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■サクラな日々(8)

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「えーん、笑い事じゃないよう。私、どうしたらいいのかなあ」
「なるようになれよ。運を天に任せればいいじゃん」
「うーん、結局そういうことかな・・・」
「彼がしたいって言ったら、身を任せちゃえば?したいようにするでしょ。彼の方は経験あるんでしょ?」「前彼女いたよ。でも私少し形違うし」
「大した問題じゃないと思うけどなあ。あるいは晴音の方から、積極的にお口でしてあげればいいのよ。もしホテルとかに行くことになったら。ま、ホテルに行かずにそのまま車の後部座席でとかいうパターンもあるけど」「あああ・・・」
 
「晴音の方は、棒は使えるの?」
「タックっていうのしてて、ちょっと見には女の子のお股に見えるの。当然、男性機能は使用不能。しっかり留めてるから、まず外れないよ。こないだは温泉に入って、他の子とかなり騒いだけど外れなかった。もっとも外れてたら大変だったけど」「そりゃ、通報ものだね」
「でも自分の家のお風呂に3時間くらい入ったりして試してたから」
 
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「おお、凄い。じゃ、一応、晴音は自分は女の子と思ってればいいのよ」
「はあ・・・・でも清花と話していて、少し肝が座ってきた」
「がんばってね」
と清花はニコニコ笑っている。その笑顔を見ていたら、ほんとに、なるようになるか、と思えてきた。
 
21時20分になってからスタバの前まで行き、待っていると寺元の車がやってきた。笑顔で助手席に乗り込む。
「あ、えっと椎名たちとの集合時間は夜1時なんだ。それまでどこかでお茶でも飲まない?」「うん」
彼は車を郊外の方へ走らせていく。
 
「あのさ。。。。俺達、前は呼び捨てで呼び合ってたけど、君が女の子になっちゃってから、少しお互いに遠慮が出来ちゃって『君』とか『さん』とか付けて呼び合っちゃってるけど」「名前の呼び捨てにしようか。元々私達、友達だよね」
「うん。じゃ、そういうことで。よろしく、晴音(はるね)」
「うん。よろしく、進平」
 
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「あはは、とりあえずこれですっきりした。なんか、少し距離が出来ちゃって」
「いや、進平だけじゃなくて、男の子のクラスメイトみんなと距離ができちゃった。その代り女の子のクラスメイトとは凄く親密になったけど」「性別が変わったらそれは仕方ないね」
 
進平は車を郊外のマクドナルドに駐め、一緒に中に入った。
「お茶だけでもいいし、何か食べてもいいし」
「じゃ、フィレオフィッシュとウーロン茶で」
「どうせならセットにしたら?」
「ポテトまでとても食べきれないもん」
「じゃ、俺が食べる」
「そう?じゃ、フィレオフィッシュのセット」
「Mのセットでしょうか?」と店員さん。
「進平、ポテトどのサイズ行く?」
「じゃ、LLセット。それと、俺はビッグマックのLLセット。コーラで」
 
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「お席までお持ちします。ドリンクだけ先にお渡しします」
というので、ふたりで先に席に行き、私はウーロン茶、彼はコーラを飲みながら話した。
「でも、こんなことしてると、まるでデートしてるみたいね」
「俺、デートのつもりだけど」
「そ、そうだったのか・・・」
といって私は微笑む。少しわざとらしかったかな、とも思った。
 
やがてバーガーとポテトも来る。私はポテトを「よろしくー」と言って進平のトレーに乗せると、フィレオフィッシュを食べ始めた。
 
「デートか・・・・私、男の子してた頃もデートの経験無いや」
「実はさ・・・・晴音がまだ男の子だった頃、俺晴音にドキっとしたことある」
「えーっ」
「俺、何男にときめいてんだ、と思って自制したけど」
「うっそー」
「どうかした仕草が凄く女っぽく感じた」
「あはは。でも、夜のデートって、このあとどこ行くんだろう?ドライブして食事して・・・・・ホテルとか?」と私は試すような視線を進平に投げかける。
 
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「ホテルに誘ってみたい」
「ほんとに?」
「その・・・・こないだ、晴音、温泉の女湯に入ったろ」
「うん」
「単純に見てみたい。女湯に入れる晴音の・・・・」
「私の裸を?」
「・・・うん」
「いいよ」
 
私たちはマクドナルドを出てから、国道から1本入り込んだ所にある
ファッションホテルに入った。
 
「きゃー、こういう所に来るの、私初めて」
と嬉しそうに私は言った。
「シャワー浴びよう。晴音、お先にどうぞ」
「うん」
 
私はシャワーを浴びて、お股のタックの出来を再確認した。実は昨日まではテープタックだったのだが(温泉に行った日は偶然にも防水テープを使っていた)、今朝はじめて接着剤タックをしてみたのだった。裸の上にガウンを着て、着替えなどを手に持ちバスルームを出る。
 
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「あがったよ。進平どうぞ」
「ありがとう」
彼の視線が定まらない感じだ。彼の心臓は今凄くドキドキしてるんだろう。彼がバスルームに入ってから、私はガウンを脱ぐと、裸のままベッドに潜り込んで、明かりを消して彼を待った。
 
やがて彼が出てきた。彼は何も着ていない。私はベッドから出て立った。彼がゴクリとつばを飲み込むのを感じた。
 
「なんか・・・・完璧に女の子の裸じゃん」
「でなきゃ、女湯には入れないよ」
「えーっと、明かり付けても大丈夫?」
「いいよ」
彼が明かりを付ける。彼が照れ笑いするかのように笑う。
「やっぱり、女の子の身体にしか見えないんですけど」
 
「ここ照明暗いもんね。晴れてる日に屋外でストリップでもしたらバレるかもね。近づいて見ていいよ」彼は私のそばによって、じっと胸のあたりを見ていた。
「あ・・・・ここにつなぎ目がある」
「ブレストフォームっていうんだよ。身体に貼り付けてあるの。でも、よくよく見ないと、分からないでしょ」「うん。こないだの温泉も照明が明るくなかったし。接近してじっと見たりしない限りは分からないだろうね」「まあ、バレても、言い訳くらいはできる自信あったけどね」
 
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「その・・・お股のほうも見ていい?」
「どうぞ」
「うーん・・・・・あれ?」
「分かった?」
「ちょっと、これ触ってもいい?」
「いいよ」
 
「これ、接着剤でくっつけてある!」
「そういうこと。男の子の部分はその中に隠してある」
「すごい。くっつけた所が割れ目に見えるんだ。うまい!」
「ベテラン女装者の間で、ここ数年、流行ってるテクだよ」
「考えた人が凄いな、これ」
「ね、凄いよね。でもこれきれいにできるようになるには、かなりの練習が必要なんだ」「へー」
 
私たちは裸のままベッドに座ってしばらく会話をしていた。
「だけどさ、女湯で女の子の裸とか見て興奮しないの?突然大きくなったりとか」
「しないよー。進平だって男の子の裸見て興奮しないでしょ?」
「そうか。晴音にとっては同性だから、何にも感じないのか」
「うん。椎名君の彼女の花梨とかFカップだからさ、わあいいな、とか思って見たりはするけどね」「完全に同性の反応だね」
 
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彼の視線が自分の身体にまとわりつくのを感じる。胸が見られている。お股も見られている。彼のお股も見てみる。男の子のシンボルがそこにある。大きい。いつでもスタンバイできる感じ。私たちはしばらく何でもないような会話をしていた。
 
「進平」
「ん?・・・あ」
私は彼に抱きつくと、唇に長いキスをした。彼が私を抱き返す。彼が私をベッドに押し倒した。私はベッドの中に隠していたローションを急いでお股の付近に塗った。清花に言われて待合せ前に買っておいた秘密兵器だ。塗った後、邪魔にならないようにチューブをベッドの下に落とす。
 
そして両足を閉じると、彼のに手を添えて、私のお股のところに少しできている空間に誘導した。足の閉じ具合を調整する。やったことないけど、多分、このくらいかな・・・・・
 
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「あれ?」と彼は少し驚いた感じだったが、そのままそこに入れてきた。激しく抱かれる。そして時間が過ぎていった・・・・・
 
。。。。私、女の子とのセックスって高校生の頃、いっぱい想像していたけど、一度も実際に経験しないまま、男の子とのセックス経験しちゃった。ははは。 
彼は到達したあとも、ずっと私の身体のあちこちを撫でてくれていた。私は少し自分の興奮が落ち着いてくると、身体をベッドの下の方にずらし、彼のそれを自分の口で咥えた。
「あ・・・・」
 
ソフトクリームを舐めるように舐めろってネットには書いてあったなあ、などと思いながら、やってみる。あまり強くやると痛いだろうからと思いあくまでも優しく優しく。。。。
 
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「気持ちいいー!!!」と彼が叫ぶ。
「痛かったら言ってね」と私はいったん口を離して言った。
「いや、今してくれてる感じで。凄く気持ちいい」
「よかった」といって私は舐めるのに戻る。でもこれって・・・・けっこうきついよ、やる方は。でも彼が気持ち良さそうにしてるから嬉しい。そして彼はまた到達してしまった。
 
彼はそのまま眠ってしまう。私は拭いてあげてからそっと彼の身体に毛布を掛けると、またシャワーを浴びてきた。彼の寝顔が何となく可愛く感じる。私、このまま進平の恋人になっちゃうのかな。。。。結婚はできないだろうし、長くも続かないだろうけど、こういう恋もいいよね、たぶん。私は彼のそばに添い寝して、少し眠ることにした。
 
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30分くらいうとうととしていたら彼が起きるのを感じる。
「あ、待ち合わせに行かなきゃ」
「お早う」「お早う」 
進平は椎名君に電話して、少し遅れそうと連絡を入れた。私達は服を着て、出発した。
「遅刻してもいいから安全運転でね」
「うん。こういう時に焦ると、事故ったり、警察に捕まったりするんだよな」
「平常心、平常心、だよ」
「うん」
と言って彼が私の手を握った。運転中の彼の頬にキスする。
 
高速から見る夜景が美しい。
 
まあ、なるようになるよね。
 
私はそう思いながら、進平といろいろ会話をしていた。
 
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