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■女子大生・秋の実り(3)

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北鹿島で春に温室のプランターに種を蒔いたトマトとピーマンができたので収穫したが、ひじょうにできが良く、試食しても美味しかった。それで千里はプリンセス橘丘新町店に“北海道直送品”コーナーを作り、そこで売った。2日で売り切れた。お客様からも「美味しかった」と評価は高かった。
 
特にトマトは糖分が高く美味しかったようである。
 
一週間後には次の収穫が可能と思われる。
 
なお北鹿島の(南面の)土は森林土で本来酸性だが、石灰を加えて中和したものをプランターには使用している。土のpH(ペーハー)調整に関しては、農業経験者の北海道組の子にしてもらっている。
 

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鹿無島の“コニビニ”は若い人たちの利用を想定していたのだが、実際には住人のお年寄りたちも結構使っているようだった。お茶とかコーヒー、コーラなどが、よく売れた。パンも結構出ていた。
 
千里は、留萌に“留萌銀馬車”というパン屋さんを作り、姫路の銀馬車の30代の職人さんで鈴瀬さんという人を招き、北海道新鮮産業から買った十勝産小麦粉・バターを使ってパン作りを始めた。酵母は姫路から持って来た。サワードウ発酵である。
 
鹿無島の住人も小平ファームの人もサワードウ発酵のパンは食べたことが無かったらしく「素朴な味のパンだね」と言っていた。
 
パンの自販機は、留萌駅・三泊漁協・秩父別PAなどにも設置したが、よく売れた。
 
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真広に試食してもらったら「美味しいね」というので、新鮮産業系のスーパー“フレスコ”でも扱ってもらった。
 
鈴瀬さんは5年以内に姫路に帰れるという約束で、20代の留萌出身者(の人間)を3名付けて勉強させている。でも連れてくる時に桜ジェットに乗せたら「ビジネスジェットなんて初めて」と感動していたし「北海道は空気とお魚が美味しい」などと結構こちらが気に入っているようである。
 
彼女の住まいは牡蛎の養殖をしている名越さんと同じアパートの1階である。駐車場付きだし徒歩圏内にコンビニとスーパーがある。
 

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鹿無島の自販機に関しては「野菜も欲しい」とか「トイレットペーパーや歯磨き粉も欲しい」という要望があったので、品物を増やし、おキツネさんの女の子数人に交替で昼間に店番をしてもらうことにした。油揚げ・稲荷寿司も置いた!夜間は無人で、自販機のみを動かす。稲荷寿司が結構売れて、人間の!要望で肉まん・あんまんのほか、おにぎりも置いた。実は東北事業で導入したおにぎりマシンのテストも兼ねている。
 
結果的に本格的なコンビニに進化しつつある。宅急便の取り扱いも始めるかも。
 
トイレットペーパー・ボックスティッシュは北鹿島の製紙工場の主製品である。北鹿島のハウス栽培のトマト・ピーマンなど、また留萌や小平町で作られた玉ねぎ・じゃがいも・にんじん・大根・キャベツなども置いた。上石グループの女子で上川という子をここの店長に任命した。アイリスから経理も習って勉強中である。
 
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雅の季節雇いの縫い子さんたち(東北や北陸からの出稼ぎが多い)は9月の中旬あたりから入り始めた(11月までのお仕事)。彼女たちは主として山崎工房に入れて、友禅風の振袖縫製をしてもらう。これは彼女たちを山崎の寮に泊めるので近い職場がいいだろうということで山崎を使っている。
 
「京都市外で申し訳無いですが」
「でも宿舎は去年泊まった所(山科寮)より広いですね」
 
一方、他の呉服店からの派遣の縫い子さんたちも9月から入り始め、こちらは主として東山工房の3階に入れている。これは通勤の便の問題がある。多くの人たちが京都市内の自宅から通勤してくる。
 
9月になってから、予定に無かった姫野呉服というところから派遣したいという連絡があり、受け入れた。どうも思ったほど注文が無く、労働力が浮いてしまったようである。こちらとしては“友禅風”に関しては人手はできるだけたくさん欲しいので、他の呉服店同様、東山に入ってもらった。
 
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また友禅風の内30着くらいずつを上海とインドネシアの縫製拠点にも出した。
 
東山・山崎・姫路に加えて海外2箇所と、多数の箇所で分散して作業しているので今年は仕上がりが去年より早くなるかも。
 

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昨年は出稼ぎの人や派遣の人にも9時頃まで残業してもらったのだが、今年は
 
・できるだけ仕事は5時で終える
 
・長くても7時には帰る
 
・8時以降の残業は原則禁止
 
ということにした。東山でも山崎でも5時に『家路』(『新世界より』第2楽章)、7時に『夕焼小焼け』、7:55に『ほたるの光』を流している。ただし給与・派遣料はタイムカードにもとづきちゃんと払うしタイムカードを押した後のサービス残業は禁止している。
 

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今年は敬老の日は9月20日(月)で秋分の日は9月23日(木)で、間が2日あるので、昨年のような“シルバーウィーク”は発生しなかった。
 

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9月18-20日(土日祝)、東の千里は桃香に連れられて富山県の桃香の実家に行き、桃香の母(朋子)から和服の着付けを習った。
 
これに行ったのはブレンダのみである。ゆきの方はU20アジア選手権に向けての合宿をしていた。千葉L神社のほうには、本来北海道の深川担当のΥ(ウプシロン)“ゆり”に出てもらった。グレースは“千里のやりくり”に苦労していた。更にラッキーブロッサムの音源制作も進行していたのでグレースは自分で出ようかとも思ったが(グレースが出て行くと全体の管理をしなければならなくなる)ヴィクトリアが悲鳴をあげるので結局、音源制作にはジェーンに出てもらった。
 
実際こんな複雑な動きはグレースにしか管理できない。
 
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東の千里(ゆき)は、23日(木祝)、成田からU20アジア選手権のおこなわれるインドのチェンナイ(旧マドラス)に移動した。
 
(チェンナイはインド、チェンマイはタイ/マドラスはインド、マドロスは船乗りさん)
 
U20アジア選手権の代表については、最初に発表されたメンバーから出発までに3人も交替した。
 
(1) U20アジア選手権の日程がインドの国内事情で変更され、フル代表の世界選手権とぶつかってしまったため、両方の代表を兼ねていた3人について高梁王子をフル代表に、佐藤玲央美と村山千里をU20に振り分ける、U20には渡辺純子が緊急招集された。
 
(2) フル代表の帰化選手・白井さんが帰化前に元の国でアンダーエイジの代表になったことがあったためFIBAから登録拒否され、代わりにU20の中丸華香をフル代表に昇格させることになり、U20には補欠だった花和留実子を昇格させた。
 
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(3) 前日になって橋田桂華が急病になり、補欠の竹宮星乃を昇格させた。
 
インド渡航メンバー
 
4.PG.入野朋美 5.PG.鶴田早苗 6.SG.村山千里 7.SG.中折渚紗 8.SF.前田彰恵 9.SF.竹宮星乃 10.SF.佐藤玲央美 11.PF.鞠原江美子 12.PF.大野百合絵 13.PF.渡辺純子 14.C.花和留実子 15.C.熊野サクラ
 

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水曜日、卓也は飛鳥を羽幌町の実家に連れて行った。飛鳥はお母さんとは一度会っているがお父さんとは初対面になった。
 
「卓也さんと交際しております島本飛鳥です。よろしくお願いします。卓也さんにこの指輪をいただきました」
「ああ、よろしくお願いします」
なんかお父さんのほうが焦っている感じだった。
 
「卓也お前ほんとに女の人と結婚するのか」
などと言っている。ぼく男物のスーツでも着てきたほうが良かった??
 
「最近は色々な組合せの結婚があるから」
などとお母さんは言ってる!
 
確かにね!
 
この御両親ならタキシード同士の結婚式でもウェディングドレス同士の結婚式でも認めてくれそうだ!たっくん(レナちゃん)がドレスでぼくがタキシードでもいいかも?と一瞬飛鳥は思った。
 
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他に卓也のお祖父さん・お祖母さん、卓也のお姉さんと旦那さんも来ていた。お姉さんも
「あんた両刀遣いたったのか」
などと言っていた!
 

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お母さん、お姉さんと一緒に飛鳥は近隣の温泉に行った。(性別チェック??)
 
「飛鳥さん、おっぱい大きい」
などと言われた。(やはり性別確認なのでは?)
 
お姉さんは「女の子だけの秘密ね」と言って携帯で卓也(レナ)の女子水着写真を見せてくれた。
「可愛い!レナちゃんにはウェディングドレス着せましょう」
「私は賛成するよ」
 
やはり、レナちゃんがドレスでぼくがタキシードかな?赤ちゃんもレナに産んでもらおう。
 
この日の夕食にはお魚をたくさん載せた、ちらし寿司が出た。オーリンがちゃっかり給仕係などしていた。この子こないだのうちの実家での焼肉の時も出てきてたな、と飛鳥は思った。
 
ちらし寿司を食べ始めてから10分ほどで、お父さんが
「どうも酔ったようだ」
と言って退出した。それほど飲んでない気がしたが、お酒に弱いのかな、と心配した。お父さんは「8人?9人?」とか呟いて指を折り何か数えていた。
 
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食卓に居た人数
父・母。祖父母、卓也・飛鳥、姉・夫で8人+1(オーリン)
 

卓也が高校1年の時。最初の音楽の時間。
 
パート分けをしますと言われ、2人1組になって音域チェックをした。卓也はアルトと判定されたのでアルトの所に行くと女の子ばかりである。
「女子が多いね」
「アルトは女子の低音部だから」
「嘘。ぼくアルトと言われたんだけど」
「その判定が間違いか、波多君が男子というのが間違いかどちらかだ」
 
実際こういうのではオクターブの勘違いはよくある。
 
それで先生が再度チェックしてくれたが
「あなたはやはりアルト」
と言われ、結局アルトを歌うことになる。
 
「ああ、音域判定が正しかったということは波多さんが男の子というのが間違いだ」
「え〜?」
「性別訂正届け出してね」
 
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一応アルトのいちばん端、テノールとの境界の
ところに座るようにした。
「クーヤちゃん、女子制服着ていいよ」
「女子制服着てたら女子トイレ使っていいよ」
「勘弁して」
 
しかし元々女子の少ない学校なので、女子コーラス部に招かれ、練習にも参加していたし大会にも出ている。大会に出る時は初期の頃は女子制服を貸してもらって着ていたが、そのうち自分用のを調達して着るようになった。本人は知らないが
「クーヤは睾丸取ってるから高い声出るらしいね」
「喉仏も無いもんね」
「少年合唱団に入ってたから睾丸取るの勧められて取ったらしいよ」
などと言われていた。
 
少年合唱団に入っていたのは事実だが、18世紀じゃあるまいし去勢を勧められることはない(本人談)。
 
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「波多君、男子トイレ使ってるけどいつも個室らしいね」
「ちんちん無いんだろうね」
「女子トイレに来てもいいよと言ってあげよう」
 
女子トイレの使用は辞退したものの女子トイレの掃除にはしっかり組み込まれた。
 
各学年の1組だけが男女クラスで2〜4組は男子クラスだったが、卓也は3年間1組だった。
 
本人もスカートを穿くことには抵抗は無いようで、スカートを穿いて女子の友人たちと町で遊んだりしている。体育祭や野球の応援などではいつもチアをしていた。英語部の英語劇では、女子が少ないのもあり、毎年女役をしていた。シンデレラでは仙女の役、アリババでは兄嫁の役を演じた。またオズの魔法使いでは、チップ=オズマ姫を演じて「名演技だ」と絶賛された。
ついでにみんなから
「性転換おめでとう」
「女の子になれて良かったね」
と言われ、教頭先生にまで
「女子制服で通学していいよ」
と言われた!
 
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水産コースなので水泳の授業があったが、波多は授業では女子用スクール水着を着ている。水着は母が買ってきた。
 
「何で女子用なの〜?」
「安かったし」
「女子用とか着れる訳無いじゃん」
「私が着せてあげようか」
と姉が言ったが
「いや自分で着る」
と言ってひとりで着た。姉にまかせたら何されるか分からん。
「これ邪魔ね。切っちゃお」
とか。
 
しかし彼の水着姿を見て吉岡君がドキドキしたような顔をしていた。また女子たちからはあらためて
「レナちゃん、女子トイレ使っていいよ」
と言われた!また
「着替えは女子更衣室においでよ」
とも誘われた!
 

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本人が知らないところでの会話。
 
「もうちんちんも取ってたのね」
「睾丸取ったから5mmくらいまで縮んだけどまだ取ってはいないらしいよ」
「5mmならもうクリちゃんと同じじゃん」
「5mmじゃ小便器は使えないね」
「女子トイレ使ってもいいと思う」
 
「でもラグビー部OBの窪田君とホテルに行ったという噂あるよ」
「きっと膣は造ったけど、まだちんちん取って割れ目ちゃん作る手術はしてないのよ」
 
「ナプキン持ってるから生理があるのは確実」
「生理があるなら膣はあるわけね」
 
ナプキンの件は町で配っていたのを受け取ってよく確かめずにスカートのポケットに入れておいたのを教室で落としてしまい、それで「レナちゃん生理あるみたい」という噂が広まってしまっただけ、と本人は主張しているもよう。でもレナからナプキンを借りたことのある子が複数あり、いつもナプキンを持っていたのは確実。
 
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9月10日、日本振興銀行が経営破綻し、自見庄三郎金融担当大臣が史上初のペイオフ(預金は1000万円までしか保護されない)の発動を表明した。
 
当銀行は、ネットでは有名人だった木村剛が「20億円あれば銀行を作れる」と発言したことからノンバンクのオーナーが20億円用意して設立された銀行である。しかし最初から内輪揉めが続き、早々に退場することになった。
 
多くの預金者は警戒して1000万円までしか預けていなかったが、中には4000万円の預金を失った人もあったらしい。
 

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女子大生・秋の実り(3)

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