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■夏の日の想い出・セーラー服の想い出(2)

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「横になって」
「ほんとに切るの?」
「もう覚悟を決めなよ」
 
「うん」
ボクはまだ迷いながらもそのまま横になった。本当に切られちゃうのかな・・・・
 
「膝を立てて、身体から力を抜いて」
「うん」
「目を瞑ってた方がいいね」
「分かった}
 
何か冷たい金属がおちんちんの根元に接触した。きゃー。ホントにホントに切っちゃうの!? えーん。でも切られたい気もする。心臓がどきどきする。そして鋭い痛みがした。う。。。。。
 
と思った次の瞬間、ボクは「え!?」と思った。
「ちょっと、ちょっと」
「動かないで」
「うん」
 
きゃー。ちょっと〜。これって、あれ・・・・されてんだよね?
それは深く深く、入ってきた。
何これ? 気持ちいいけど・・・・
 
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「もしかして初めて?ここに入れられるのって?」
「初めて」
「じゃ、私、冬のバージンもらっちゃったのね」
「あはは」
 
「このまま出し入れすると、気持ち良いらしいよ。そのまま逝くまでやってみる?」
「勘弁してください」
「自分で握って出し入れしてもいいよ。私、後ろ向いてるから」
「いや、もういいです」
「じゃ、抜くよ」
「うん」
 

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奈緒はボクのあそこから、入れていたものを抜くと、しばらくボクをそのまま放置してくれた。抜かれるとホッとした気分になるが、すぐには動けない。ボクはしばし放心状態に近い状態だったが、やがて少し気持ちが落ち着いてくる。
 
「何を入れたの?」
「これ」
と言って見せてくれたのは、ビニールのようなものに覆われたマジックインキだ。
 
「あはは」
「冬はヴァージンをマジックインキに捧げちゃったね」
「うん。まあ、いいか」
「でも、これで冬は女になったんだよ」
 
「うっ・・・・たしかにやっちゃうことを女になるとは言うけど」
「でも冬のおちんちんは最後まで大きくならなかったね」
「それは男の子の器官だから」
「やはり、冬って女の子なんだ!」
「そうかも」
と言ってボクは微笑む。
 
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「まあ、大きくなったらホントに出血してたかもね」
「あはは」
奈緒はおちんちんの根元をカミソリでとても浅く切ったのである。傷跡は付いているものの、凄く上手に切ってあって血は出ていなかった。痛いけど!
 
「じゃ、私が証明書書いてあげる」
「へ?」
 
奈緒はレポート用紙にボールペンを走らせて
《唐本冬子は本日確かにおちんちんも切り、女になったことを証明する。2006年5月29日 横沢奈緒》
と書いた。
 
「はい。これを倫代に見せればいいよ」
「あはは。ありがとう」
「記念に冬のバージンを捧げた相手もあげるね」
 
と言って、奈緒はビニールのようなものを外してマジックインキをボクにくれた。
 
「そのビニールみたいなの、なあに?」
「ん?知らないの」
「うん」
「コンドームに決まってるじゃん」
「え?」
 
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ボクは初めてそのことに気付いて真っ赤になってしまった。
 
「ああ。純情だ! コンドームって見たことなかった?」
「うん」
 
「じゃ、これもあげるけど、臭うから捨てた方がいいよ」
「うん、さっき毛をそったのと一緒に捨てるよ」
 
ボクはビニール袋をもらい、そのあたりの様々なものをまとめて入れた。服を着るが、切った所が下着で押さえると出血する可能性があるので、ナプキンを1枚恵んでもらって、パンティに貼り付けておいた。
 
「冬から私がナプキン借りたこともあったしね」と奈緒。
「そうだね」
 
「ところで痛くない?」と奈緒は訊く。
「前も後ろも痛い」
「それは冬が女になった痛みだね」
「うん」
 
「まあ、でもできるだけ早くおちんちんもタマタマもホントに取っちゃった方がいいよ」
「考えとく」
 
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「ついでにこれもあげるから、飲んじゃいなよ」
と言って、奈緒は机の中から何かの薬の瓶を出し、錠剤を5粒くれた。
 
「なあに?」
「私が使ってる生理不順の薬」
 
「・・・・」
「のんでみない?」
「飲んじゃう」
と言ってボクはその錠剤を飲んでしまった。漢方薬独特の苦みが口の中に広がる。
 
「ふふふ。これでもう冬は完璧に女の子」
「うん」
「これ、自律神経の乱れを整える効果があるから、冬みたいなタイプには実は合う薬なんだよ。冬って自律神経弱いでしょ?」
「うん」
「ただ、男性に飲ませることはまず無い薬だから、男性機能にどう作用するかは私もよく分からないけどね」
「あはは」
 
「じゃ、またね」
「うん。おやすみ」
 
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家に戻ると、姉から声を掛けられた。
 
「倫代ちゃんって子から電話があったよ」
「あ、うん」
「朝7時に音楽室に集合だって」
「7時!?」
「ちゃんと《制服》着て来てね、だってよ」
姉はその《制服》というところに妙にアクセントを置いた。
「うん、分かった」
 
そうだ! 明日の朝、ボクどうやって出て行こう!?
 

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翌日の朝。ボクはお味噌汁を作り、お父さんのお弁当を作ってから、塩鮭をロースターに入れてタイマーを掛けた。自分だけ先に御飯を食べてから起きて来た母にタッチして自分の部屋に戻る。
 
昨日学生服の上下を倫代に取り上げられてしまったので、学校に着ていくものが無い。ワイシャツは手に取ってみたものの、ズボンが無いのではどうにもならない。体操服で出て行こうかなと思ったものの、倫代は「制服を着て来て」
と言ったらしい。
 
ボクはふっと溜息を付くと、ワイシャツをスポーツバッグに入れ、セーラー服の上下を身につけた。居間の方の様子をうかがう。一応今日は6時40分くらいに出ることは母に言ってある。でもこの格好見られたくないな・・・・
 
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母がトイレに入った様子。よし。今だ。ボクは部屋を出た。
 
するとそこにちょうど襖が開いて姉がパジャマのまま起きてくる。
「あ、お姉ちゃん、お早う」
「うん。冬、お早う」
と姉は言って、ボクを見つめ「ふーん」という顔をする。ボクはそのまま居間を通過し、玄関に行く。
「行ってきます」と大きな声で行って、ドアを開けた。玄関のドアが閉まるのと同時に母がトイレから出てきたような音がした。
 
こうしてボクのセーラー服での通学初日!?は始まった。
 

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早朝の道は気持ちいい。まだ5月30日。今の時期の早朝はまだ涼しい感じで、スカートで歩くのはちょっと寒いくらいだったが、ボクは女子の制服を着て自分が歩いているということに少し気分が昂揚していて、そんなに寒さは感じなかった。
 
学校に着いて音楽室に行く。倫代はもう来ていた。
「お早う」
「お早う」
と挨拶を交わす。
 
「偉い偉い、ちゃんと女子制服で出てきたね」
「だって男子制服を取り上げられたから。あれ捨てちゃったの?」
「ふふ。どうかな。おちんちんは切ったの?」
 
「えーっと・・・・これを奈緒が書いてくれた」
 
ボクは昨夜奈緒が書いた
《唐本冬子は本日確かにおちんちんも切り、女になったことを証明する》という奈緒の「証明書」を見せる。
 
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「うーん。。。何だか怪しげだなあ。でもこれ確かに奈緒ちゃんの字だし。まあいいや。冬子が女の子になったんなら、ズボンだけでも返してあげるよ」
「助かる」
 
「でも合唱部では、ちゃんと女子の制服を着てて」
「うん、そうする」
「それとこれから毎日、通学はセーラー服にしよう」
「えー!?」
「これから大会まで毎日朝練するし、放課後も練習あるから、冬子は朝は通学してきたままの格好で音楽室に来て、帰りはまた女子制服になってここで練習してそのまま帰ればいいのよ」
「なるほど」
「授業中はワイシャツとズボンでもいいよ」
「うん、そうする」
 
「昨日、どういう形で冬子が女の子になったのかは知らないけど、多分意識はもう女の子の意識になってるよね?」
「うん」
「それで女子の制服を着てれば、恋愛問題は生じる可能性無いから私も安心」
「うふふ」
 
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やがて日奈や亜美、光優など数人の3年生に10人ほどの2年生が出てきて合唱部の朝練が始まる。ピアノは弾ける人が交替で弾こうということで、その日はボクが演奏した。
 
「ねえ、冬ちゃん、いつもよりピアノがうまい気がする」と日奈。
「ああ、冬子は女子の服を着ているとピアノがうまくなる」と倫代。
「へ?」
「ピアノだけじゃなくて、何でも能力が上がる。足は速くなるし頭もよくなるし」
「だったら、いつも女子の服を着てればいいじゃん」
「私もそう思う」
 
ボクは頭を掻いた。
 
朝練が終わってからワイシャツとズボンに着替えて教室に行き、朝礼に出る。
 
「おい、唐本もう衣替えなのか?衣替えは1日だぞ」と担任の先生から言われた。
「済みません。うっかり勘違いして学生服をクリーニングに出してしまったので」
「それなら仕方無いな。お前って結構うっかり屋なんだな」
 
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などというやりとりがあった。
 

結局その日からボクは毎日朝はセーラー服(夏服)で出てきて、合唱部の朝練に参加し、それからワイシャツと学生ズボンに着替えて教室に行き、授業を受けて、放課後はセーラー服に着替えて音楽室に行き、合唱部の練習をして、そのままセーラー服で帰宅するようになった。
 
さすがにこんな生活をしていたら、その内、セーラー服着ている所を母に見られるかな、とも思ったのだが、幸か不幸か、この時期は一度も母にはそれを見られなかったのである。ボクが毎日セーラー服で通学しているので姉はニヤニヤしてボクのことを見ていた。
 
この時期、恋人のSとは主として昼休みに校内のあまり目立たない場所でデートしていた。お互い部活があるので、帰りはバラバラになってしまう。昼休みがいちばん都合が良いのである。
 
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ただ、ボクは倫代や奈緒たちの唆しもあり、あらためて自分が女の子だという意識が強くなってしまい、女である自分が女の子のSと交際していていいのだろうかという疑問のような葛藤が、心の中で強くなっていた。それは結果的にはボクのSに対する消極性のようなものにつながっていたのかも知れない。
 

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「最近、冬って学校にもセーラー服で通学してるよね」と若葉が言った。
 
若葉とは毎週土日に一緒にプールで泳いでいる。プールに行く時はいつも私服の女の子の服を着ていたのだが、この時期はもうノリで女子制服で出かけていた。若葉もセーラー服である。
 
「うん。ボクの恋愛対象が男の子だと思ってたから合唱部に入れたのに女の子と恋愛するなんて、と言われて学生服を取り上げられちゃったから」
「それで素直にセーラー服で通学しちゃうのが、冬だね」
と若葉は呆れたように言う。
 
「うん。ボクって何でも無条件に受け入れちゃう性格だなとは思うけどね」
「もうこのままずっと卒業まで女子制服?」
「まさか。18日の合唱部の大会までだよ」
「ふーん。じゃ、その後、水泳部の大会に出てくれない? 女子として出て欲しかったんだけど、無理みたいだから、男子の部ででもいいよ」
「女子の水着を着てもいいの?」
「うん。それは確認した」
「じゃ、合唱部の大会終わってからね」
 
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■夏の日の想い出・セーラー服の想い出(2)

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