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■夏の日の想い出・セーラー服の想い出(6)

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新幹線は11時前に京都駅に到着。ボクらは駅前でバスに乗り換える。バスは京奈和自動車道を通って奈良市内に行き、お昼を食べた後、春日大社・東大寺・興福寺に行った。
 
興福寺の阿修羅(あしゅら)像の前でボクたちは足を止めた。
 
迦楼羅(かるら:ガルーダ:神鳥)・緊那羅(きんなら:音楽の神)など八部衆が壁に沿ってずらりと並ぶ中、やはり阿修羅は一際強い存在感を放っている。
 
「きれーい!」
「ってか可愛い」
「これって女の子だよね」
「けっこう意見が分かれるみたいよ。男の子だと感じる人もいるみたい」
 
「男とみるか女とみるか意見が分かれるって冬ちゃんみたい」
「いや、冬子は男の子だと思う人いない」
「あ、そうか!」
 
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「でも本来、阿修羅って争いばかりしてる部族ってことになってるんだけど、ここの阿修羅像には、争いとか諍いとかいうイメージは全く無いね。平和そのものって感じだよ」と彩絵が言う。
 
「アシュラというのはインドでの言い方で、ペルシャではアフラって言うんだよ。インドではアシュラが悪い神でデーヴァというのが良い神。ところがペルシャではアフラが良い神で、ダエーワが悪い神。アフラの頂点がアフラマズダ」
と若葉が博識な所を見せる。
 
「ああ、アフラマズダって聞いたことある」
「デーヴァとダエーワって似てるね」
「同じ言葉だろうね。ミシンとマシン、アメリカンとメリケンみたいな同根語だよ」と若葉。
 
「インドとペルシャで良い神と悪い神が入れ替わるんだ?」
「つまりさ、インドもペルシャもアーリア人の末裔だけど、インドに来た人たちの信奉した神がデーヴァで、ペルシャに来た人たちが信奉した神がアフラで、お互いに対立していた部族の神を悪い神だと言ったんじゃない?」
と若葉は言った。
 
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「なるほど!」
「あ、アーリア人の大移動って、なんか社会で出てきたね」
「BC2000年だよね」
 
「でもこの阿修羅像、誰かモデルがいたのかなあ」
「光明皇后だとか、称徳天皇だとかいう説があるよ」
「どちらにしても、男勝りの女性だ!」
「それで中性的な雰囲気なのかな」
「冬子の中性的な魅力とは少し方向性が違うんだね」
「はいはい。私は随分『女勝り』って言われたよ」
「自己申告、殊勝である」
 

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興福寺の後はバスで1時間ほど移動して、法隆寺に行った。ここの五重塔の前で記念写真を撮る。ボクはもちろんちゃんとセーラー服で写真に納まった。男女で左右に分かれて並んだが、私は女子の並び、日奈と若葉の間で笑顔で写っていた。他にもお互いのデジカメで思い思いの組合せで写真を撮りまくった。
 
法隆寺の後は1時間半ほど掛けて京都市郊外のホテルに行く。京都駅から奈良まで、奈良市から斑鳩まではけっこう道が混んでいたのだが、斑鳩から近畿道・名神経由で京都までは比較的スイスイ行き、18時前にホテルに着いた。
 
食事は2グループに分けてになるとのことで、ボクたち2組は後のグループと言われたので、まずはお部屋に入った。本来ツインの部屋にエクストラベッドを2個入れて4人泊まれるようにしてあるが、元々の部屋が結構広いのでベッドを4つ置いても、充分余裕がある感じであった。
 
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なんとなく雰囲気で各々使うベッドを選び、寝転がっておしゃべりをした。
「でも今日はちょっと疲れたね〜」
などとボクが言っていたら、若葉が
「元気が出るお薬、注射してあげようか?」
などと言い出した。
 
「・・・若葉って、いつも思うけど、なぜそういう用意がある?」
「気にしない、気にしない」
と言いながら、若葉はバッグの中から注射器とアンプルのセットを取り出す。
 
「これ、腕に打ってもいいし、お尻に打ってもいいけど、どちらにする?お勧めはお尻」
「腕でお願いします!」
 
若葉はアンプルを開封して注射液を注射器で吸い上げると、針のキャップを外し、少し液を出して空気を排出する。そしてボクの左腕の袖をめくると、アルコール綿で消毒し、針を刺した。
 
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若葉にはこれまでも何度か栄養剤とかを打ってもらったことがあるがとても針を刺すのが上手い。ほとんど痛みが無い。若葉はゆっくりと薬剤を注入した。
 
「これって、前にも打ってもらったブトウ糖か何か?」
「違うよ」
「え?何のお薬?」
「ここに書いてあるじゃん」
 
アンプルには「Pelanin depot」と書いてある。英語の文字の下にタイ語っぽい記載もあるので、おそらくタイから直接輸入したものだろう。
 
「このお薬の名前知らなかった?」
「ううん」
「エストラジオール(女性ホルモン)だよ」
「ぶっ」
 
ボクは思わず咳き込んだ。
 
「これ打っておけば、冬は2〜3日は男性能力使えないだろうから同じ部屋で寝ていてもお互いに安心」
などと若葉は言う。
 
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「おお、それは良いことだ」と日奈。
「2〜3日で済むの? ずっと男性能力戻らなかったりしない?」
と心配そうに亜美。
「ああ。冬はふだん飲んでる女性ホルモン剤は一週間くらい飲まない方がいいね」
などと若葉は言う。
 
「そんなの飲んでません」とボク。
「ほんとに? 冬の雰囲気って、絶対ホルモンやってると思ってたのに」
と若葉。
「やってないよ〜」
 
「だっておっぱいあるじゃん」
若葉とはいつも一緒にプールに行っているので、胸もいつも見られている。
 
「だから、これはビッグバストドロップを飲んでるからだって」
「それ絶対嘘。あんなの飲んで、おっぱい大きくなる訳無い」
「ああ、あれは効かないみたいね。うちの姉ちゃんも一時期飲んでたけど、効果無いってゆってやめたよ」と亜美。
 
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やがて食事の時間になり、みんなで食堂に移動した。食事はハンバーグセットという感じだが、見ただけで自分には全部食べきれないと思った。
 
「ねえ、若葉。このスパゲティとかライスとかもらってくれない?」
「いいよ」
と言って、若葉はボクの皿からスパゲティを自分の皿に移し、ライスは皿ごと持って行った。
「でもホントはちゃんと食べた方がいいんだけどね」と若葉。
「ちゃんと食べないとおっぱいも大きくならないよ」と日奈。
「えーっと、そんなに大きくならなくてもいいかな」とボク。
 
食事の後は、いったん部屋に戻ってから、お風呂に行く。ここのホテルは部屋にはトイレだけがあり、お風呂は大浴場に行く方式である。ボクたちは体操服に着替えてからお風呂セットを持ち、一緒に地下の大浴場に向かった。みんな行くので15人くらいの集団になる。
 
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行く途中のおしゃべりが盛り上がったので、ボクたちはそのまま女湯の脱衣場に入り、服を脱いで浴室に入り、身体を洗って浴槽に入る。さらにおしゃべりが続いて、かなりしてからひとりの子が「あっ」と言った。
 
「どうしたの?」
「いや、冬ちゃん、何だかふつうにここにいるなと思って」
「え?いちゃいけない?」
と言ってボクは笑う。
 
「うーん。。。そう開き直られると。ま、いっか」
「ふつうに女の子の身体に見えるよね」と美枝。
「ってか、どう見ても女湯に場慣れしてるよね」と若葉。
 
美枝・若葉とは昨年の夏にも陸上部の合宿で一緒にお風呂に入っている。
 

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「おっぱい、あるね」と言って触られる。
「小さいけどね」
「ホルモン飲んでるの?」
「飲んでないよ。バストアップのサプリは飲んでるけど」
「へー、あんなの効くの?」
 
「それ、絶対嘘だと思うんだけどね」と美枝。
「たぶん冬はホルモン飲んでると思うなあ」
「飲んでないってのに」
 
「まあ、いいや。下の方は?」
「誤魔化してる」
「付いてるんだ?」
「うん。付いてるけど、絶対、人には見せない」
「へー」
 
「たぶん冬のおちんちんを見たことのある子は物凄くレアだよ。男の子は誰も見たことないらしい。女の子でも見たことのある子は数人。私も見てないんだよね」と美枝は言ってから「若葉は見たことあるよね?」と訊いた。
 
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「うん。見たことあるし、生で触ったこともある」と若葉は笑顔で言った。
「えー?触ったの?どこで?」
 
「私、冬とは毎週週末にプールで泳いでるからね。更衣室で触ったことあるし、去年の陸上部の合宿では冬を解剖したしね」
「ああ、やったね。途中で逃げられたけど」
 
「おお!解剖、解剖!楽しそう」
「解剖してみたいね」
「勘弁して〜」
 
「でも解剖しなくても、今既に全裸じゃない?」
「確かにそうだ!」
 

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そんなことを言っていたら、1組の森島先生が浴室に入ってきた。
「あ、先生、こっちこっち」
といくつかのグループで呼ぶので、先生はあちこちに顔を出してから、こちらの会話の輪にも寄ってきてくれた。
 
「みんな、今日は疲れなかった?」と先生。
「移動距離が長くて疲れました」
「私は春日大社から興福寺まで歩いたので疲れた」
などと言う。
「でも明日はもっと歩くからね」
「わあ」
「今日は足のマッサージお互いにしようよ」
などと何人か言い合っている。
 
「あれ?唐本さんだ」と先生はボクに気付いた。
「どもー」
「なんか普通に女の子の中に埋没してるから気付かなかった」
「あ、冬はそれがいちばん大きいんですよ。この子、雰囲気が完璧に女の子だから」と若葉。
 
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「体形も完全に女の子体形だよね」と美枝。
「へー。ああ、おっぱいもあるしね。少し小さいけど」と先生。
「ええ。これ以上大きくすると、男として生活できなくなるので、このサイズで止めてます」
とボクは言ったが、
 
「冬はとっくの昔に男としては生活できなくなってると思う」と倫代。
「おっぱい、これだけあったらもう男湯には入れないよね」
「ってか男子用水着には、なれないよね」
「ブラ跡も付いてるしね」
「いや、そもそも冬は男として生活していたことがないと思う」と日奈。
「うむむむ」
「よし、冬には強制的に女性ホルモンを飲ませよう」
「強制的になの?」
 
「そうそう。何人かで押さえておいて、口をこじ開けて女性ホルモンの錠剤を飲ませる」
「いや、女性ホルモンの注射しちゃった方がてっとり早いよ」
「その前に去勢しちゃおう」
「ああ、それがいい」
 
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ボクはもうただ笑っていた。
 

お風呂の後は、みんなでロビーに行って、湯上がりの身体を涼ませながら、クラスも入り乱れておしゃべりを楽しむ。ボクはふと喉が渇いたのでひとり立って、廊下の自販機の所に行った。烏龍茶のペットボトルを買って戻ろうとした時、男の子に呼び掛けられた。
 
「ね、ね、唐本さん、ちょっと相談があるんだけど」
振り向くと《吟ちゃん》だ。
 
「うん。いいよ。そこ、バルコニーに出ようか」
と言って、ボクたちは戸を開けて建物の外に出た。
 
「凄いね。女子制服で修学旅行に出てくるって勇気ある!」と吟ちゃん。「吟ちゃんも女子制服で来れば良かったのに」とボクは言った。
「私、とても無理〜。そもそも女子制服持ってないし」
 
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吟ちゃんはいつも女言葉である。そしていつも「女の子になりたい」と言っている。でも、女の子のおしゃべりの輪には入る勇気が無いみたいで、でも男の子たちと話すのも苦手みたいで、いつもポツンとひとりでいる。その姿は自分のかつての姿を見るような気もしたけど、教室の中では表面的には男の子の振りをして行動しているボクよりも、普段から《女》を強調していて、授業中もいわゆるオカマ声で女の子のような話し方をする。(ボクは今回の旅行では女声・女言葉だが、ふだんの授業中は男声で男言葉で話している)
 
だから「女の子になりたい男の子」という面では、ボクより吟ちゃんの方がよほど目立っているのである。実際ボクの女性志向を知らない先生・生徒はたくさんいたはずだが(さすがに今回の修学旅行で広く知られてしまった気がするが)、吟ちゃんの女性志向を知らない先生・生徒は多分いない。
 
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■夏の日の想い出・セーラー服の想い出(6)

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