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■女子大生・夏の恋(5)

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前回、千里が弾いたイージーリスニング曲で『夏の日の恋』というのが出て来ましたが、これは元々は映画『避暑地の出来事(原題:Summer Place)』(1959)のテーマ曲です。欧米では単にtheme from "Summer Place"と呼ばれています。映画では別の人が演奏したようですが(誰が演奏したのかは諸説あり)、パーシーフェイス・グランドオーケストラのカバーでヒットし、インストルメンタル曲としては異例の全米ヒットチャート9週連続1位という成績をおさめています。この曲とかマントバーニー・オーケストラの『シャルメーヌ』あたりからイージーリスニングは始まる。この映画は私も見たことがありませんが、男と女がいたら全部くっつけちゃえみたいな感じで、試練はあるものの最後はハッピーな結末であったようです。(やはり夏は人間の繁殖期)。悲しい恋の映画は嫌です。ハッピーがいいですね。
 
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ロビンはグレースと話し合い、暫定的な処置として姫路司令室の地下金庫にある光辞の一次写し(真理が原本から書写したもの)を一時的に山崎の関西司令室に移すことにした。光辞を置く場所は常に誰かいなければならないので、現在は姫路司令室に夜詩子(夜梨子のコピー)が常駐しているが、これが結構制約になっているのである。しばしば“千里が足りない”状況を生んでいる。山崎にはジェーンとアイリーンが常駐しているし星子と小栗も居る。
 
移動はロビン自身の手で、7〜8月に数回に分けておこなった。車で移動したが、ロビンは光辞を見ていて、運転はコリンがした。山崎司令室の地下金庫に格納した。多分大学を卒業して姫路に戻ったらまた移動する。
 
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グレースは出羽のH大神に呼ばれて出羽に赴いた。
「お前がスオミ(フィンランド)でしている事業は現地の精霊管理者に咎められる危険があると思うのだよ」
「はい」
「それでこれを渡しておく」
と言って大神は、木の板に「出羽山H大神」と墨書された御札を渡した。板の材質はイチイのようである。
 
「現地の指揮者にこれを持たせておきなさい」
「はい。分かりました」
 
パスポートみたいなもん?
 
それでグレースはロビンと位置交換でローゼンをこちらに呼び、御札を渡した。
 

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7月14-15日の飛鳥と卓也のデートでは最初に洋服屋さんで飛鳥は卓也に白いロングプリーツスカートを買ってあげた。ロングスカートは穿くのにハードルが低い。もっとも彼は足の毛は処理しているので膝丈スカートでも穿ける。
 
「足の毛を剃ってるのはスカート穿くため?」
「ショートパンツ穿くためだよ。スカートはもう10年くらい穿いてない」(←絶対怪しい)
 
しかしW66で適合したので驚いた。
 
「細いね」
「高校時代はウエスト69のスカート穿いてたのに」
「女性ホルモンの影響で女性体型に変化してウェストがくびれたとか」
「女性ホルモンなんて飲んでないよぉ」
 
エステミックスなら飲んでたとか??
 
「取り敢えず睾丸取ったら?別に睾丸無くてもいいんでしょ?」
「うーん・・・・」
 
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なぜ悩む?
 
「ちんちんも取っちゃってもいいよ。私ビアンでもいいし。ちんちん邪魔じゃない?」
「ちんちん無くなったらフェラしてもらえなくなる」
「ああ、セックスかフェラかどちらかしかできないならほとんどの男の子がフェラを選択するというね」
「気持ちいいもん。またしてくれない?」
「じゃアパートに帰ったら」
 

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アパートではプリーツスカートを穿いて立っている卓也のスカートの中に潜り込んで、スカートの中でちんちんを舐めてあげた。凄く気持ち良さそうで「ああ」とか「ひい」とか声もあげていた。
 
「こら、もっと可愛い声で鳴かないとちんちん噛み切っちゃうぞ」
「それは勘弁して。ひぃ」
 
「でもスカートほんと似合ってるよ。デートの時には毎回穿きなよ。スカートたくさん買ってあげるから」
「恥ずかしい」
「慣れれば平気」
 

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7月24日 - 地上アナログテレビ放送終了及び地上デジタルテレビ放送完全移行まで残り1年。リハーサルとして石川県珠洲市の全世帯ではこの日をもって地上アナログテレビ放送を終了した。
 
元々、珠洲市を含む能登半島の大半の地域は地上波のテレビ電波が届かず、住民は(パラボナアンテナで衛星放送を直接受信している家庭以外)ほぼ全世帯ケーブルテレビに依存している。だから実はアナログ放送を終了しても影響はほとんど無い!
 
(テレビ電波もだがラジオ電波も届かないので、筆者の家ではラジコ・らじるらじるが始まるまでラジオを受信できなかった。“災害時のラジオ”などと言うが、こういう地域ではラジオなんて無意味。電波のある周波数を自動サーチするラジオはサーチを掛けると永遠にサーチしている)
 
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但し乗用車(軽を除く)のカーラジオは周波数を決め打ちすると受信可能。おそらく車体がアンテナ代わりになっているものと思われる。
 

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2010年は7月26日が土用の丑であった。プリンス・プリンセスグループでは今年も新鮮産業から買った鹿児島産の国産うなぎ、片倉が持つルートから仕入れた特選台湾産うなぎ・安価な中国産うなぎなどのほか、神戸の魚肉加工業者が作った“うなぎそっくり”もよく売れた。国産うなぎは鹿児島県産以外にエレガントの持つ仕入ルートから浜名湖産鰻も売った。鹿児島県産より少し高めだが、味は良い。取扱量は鹿児島産の半分くらいになった。
 

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雅の振袖は8月1日(日)で京友禅・夢の注文も締め切った。枠が100に対して注文は90で、あと10は可能だが、日程的なキリがいいので、ここで締め切った。友禅風は8/15まで受け付けるが、今のペースならその前に売りきれる可能性もある。
 

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アキはこの春からピアノ・エレクトーンを習っているのだが、8月、初めての発表会があった。曲目は『メリーさんの羊』を弾くことになり練習しているのだが、8月頭、発表会の服装が問題になった。
 
「お嬢さんたちはドレスを着る人が多いですよ」
と教室の先生は言う。
 
アキが“お嬢さん”なのかは疑問があるものの、本人に訊くとボーイズスーツよりはドレスが着たいというので買ってあげることにした。それで旭川のショッピングセンターに連れて行き、メゾピアノのドレスを買ってあげた。
 

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「そんなの着るとあんた本当の女の子みたいだね」
「女の子でもいいかな」
「女の子になりたい?」
「今はまだ分からないけど、その内女の子になりたくなるかも」
「女の子になってもいいと思うよ。中学に入る前に病院で手術してお医者さんにちんちん切ってもらってもいいかもね」
 
そういえば佳月ちゃんは女の子になる手術受けたといってたなあと思う。でも手術って痛そう。ちんちんは凄く感じやすいのにそれ切るとか。どうせなら手術より、魔女っ子千里ちゃんに女の子に変えてもらったほうがいいかも、とアキは思った。
 
そんなこと考えていたら魔女っ子千里ちゃんが出てくる。
「アキちゃん、今すぐ女の子に変えてあげようか」
「その内頼むかもしれないけど今はまだやめて」
「了解了解。女の子になりたくなったら、いつでも呼んでね」
「うん」
 
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8月8日(日)、雅の振袖でプリンタ染めの“友禅風”も枠に到達して締め切られた。昨年は8月15日まで(京都市内の店舗のみ8/31まで)受け付けたのだが、今年は期限前に早く売りきれる結果となった。
 

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8月9日(月)、まゆりは双子の男の子を出産した。予定通り。日弥・空弥と名付けた。
 

8月中旬、千里は札幌市の清田区に20m×30m(約200坪)ほどの土地を買い、道路から5m後退した場所に2階建てのアパートを建築した。前面のスペースには駐車枠のラインを引き車止めも設置した。玲羅の札幌での住まいと考えている(“流星荘”)。後ろのスペースにピアノ練習室を設置予定である。
 
各戸は2DKが取れる広さだが敢えて1DKSである。S(サービスルーム)は防音になっていて、音楽練習室としての利用を想定している。千里は取り敢えず玲羅が入居予定の101号のサービスルームにクラビノーバ(CLPタイプ)を置いた。鍵盤機構がグランドピアノと同じものが採用されているタイプである。アップライトピアノとかでは反応が遅いので、音大生の練習には使えない。
 
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貞美もここに入居する可能性がある。
 
なお、紀美の自宅は隣の豊平区、天野航空は南区である。愛子の実家は白石区。
 

 
貞美はあまり教団に関わりたくないと言い、姉とは別の所に住むことを希望している。紀美自身も宗教活動する気は無いとは言っているものの巻き込まれてしまっている。
 

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8月22日(日)、近畿地方の国公立大学の剣道大会が行われた。京教は1年生中心のチームで出場した。
 
女子
先鋒:樋口えり(1年)
次鋒:樋口るり(1年)
中堅:金沢明美(1年)
副将:シルキー(2年)
大将:島根双葉(2年)
 
男子
先鋒:高井龍馬(1年)
次鋒:井出武蔵(1年)
中堅:坂井尚人(1年)
副将:西川淳一(2年)
大将:工藤公世(2年)
 
女子は準々決勝まで最初の3人で勝ち上がる。準決勝では明美が敗れたものの、そのあとシルキーが勝って勝ち上がる。決勝戦では先鋒が物凄く強い人でえりが敗れたものの、るり・シルキー・双葉が勝って優勝した。双葉が優勝の賞状をもらってきた。
 
男子はベスト4まで行ったが、準決勝で敗れた。
 
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打ち上げは南邸で、ホットプレートで豚肉とホルモン、ウィンナーなどを焼いて食べた。男の子たちはビールを飲んでいたが、女子はコーラにしておいた。全員そのまま南邸に泊まった。男子は地下の道場でゴロ寝していた。
 

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翌日、双葉は京都府の剣道連盟に呼ばれた。
 
同志社の椎田さんも来ている。理事さんが言った。
 
「本年度の国体成年女子の京都代表で、椎田さんを先鋒に、島根さんをその補欠に選んだのでよろしく」
 
剣道の成年女子は3人のチームで各々の出場資格は下記である。(年齢は4/2現在)
 
先鋒 18-29歳
中堅 30-39歳
大将 40歳以上
 
帰りがけ、双葉が
「なんで私が選ばれたんだろう」
と言ったら椎田さんは答えた。
「京教のトップ3の中ではいちばん空気が読めるからだと思うよ」
 
「なるほどー。木里だと優勝予定者に勝っちゃったりしかねませんね」
「国体はお祭りだからねー」
 
なお今年の開催地は千葉県である。
 

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