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■夏の日の想い出・1羽の鳥が増える(6)

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「ところでケイがいつ性転換したんだ?というのもファンサイトでは改めて議論されたけど」
と、ゆみが訊く。
 
「それは大学2年の時、2011年4月3日だよ。オカマの日の前日」
と私は答える。
 
「いや、それは絶対嘘だという意見が圧倒的」
「あはは」
 
「当時4月27日にスリファーズのCDの発売記者会見に出席して、28日から5月2日にELFILIES, 富士宮ノエル、坂井真紅の音源制作の指揮を執っている。それに続いて5月3日から8日までローズクォーツのツアーやってる。性転換手術を受けて1ヶ月で、こんなことできるなんて絶対有り得ないと性転換手術を受けた複数の経験者からの意見」
 
「うーん・・・」
 
「そもそも4月2日にケイを渋谷で見たという報告もあったんだけど」
「あれは4月1日の深夜というか、暦の上では4月2日朝までKARIONの『愛の夜明け』
の音源制作をしていたんだよ。2日午前中の便でタイに渡ってそのまま入院したから。飛行機の中でひたすら寝てたけどね」
 
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「それで翌日手術受けたの?」
「うん。だから4月1日に日本の病院で心電図と血液検査してそのデータ向こうにメールしてもらって、夜9時以降は何も食べないようにしていたし」
 
「ケイがそこまで超人的だということを信じるより、やはり4月3日に手術を受けたというのが嘘だということを信じたい気分だよ」
「そうかなあ」
 
「本当に手術を受けたのはそれではいつだろう?というので、1年前の高校卒業してからすぐではという説。3月15日から4月30日までの消息が不明みたい。高2の時、例の大騒動の後、自宅に引き籠もりしていた期間に性転換したのではという説は昔からあったけど、これは1月11日にドリームボーイズのライブに出ていたのが今回判明したから多分違う」
 
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「踊る方が歌うよりしんどいよね」
 
「KARION結成前の2007年の多分春という説。これは2月25日から8月5日まで約半年間の動向が不明」
「普通に学校に行ってたけど。あの時期は芸能活動してないし」
 
「うん。その芸能活動してないのが、性転換手術の後、身体を休めていたからではないかと」
 
「ハンバーガー屋さんのバイトしてたんだけど」
「それを証言しているのはいづみちゃんだけだから信用できん」
「えっと・・・」
 
「更には中学生の時ではとか、中学に入る前ではという説も出ている」
 
「小中学生で性転換というのは、さすがに無いでしょ」
 
「でも花村唯香ちゃんは中学で去勢したんでしょ?」
「あの子は特殊」
「いや、ケイはきっともっと特殊」
「そんなことないと思うけど」
 
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「だって、私これ入手したんだよ」
と言って、ゆみは翌週発売予定の『Rose Quarts Plays Sakura』のCDを見せる。
 
「このジャケット、クォーツの4人は最近撮った写真みたいだけど、ケイとマリは本当に中学の入学の時の写真なんでしょ? この時既にちゃんとセーラー服着て入学してるじゃん」
 
「いや、それは友だちにうまく乗せられてセーラー服を着ただけで、実際には学生服で入学式には出てるよ」
 
「でも髪型も女の子の髪型だよ」
と、ゆみは言った。
 

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「でもこのジャケット、クォーツの中でタカさんだけはセーラー服なんだね」
「本当は学生服を着て撮影したはずが、編集でセーラー服に置換されちゃったみたい。マリの悪戯」
 
「え?これ合成? 凄く自然に見える」
「プロのデザイナーさんの手にかかれば不自然さが無いようにやるよ。Photoshop自体のパワーが最近凄いし。デザイナーさんも面白がって、かなり頑張って編集したみたい。かなり拡大してもつなぎ目が分からない」
 
「確かに面白いけど。でもタカさん、やはり個人的に普段から女装してるの?それとも女の子になりたいとか。高校時代の女装写真が流出してたね」
 
「あれは男子校だから女装美人コンテストやったんだよ。男子校特有のノリ。それにタカさん、実は彼女がいるよ。これオフレコね」
 
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「へー! でもレスビアンという手もあるよ」
と、ゆみは言った。
 

3月中旬に、KARIONとローズ+リリーのツアー日程が発表された時、多くの両者のファンが「なるほどー」という声をあげた。両者は下記のような日程になっていた。
 
Rose+Lily Tour 
4.26(土)幕張 27(日)那覇 28(月)福岡 29(祝)小倉 
5. 3(土)札幌 4(日)横浜 5(祝)名古屋 6(振)大阪 
5.10(土)郡山 11(日)仙台 17(土)宇都宮 18(日)東京 
5.24(土)松本 25(日)新潟 31(土)金沢 1(日)高山  
6. 7(土)大津 8(日)広島 14(土)諫早 15(日)神戸 
 
KARION Tour 
4.26(土)横浜 27(日)那覇 28(月)熊本 29(祝)福岡 
5. 3(土)札幌 4(日)東京 5(祝)名古屋 6(振)神戸 
5.10(土)仙台 11(日)福島 17(土)水戸 18(日)千葉 
5.24(土)甲府 25(日)長岡 31(土)富山 1(日)岐阜  
6. 7(土)米原 8(日)岡山 14(土)長崎 15(日)大阪 
 
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「要するにほとんど同じ場所でやるんだ!」
「違う場所もあるけど、だいたい移動可能」
 
「客層の違いでKARIONは昼間の公演、ローズ+リリーは夕方からの公演だからケイ=蘭子が、掛け持ちできる訳だ」
 
「しかし結構ヘビーな公演2つ、ホントに掛け持ちできるのかね?」
「いや、過去のKARIONの公演の日程を見てみると、蘭子は多分かなり、ローズクォーツやローズ+リリーの公演と掛け持ちしている」
 

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「2010年12月25日。ローズクォーツが博多中州のライブハウスで夕方演奏しているけど昼間、同じ博多のムーンパレスでKARIONの公演をやってる。これ絶対掛け持ちしてると思う」
 
「2011年2月のKARIONツアー。2月4日浜松、ローズクォーツは舘山寺温泉。13日金沢、ローズクォーツは獅子吼スキー場。18日名古屋、ローズクォーツは長島温泉。20日神戸、ローズクォーツは有馬温泉。どれも距離が近い」
 
「なんでローズクォーツって、そんな温泉地とかスキー場とか廻ってんの?」
「向こうがアゴアシ持ってくれるからだろ?演歌歌手と同じ原理」
「なぜ、そんな売れない歌手みたいな営業を? ケイの知名度があるんだから大都市の大箱でライブやりゃいいのに」
 
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「マネージャーの須藤さんってお金掛けるのが嫌いなんだよ」
「でも金掛けなきゃ売れないだろ?」
 
「それが多分ローズクォーツの最大の問題」
「2012年2月のローズクォーツのツアーとか酷かった。まともな宣伝全くやってないから大半のファンはツアー終了後に知った」
「あれ各地でガラガラ伝説が発生したみたいね」
 
「2012年4月14日沖縄那覇でのローズ+リリー復活ライブ。この日、夕方から近くの宜野湾市でKARIONのライブやってる。これも怪しい」
 
「2013年5月5日のローズ+リリー仙台ライブ。この日もKARIONは同じ仙台でライブ。絶対掛け持ちしてる」
 
「2013年夏のツアーでは7月27日はKARION広島・ローズ+リリー松山、28日はどちらも札幌。8月2日がKARION金沢・ローズ+リリー富山。8月4日はどちらも那覇」
 
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ローズ+リリーのチケットは大都市の分はほぼ瞬殺。それ以外の分も1時間以内には売り切れた。少し遅く電話がつながった人は「場所はどこでもいいからまだ残っている所2枚ください」などと言って申し込んだようである。
 
KARIONの公演も話題が話題を呼んでいただけに大都市分は30分で売り切れ、それ以外の分も数時間で完売した。
 
小風が
「すごーい。蘭子効果だ。これまでちゃんと出席していなかったことを許してやってもいいかな」
などと言っていた。
 
ローズ+リリーは昨年合計18000人のホールツアーと33000人のアリーナツアーを連続してやっている。今回のツアーはホールとアリーナを混ぜて7万人である。ローズ+リリーの現在の地力からすると充分行ける数字だった。
 
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しかしKARIONの場合、これまでのツアーではだいたい2〜3万人の動員実績しか無かった。それが今回ローズ+リリーとほぼ同クラスのホールとアリーナを回るので68000人の動員が必要になる。特にKARIONのアリーナは初めてである。町添さんも半分賭けだったようだが、結果は美事にその日の内に完売して、嬉しい誤算だった。町添さんはさすがに完売には1週間掛かるか、あるいは少し売れ残りが出るかもと思っていたようである。
 

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少し遅れてローズクォーツの公演日程が発表される。
 
Rose Quarts Tour 
4.26(土)東京 27(日)那覇 28(月)福岡 29(祝)広島 
5.3(土)札幌 4(日)横浜 5(祝)名古屋 6(振)大阪 
5.10(土)仙台 11(日)南相馬 
 
最初に「なんかまともなホールでやってる!」
という驚きの声が出ていた。やれやれ。
 
今回のツアーのキャパは10公演合計15000席である。大阪では2700席もあるホールを使用する。
 
ローズクォーツのライブで公民館とか集会所とかライブハウス以外でやったのはローズクォーツの結成から3年半の中で2012年2月のツアーのみだが、その時は全国10ヶ所キャパ7200(内最大のホールは1000人)に対して、売れたのはわずか2100席。幾つかの会場ではチケットが100枚も売れず、チケットの券面には「ALL STANDING」と印刷してあるのに会場に行ってみるとパイプ椅子が並べてあり無意味な花道まで作られていたなどという恥ずかしい例もあった。むろん全公演大赤字であった。
 
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須藤さんはこんな大きな会場でチケットが売れる訳無いと言ったが大宮さんは「大丈夫。売れますよ」と笑顔で答えた。
 
まあ前回のツアーはホントに何も広報しなかったからね〜。私もアニメの主題歌の件で多忙だったので放置していたが、公式サイトにも掲載されなかったし、ぴあにも載ってない。むしろ2000枚も売れたのが奇跡だ。
 

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そしてファンの声。
 
「でもこれ・・・・・」
「ね、まさかケイはローズクォーツの公演まで掛け持ちするつもりでは?」
「いや、出ないでしょ。ローズクォーツのツアーはOzma Dreamが歌うと記者会見で言ってたし」
 
「時間帯がぶつかってるから物理的に不可能」
「でもケイのことだし」
「まさか」
 
「5月11日の南相馬だけは時間帯がぶつかってない」
「いや、南相馬は交通の便が悪すぎる。掛け持ちは物理的に不可能」
「でもケイなら」
「うーん・・・」
 
しかしこの「まさか・・・」という微妙な憶測が、ローズクォーツのチケットの販売を促進した感じであった。
 

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ローズクォーツのチケット(総販売数15000席)は東京・大阪・名古屋の分は1週間で売り切れ、それ以外の会場の分も4月20日の段階でだいたい7割程度売れていた。公演地合わせ作戦は大宮副社長の発案であったが、美事に的中した感じだった。それに今回はちゃんと宣伝してるし!!
 
これが2年前のツアーでは、キャパの半分以上売れたのは最後の2日間の東京・横浜のみ。最後だけ売れたのは、最終日直前になってやっとローズクォーツのファンにライブがあることが主としてクチコミにより広まったからであった。
 
しかしこれまで全然売れていなかったチケットが、私が辞めることにした途端売れてしまったのは、私としては複雑な思いであった。
 
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■夏の日の想い出・1羽の鳥が増える(6)

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