業の3割の売上を占める重要な系列会社である。マグロは養殖にお金も掛かる(餌代が掛かる)が、高値で売れるので採算が取れる:この会社は他にもハマチの養殖をやはり長崎県内で“日ゼニ稼ぎ”に手がけていて、総売上ではそちらが大きい。いわば“鰤で鮪を養っている”ような状態)
 
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(マグロの餌は海で捕獲した鯖や鰯・イカなどである。1kgのマグロを育てるのに20kkgの鯖が必要と言われる)
 
 

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